セミナーやスクールの顧客を増やしたい方は、インスタ集客に取り組むのがおすすめです。
インスタは画像や動画を用いて、サービスの魅力をわかりやすく伝えられます。
リール投稿で認知を拡大させたり、カルーセル投稿でナーチャリングしたりできます。
ただし、効果的なインスタ運用の知識がないと、集客につながるまで時間がかかるでしょう。
そこで本記事では、インスタ集客のメリットとコツを紹介します。
インスタ運用を外注しなくても集客効果を高めるコツを解説していますので、ぜひ最後までお読みください。
インスタ集客とは
インスタ集客とは、Instagramで見込み顧客のリードを獲得することを指します。
BtoCビジネスの集客ファネルにおいて、①を効果を最大化させるために、Instagramは利用されます。
Instagramのストーリーやリール投稿、フィード投稿などを駆使して、ターゲットに刺さる投稿を行うことがポイントです。
また、総務省によると、Instagramの利用者は10〜20代が中心です。以下に年齢ごとの利用者の割合をまとめました。
上記からZ世代向けの商品・サービスを集客・販促するのにInstagramは活用しやすいといえるでしょう。
他のSNSとの違いは?
ビジネスでSNS集客を行う場合、Instagramと他の媒体を比較することが大切です。自社のサービスにとってInstagramが最適な集客手段かを見極めましょう。
ポイントは、サービスのターゲットがSNSの利用者層に合っているかどうかです。総務省によると、各SNSの利用者の年齢層は以下の通りです。
たとえば、20代のInstagramの利用者は78.8%なのに対してXは81.6%です。20代をターゲットにするなら、Xのほうがリーチできる人数が高い可能性があるといえるでしょう。
また、Instagramは画像や動画をメインに使うため、直感的にサービスを伝えるのに向いています。
Xのようにリツイートがありませんが、リール投稿やハッシュタグにより、フォロワー以外にもリーチが可能です。
インスタ集客のメリット5選
インスタ集客のメリットを把握すると、他のSNSよりもInstagramを活用したほうが効果的な理由がわかります。
メリットは以下の5つです。
- 初期費用をかけずに始められる
- 幅広い年代が利用している
- 見込み客とコミュニケーションを取りやすい
- 商品・サービスを視覚情報として訴求できる
- ユーザーの購買行動につなげやすい
それぞれ順番に見ていきましょう。
1. 初期費用をかけずに始められる
インスタ集客には初期費用をかけずにスモールスタートで始められるメリットがあります。
アカウントの取得やポストの作成に時間と手間がかからないため、わざわざ外注しなくても簡単に運用を行えるケースが多いのです。
一方、SEOでリード獲得を行う場合、WordPressのドメインの取得に費用がかかります。
また、広告運用で集客するケースでは、1クリック単位で費用が発生します。
このため、他の集客チャネルに比べて、Instagramは費用をかけずに始めることが可能です。
2. 幅広い年代が利用している
Instagramには他のSNSに比べて幅広い年代が利用しているメリットがあります。(メイン層は10〜20代)
SNS集客で初期コストがかからないInstagramとFacebook、Xの利用者を年代ごとにまとめました。
また、全年代をひとつにしたときの利用者の割合は、Instagramは56.1%、Facebookは30.7%、Xは49%でした。
このように比較的幅広い年代が利用しているため、インスタ集客はおすすめです。
3. 見込み客とコミュニケーションを取りやすい
Instagramでは、DMやストーリー、投稿のコメントを通じて見込み客とコミュニケーションを取りやすいメリットがあります。
見込み客は販売主に問い合わせるために、電話やメールをする必要がありません。
簡単にコメントできるため、見込み客のニーズを把握できたり、リプライで購入を促せたりする機会が多くなる可能性があります。
見込み客とコミュニケーションを取りやすいことにより、販売力とマーケティング力の向上を促せるでしょう。
4. 商品・サービスを視覚情報として訴求できる
Instagramは画像や動画での投稿がメインになるため、商品・サービスの魅力を視覚情報として訴求できます。
取り扱いが難しい有形商品の説明も、文章ではなくイラストで伝えられるため、内容をパッと見で理解させられるでしょう。
また、イラストや色使いなどを工夫すると、商品・サービスのイメージを意図的に操作することが可能です。
たとえば、ネオン系のカラーを使うとユーザーにポップなイメージを連想させられます。濃紺やガンメタなどの色合いにすると、相手に商品・サービスに対する高級感を与えられます。
視覚情報として訴求すると、文字で伝えるより多くの魅力を訴求可能です。
5. ユーザーの購買行動につなげやすい
インスタ集客にはユーザーの購買行動につなげやすいメリットがあります。
Instagramの特徴は、アプリ内で商品・サービスを検索し、消費行動まで誘導する仕組みがあることです。
アプリ自体に決済機能は付いていませんが、ショップ機能によりECサイトに誘導できます。
投稿画面の左下にある「商品を見る」を押すと、画面上に商品名とECサイトのリンクが表示されるのです。
このようにInstagramでユーザーの購入意欲を高めて、そのまま購買行動につなげられるため、インスタは集客活動におすすめです。
インスタ集客のコツ10選
インスタ集客のコツがわかると、失敗せずに効果の出る施策を打てるようになります。
コツは以下の10選です。
- アカウントの目的・目標を明確にする
- 幅広い層にリーチしやすい投稿から行う
- リール投稿を積極的に行う
- カルーセル投稿を行う
- ストーリーズを活用する
- 見込み顧客に合ったハッシュタグを選定する
- 投稿をピン留めする
- Instagram広告を出稿する
- 見込み顧客にDMを行う
- Threadsと連携させる
それぞれ詳しく解説していきます。
1. アカウントの目的・目標を明確にする
まずはインスタ集客の目的・目標を決める必要があります。
目的と目標の事例は以下の通りです。
目的 | 目標 |
・認知度の向上・集客力の強化・販促力の強化・ブランディング力の強化・ファンの獲得 | ・1ヶ月後にフォロワー300人・3ヶ月以内に100投稿・6ヶ月後にお問い合わせ月100件 |
インスタ集客を実践するにあたり、上記のような目的と目標が明確でないと運用方針が変わります。
その結果、商品・サービスの集客や売上につなげられない可能性があるでしょう。
2. 幅広い層にリーチしやすい投稿から行う
最初は幅広い層にウケやすい投稿をするのがコツです。
インスタ集客を成功させるためには、より多くの母数が必要だからです。
一部の人にしか刺さらない投稿をしても、多くのユーザーに自分にとって有益でないと判断され、フォロワーは増えないでしょう。
できるだけ多くのユーザーにアプローチしたいのに、母数が少ないと、いつまでも集客に苦労する可能性があります。
まずは万人受けしやすい有益な投稿を作成し、フォロワーを増やして、集客しやすい環境を構築することが重要です。
3. リール投稿を積極的に行う
インスタ集客ではリール投稿を積極的に行うことがポイントです。リール投稿とは、最大90秒の短い動画を投稿する機能です。
アカウントをフォローしているかに関係なく表示されるため、他の投稿に比べて拡散力が高い特徴があります。
そのため、リール投稿により自社の商品・サービスの認知を拡大し、フォロワーを増やすマーケティング施策に効果的です。
認知力を高めて自社の商品・サービスの集客につながるユーザーを獲得しましょう。
4. カルーセル投稿を行う
インスタ集客でカルーセル投稿を行うと、商品・サービスの魅力を詳細に伝えられます。
カルーセル投稿とは、ひとつの投稿で複数の画像や動画をスライドショーのように表示させられる機能です。
同機能を活用すると、最大10枚の画像で商品・サービスの魅力をユーザーに届けられます。
ユーザーはひとつの投稿から多くの情報を得ることが可能です。
また、複数枚の画像でナーチャリングを行うことができ、ユーザーの興味関心の度合いを高められるようになるでしょう。
5. ストーリーズを活用する
ストーリーズを活用すると、フォロワーの「生の声」を聞きやすくなり、マーケティング施策に活かすことが可能です。
ストーリーズには、アンケートを取ったり、質問を投げかけたりできる機能があります。
それらの機能を使用すると、ユーザーが商品・サービスに何を求めているのかを把握できます。
セミナーを開催するとして、ストーリーズで参加者に質問を募集するとしましょう。
それらの質問の回答をセミナーですると、参加者の潜在的な悩みを解決でき、質の向上につながる可能性があります。
6. 見込み顧客に合ったハッシュタグを選定する
見込み顧客に合ったハッシュタグを選定することも、インスタ集客を成功させるためのコツです。
ハッシュタグとは、ハッシュマーク(#)と文字で作成するタグです。投稿内容を特定のキーワードやトピックで分類するときに使用されます。
また、Instagramで特定のハッシュタグを検索すると、同じハッシュタグを使っている投稿が一覧で表示されます。
たとえば「#経営者が集まる居酒屋」というハッシュタグを検索すると、同系統の投稿が一覧で閲覧可能です。
そのため、ユーザーにマッチしたハッシュタグを使用すると、商品・サービスの認知を高められるようになるでしょう。
7. 投稿をピン留めする
投稿をピン留めすると、プロフィールに訪れたユーザーに、訴求したい情報を見せやすくなります。
Instagramでは、特定の投稿を最大3つまで、プロフィール画面の上部に固定が可能です。
キャンペーンや商品・サービスなどの情報がプロフィールの上部にあると、ユーザーからの認知度アップにつながります。
まずはリール投稿で認知拡大や興味関心の度合いを向上を促し、プロフィールに訪れたユーザーにピン留めした投稿を見せるとよいでしょう。
8. Instagram広告を出稿する
Instagram広告を出稿すると、自社のターゲットに商品・サービスにマッチしたユーザーに情報を届けることが可能です。
InstagramとFacebookはMeta社が運営しており、登録情報が共有されているため、高精度なターゲティングを行えるのです。
Facebookに登録された性別や職業、地域などのステータスを基にターゲティングを行うため、自社にマッチするユーザーに広告を出稿できます。
たとえば、ストーリーズの広告で「〇〇へお住まいの方へ」という地域性を重視した広告を見たことがある方もいるでしょう。
自社のターゲットに効率的にアプローチできるため、フォロワーが少ないときには広告を利用するのがコツです。
9. 見込み顧客にDMを行う
見込み顧客にDMを行うのも、短期間で集客力を強めるためのコツです。
Instagramのリーチ投稿やカルーセル投稿で魅力的な投稿をしても、影響力がつくには時間がかかります。
最初は投稿数が少なかったり、フォロワーが少なかったりするため、ユーザー側からお問い合わせがくることも稀でしょう。
そのようなときは、ユーザーにDMをしてアプローチすることが重要です。
商品・サービスの質が高ければ、DMで営業しても集客できる可能性は十分にあります。
ただし、自社のビジネスに興味があるユーザーにマッチする必要があるため、最初は量をこなす必要があります。
10.Threadsと連携させる
インスタ集客を効率よく行うには、Meta社によって開発されたThreadsも活用することが効果的です。
ThreadsはInstagramアカウントと連携して利用できます。Threadsがインスタ集客に有利になる点は以下の通りです。
- Threadsの投稿をInstagramのストーリーやフィードにポスト可能
- TheredsのプロフィールからInstagramのアカウントへ飛ぶことが可能
- Instagramの投稿をThreadsにシェアするとInstagram投稿のリーチが向上
上記の③に関しては、アルゴリズムにより変わる可能性があります。
ただし、Instagram上でのビジネスの認知拡大やエンゲージメント率の向上にも寄与できるため、Threadsの活用はおすすめです。
まとめ
本記事ではインスタ集客のコツ10選を解説しました。
Instagramからインバウンドでリーチを獲得する手法だけでなく、アウトバウンドで集客する方法まで把握できたのではないでしょうか。
ユーザーに刺さるリール投稿の作成や効果的なハッシュタグの使い方をマスターするには、SNSマーケティングを学ぶ必要があります。
その反面、DMでアプローチする手段がわかると、今すぐにでも集客につなげられるでしょう。
ただし、リストを作成したり、手動でDMを送ったりする必要があるため、手間がかかる可能性があります。
最終的にはインバウンドで集客できるアカウントの構築が欠かせません。
ぜひこの機会にさまざまな集客施策を講じていきましょう。