Facebookは起業家や経営者に対する訴求力が高く、交流や情報収集の場として利用する人が多いのが特徴です。
集客のツールとしても活用できますが、戦略を立てず運用しているだけでは成果を出すのは難しいでしょう。
この記事では、Facebookを集客に使うメリットとデメリット、Facebook集客のNGポイントなどを理解して、Facebook集客により効率的に取り組むことができます。
Facebookを活用して集客に取り組む人からは、次のような声が多くあがっています。
- Facebookを使っているけれど集客の効果が実感できない
- Facebookを集客のツールとして使いたいけれど始め方が分からない
- 集客に「Facebookページ」を使う理由が知りたい
ぜひこちらの記事を参考に、Facebookの運用方法を見直してみてください。
Facebook集客で重要なこと
Facebookで集客をする時に欠かせないのが「Facebookページ」です。
Facebookの個人アカウントで発信して集客をするのであれば必要ありませんが、SNS広告を掛けたりコミュニティをつくるのであれば、Facebookは欠かせません。
Facebookページ活用における要点
Facebookページとは個人アカウントとは別に開設できるページで企業などが会社名や商品名、ブランド名などで作成しているビジネス用アカウントです。
Facebookページは個人アカウントを持っていれば無料で簡単に作成できます。
Facebookページの特徴は次の通りです。
- Webサイトのようにさまざまな情報を掲載できる
- ビジネス用のWebサイトやブログと紐付けも可能
- 複数の人数で管理できる
- Facebookのアカウントを持っていない人でも投稿を閲覧できる
- 有料でFacebook広告を出稿できる
- 無料でアクセス解析ができる
個人ページに比べてFacebookページには最新情報の発信やファンとつながりやすい機能があり集客にも効果的と言えるでしょう。
Facebookで集客するメリット
多くのSNSは運用が無料です。Facebookも広告を配信する場合は有料となりますが、それ以外はコストがかかりません。
投稿、ストーリーズの他にもグループ機能やFacebookページなど、集客において重要なブランドの構築やビジネスの拡大のため役立つツールが複数そろっています。
ここからはX(旧Twitter)やInstagramには無いFacebook特有のメリットをご紹介します。
長文の投稿が可能
FacebookはX(旧Twitter)やInstagramなどと比べて通常投稿の文字数が大幅に多いのが特徴で60,000字まで対応できます。
クロスメディアマーケティングと言われることもありますが、他のSNSと用途を分けて活用することで、より大きなメリットを得ることが可能になるでしょう。
それぞれの文字数を比較すると次のようになります。
・Instagram:2,200文字
・LINE:10,000文字
・Facebook:60,000文字
圧倒的にFacebookは文字数の制限が他のSNSよりゆるいことが分かります。
実名登録のため炎上のリスクが低い
Facebookは基本的に実名での登録となっているため、炎上しにくいという点もメリットと言えるでしょう。
SNSで投稿して良い反応があり拡散されることもありますが、意図しない拡散を招くこともあります。
望まない拡散で炎上してしまうこともあるため、気をつけなければなりません。
SNSの炎上は批判する人や誹謗中傷を行う人によってより勢いを増す傾向がありますが、Facebookでは実名登録ということで炎上のリスクは低いと考えられます。
だからといって炎上しないわけではありません。投稿内容や発信する際の言葉選びには気を配る習慣をつけておきましょう。
Facebookページで間接的SEO対策も可能
SEOは別名「検索エンジン最適化」といいGoogleやYahoo!でキーワード検索した際に上位表示されやすくなるもので、集客にも大きく関わるものです。
Facebookページは直接的なSEO対策のアクセスアップは臨めませんが、間接的なSEO対策が見込めると言われています。
仕組みとしては、自社のサイト内に設置したブログやニュースなどの記事をFacebookページにリンクを貼るやり方です。
リンク貼りによりFacebookページからの流入で自社サイトのアクセス数の増加につながり、集客にも効果を発揮できます。
具体的には、次のような対策を選ぶことが可能です。
- Facebookページのタイトルは分かりやすくユーザーの目を引く言葉を使う
- Facebookページの「概要」や「基本データ」の情報は全て埋める
- Facebookページではキーワードを意識し質の高い情報を提供する
Facebookページは無料で開設できます。間接的にSEO対策効果を生み出し、集客に繋げられるような魅力的なFacebookページを用意しましょう。
Facebookで集客するデメリット
Facebookで集客するメリットをご紹介しましたが、Facebook集客のデメリットも理解しておきましょう。
中期~長期的に継続的な運用が必要
Facebookの個人アカウントは無料で運用できるというメリットがありますが、有料の広告と違い短期間での集客目標を達成することは難しいといえるでしょう。
定期的な時間を運用に取りながら、地道な継続が求められると理解しておきましょう。
また投稿に対する反応は、内容によって変動が大きいのも特徴としてあげられます。フォロワーや「いいね」の数値を安定的に伸ばしていくには、長期的な視点を持つのが一般的です。
仕様の変化やサービス終了の可能性
Facebookに限らずSNSは仕様や機能が随時変更され、使えなくなる機能や画像サイズの変更などが必要となることもあります。
集客のツールとしてメインに使っていても、変更やサービスの終了に伴い、突然アカウントが無くなってしまう可能性も否定できません。
更新をしないと古い情報が表示されることもある
Facebookページの活用で間接的にSEO対策が期待できますが、投稿の更新を怠ると古い情報がそのままWeb検索で表示されることになるので気を付けましょう。
ユーザーはリアルタイムの情報を好むため、古い情報を目にした時よい印象を持たない人が多いはずです。特に新規顧客の場合は新しい情報でないと積極的な行動につながりにくい傾向があります。
ホームページの情報とFacebookページの情報が一致していないことは不信感にもつながり、集客できるどころかサイトからの離脱の原因にもなりかねません。
Facebookページとビジネス用のWebサイトではそれぞれの内容に食い違いが起きないような管理が求められます。
Facebookで集客できない!集客時のNGポイント5つ
Facebookの集客に挑戦したものの思うような結果が出ない場合、原因として考えられるNGポイントを5つあげることができます。
・投稿文の最初に改行を入れている
・コメントやダイレクトメールの返信が遅い
・プロフィール欄・カバー画像に注力していない
・他アカウントの記事に「いいね」をしない
それぞれの理由を解説いたします。
投稿内容に宣伝や広告が多い
集客のための投稿であっても、投稿内容が宣伝や広告のようになってしまうのは避けましょう。
投稿する記事の内容が、毎回自社のサービスに関することや購入への誘導ではつまらないため、ユーザーから不要なアカウントとみなされてしまいます。
Facebookを含むSNSは本来「交流の場」として活用するものです。集客に活用する場合でも「交流」を意識した投稿内容にするのが得策です。
宣伝が多くならず読んでもらいやすい記事にするためのポイントを何点かご紹介します。
- 関心を持ってもらえるよう興味深い内容や役に立つ情報
- 一方通行の宣伝にならないよう質問を投げかけるような投稿
- テキストは長くせず200文字前後に内容をまとめると読みやすくなる
- 投稿は最初に伝えたい事やインパクトの強い文章を載せる
これらを意識してみるだけでも変化があるので、おすすめです。
「さらに表示」機能を使えていない
FacebookをはじめSNSの投稿は、一目で何についての投稿内容なのかが分かりにくくなります。
Facebookでは投稿文の文字数は60,000字としているものの、画面上で最初に表示される文字数はスマートフォンの場合130文字程度、パソコンであっても4~5行程度です。
それ以降を読んでもらうには「さらに表示」をクリックする必要があります。
集客を目的とした投稿では、伝えたいことやインパクトのあるフレーズを冒頭に表示させ、最初の130文字程度で興味を獲得し、詳細は「さらに表示」の下に書きましょう。
集客につながるよう興味関心を惹き付けることがポイントです。
プロフィール欄・カバー画像に注力していない
プロフィール欄の記載や写真、カバー画像なども集客においては第一印象を左右するため、集客においては大切なツールとなるのをご存じでしょうか。
画像は一目でアカウントそのものの印象が決まるため、イメージとかけ離れた写真やいい加減に決めたと思われるような写真は避けましょう。
そのため、次のような写真を準備して使用することをオススメします。
- 個人事業主であれば顔写真、企業であればロゴやキャラクターをプロフィール画像に設定
- カバー画像に代表商品やサービスのイメージ画像を差し込む
また知識やノウハウ、能力などの無形商材サービスで集客したい場合は信頼感を伝えることが肝心でのため、プロフィール欄は基本情報だけでなく実績やアピールポイントもしっかり記載せておきましょう。
コメントやダイレクトメールの返信が遅い
SNSの特質上、コメントやダイレクトメッセージに対して迅速な対応を求める人も多いです。レスポンスの速さにはフォロワーとの距離が近くなるなどのメリットもあります。
集客では、信頼を得ることも重要とされています。対面でのコミュニケーションばかり重視せず、オンライン上でもホスピタリティに溢れた対応を忘れないよう心がけて下さい。
他アカウントの記事に「いいね」をしない
自分の記事に「いいね」がつくかどうか気になる人は多く、「いいね」を常に押してくれる人には好感を持つというのが一般的です。
「いいね」には、自分の存在(サービスや商品)を相手に知らせる役割もあります。そしてその投稿を見た他アカウントにも自分という存在を周知する効果もあります。
集客を目的としてFacebookを運用する場合は他アカウントの記事に積極的に「いいね」をすることも施策の一つとして取り入れてみましょう。
Facebookを運用して集客を成功させるコツ
Facebookを運用して集客を成功させるコツは、おもに次の3つです。
- イベント機能を活用する
- Facebook広告をうまく活用する
- 積極的にユーザーとコミュニケーションを取る
イベント機能を活用する
Facebookには、イベントを開催する場所や日時、料金などを公開して、イベントに関する関心度を測る「イベント機能」が備わっています。イベント機能のメリットは、ユーザーの関心を調査した上でイベントを開催できる点です。
ある程度、参加人数の目処が立っていると、適切な会場、規模でイベントを開催できるので、無駄なコストが発生するのを防げます。また、公開したイベントに対するユーザーのアクションを分析して、新たなニーズを発見し、商品やサービスの開発に活かすこともできます。
Facebook広告をうまく活用する
Facebookでは、目的や予算に合ったさまざまな種類の広告を、ターゲットを絞り込んで配信することができます。配信できるFacebook広告のおもな種類と特徴は次のとおりです。
- フィード広告:フィード投稿に表示される
- ストーリーズ広告:24時間で消えるストーリーズに表示される
- インストリーム広告:投稿された動画の冒頭や途中で流れるCMのようなイメージの広告
- 検索広告:Facebook内で検索したときに上部に表示される広告
- インスタント記事広告:Facebookで配信しているニュースに掲載できる広告
Facebookの運営元は、Instagramと同じMeta社です。FacebookとInstagramの広告は「Meta広告マネージャ」で配信、管理ができるため、Facebookに出稿した広告を Instagramにも配信することも可能です。
Instagramの利用者層と自社のターゲット層がマッチしている場合は、FacebookとInstagramを並行して運用し、広告を配信するのも一つの方法です。
積極的にユーザーとコミュニケーションを取る
ユーザーとのコミュニケーションは、信頼関係の構築につながるのはもちろん、コミュニケーションで得た情報は大切な資産となります。市場調査では把握できないユーザーの潜在ニーズや口コミやレビューに至っていない意見など、直接ユーザーとコミュニケーションを取ることで、はじめて得られる情報はたくさんあります。
そのため、「意見をコメントしてください」「あなたはどう思いますか?」といった、ユーザーがアクションしたくなる一言を添えて投稿するのも一つの方法です。コメントが増えれば、ユーザー同士の意見交換も活発になり、商品やサービスに対する率直な意見を収集できる機会も増えるでしょう。
まとめ
Facebookは「交流の場」として活用するSNSのため、集客目的の投稿は宣伝や広告が多くならないよう心がけるのがおすすめです。多くのSNSが無料で運用できますが、Facebookで集客をする強みは
- TwitterやInstagramより長文が可能で60000文字まで投稿が可能
- 個人アカウントは実名登録のため炎上のリスクが他のSNSより低い
- Facebookページを使えば間接的にSEO対策も期待できる
などです。Facebookページは自社サイトのような使い方も可能ですが、最新の情報を更新し続けないと古い情報が検索エンジンで表示されることがありますので注意してください。
Webサイトと連動していない場合は、情報が一致せず信頼を失うことにもなりかねないため、丁寧な運用が求められます。
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