「コンテンツを販売したいけれど、どのようなプラットフォームを選べばよいのだろう」
「プラットフォーム選びの基準がわからない」
このようなお悩みを抱える経営者、起業家の方は多いのではないでしょうか。
ネット上にはコンテンツ販売ができるプラットフォームが多く存在します。どのプラットフォームを選ぶべきか、迷ってしまいやすいものです。
プラットフォーム選びは、販売するコンテンツの種類、ターゲット層に合わせることが大切です。
この記事ではコンテンツ販売ができるプラットフォームを紹介します。
選び方のポイントにも触れています。ぜひ最後まで読んで、商材の魅力を引き立てる最適なプラットフォームを見つけてください。
コンテンツ販売時に意識すべき種類や特徴
インターネットビジネスのカテゴリの1つであるコンテンツ販売における代表的なものは、以下の4つが挙げられます。
- 音声コンテンツ
- 動画コンテンツ
- オンラインセミナー
- テキストコンテンツ
それぞれのコンテンツの特徴を見ていきましょう。
音声コンテンツ|ラジオのように聞いてもらえる
音声コンテンツはラジオのように、音声で情報を伝えるコンテンツです。
家事の合間や仕事の休憩中など、「すき間時間を利用して学習したい人」に対して需要があります。
中でも人気があるのが、次のような音声配信プラットフォームです。
- Voicy
- standFM
- ヒマラヤ
- ポッドキャスト
- Spotify
- Radiotalk
- Clubhouse
このようなプラットフォームで音声コンテンツを配信し、集客に役立てるという手段もあります。
配信方法は多岐に渡りますが、ホームページやブログに音声データをアップして配信する手法を用いるスクールなども増えています。
動画コンテンツ|視覚と聴覚から同時に伝える
動画コンテンツは、YouTubeをイメージするとわかりやすいでしょう。音声と映像を使うため、記憶に残りやすい特徴があります。
月額課金式に動画をアップロードしておけるプラットフォームも増えています。
- Vimeo
- Wistia
- Youtube
- 他、サーバーアップロード型プラットフォーム
アップロードしておけるデータ容量や保存期間なども考慮する必要はありますが、すべて自社サイトで管理するより、VimeoやWistia、Youtubeに保存がてらアップロードしておくという企業も増えています。
また、撮影するためには、カメラやマイクなどの機材が必要です。動画の編集スキルも求められるでしょう。
オンラインセミナー|リアルタイムでネット配信
オンラインセミナーは、ネットを使いリアルタイムで講義を行うコンテンツです。メリットは自宅から配信できること。ターゲットも場所を選ばず参加できます。
チャンネル登録してくれているファンに対してのYoutubeライブや、獲得したリストにシークレットに配信するVimeo、zoomでライブ配信をするという手段もあります。
海外で用いられている手段ですが、Discordなどのコミュニケーションツールで、入会者限定公開のライブ動画を配信することも可能です。
ただし動画コンテンツ同様、機材や編集スキルが必要です。参加者を引きつけるトークスキルも求められるでしょう。
テキストコンテンツ|文章で情報を伝える
テキストコンテンツは、おもに文章です。特別な機材を使わずに作成できるため、初期費用が抑えられます。
主に次のような手段があります。
- PDFでリストに配信
- 会員限定サイトでブログ記事を限定公開
- 有料課金にしたメールマガジンを配信
- サブスク会員に対してnotinでコラムを執筆
ただし売れるコンテンツにするためには、購入者の需要を満たす必要があります。購入者が満足できる情報量とともに、読みやすくわかりやすい文章を作成することが大切です。
商材別に厳選!コンテンツ販売できる7つのプラットフォーム
コンテンツ販売を行うプラットフォーム選びは、商材の種類に応じて選ぶことが大切です。コンテンツに適したプラットフォームを選ぶために、以下の表を参考にしてください。
プラットフォーム名 | 音声 | 動画 | テキスト | オンラインセミナー |
スキルクラウド | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
ココナラ | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
ランサーズ (スキルパッケージ) | 〇 | 〇 | 〇 | - |
Brain | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
note | - | - | 〇 | - |
タイムチケット | - | - | - | 〇 |
REQU | - | 〇 | 〇 | 〇 |
たとえば知識やノウハウをコンテンツとして販売するのなら、スキルクラウドやココナラなどのスキルマーケットがおすすめです。
知識やノウハウを詰め込んだコンテンツであれば、Brainやnote。オンラインセミナーに特化したプラットフォームには、タイムチケット、REQUなどがあります。
それぞれのプラットフォームの特徴を理解して活用し、あなたのコンテンツを販売しましょう。
さっそく各商材ごとにおすすめのプラットフォームについて、くわしく紹介します。
スキルマーケット|知識・時間を販売する
スキルマーケットとは、技術や知識を活かしたサービスの売買を行うWebサイトのことです。悩み相談や占い、イラスト、ライティングまでコンテンツとして販売可能です。
スキルマーケットであれば、手軽に受注から販売まで行えます。コンテンツ販売の初心者であれば、スキルマーケットの利用がおすすめです。
コンテンツ販売に長けたスキルマーケットには、Webサイトが挙げられます。
- スキルクラウド
- ココナラ
- ランサーズ(スキルパッケージ)
くわしく紹介します。
スキルクラウド
スキルクラウドは知的財産やスキル、時間をコンテンツとして販売できるプラットフォームです。
オーダースペースでは、自分からコンテンツを売り込むことができます。コンテンツの購入を待たずにアピールできる点が、他のプラットフォームとは異なる魅力です。
販売手数料は20%。取引成立した際に、売上金額から引かれます。
ココナラ
テレビCMでおなじみのスキルマーケット、ココナラ。
商材は動画やオンラインレッスン、ライティングなど多岐にわたり販売されています。利用者が多いため販売しやすいことがココナラの特徴です。
手数料は売上額の22%。コンテンツ販売初心者におすすめのプラットフォームです。
ココナラはビジネスパーソン向けに特化したプラットフォームとして、ココナラビジネスを展開。従来の個人間の売買だけでなく、企業向けのコンテンツ販売にも適しています。
ランサーズ(スキルパッケージ)
ランサーズといえば、クラウドソーシングとしてのイメージが強いでしょう。
あまり知られていませんが、ランサーズはスキルパッケージというコンテンツ販売に長けたサービスも提供しています。
従来の提案型に加え、スキルクラウドやココナラのように、スキルをコンテンツとして販売することも可能です。
ランサーズのスキルパッケージの納品形式は、以下の2種類。
- 納品形式
- ビデオ形式
商材に合わせて納品形式を選び、販売するスタイルです。システム手数料は5~10%。契約金額に応じて金額が変わります。
テキストコンテンツ販売におすすめのプラットフォーム
文章を商材とするのなら、販売するプラットフォームはBrainやnoteがおすすめです。特殊な機材を使わないため、各プラットフォームに登録すれば簡単に販売開始できます。
Brain
Brainは知識やノウハウに価値をつけて販売するプラットフォーム。動画や記事コンテンツを販売できます。
Brainの特徴は、アフィリエイト機能が付いていること。たとえばコンテンツの購入者が、SNSなどを利用してあなたのコンテンツを紹介するとします。
この投稿を見た人が購入すると、紹介者に紹介料が入手できるというシステムです。紹介料はコンテンツ価格の0%~50%まで、販売者が設定できます。
高クオリティのコンテンツであれば、自分で告知しなくても購入者によって宣伝してもらえる点がメリットといえるでしょう。
なお、販売手数料は12%です。
またBrainではコンテンツ販売だけでなく、Webサイトやイラスト利用の権限を販売することも可能です。
note
noteはブログのように執筆した記事を販売できるプラットフォーム。記事そのものがコンテンツとなるため、販売しやすいプラットフォームといえるでしょう。
販売手数料は購入者の決済方法に応じて、売上額から差し引かれるシステムです。購入者の決済方法によって手数料が異なります。
- クレジットカード決済 :5%
- 携帯キャリア決済:15%
- PayPay決済:7%
noteには会員制度が導入されています。会員の種類は、使用料無料の通常会員と月額500円のプレミアム会員の2つです。
記事の価格は自由に設定できますが、会員ごとに以下のような上限が設定されています。
- 通常会員の上限:10,000円
- プレミアム会員の上限:50,000円
noteはTwitterと相性がよいプラットフォームです。Twitterで記事の販売を告知する際に役立つでしょう。
オンラインセミナーにおすすめのプラットフォーム
オンラインセミナーをコンテンツとして販売したい方には、以下のプラットフォームをおすすめします。
- タイムチケット
- REQU(リキュー)
さっそく見ていきましょう。
タイムチケット
時間を30分単位で販売できるプラットフォームとして知られているタイムチケット。じつは、コンサルなどのコンテンツ販売も可能です。オンラインに限定せず、対面によるサービスも提供できます。
利用手数料は、販売額によって変動します。以下を参考にしてください。
- 5万円以下:25%
- 10万円以下:20%
- 10万円以上:15%
タイムチケットのコンテンツ販売は、オンラインセミナーだけでなく音声や動画なども出品できます。需要に応じて、ビジネスの幅を広げることも可能です。
REQU(リキュー)
REQUはブログサービスとして知られるAmebaが提供するプラットフォーム。Amebaブログと連携できることが強みです。
販売手数料は15%。オンラインセミナーだけでなく、動画やテキストなどのコンテンツ販売も可能です。
販売するプラットフォームの選び方|3つのポイント
コンテンツ販売にあたり、プラットフォーム選びに迷ったときは、以下のポイントを踏まえて登録することをおすすめします。
- ターゲット層で選ぶ
- 利用者数・知名度で選ぶ
- 機能で選ぶ
- 手数料の価格で選ぶ
くわしく見ていきましょう。
ターゲット層で選ぶ
コンテンツを販売するためのプラットフォームは、ターゲットがいることを前提に選ぶ必要があります。需要がなければ、コンテンツが売れません。
自身のコンテンツを求める人が集まるプラットフォームを選びましょう。
たとえばBrainは、ビジネスパーソンが集まりやすい特徴があります。Amebaが提供しているREQUであれば、ブログを書く主婦の目に触れる機会があるのではないでしょうか。
プラットフォームにどのような人が集まりやすいのか、登録前にチェックしておきましょう。
利用者数・知名度で選ぶ
どんなに素晴らしいコンテンツを作成しても、売れなければ収益になりません。プラットフォームを選ぶ際は、知名度や集客力を確認してから登録しましょう。
人気のあるプラットフォームは集客力が高いため、利用者が多い傾向があります。
ただし、集客をプラットフォームに頼りきるのは得策とはいえません。SNSやホームページなどを作成し、集客することをおすすめします。
SNSやブログを活用する集客方法に関しては、こちらの記事を参考にしてください。
≫ SNS集客の特徴と効果的な運用ポイント|担当者の悩み解消
≫ SNS集客のコツとは?2021年話題のTikTok売れも解説
≫ ブログで集客するなら書き方に注意!クリックされる10個のコツ
機能で選ぶ
コンテンツ販売できるプラットフォームには、利用者にとって使いやすい機能が備わっています。
たとえば以下のような機能です。
- クーポン・割引がある
- 複数の決済方法が選べる
- ポイント還元
ユーザーにとって利用しやすいプラットフォームを選ぶことで、効率的な集客が可能です。
販売手数料で選ぶ
プラットフォームでコンテンツ販売すると、販売手数料がかかります。プラットフォームに登録する際は、できるだけ手数料が安いサービスを選ぶとよいでしょう。
手数料は「販売額の〇%」と定めているプラットフォームが多いため、収益が上がれば手数料の価格も上昇します。
仮に1,000円のコンテンツを販売した場合、販売手数料が10%であれば実際の収益は900円。手数料が20%なら、手元に入るのは800円となります。
コンテンツの販売数が多くなると、手数料の差が大きくなるでしょう。
プラットフォームを利用する上で、手数料の発生はほぼ免れることができません。手数料を抑えることも選択肢に含め、最適なプラットフォームを選んでください。
もし販売手数料をかけずにコンテンツを販売するのであれば、自身のWebサイトを作り、そこで販売することをおすすめします。プラットフォームでコンテンツ販売することで認知度が上がれば、専用のWebサイトを作るとよいでしょう。
プラットフォームはユーザー目線で選ぼう!
コンテンツ販売できるプラットフォームは、商材との相性、利用者層を考慮して選ぶことが大切です。SNSや自身のWebサイトでも集客することで、購買率が高まります。
またプラットフォームは実績作りにも役立ちます。プラットフォームでよい口コミや評判を集め、実績を積み重ねることで得られるものは信頼性。信頼性を勝ち取り知名度が上がれば、今後の活動の幅を広げることも可能です。
ただしどのようなプラットフォームを選ぶにしても、購入者にとって役立つコンテンツであることが前提。コンテンツ販売で成功するためには、ユーザーが魅力を感じるコンテンツを作り、長期的なファンになってもらう必要があります。
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