- 起業したけれども、武器になるようなスキルがない
- スキルなしでも起業する方法はないだろうか
- 自分にもできそうな起業アイデアはないのか
上記のような悩みを抱えていませんか?
今回は、スキルなしでも起業したい人におすすめのアイデアを紹介します。
スキルなしで起業する際に重要な考え方や、起業を成功させるポイントにも触れていますので、ぜひ参考にしてください。
スキルは最小限で起業は可能!
結論からお伝えすると、特別なスキルがなくても起業は「可能」です。
突き詰めてしまえば「特別なスキル」というより、総合的にある程度は学んでおくべきではあります。
なぜ起業が可能と言い切れるかを理解するには、「そもそも起業とは何か?」を整理する必要があります。
起業の基本的な考え方について確認しておきましょう。
起業とは
起業とは「新たに事業を起こすこと」を指します。
新会社の立ち上げ以外に、個人事業や副業を始めることも起業に含まれているのです。
たとえば、週末に自宅の空きスペースを活用してカフェを始めることも立派な起業といえます。
写真やイラストなどをインターネットで販売したり、ネットショップを運営したりすることも、もちろん起業です。
「会社を設立する」「社長になる」こと以外にも、起業には幅広い選択肢がある点を押さえておきましょう。
実務を担当するか経営に回るか
起業と聞くと、自分自身が実務を担当するイメージを抱きやすいかもしれません。
実際のところ、起業した本人が実務担当するケースばかりではないのです。
一般的な会社を想像してみてください。
社長は必ずしも実務を担当するわけではなく、事業方針の策定など会社全体の舵取り役を担っているケースも多いでしょう。
個人が起業する場合にも、全く同じことがいえます。
自分自身が実務・経営どちら側に回るのも起業の形としては「あり」なのです。
事業を「プロデュースする」という発想
自分自身は実務を担当せず、人に任せることに違和感を抱く人もいるでしょう。
起業した本人がこなせない仕事を他人に委ねてしまって本当によいのか、不安に感じるかもしれません。
たとえ実務を直接担当しなかったとしても、事業を「プロデュースする」ことは可能です。
分かりやすい例として、音楽プロデューサーが挙げられます。
音楽プロデューサーは、作詞作曲や歌・演奏などを自分自身で担当するとは限りません。
アーティストをどのように売り出すかを考え、形にしていくのがプロデューサーの仕事です。
ビジネスにおいても「事業をプロデュースする」という発想へと転換することで、スキルなしの起業も十分可能になるでしょう。
スキルなしで起業する際に重要な3つの考え方
起業するにあたって軸となるスキルがない場合、そもそも「起業には特別なスキルが必要」という意識を変革する必要があります。
次に挙げる3つの考え方をヒントに、スキルが起業の足かせとなっている現状を打破していきましょう。
どんなことでも事業になる
現状のスキルが起業の足かせとなっている人の多くは、起業する際の事業内容を限定し過ぎている傾向があります。
「全く新しい事業を始めなくては」といった先入観により、起業のハードルを自ら上げてしまっているのです。
実際には、起業する際の事業内容はどんなものでも構いません。
江戸時代には「灰買い」という仕事があったことをご存知でしょうか。
どの家のかまどにも溜まっている灰を買い取って周り、洗濯や染料などに使う資源として販売していたのです。
灰買いは、灰を集めて回る労力に対して対価を支払ってもらう事業モデルといえます。
現代においても、人が困っていること・手間がかかることを代行すれば事業になり得るのです。
小さく始める
起業といっても、最初から事務所を借りたり、従業員を雇ったりする必要はありません。
高度なスキルが要求される大規模な起業を目指すのではなく、まずは小さく始めればいいのです。
もし顧客が1人でもつけば、「販売した」「サービスを提供した」という実績になります。
最初に提供した商品やサービスが不評だったとしても、失敗から教訓を得て改善を図ることができるでしょう。
万が一事業の継続が難しくなっても、小さく始めた事業であれば撤退に伴う損失も最小限で済むはずです。
はじめから大きな事業を目指さず、スモールスタートをして徐々に事業を育てていきましょう。
実務を1人でこなす必要はない
起業するにあたって誤解されやすいのが、「何でも1人でやらなくてはいけない」という点です。
もちろん事業の最終的な責任は自分自身が負うべきですが、実務に関しては外部に依頼しても問題ありません。
実際、世の中の会社では業務を外注しているケースが多く見られます。
全ての業務を社内で完結させている企業のほうがめずらしいでしょう。
自分のスキルに自信がないのであれば、スキルが備わっている人を頼ればいいのです。つまり、「人に頼る」というスキルは必要であるといえます。
あらゆる実務を自分1人でこなさなくてはいけない、という思い込みを意識的に排除していきましょう。
スキルなしでも起業できるアイデア7選
スキルなしでも起業が可能なアイデアを紹介します。
まずは無理なく始められる方法を選び、行動に移していくことが大切です。
アイデア1:副業から始める
起業といっても、初めから事業を1本に絞る必要はありません。
会社員などを続ける傍ら、副業として事業を始めてもいいのです。
副業であっても実際に事業を始めてみると、事前に想像していただけでは分からなかった気づきを得られるでしょう。
WebデザイナーやWebライター、物販など自宅で始められる仕事は数多くあります。
近年は従業員の副業を推奨する企業も増えているので、まずは副業から挑戦してみてはいかがでしょうか。
アイデア2:得意なことを事業にする
自分にとって得意なことを事業化するのも有効な方法です。
イラスト制作やハンドメイド雑貨づくりなどは、得意な人にとっては特別難しいことではないでしょう。
一方、絵を描くのが苦手な人、手先が器用ではない人にとって、イラスト制作や雑貨づくりは十分価値のあるスキルです。
自分では当たり前だと思っていたことが、意外なところで人から喜ばれるケースは少なくありません。
最近ではコンテンツや制作物を販売できるプラットフォームも数多く登場しています。
自分の「得意」や「好き」を事業にしていくのも有望な起業の手段といえるでしょう。
アイデア3:特別なスキルが不要な事業を選ぶ
そもそも特別なスキルを求められない事業を選ぶのも、スキルなしの状態から起業するには適した方法です。
ハウスクリーニングや買い物代行といった仕事は、労力さえ厭わなければ始めやすい事業といえます。
事業を軌道に乗せるには相応の努力やスキルが求められますが、最初の一歩を踏み出す際に特別なスキルは求められません。
他にも、自分が体験してきたことをブログに綴って広告収入を得る方法もあります。
起業するにあたってスキルがネックになっているのであれば、スキルを必要としない事業を選ぶ方法もあるのです。
アイデア4:必要なスキルのみ習得する
事業を始めるにあたって、必要とされるスキルだけを集中的に習得する方法もあります。
たとえば、デザイナーとして成功し、自らデザイン事務所を立ち上げるのは非常にハードルが高い目標といえます。
一方で、プレゼン資料の見栄えを多少改善したい、スライドに掲載する画像をきれいにしたいといったニーズもあるはずです。
スライド資料を論理的にデザインする方法や、画像を補正する方法であれば、短期間での習得も決して難しくありません。
業務に必要なスキルのみを習得する発想に切り替えることで、学習コストや学習期間を大幅に短縮できるでしょう。
アイデア5:クラウドソーシングを活用する
フリーランスに委託することで、事業に必要なスキルを補うのも1つの方法です。
クラウドソーシングを活用すれば、さまざまな分野で専門スキルを持つフリーランスを探すことができます。
自力で1から人材を探さなくても、すでに大勢のフリーランスが登録しているプラットフォームを活用できるのです。
自身は事業のプロデュースに徹し、実務はクラウドソーシングで発注することも可能でしょう。
従業員を雇う場合と比べて、低リスク・低コストで業務を委託できる方法といえます。
アイデア6:代理店契約やOEM契約を結ぶ
自分自身が商品やサービスを製造・開発しなくても、既存商品の販売権を認めてもらう契約を結ぶことで販売が可能になります。
代表的な契約形態は、代理店契約やOEM契約です。
- 代理店契約:商品・サービスを第三者に販売してもらう際に交わす契約
- OEM契約:他社の商品・サービスを自らのブランドとして販売する際に交わす契約
実際、自社で商品・サービスを製造・開発するのではなく、代理店として事業を展開している企業も数多く存在します。
中にはOEM契約を前提に製造されている製品もあるので、自身のブランドロゴを入れて販売させてもらえるよう交渉しましょう。
販売網や営業スキルがない場合は、Amazonやメルカリを利用すれば商品1点から販売が可能です。
すでに多くのユーザーが利用しているプラットフォームで販売すれば、初心者でも無理なく売上を上げていくことができます。
アイデア7:スキルを身につけた人材を雇う
事業資金をある程度準備できるのであれば、スキルを身につけた人材を雇い入れる方法もあります。
社員として雇用するほか、業務委託契約を締結してスポットで業務を委託することもできるでしょう。
会計業務を税理士や会計士に委託する企業が多いように、自身で対応が難しいことは専門家に委託してもいいのです。
実際、新規事業を立ち上げるにあたり、必要なスキルを備えた人材を外部から採用するケースは決してめずらしくありません。
過去に仕事で関わった方々に「〇〇のスキルがある人を紹介してほしい」と頼んでみましょう。
自分1人で乗り切ろうとせず、必要に応じて人を頼ることが大切です。
スキルなしの起業を成功させるポイント
スキルなしの起業を成功させる3つのポイントを紹介します。
特別なスキルがなくても、事業を成功させることは可能です。
次のポイントを押さえて、現状のスキルに捉われない事業アイデアを練ってみてください。
万全の状態で起業しようと考えない
起業には準備が必要ですが、「万全の準備が整うまで」起業を踏み留まるのは得策とはいえません。
実際に事業を始めてみないと分からないこと、顧客の声を聞くことで初めて気づくことも多々あるからです。
事業に必要とされるスキルに関しても、近年は急速に変化しています。
特定のスキルを十分に体得する頃には、すでにスキル自体が古くなっている可能性もあるでしょう。
少々見切り発車でも、走りながら考えていくスタンスで起業に臨むことが大切です。
「起業=特別なこと」という固定観念を捨てる
起業のハードルを自ら上げてしまわないことも非常に重要なポイントといえます。
誰も挑戦したことのないような、新規性の高い事業に挑むことだけが起業ではないからです。
すでに世の中にある事業でも、身近な人の課題や困りごとの解決に役立つのであれば立派な事業といえるでしょう。
起業を「特別なこと」「普通は実現できない難しいこと」と捉えないようにしてください。
自分にできそうなことをフラットな視点で見ていくことで、身近なところに起業アイデアが転がっていることに気づくはずです。
成功している人の真似をする
スキルに自信がないのであれば、成功している人の真似をすることから入るとよいでしょう。
真似といっても、他人が手がけている事業を完全にコピーして盗むという意味ではありません。
成功している人には相応の理由があるものです。
「自分ならこうする」といったオリジナリティにこだわる前に、まずは成功している人のやり方を見様見真似で再現してください。
全く同じことをやっているようでも、事業に携わる人が違えば自ずとプロセスや結果も異なるものになります。
ノウハウやスキルを最短距離で習得するためにも、積極的に真似をしましょう。
まとめ
スキルがなくても起業することは可能です。
スキルがなければ起業できないという思い込みを捨て、できることを事業にする・事業をプロデュースする視点を持ちましょう。
今回紹介したアイデアの中から、ぜひご自身で実践できそうな方法を見つけて起業に挑戦してみてください。
起業への第一歩を踏み出すことで、雪だるま式に新たな気づきやアイデアがもたらされるはずです。
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