ウェブで集客しようとする場合、ブログを利用しようと考える人は多いのではないでしょうか。
しかし、実際にブログを始めてみると、記事をたくさん書いたのにまったくアクセスが来ない、アクセスはあってもクリックされない、検索しても上位表示されないなど、多くの悩みが出てきます。
この記事では、なぜ集客できないのかの理由と、ブログで集客するための記事の書き方のコツを解説します。
ブログで集客し販売に繋げたい人や、ブログの正しい書き方を知りたい人はぜひご覧ください。
ブログの記事を書くだけでは集客ができない理由
ブログを作るのに、ただ記事を量産すれば集客できると考える人もいるかもしれませんが、それではお客様は集まりません。
それは「4つのnot」があるからです。
「4つのnot」とは、ブログでユーザーがお客様になるまでに立ちはだかる壁のようなものです。
- 「not open」(開かない)
- 「not read」(読まない)
- 「not believe」(信じない)
- 「not act」(行動しない)
「not open」とは、ユーザーが検索して、記事が表示されてもクリックしてくれない、もしくは検索結果にひっかかることすらない状態のことです。
「not read」とは、ユーザーはクリックしたけれどもすぐに記事を閉じた、読んだけれども流し読みだったり、部分的にしか読まなかった状態です。
「not believe」は、ユーザーは記事を読んでくれたけれども内容を信じてくれない、もしくは理解していない状態です。
「not act」はユーザーは記事を読み納得したけれども購入ページへのリンクをクリックしてくれない状態です。
購入を迷っているか、もしくは申し込みや商品購入のためのリンクがどこにあるのかわからないユーザーもいます。
これらの「4つのnot」を回避するためにはブログの書き方を工夫しなければなりません。
どのような書き方が良いのか、次章で説明していきます。
ブログで集客できる書き方の10個のコツ
ブログに集客するには、SEOライティングのスキルが重要です。
SEOライティングとは、Googleなどの検索で上位表示されることを狙って書くライティングのことですが、上位表示をするライティングとは具体的にどのようなものなのでしょうか。
結局のところ、読者からの評価が高い記事がGoogleの評価も高く上位表示をされるため、読者ファーストを貫くということが重要になります。
それでは、SEOライティングも含めた集客するための書き方のコツを10個に分けて解説していきます。
また、こちらの記事でもブログ集客について、特にツールにおいて深く掘り下げておりますので、ぜひご覧ください。
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初心者でもできる!ブログ集客のメリットとコツを紹介!
①正しいキーワード選定をする
キーワードとは、Googleなどの検索エンジンで検索する時に入力する言葉のことです。
検索する時に複数の単語を入力することもありますが、それらの単語をまとめて1キーワードとなります。
キーワードは読者の悩みや欲望などを端的に表している言葉ですので、適切なキーワードを設定しなければ、読者のニーズに応えられず、狙ったユーザーを得ることができません。
集客に必要な手順となりますので、綿密にキーワード選定を行いましょう。
②ペルソナを決める
ペルソナとは、記事を読む理想の読者のことです。
ペルソナを実在する人物のように細かく設定することで、読者の悩みやニーズに沿った記事を書くことができます。
ペルソナを設定する場合、以下のような事柄を決めましょう。
- 性別
- 年齢
- 学歴
- 住んでいる場所
- 職業
- 所得
- 家族構成
- 趣味
- 興味・関心
- 生活リズム
- 価値観
かなり細かく設定することで、ペルソナが持つ悩みやニーズを深堀りでき、ピンポイントで悩みを解決できる記事を書くことができます。
ペルソナのために記事を書くということを忘れないようにしましょう。
③タイトルと大見出しにキーワードを入れる
ここまでの内容から、ブログで集客するためには適切なキーワード選定が必要だとお分かりいただけたことでしょう。
選定したキーワードは必ずタイトルと大見出しに含めるのは優先事項です。
ブログで集客するには検索順位を1位、最低でも10位以内にする必要があります。
ブログで集客するには記事をクリックしてもらわなければ意味がないため、クリック率に2倍の開きがあるのは大きいですね。
もちろん、内容も伴っている必要がありますが、タイトルや大見出しにキーワードを入れることで、Googleにどのキーワードで記事を書いているのかをアピールし、検索上位を狙います。
④タイトルで興味を惹く
記事をクリックされるには、検索上位を獲得することのほかに、ユーザーの興味をかき立てるタイトルであるかも重要です。
例えば、「ブログのキーワード選定を行い検索上位にする方法」のような固いタイトルだった場合、ユーザーの興味を惹けず、クリックはされずらいでしょう。
「あなたのブログを検索上位に!キーワード選定を徹底解説!」のようなタイトルであれば、ユーザーに「おっ!」と思われ、クリックされやすくなるはずです。
⑤1記事1キーワードを徹底する
記事を書いていると、たくさんの情報を詰め込みたくなるかもしれませんが、1記事1キーワードを必ず守りましょう。
例えば、「ペルソナ 設定方法」というキーワードなのに、キーワード選定の方法やブログの開設方法などが書かれていると、読者にとって不要な情報がたくさん入っていることになり、読者は途中で読むのをやめてしまう可能性が高くなります。
1つの記事で1つの悩みが解決するように書くことで、記事の内容が薄くならず、ペルソナに刺さりやすい記事となります。
⑥PREP法を使う
PREP法とは文章の書き方のパターンの1つで、「Point(結論)」「Reason(理由)」「Example(具体例)」「Point(結論)」の順番に書く文章術です。
つまり、結論を最初に述べ、その理由を説明し、具体例で後押しし、再度結論でまとめることで、読者にとって理解しやすい文章になります。
PREP法は最初と最後に「Point(結論)」を述べるのが大きな特徴です。
最初に結論を述べることで、話の要点や主張がわかりやすくなり、読者を最後まで惹きつけられます。
⑦理解しやすく読み進めやすい文章を作る
ブログでよく言われるのが「小学生でも理解できる文章を書く」です。
小学生でもわかる文章とは、誰でもわかる簡単な言葉を使うことです。
また、ひらがな・カタカナ・漢字の比率は、ひらがな70%・カタカナ10%・漢字20%が良いとされています。
この比率で書くことで、読み手にとってわかりやすい文章になります。
例えば、以下のような言葉の言い換えができます。
- 「平易な」よりも「簡単な」
- 「執筆する」よりも「書く」
- 「購入する」よりも「買う」
- 「アトラクティブ」よりも「魅力的」
- 「アジェンダ」よりも「議題」
特に英語やカタカナ語はわかりづらいことがあるので、あまり多用しない方が良いですね。
また、漢字もひらがなで書いた方がよい言葉があります。
- 「出来る」→「できる」
- 「尚」→「なお」
- 「頂く」→「いただく」
- 「下さい」→「ください」
- 「欲しい」→「ほしい」
- 「1日毎」→「1日ごと」
- 「1年振り」→「1年ぶり」
- 「分かり辛い」→「わかりづらい」
- 「分かり易い」→「わかりやすい」
専門書や論文では難しい言葉を使っていますが、ブログは一般のユーザーが読むと意識して言葉を選ぶことが大切です。
自社のブログで難しい言葉を使っていないか再度見直しましょう。
⑧文章の見た目にこだわる
読者が記事をクリックしたとき、文章に漢字が多く、改行や見出しがないと、読みたいと思われません。
一目見たときに、画面が真っ黒に見えると難しく感じられ、読みたくなくなりますね。
改行は画面に空白を作る役割があります。
ブログは紙の媒体ではなく、パソコンやスマホで見るため、何行かにわけて空白をつくることで、各段に読みやすさが増します。
また、適度に小見出しがあることで、文章のテーマは何なのかを簡単に理解でき、読者に興味を持たせることもできます。
また、流し読みをしても、小見出しがあることで理解しやすくなります。
⑨E-A-Tを意識する
E-A-Tとは「Expertise(専門性)」「Authoritativeness(権威性)」「Trustworthiness(信頼性)」の略です。
E-A-TはGoogleが重視しており、品質の良い記事が書かれているかを判断する要素の1つになっています。
専門性のある記事は、情報が網羅されていて、新しい情報が得られたり、問題が解決できたりするので、ユーザーにとって価値がある内容となります。
権威性は、第三者からの評価を得ているかや、著者の経歴や社会的な認知度も含めて評価されます。
権威性と言うと、その道の専門家や企業を思い浮かべるかもしれませんが、一般人でも質の高い記事を書くことで、被リンクが増やせます。
そうすると、Googleによって第三者からの評価が多いと認識され権威性が上がります。
信頼性とは、オリジナルな経験などに基づいた内容で、他からコピーされたものではないことを指します。
他からのコピーは著作権の侵害になるので、絶対にしてはいけません。
⑩読者にわかりやすい導線をつくる
ブログで集客する場合、販売のためのLP(ランディングページ)に読者を誘導することが大半です。
内部リンクといって、ブログ内でリンクを貼り、興味を持った読者にリンクをクリックしてもらうのですが、リンクがクリックされないことも多々あります。
それは、リンクへ誘導する文言が興味をそそらなかったり、どれがリンクかわからないなどの理由があります。
記事の中でもリンクがわかりやすいように自然にクリックをしてもらう文言を入れたりすることで、読者を誘導することができます。
ブログ集客の成功事例
ここからはブログ集客に成功している企業の例を見ていきます。
どの企業もターゲットとなるユーザーが興味を持つような内容の発信をしています。
自社のペルソナをしっかりと決め、どのような内容の記事が読まれるのか考えましょう。
ラーニングエッジ株式会社「セミナーズ」
ラーニングエッジ株式会社が運営している「セミナーズ」は、セミナーを開きたい人、セミナーを受けたい人の両方へ向けたプラットフォームを提供しています。
人気のあるセミナーの内容に合わせて、ビジネスやマーケティング、自己成長などの記事を発信しています。
セミナーを受ける人が読むことを考え、初心者から中級者に向けた記事が多いのも特徴です。
freee株式会社「経営ハッカー」
freee株式会社が運営している「経営ハッカー」は、経営者や個人事業主向けのブログです。
経営者のインタビュー記事が多く、体験談という一次情報を発信しているのが特徴です。
freee株式会社はクラウド会計ソフト「freee(フリー)」を提供しているので、そのサービスのターゲットとなる個人事業主や経営者へ役立つ情報を発信をしています。
ブログ集客の正しい書き方をマスターして、読者の満足度を向上させよう
ブログで集客するための記事の書き方について、10個のポイントにわけて説明しました。
ブログで集客するためには、読者ファーストの意識を持って記事を書いていきましょう。
そうすることで「開かない」「読まない」「信じない」「行動しない」の4つの壁を超えることができ、読者からの評価が高くなるでしょう。
読者から評価されればGoogleも評価をしてくれ、より集客をしやすくなります。
ぜひ自社のブログ集客にも役立ててください。
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