- イベントを開催したいけれど、集客できるか不安
- イベントのアイデアが欲しい
イベントの開催は、うまく集客できるか不安がつきものです。
せっかくイベントを開催するのであれば、参加者がいない状態は回避しなければいけません。
この記事ではイベントの集客に有効な告知方法、成功のポイントを紹介します。
ぜひ最後まで読んで、利益につながるイベント開催にお役立てください。
イベントの準備|企画時に意識すること
イベントはあくまでも商品の購入、サービスの利用してもらうための手段です。
イベントを企画するときは、以下の内容を意識しましょう。
- イベントの目的を1つに絞る
- ターゲットを絞り込む
- ターゲットに提供できるメリットを明確にする
- ターゲットが参加しやすい開催日程を選ぶ
くわしく解説します。
イベントの目的を1つに絞る
まずは何のためにイベントを開催するのか、明確な目的を決めましょう。
イベントに人を集めるためには、開催する目的を1つに絞ることが大切です。
イベントの目的が固まっていなければ、企画やターゲットがぼやけてしまい、集客につなげられない可能性があります。
イベント開催の目的はさまざまです。
- 新規顧客の獲得
- 自社のファン作り
- 商品・サービスの認知度アップ
- 購買意欲の向上
イベントは目的を達成するための手段です。目的を明確にすることで、達成に向けてどのようなイベントを開催すべきなのか見えてきます。
参加者にどのような行動を起こしてほしいのか、イベントの方向性を決めましょう。
ターゲットを絞り込む
目的を達成するために集客したい人を絞り込みます。イベントの開催目的に合ったターゲットを設定しましょう。
「たくさんの人に参加してほしいから」という理由でターゲットを幅広く設定すると、イベントの魅力が伝わりにくくなります。これでは集客効果が期待できません。
ターゲット選定は対象者をこまかく絞り込むと、企画が立てやすくなります。
1つ例を挙げてみましょう。以下のターゲットは税理士事務所が開催する、確定申告セミナーイベントの対象者です。
・フードデリバリーを行う配達員
・個人事業主として開業届を提出したばかりの人
・確定申告に不安を抱えている初心者・未経験者
・青色申告したいと思っている人
このようにターゲットを絞ることで、企画が立てやすくなります。
購買意欲を高める目的のイベントを開催するのなら、すでに自社の存在を知っている人をターゲットに設定するとよいでしょう。
ただしターゲットを絞り込むときは、イベントの目的とズレないように注意が必要です。
セミナーの企画、集客方法に関しては、こちらの記事で紹介しています。
ターゲットに提供できるメリットを明確にする
イベントに参加してもらうためには、このイベントでしか得られないメリットを提供することが大切。
イベントに参加することで、どのようなメリットが得られるのか具体的に提示しましょう。
たとえば以下のようなメリットが挙げられます。
- 知りたい知識が得られる
- 珍しい体験ができる
- 役立つ資料のプレゼント
参加前と後ではどのようなプラスの変化があるのか、ターゲットにイメージしてもらうことが集客につながります。
ターゲットが参加しやすい開催日程を選ぶ
効率的な集客を行うなら、ターゲットが参加しやすい日程を設定しましょう。
たとえば設定したターゲットがビジネスマンであれば、週末や祝日。シングルマザーの場合は、子どもが幼稚園や小学校に通っている平日の昼間の時間帯が参加しやすいかもしれません。
もし過去に似たようなターゲットを対象に開催したイベントがあるなら参考にしましょう。過去に開催したイベントの参加率を分析することで、ターゲットが集まりやすい日程を突きとめることができます。
イベント集客で人が集まらない原因とは
イベント集客で人が集まらない場合、次のような原因がある可能性があります。
- 参加しにくい要因がある
- イベント内容やタイトルが魅力的ではない
再度イベント内容や告知方法などを見直して、イベントにかけるコストを無駄にしないように取り組んでいきましょう。
参加しにくい要因がある
開催日程をはじめ、ターゲットが「参加しにくい」と感じる要因には、次のようなことが考えられます。
- 参加費が高い
- アクセスが悪い
このように、より多くの人を集めるためには、ターゲットの生活スタイルや生活圏などを深堀りして分析する必要があります。
年齢や性別、職業だけでなく、趣味や性格まで分析し、具体的なターゲット像であるペルソナを設定するのがおすすめです。
イベント内容やタイトルが魅力的ではない
そもそもイベントの内容が魅力的でないと集客はうまくいきません。
また、イベントが魅力的であってもタイトルが魅力的でなければ、ターゲットにイベントの良さが伝わらないでしょう。
たとえば働く女性をターゲットとした料理イベントを開催する場合、次のようにターゲットの生活スタイルをもとにタイトルを決定すると、イベントの魅力が伝わりやすくなるだけでなく、より明確に伝えることができます。
- 「たった一手間で高級店の味に!時短料理テクニックをオンラインで学ぼう!」
- 「10分で作れる主役級サイドメニュー!オンラインで学ぶ時短料理レッスン」
イベントの集客・告知方法|成功のコツは興味を引くこと
イベントの集客に有効な方法は以下の3つです。
- SNSによる告知
- ホームページ・メルマガで告知する
- 紙媒体(チラシ・DM)で興味を引く
くわしく見ていきましょう。
SNSによる告知
SNSは誰でも手軽に登録、発信できるツール。拡散力があるため、自社の存在を知らない人に対してアプローチが可能です。
SNSはイベント開催の告知だけでなく、提供する商品、サービスの口コミとしても活用できます。先に経験した人の声は、まだ経験していない人にとって貴重な情報源。ユーザーが情報収集を目的にSNSを使うこともあるでしょう。
ただSNSはプラットフォームによって使用している人の特徴が異なります。イベントの集客にSNSを活用する際は、ターゲットが使用しているプラットフォームを選ぶことが大切です。
SNS集客に関しては、こちらの記事を参考にしてください。
≫SNS集客の5つのコツ!個人事業主が活用すべき理由と注意点も解説
≫SNS集客の特徴と効果的な運用ポイント|担当者の悩み解消
≫SNS集客のコツとは?2021年話題のTikTok売れも解説
ホームページ・メルマガで告知する
自社のホームページ、メルマガの配信によってイベントの開催を告知する方法です。ホームページやメルマガから、イベントの申し込みフォームに誘導できます。
ホームページやメルマガは、自社の存在を知っている人が見ているケースが多いでしょう。関心がある人に向けて告知できるため、イベントの集客効果が期待できます。
またSNSの発信でイベントの存在を知った人に向けて、開催内容の詳細を伝える方法としても有効です。
紙媒体(チラシ・DM)で興味を引く
近年はWeb媒体による集客方法が注目されていますが、従来の紙媒体を使う方法も有効です。
紙媒体で集客するポイントは以下の3つ。
- 特徴的な紙を使う
- イベント内容をわかりやすく伝える
- 申し込みフォームのQRコードを記載する
Webコンテンツやメルマガは、スマホでさっと目を通した後に閉じられ、忘れられてしまうデメリットがあります。
一方チラシは、手元に残りやすいもの。ひと目でイベント内容を把握できるデザインであれば、ターゲットの興味を引きつけられます。
情報を印象づける効果は、視覚だけではありません。文字に凹凸をつけたり、肌触りのよい紙を使用したりすることで、デジタル上では難しい触感からのアピールが可能です。
たとえばターゲットが、チラシやDMを郵便受けから取り出したとき。「いつものチラシと触り心地が違う」と感じ、チラシに視線を移す効果が期待できます。
さらに申し込みフォームのQRコードを記載することで、ターゲットに負担をかけることなく訴求できます。
成功事例をから見るイベント集客を成功に導く4つのアイデア
集客を成功させるためのポイントは以下の4つです。
- ひと目でわかるイベントのテーマ・タイトルを設定する
- 独自性のある内容を組み込む
- 季節の行事・トレンドを組み合わせる
- 参加者の負担を軽減する
前述した集客方法を実行する際は、これから紹介するアイデアを取り入れてくださいね。
1.ひと目でわかるイベントのテーマ・タイトルを設定する
イベント内容がひと目でわかるテーマ、タイトルを意識して設定しましょう。
初心者・未経験者をターゲットとする場合、参加者は専門的な知識がない状態です。仮に「初心者向け」というキャッチコピーを掲げても、「内容が難しそうだ」と感じるイベントは参加をためらってしまいます。
専門用語の使用を避け、誰が見てもわかりやすい表現を意識すると、知識や経験のない人が参加しやすいでしょう。
中級者、経験者にも参加して欲しい場合は、ターゲットごとに複数の枠で開催するとよいですよ。イベントに参加してもらうためには、ターゲットに「自分のためのイベントだ」と思ってもらうことが大切です。
2.独自性のある内容を組み込む
集客に成功しやすいイベントは、ターゲットのニーズにマッチした内容であることが前提ですが、独自性も必要です。
競合他社が同じタイミングで、似たようなイベントを開催することも考えられます。他のイベントとの差別化も重要です。
もしオリジナル要素が思いつかない場合は、他業種が開催したイベントを参考にするとよいでしょう。
ただ参考元の他業種イベントに寄せすぎると、本来の目的からズレてしまう可能性があります。目的が達成できない事態を避けるには、目的やテーマを前提とした内容にすることが大切です。
3.季節の行事・トレンドを組み合わせる
季節の行事をイベントに組み込み、集客に活用する方法です。
イベントと組み合わせる季節の行事は、以下を参考にしてください。
- 春:新生活・母の日・父の日
- 夏:ジューンブライド・七夕
- 秋:お月見・ハロウィン
- 冬:正月・バレンタイン・クリスマス
昨年はどのようなイベントが注目されていたのか、SNSではどのように発信、拡散されていたのかリサーチしましょう。
季節や流行に合わせた企画を練ることで、ターゲットの興味を引く効果が期待できます。季節の行事以外にも、流行や話題性をイベントに盛り込むと集客に効果的です。
ただしイベントの目的、ターゲットとのズレが生じると集客効果が期待できません。
イベントの目的とターゲットをメインの軸として据え、行事や流行はサポート的な役割という方向性で進めるとよいでしょう。
4.参加者の負担を軽減する
イベントの参加率を向上するためには、ターゲットの参加、申し込みのハードルを下げることが大切です。申し込みに手間がかかり、厳しい参加条件があるイベントでは、集客が見込めません。
集客効果を高めるために有効な方法は、ターゲットの心理的、金銭的な負担を軽減することです。
たとえば、以下のような工夫をしてみてはいかがでしょう?
・誰でも参加できる
・参加費が無料
ターゲットの心理的なハードルを下げるには、手軽に申し込みでき、気楽に参加できるという安心感を与えることが有効。
参加費を無料にすることで、金銭的なハードルを下げることが可能です。ただ無料イベントは、内容に興味のない人が参加するケースがあります。
結果的にイベントの目的が達成できないことがあるでしょう。加えて無料イベントは、開催にかかった費用を回収できない可能性もあります。
もし集客に失敗するリスクを考慮するのであれば、低コストで開催できるオンラインイベントも視野に入れるとよいでしょう。
オンライン開催も選択肢の1つ
イベントは会場を押さえて人を集めることにこだわらなくても開催可能です。
「初めてイベントを開催する」
「集客に自信がない」
このような方には、オンラインイベントの開催がおすすめです。
オンラインイベントには、以下のメリットが挙げられます。
- 会場を手配する費用が抑えられる
- スタッフの人件費が削減できる
- 遠方のターゲットに訴求できる
- 流行中のウイルス感染対策ができる
オンラインイベントは、会場や人件費のコストカットが実現可能です。無料イベントで集客がうまくいかなかった場合も、コスト面のリスクが抑えられます。
ネット環境さえあれば開催できるオンラインイベントなら、今までアプローチできなかった遠方のターゲットを呼び込むことも可能。流行しているウイルス感染が気になり、イベントの参加を見送っているターゲットが気軽に参加できることもメリットです。
ネット環境や配信に使用するアプリなどの準備を整え、万全の状態でオンラインイベントを開催しましょう。
イベントの集客力アップにはマーケティングの知識が有効!
イベント集客を成功させるためには、ターゲットに魅力的なイベントだとわかりやすく伝えることが大切です。
ターゲットに「自分にぴったりのイベントだ」と思ってもらうことを意識すると、大きな集客効果が期待できます。
ただ、イベントは集客することが着地点ではありません。商品販売、サービスの利用を目的としたイベントなら、ターゲットに購入してもらうことにつなげる必要があります。
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