「LINEオープンチャットでオンラインサロンは運営できる?」
「すでにLINE公式アカウントを開設しているけれど、併用は有効?」
このようなお悩みを抱えていませんか?
LINEオープンチャットは、オンラインサロンとして活用可能です。LINEユーザーにとって利便性が高く、参加の障壁が低いため、集客しやすいでしょう。
ただし、注意点もあります。LINEオープンチャットは営利目的の利用を禁止しているため、あからさまな営業活動ができません。規則を踏まえた上で、運営する必要があります。
この記事では、LINEオープンチャットのオンラインサロン運営について解説します。開設方法や注意点、運営のポイントについて触れています。
プラットフォーム選びにお悩みの経営者の方は、ぜひ最後まで読んでオンラインサロン開設の参考にしてください。
そもそもオンラインサロンとは?
オンラインサロンとは、有益な情報が得られるクローズドなコミュニティのこと。ファンクラブと類似していますが、大きく異なる点があります。それは参加者が「参加者同士が有益情報を交換し合い、有効活用できること」です。
現在は月額会費制のオンラインサロンが多く、定期的な収益源としている企業もあります。
ただ今回紹介するLINEオープンチャットは、営業活動が制限されているため、会費などの直接的な収益化は困難です。詳しくは、後述する注意点の章を参考にしてください。
SNSを利用したオンラインサロンとしては、Facebookグループも人気です。
詳しく見ていきましょう。
オンラインサロンの魅力は「クローズド空間でのコミュニケーション」
オンラインサロンとは、一般公開されていない情報を交換し合うクローズドなコミュニティのこと。参加者と同様に、主宰者も交流によって人脈作りに役立ちます。
有益な情報を提供するコミュニティとして有名になることで、自社の認知度アップも可能です。
オンラインサロンに最適なプラットフォームは、目的や参加者のニーズによって異なります。プラットフォームの選び方に関しては、こちらの記事を参考にしてください。
LINEオープンチャットとFacebookグループの違い|匿名or実名
SNSの機能を活用したオンラインサロンは、LINEオープンチャットだけではありません。たとえば、Facebookグループがあります。
2つの大きな違いは、参加者の実名公開の可否です。
Facebookユーザーの中には、ビジネスにアカウントを活用する人もいます。ターゲットによっては、オンラインサロンのプラットフォームとしてFacebookを選択してもよいでしょう。
しかしFacebookは実名登録が基本です。Facebookアカウントを有しているとしても、「匿名でオンラインサロンに入会したい」と考える人もいるでしょう。
その点、LINEオープンチャットは匿名制。誰でも気軽に参加できるため、入会のハードルが低く、見込み客の育成にも役立ちます。
Facebookグループを利用したオンラインサロンに関しては、こちらの記事を参考にしてください。
LINEオープンチャットは「管理人がいる匿名制のグループチャット」
LINEオープンチャットは、いわば管理人がいる匿名性の高いLINEグループチャットです。参加者はプライバシーを守りながら、交流を楽しめます。
この匿名制は主宰者側にもメリットがあります。
「自由に交流できるオンラインサロンにしたい」
という企業におすすめです。
無料で開設できるため、オンラインサロン開設費用も削減できます。
「オープン」という名前ですが、招待制にすることも可能です。運営者の設定によって、クローズドなコミュニティが実現できます。
コミュニティ型オンラインサロンに最適!
LINEオープンチャットの主な特徴は、以下の通りです。
- 公開設定による招待制が可能
- 匿名制のグループチャット
- 基本的な仕様がLINEと同じ
参加者はお互いのアカウントを公開せずに交流可能です。オープンチャット内では、自由なハンドルネームを使用して参加できます。
「個人のLINEアカウントで、オンラインサロンに入会するのは抵抗がある」と考える人でも、気軽に参加できるでしょう。
基本的な機能は、個人アカウント同士のLINEグループと同じです。オープンチャット内でもLINEスタンプが使用でき、参加者同士のコミュニケーションが取りやすい点も特徴の1つです。
LINE利用率が高いため集客しやすい
LINEは日常の連絡ツールとして利用されており、さまざまな年齢層の利用率が高いSNSです。こちらの表をご覧ください。
数あるSNSの中で、どの年代においてもLINEの利用率がトップになっていることがわかります。
LINEオープンチャットであれば、参加者はオンラインサロン用のアカウント作成の手間が不要です。
2022年7月時点のオープンチャット利用者は約2,200万人です。LINEユーザーの認知度が高く、参加するハードルが低いため、集客しやすいでしょう。
ユーザーの利便性に長けたオンラインサロンとして運営可能です。
LINE公式アカウントとの併用が有効
「LINEオープンチャット」と「LINE公式アカウント」は、どちらもLINEが提供するサービスです。
LINEオープンチャットをオンラインサロンとして活用するのなら、LINE公式アカウントとの併用をおすすめします。
メンバー同士の繋がりを断ち、相手に直接メッセージを送りたいときに活躍するのがLINE公式アカウントです。
LINE公式アカウントは、いわばLINE版のメルマガです。メッセージの送受信ができるため、相手と1対1で向き合うことができます。
LINE公式アカウントはオンラインサロン運営だけでなく、集客やマネタイズにも活用可能です。詳しくはこちらの記事を参考にしてください。
今後追加予定の機能
LINEオープンチャット公式サイトは、2022年8月に3周年特設サイトを公開しました。
特設サイトによると、2022年8月時点で今後アップデートが予定されている機能は、以下の3つです。
- ボイスチャット機能
- サブチャット機能
- 公認メンター・公認アンバサダー制度
ボイスチャットはリアルタイムの音声によるやりとりが可能になり、オンラインサロンが盛り上がるでしょう。
オンラインサロンの参加者が増えるとトーク数が多くなり、新規メンバーは過去のトークに遡ることが手間になります。過去にどのようなやりとりがあったのか確認する際に便利なものがサブチャット機能です。
参加者が関心深い分野のサブチャットルームを設けることで、コミュニティとしての活性化が期待できます。
さらにLINEオープンチャット公認のメンター・アンバサダー制度が取り入れられる予定です。
LINEオープンチャット事務局認定のオープンチャットになれば、信頼性が高まります。ユーザーが抱く安心感は、参加者増加の要となるでしょう。
LINEオープンチャットの開設方法|オンラインサロンの始め方
LINEオープンチャットの開設手順は、以下の通りです。
- トークをタップ
- オープンチャットをタップ
- 作成をタップ
- 利用規約とポリシーを読み、同意をタップ
- オープンチャット名を入力する
- 次へをタップ
- ニックネームを入力する
- 完了をタップ
この8ステップでオープンチャットルームが作成できます。
LINEオープンチャットの開設方法は、こちらのYouTubeチャンネルでわかりやすく紹介しています。
LINEオープンチャットによるオンラインサロン運営の注意点・対策
ここでは、LINEオープンチャットをオンラインサロンとして活用する際の注意点を紹介します。
運営の際に注意すべき点は、おもに以下の2つです。
- 営利目的の利用を禁止している
- 通知に煩わしさを感じたメンバーは退会しやすい
営利目的の利用を禁止している
LINEオープンチャットは人脈作り、情報共有を目的としたビジネスコミュニティとして利用可能です。ただし原則として、営利目的の利用を禁止しています。
そのため、LINEオープンチャット内では直接的な営業ができません。
LINEの利用規約では原則として営利目的でのご利用は禁止しておりますが、オープンチャットではそのサービスの特性上、違法な商業活動が強く疑われるなどの場合でない限りは、企業様のご利用を禁止行為として扱わない方針を取っております。
引用元:LINEオープンチャット公式サイト
自社からメンバーに向けた営業メッセージを送信する場合は、前述したLINE公式アカウントの併用がおすすめです。1対1での対話となるため、LINEオープンチャットでは公開できない情報を伝えるツールとして活用可能です。
公式アカウントを含むLINEビジネスに関しては、こちらの記事で紹介しています。ぜひご参照ください。
通知に煩わしさを感じたメンバーは退会しやすい
LINEメッセージと同様に、オープンチャットのトークもスマホに通知されます。オープンチャットが盛り上がると、メンバーの中には通知の多さに煩わしさを感じる人もいるでしょう。
せっかくオープンチャットに参加してくれたとしても、頻繁な通知に嫌気がさし、退会に繋がることが考えられます。
通知の頻度による退会を予防する対策としては、オープンチャット内であえて通知オフについて促すことが有効です。
快適にルームを利用してもらうためにも、メンバーに配慮しながらオンラインサロンを運営しましょう。
LINEオープンチャットの集客方法
LINEオープンチャットを開設したあとは、ルームへの集客が必要です。オンラインサロンの認知度を高め、参加してもらう方法を紹介します。
- LINEユーザーの目に留まる仕組みを構築する
- SNSで集客する
- 「カテゴリーの急上昇枠」を狙う
詳しく見ていきましょう。
LINEユーザーの目に留まる仕組みを構築する
集客にはLINEオープンチャットの検索で上位表示を狙う方法が有効です。
オープンチャットに参加したいLINEユーザーには、以下のようなニーズがあります。
「役立つ情報が欲しい」
LINEユーザーは関心のあるキーワードを検索バーに打ち込み、自分に合ったオープンチャットを検索します。
自社のオープンチャットを見つけてもらうためには、以下の内容を意識すると良いでしょう。
- ルーム名
- 説明文
- テーマ
- 関連するキーワード
これらにLINEユーザーの関心ごとであるキーワードを含めると、目につきやすくなります。いち早く自社のルームを見つけてもらうために、工夫しましょう。
SNSで集客する
Twitter、InstagramなどのSNSを活用し、LINEオープンチャットを宣伝する方法です。
SNS投稿の際は、以下の内容の添付を意識するとよいでしょう。
- 招待URL
- 関心を引くようなハッシュタグ
- ルームの雰囲気がわかるスクリーンショット画像
オンラインサロン専用SNSアカウントを作成することも有効です。プロフィール文にオンラインサロンのテーマや関連するキーワードを含めることで、検索ヒットしやすくなります。
「カテゴリーの急上昇枠」を狙う
LINEオープンチャットのメインページには、カテゴリー表示欄があります。
オープンチャットのルーム内の会話が盛り上がると、カテゴリーの急上昇枠に掲載されることがあるのです。
オープンチャットのカテゴリーは、たくさんの人が見る場所です。常にルームの盛り上がりを意識し、急上昇枠を狙いましょう。
LINEオープンチャットのオンラインサロン運営テクニック
LINEオープンチャットで立ち上げたオンラインサロンを成功させるためのポイントは、以下の3点です。
- オンラインサロンのテーマを明確にする
- オープンチャット内の規定を作る
- 最初の内は運営者が会話をリードする
LINEオープンチャットに限らず、どのようなプラットフォームを活用するにしても、誰のどのようなニーズに応えるオンラインサロンなのか明確にすることが大切です。
オンラインサロンのテーマを明確にする
人気のオンラインサロンにするためには、参加者の関心ごとをテーマに掲げ、トークを盛り上げる必要があります。
参加者が「思っていたオンラインサロンと違った」と感じると退会に繋がりやすくなります。参加者に楽しんでもらうように仕組み化する必要があります。
以下の記事ではオンラインサロン運営のノウハウ、参考事例を挙げ、成功の秘訣を紹介しています。ぜひ運営の参考にしてください。
ノートを活用する
メンバーに共有できるように、ノートを活用しましょう。ノートにまとめる内容は、以下を参考にしてください。
- よくある質問
- オープンチャット内のルール・マナー
- 過去に盛り上がった話題
ノートにはそれぞれ、内容に合った画像を用意すると良いでしょう。画像付きのノートは、ルーム内でノートを共有した際に目立ち、読まれやすくなります。
新たに参加したメンバーがノートを探しやすくするために、目次を作成することもおすすめです。ルームのノートが増えると、過去のノートが埋もれてしまいます。新規参加者が探しやすいように、工夫すると良いでしょう。
最初は運営者が会話をリードする
ルームが盛り上がるまでは、運営者が率先して会話に参加する必要があります。
参加者が少人数の場合は、トークが長続きしません。誰もトーク送信しない日が続くとオンラインサロン全体の盛り上がりが欠けます。
それとは逆に、同じ話題が長引いているときは、閑話休題を切り出すことも必要です。テンポよく話題を提供し、参加者同士の交流をサポートしましょう。
共同管理者を設定し、分担しながら行っても良いでしょう。
まとめ
LINEオープンチャットは、集客しやすいプラットフォームです。費用をかけずにコミュニティ型のオンラインサロンとして始めるのなら、最適といえるでしょう。
参加者は新たにアカウントを作成する必要がないため、気軽に参加してもらえます。
営利目的の利用を禁止しているため、営業活動を行う場合はLINE公式アカウントを併用がおすすめです。
- LINEオープンチャット:コミュニケーションを主とする場
- LINE公式アカウント:自社独自の有益な情報発信
このように使い分けてみてはいかがでしょうか。
さっそく紹介した内容を参考に、LINEオープンチャットでオンラインサロンを開始しましょう!
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