
InstagramやFacebookなどのSNSは安定した収益を出すために、集客のツールとして活用することができます。
しかし、むやみに手を付けても時間や労力ばかりかかって、なかなか成果につながらず、悩む個人事業主の方も多いのではないでしょうか。
こちらの記事では、SNSを集客に活用したい個人事業主向けに
- SNSが集客に必要な理由
- SNSを集客に活用するメリット・デメリット
- SNS集客を成功させるための秘訣
などについてご紹介します。
- 現在SNS集客が思うようにできず困っている
- 集客のためにSNSを使いたいがどのように始めればいいか分からない
という個人事業主の方はぜひ参考にしてみてください。

集客にSNSを活用すべき理由

現代では国民の9割がインターネットを活用していると言われています。
そして、総務省のホームページにある、「平成29年通信利用動向調査での定義に基づいた調査」を見ると、国民の多くが何らかのSNSを利用していることが分かります。
特に若い世代になればなるほど、情報収集の手段としてテレビや雑誌よりSNSを利用する傾向にあります。
積極的にSNS投稿をしている人の割合は多くなくても、他人の書き込みや発言等の閲覧している人、そしてそれを情報源の中心として活用している人が多くなっているということです。
また、「SNS広告」を出す場合は有料となりますが、基本的にどのSNSも無料でできます。
企業のようにお金をかけて広告を打ち出せない個人事業主には広告費を抑えながら、新規顧客の獲得やファンを増やしていくことができます。
一方、SNSにあまり時間を費やせない場合やSNS投稿が苦手な方は、有料のSNS広告を利用して、ホームページへの閲覧を促す流れで集客を実現することも可能です。
SNSのメリット
・若い世代を中心に情報収集源がSNSに変わってきている
・口コミの影響力や拡散力が大きい
・無料で活用できるため広告費を抑えられる
・人間性を知ってもらえるためファンを増やしやすい
・発信が一方通行ではなく相互にコミュニケーションがとれる
SNS集客の注意点や欠点

次にSNS集客の注意点や欠点も理解をしておきましょう。
まず、無料で集客に活用できるSNSですが、有料広告に比べ成果が出るまでには時間が必要となります。そのため、SNSの運用は地道な継続が求められます。
投稿が爆発的に拡散されたり、フォロワーが一気に増えることも通常では期待できず、中長期的な運用となることが一般的です。
多くの時間を費やすこともあるため、個人差はありますが、苦手な方には疲弊の原因となってしまうこともあるでしょう。
さらに、SNSは投稿した情報などは流れていくため、過去の投稿は目に留まりにくくなります。
最悪のケースとしては、SNSを提供している会社が突然サービスそのものを停止してしまったら、コンテンツもフォロワーも全て一瞬で失う事態も可能性としてゼロではありません。
SNSのデメリット
・多くの時間を費やすと疲弊の原因にもなる
・コンテンツが流れていくため主のメディアにはならない
・アカウントが急に停止となることや炎上する可能性などのリスクがある
集客に活用する人気のSNS

ここからは人気のSNSのそれぞれの特徴についてご紹介します。
写真や動画といったビジュアルメインのInstagramは、20代30代のユーザーが多いのが特徴です。
他のSNSに比べて1投稿あたりにつける「#」ハッシュタグの数が多く最大30個、ストーリーには最大10個、プロフィールにもハッシュタグを含めることも可能です。
以前は検索といったら、Googleなどが主流でした。ところが時代は「ググる」から、ハッシュタグでリアルな情報を探すという「タグる」方法へ移行しつつあるようです。
Instagramは情報の拡散性は低くても、ハッシュタグによって拡散される可能性が期待できます。
また、画像に特化しているためBtoCの業種では集客しやすい傾向にあるでしょう。個人アカウントとは別にビジネスアカウントを無料で作ると
- 問い合わせボタンの設置
- 広告の配信
- ショップの位置情報の掲載
- 閲覧者のインサイトが分かる
など、便利なビジネスツールが利用できます。初期費用や維持費などコストもかかりませんので、大きなリスクなく手軽に始めることができます。
Twitterは1投稿140文字までに制限されていますが、リツイートなどでフォロワーにツイートを共有できるため、情報の拡散力とスピードが絶大であることが特徴です。
有名人・著名人などのつぶやきの閲覧より、トレンドの情報を入手することやリアルタイムでの情報収集に活用している人も少なくありません。そのため、利用者はトレンドに敏感な若年層の利用率が高くなっています。
また、Twitter投稿には、仕事依頼があったという喜びの投稿も少なくないそうです。プロフィール欄を充実させたり、仕事実績を投稿や固定ツイートで紹介するような工夫をしてみましょう。
Facebookは基本的に実名登録であるため、他のSNSに比べて信頼性の高さがあります。利用者も30〜50代のビジネス層が多く、個人事業主やフリーランスでも登録している人が多く見られます。
Facebook には多数のコミュニティがあるのも特徴で、同じ業界や分野の人たちが集まる交流会、勉強会、イベントなどの情報も得やすいでしょう。
特定のアカウントにしか情報を公開しない、公開範囲の設定も可能なため、オンラインサロンでも、Facebookのグループ機能を使うのが主流であります。
また、Instagramのように個人事業主でもビジネスアカウントをつくることが可能です。
LINE公式
国内で最も多くのユーザーを持つSNS媒体であるLINEをビジネスで活用する方法がLINE公式です。
他のSNSに比べて情報の拡散性は劣りますが、SNSやホームページを見た先に、LINE公式に登録してもらうことで集客導線が確立しやすくなるでしょう。
InstagramやFacebookなどの更新で、サービスや商品を知ってもらう入り口を作ったら、問い合わせや申し込みがしやすいLINE公式は出口のような役割になります。
LINE公式は機能がまとまっているため、1人であれこれ全般的に管理しなければならない個人事業主にとっては助かるツールです。
LINE公式でできること
- メルマガとして配信できる
- ユーザーとのやりとりが1:1でしやすい
- クーポンの発行などもできる
- アカウントを複数作れる
などがあげられます。
個人事業主がSNS集客に成功するためのコツ5つ

集客に成功しやすいSNSというのは、事業の内容によっても異なります。ですが、共通していることは、地道に続けることが大切ということです。ここからは、個人事業主がSNS集客に成功するためのコツをご紹介します。
①目的やターゲットの絞り込みをする
目的やターゲットがぼんやりしている設定ではなく、どのような人にどのような事を伝えたいか、をはっきりと絞りこんでおきましょう。
目的やターゲットを明白にすればするほど、投稿の内容もまとまり新規顧客や既存のファンの獲得がしやすくなります。
②フォロワー数の増加を第一に考えるのは避ける
フォロワーの数が集められると、多くの人に情報を発信できるだけでなく、信頼性の証明になるというメリットもあります。
しかし、フォロワーの数を増やすことばかりにフォーカスし過ぎるのは得策ではないでしょう。
重視すべきポイントは、新規顧客やファンを増やし案件化率を上げることです。
フォロワーの数字を集める対策を取りながらも、見込み顧客や既存のファンの心に深く刺さる発信が大切であることを意識しましょう。
効率よくフォロワーを増やす対策としては
- ハッシュタグはライバルや類似アカウントを参考に正しく選定する
- ライバルや類似アカウントのフォロワーのフォロー、写真に「いいね」とコメントを残す
- ストーリーズをハイライトにまとめる
- 店舗を開業している個人事業主は「位置情報」をオンにする
などがあります。
③コミュニケーションツールとしてとらえるのがおすすめ
SNSをアナログのコミュニケーションツールである手紙や電話と同じようにとらえてみるのもよいでしょう。手紙や電話は誰に何を伝えるかを明確にしてから、相手に伝えたいことを伝えますよね。
同じように、SNSもアカウントの先にいる一人一人と会話をするツールとしてとらえてみると、投稿する内容が読み手の心に深くささる内容になるはずです。
投稿内容を「作品」として発信するより「会話」と考えることで、より見込み客の心に響き、集客につなげられると考えられるでしょう。
④「共感」を得られる投稿内容を意識する
人は自分の悩みを解決できるものや興味のあるもの、など「自分と関連するものや自分に役立つ情報」に意識が向く傾向があります。
そのため、アカウントの先にいる一人ひとりが共感を得られる投稿内容にすることを心がけましょう。ビジネス目線や売り上げ重視が全面に出過ぎると、集客がうまくできないこともあります。
対面で会話をする際、ビジネスの場面であってもいきなり本題に入ることはしないはずです。
つまり、いつも自分の仕事やサービスに関する内容ばかりでなく、ビジネスシーンで会話しているイメージで発信してみましょう。
フォロワーから共感が得られると、投稿が拡散される確率も高くなります。
共感を得るためにはどんな人が何を求めているかを明確にすることが大切なので、その視点からも目的やターゲットの絞り込みをすることは重要であると考えられます。
⑤「Webページ×SNS」で運用する
SNSはコミュニケーションの場としての活用が向いているため、提供しているサービスや自己紹介を詳しく載せるコンテンツと掛け合わせるのがおすすめです。
ホームページやブログ、noteなどのWebサイトを用意して、SNSのプロフィール欄では載せきれない自己紹介やサービスを詳しく知ってもらえる場所も用意しましょう。
SNSのプロフィール欄にwebサイト等のページをリンクして各種SNSとwebサイトを連動させます。窓口を増やし1人でも多くの人の目に触れる仕組みを構築して下さい。
最後に

ご紹介したように、SNSは個人事業主の集客に大いに活用できます。
- どのSNSを使うか
- どんな商品・サービスを提供するか
などの違いはあっても、集客を始めるには、目的やターゲットの絞り込みが肝心です。
そして、見込み顧客を増やすには、ユーザーが求めていることを明確に言語化していくことも重要とされています。
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