「Facebookの個人アカウントはあるけれど、ビジネスに活用していない」
「拡散力の高いTwitterなどのSNSを試したけれど、集客効果が今ひとつ」
「Facebookは集客に活用できるのだろうか?」
このようなお悩みを抱える経営者、マーケティング担当者の方は多いのではないでしょうか。
集客の目的は、最終的に自社の商品・サービスの購買に繋げること。手当たり次第にさまざまな媒体で集客しても、購買してくれるユーザーは集まりません。
集客戦略はターゲットを絞り、ユーザーの心を射止めることが重要です。
この記事ではFacebookによる集客について紹介します。集客媒体にお悩みの方はぜひ最後まで読んでビジネス成功のヒントにしてください。
Facebookでの集客は効果あり!
SNSにはTwitterやInstagram、YouTube、LINEなど、様々な媒体があります。そのなかでもFacebookは、ユーザーとの信頼関係を構築しつつ、認知度の向上が期待できるSNSです。
ここではFacebookの集客効果について触れていきます。
- Facebookはビジネスユーザーが利用するSNS
- 企業アカウントは「Facebookページ」
- 他のSNSの違い
- 短期or長期?Facebook集客はどちらに有効?
Facebookはビジネスマンが利用する傾向があります。自社製品・サービスのターゲットがビジネスユーザーであるのなら、集客効果が期待できます。
Facebookには、個人アカウントと企業用アカウントの2つがあります。企業用アカウントのFacebookページを活用することで集客が可能です。
Facebookはビジネスユーザーが利用するSNS
近年、Facebookの利用者数は増加傾向にあります。Facebookを運営するMeta社の調査によると、2022年3月時点のDAU(デイリー・アクティブ・ユーザー)は19億6,000万人。前年よりも4%増加したと発表しています。
参照元:メタレポート2022年第1四半紀(1~3月)業績ハイライト|Metaについて
Facebookの個人アカウントは、実名登録が基本となっており、ビジネスマンが名刺代わりに利用するSNSです。こちらの表をご覧ください。
Facebookユーザーは、30~40代の利用率が高くなっていることがわかります。もし御社が30~40代のビジネスユーザーをターゲットとするのであれば、集客率が高まるでしょう。
企業アカウント「Facebookページ」はファン化・交流に有効
集客を目的としてFacebookのアカウントを作成する際は、個人アカウントではなく、Facebookページを作成しましょう。
Facebookページとは、会社の看板を掲げる企業用アカウントのことです。「集客に役立つFacebook上のホームページ」ともいえるでしょう。
個人アカウントは実名登録が基本となります。しかし企業用アカウントであるFacebookページは社名や商品、サービス名でアカウント作成が可能です。
どのような企業なのか、ユーザーに認知してもらえるきっかけにもなるでしょう。
従来のマス広告の場合は、情報発信が一方通行であるため、企業とユーザー間には距離が生じます。
Facebookページであれば、自社から発信された情報を受けとったユーザーから、「いいね」「コメント」で反応がもらえます。親近感を抱いてもらうことが集客に繋がるのです。
ユーザーとのコミュニケーションに関しては後述します。
短期or長期?Facebook集客はどちらに有効?
「広告費を抑えたい」のであれば、中長期的な運用がおすすめです。地道な情報発信の継続が必要となりますが、企業としての信頼性や認知度を高めることで、ファンが増えやすくなります。
短期的な集客が目的の場合は、Facebookの有料広告の活用が有効です。有料広告の詳細は後述します。
主要SNSの特徴|年齢層・集客する手段
ここではFacebookを含む、5つのSNSが持つ特徴、集客効果を紹介します。
SNS名 | 利用者の年齢層 | 特徴 | 集客する手段 |
30~50代 | ・実名登録が基本 ・世界中で利用されている | ・Facebookページなら企業情報の掲載が可能 ・広告出稿が可能 | |
10~40代 | ・匿名でアカウント登録できる ・情報を拡散できる | ・複数のアカウント作成が可能 ・広告出稿が可能 | |
10~40代 | ・写真と動画がメイン ・匿名でアカウント登録できる ・ライブ配信を通じてユーザーと交流できる | ・広告出稿が可能 | |
YouTube | 10~50代 | ・動画がメイン ・ライブ配信を通じてユーザーと交流できる | ・動画やバナーを使用した広告出稿が可能 |
LINE | 10~60代 | ・コミュニケーションツールとして日常的に活用されている | ・自動チャットツールがある ・広告出稿が可能 |
表にある利用者の年齢層は前述した画像、令和2年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書 |総務省の情報を参考にしています。
Facebookは30~50代のユーザーに利用されているSNSです。実名登録が基本となっているFacebookであれば、匿名性の高いSNSよりも悪意のあるコメントが付きにくいでしょう。
一方でFacebookは、Twitterと比較すると拡散力がありません。そのため中長期を見越し、低コストでFacebook集客を行うのなら、他のSNSとの併用がおすすめです。
SNSそれぞれの特徴を知った上で運用し、集客に役立てましょう。Facebookと他のSNSとの併用に関しての詳細は、後述します。
Facebookのメリット・デメリットに関してはこちらの記事を参考にしてください。
Facebookで効率的に集客!成功させるための5つのステップ
Facebookで集客するための方法は、以下の5ステップです。
- ターゲットユーザーを明確にする
- Facebookページを作成する
- 他のSNSと併用する
- 顧客とのコミュニケーションを意識する
- 必要に応じて有料広告を掲載する
詳しく見ていきましょう。
1.ターゲットユーザーを明確にする
Facebook集客を開始する前に、「誰に向けてどのような情報を発信するのか」を明確にしましょう。
どれほど有益な情報を発信したとしても、ターゲットが誰なのか曖昧ではファンになってもらえません。
前述したように、Facebookは30~40代のアクティブユーザーが多いSNSです。Facebookで紹介する自社製品やサービスがターゲットとマッチしていない場での集客は難しいでしょう。
ターゲットを明確にする際は、ペルソナの設定をおすすめします。ペルソナとは、現実的なデータを元に作られる架空の顧客像です。ターゲティングよりも具体的に固めることで、Facebookでの発信情報が刺さりやすくなります。
たとえば、以下のような内容を可視化してみましょう。
- 年齢
- 性別
- 生活環境
- 趣味・嗜好
- 興味・関心
ペルソナ設定は「この商品に興味を持つのは、どのような人だろう?」と考え、具体的に決めていくことがポイントです。ペルソナの設定方法に関しては、こちらの記事で紹介しています。ぜひご参照ください。
2.Facebookページを作成する
ターゲットユーザーが定まった後は、自社のFacebookページを作成しましょう。作成方法は、こちらのFacebook公式ページをご参照ください。
>Facebookページを作成する|Facebookヘルプセンター
3.他のSNSと併用する
Facebookで集客するためには、他のSNSと併用することをおすすめします。これは自社アカウントの投稿が、いつも友達のフィードに表示されるとは限らないからです。
とはいえ、ユーザーとの信頼関係を築くことに長けたFacebookを集客に活用しないという手立てはありません。Facebookと同時にTwitterやInstagram、YouTubeなどを運用し、流入元を作りましょう。
労力や時間は必要になりますが、Facebookだけで集客するよりもユーザーの母数増加が期待できます。他のSNSからFacebookページにアクセスしてもらい、見込み客を育成していきましょう。
SNS集客に関しては、こちらの記事を参考にしてください。
≫ SNS集客の特徴と効果的な運用ポイント|担当者の悩み解消
≫ SNS集客の5つのコツ!個人事業主が活用すべき理由と注意点も解説
≫ SNS集客の成功事例7つ!ポイントから応用の仕方までご紹介
4.ユーザーとのコミュニケーションを意識する
ターゲットユーザーに向けて積極的に投稿を継続していると、ユーザーから「いいね」、コメントなどのリアクションが得られます。
反応が得られた際は返信し、ユーザーとコミュニケーションを取りましょう。「いいね」には直接返信できませんが、反応してくれたユーザーの投稿がフィードに現れたとき、「いいね」を返すことも効果的です。
積極的にコミュニケーションを取ることで、ユーザーは自社に対して親近感が湧くでしょう。これにより、ファンの増加が見込めます。企業としての信頼も高まるため集客しやすくなり、やがて収益に繋がるのです。
5.有料広告の掲載を検討する
もし広告費の予算がある場合は、有料のFacebook広告を掲載することも視野に入れましょう。毎日の投稿だけでは、発信情報が届く範囲に限界があります。
Facebook広告は友達以外のユーザーのフィードに出現するため、集客には効果的です。
自社にぴったりの広告の選び方は、Facebookでどのような情報を発信し、商品、サービスのアピールしたいのかによって変わります。
Facebook広告には、以下のような種類があります。
- 画像広告:画像・テキストが主体の一般的な広告
- 動画広告:自動で動画が再生される
- カルーセル広告:1の広告枠に複数の画像・動画が掲載できる
- ダイナミック広告:ユーザーが過去に興味を示した自社製品をもとに表示する
- スライドショー広告:複数枚の静止画をスライド形式で表示する
- コレクション広告:画像・動画の下に商品画像を4枚並べ購買へ誘導する
- キャンバス広告:LPのように画像・動画・テキストでアピールする
- リード獲得広告:広告クリック後にユーザー情報が得られる
- イベント広告:開催予定のイベントの認知度を高める
- クーポン広告:実店舗・ECサイトで使用できるクーポンを発行する
広告出稿費が発生する仕組みは、表示回数、クリック数に応じて支払うシステムです。金額は広告主が設定できます。1日の上限予算、出稿する期間を限定することでコストの低減が可能です。
Facebookで集客する際の注意点3つ
Facebookで効果的に集客するためには、以下の注意点も理解しておく必要があります。
- 宣伝ばかりの投稿は控える
- 投稿は「1日2回未満」を意識する
- プロフィール欄を常に最新情報に更新する
これから紹介する注意点を視野に入れつつ、効果的な集客を実施しましょう。
1.宣伝ばかりの投稿は控える
集客率を高めようとして自社製品、サービスの紹介ばかりしている投稿は、ユーザーに煙たがられる傾向があります。ユーザーに「このアカウントは宣伝しかしない」と思われてしまうと、信頼関係が構築できません。
そのため、ユーザーの関心を高める投稿を意識する必要があります。
ユーザーにとって有益な情報を発信することが大切です。最終的にユーザーのニーズを満たすものが自社製品やサービスにつながるのであれば、自然な流れで宣伝できます。
2.投稿は「1日2回未満」を意識する
Facebook集客は投稿を継続することが重要ですが、頻度が重要です。ユーザーのなかには、1日に何度も表示される投稿に、煩わしさを感じる人もいるでしょう。
逆に投稿頻度が低すぎると、認知してもらえません。投稿は1日1~2回にとどめ、コツコツと確実に認知度を向上させていきましょう。
ターゲットがFacebookにアクセスしている曜日や時間をリサーチし、投稿する手法もおすすめです。
3.プロフィール欄は最新情報に更新する
Facebook集客には、投稿内容だけでなくプロフィールの更新も大切です。
Facebookで発信した情報は、ネット検索時に上位表示される傾向があります。発信元である自社のプロフィールが古い状態ではユーザーからの信頼性を欠くため、思うような集客効果が得られません。
古い情報を目にしたユーザーには不信感が生じます。住所や電話番号、営業日時などが変わった際は、必ずFacebookのプロフィールも最新情報に更新しましょう。
Facebook投稿のコツ3つ|顧客の育成・関係性の構築
自社の投稿を、ターゲットのフィードに表示させやすくするためのコツを紹介します。
- 目的を持って投稿する
- 画像の使用頻度を高める
- 「いいね」のリクエスト
Facebookのアルゴリズムには、投稿への反応によって関係性、親密性の深さを計る評価基準があります。投稿への反応とは「いいね」やコメント、シェアなどのことです。
集客効果を高めるFacebook投稿のコツを、詳しく見ていきましょう。
目的に基づいて投稿する
Facebookに投稿するテーマには目的を掲げましょう。目的のない投稿は、貴重な時間と労力を失ってしまい、集客に繋げられません。
以下のような目的を持たせることをおすすめします。
- 自社製品・サービスの最新情報
- イベントの告知
- ユーザーのニーズを満たす有益な情報
- 写真・テキストで親近感・共感を得る
Facebookでセミナーなどのイベント集客に関しては、こちらの記事で紹介しています。ぜひご参照ください。
画像の使用頻度を高める
商品、サービスに関する情報を発信する際は、積極的に画像を掲載しましょう。テキストだけの投稿よりも目立つため、ユーザーからのリアクションが期待できます。
オリジナリティの高い画像を活用し、ユーザーの視線を集めましょう。
「いいね」のリクエスト
Facebookではフォローだけでなく、「いいね」のリクエストを送信できます。方法に関しては、こちらの公式サイトをご参照ください。
>ページへの「いいね!」やフォローをリクエストする|Facebookヘルプセンター
ただし過度な「いいね」のリクエストは集客の妨げになりかねません。何度もリクエストすると、自社アカウントの評価が低下する可能性があります。
「いいね」をリクエストするのは、自社に興味を抱いているユーザーに限定しましょう。
判断のポイントは、過去に「いいね」してくれたユーザーを基準にすることです。自社のFacebookページと、ユーザーのニーズがマッチしているかどうか確認しましょう。
Facebookページで集客を成功させて収益アップを目指そう!
Facebookでの集客は、ユーザーと自社のターゲットをマッチすることを意識しましょう。
ターゲティングを誤ると集客効果が得られません。
Facebookに限らず集客に活用する媒体選びは、ユーザーとニーズを合致させることが重要です。
広告コストを抑えながら行うFacebook集客は、開始してから効果を得られるまで時間がかかります。紹介したように他のSNSと併用し、集客率アップを狙うことも有効です。
さっそく自社のFacebookページを作成し、自社製品、サービスの魅力を多くの人に知ってもらいましょう!
企業としての信頼性を勝ち取り、より集客効果を高め、ユーザーに購買してもらうためには、マーケティングの基礎を学んで実践する方法をおすすめします。
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