2024年最新版のSNSマーケティング手法とは?|2023年のトレンドから見る予想

最終更新日: 2024/03/15 公開日: 2024/03/15
  • 2024年のSNSトレンドをSNSマーケティングに活かしたい
  • 今後のSNSマーケティング手法が知りたい

このように最新のSNSトレンドやSNSマーケティング手法を取り入れたい、SNS担当者も多いでしょう。

そこで本記事では、2024年のSNSトレンドを徹底解説します。

最新のSNSマーケティング手法についても解説しているので、SNS運用の成果をあげるためにぜひ参考にしてみてください。

SNSトレンドで抑えておきたいこと

2024年のSNSの動向を把握する前に知っておきたいのが、2023年のSNSトレンドです。

2023年はAI(人工知能)が大きく注目され、新しい形のコンテンツが普及しました。

また、SNSがトレンドの中心になる状態が続いているのも特徴的です。

2024年も続くと予想される、2023年のトレンドをわかりやすく解説します。

ChatGPT|人工知能への注目

アメリカのOpenAI社が開発したテキスト生成AIである「ChatGPT」は、2022年のリリースから注目を集め、2023年には最新版のエンジン「GPT-4」が利用できる有料プランのサービス提供も開始しました。

機能性や性能が日々アップデートされたこともあり、2023年は「ChatGPT」への注目がもっとも集まった年といっても過言ではないでしょう。

また、「ChatGPT」をはじめとする生成AIだけでなく、音声サンプルをもとにナレーションや歌を生成できる音声生成AIや、テキストで指示したイメージをもとに画像や動画を生成するAIなども出ました。

ビジネスシーンをはじめ、クリエイティブシーンでもAI(人工知能)が大きく注目を集めており、その流れは2024年に間違いなく促進するものといえます。

BeReal|あえて映えない写真で日常を知る

「映える」という流行語を生んだSNSのInstagramでは、おしゃれでキラキラした写真を投稿するのが一般的でした。

しかし、2023年は日常的な何気ない写真を投稿するSNSアプリ「BeReal」が流行の中心になりました。

「BeReal」は通知が来てから2分以内に自分側の写真と自分から見えている正面側の写真を撮影し、投稿しなければいけません。

投稿することで友達の投稿が閲覧できるようになり、従来のSNS同様、リアクションやコメントができるのが特徴です。

Instagramは厳選した1枚の写真を加工してアップするのが一般的ですが、「BeReal」は加工機能がないため、「リアルな写真が見られる」「特別感がある」と利用するユーザーが増えています。

SNS発信の流行語の増加

Z世代向けのサービス企画・コンサルティングやSNS運用代行を提供する株式会社seamint.が発表した「Z世代女子が選ぶ2023年トレンド大賞&2024年トレンド予測」によると、2023年は「なぁぜなぁぜ」や「ストリートスナップ」など、TikTok発信のトレンドがランクインしています。

日常的に複数のSNSを利用しているZ世代にとって、SNSでのトレンドが現実世界でのトレンドにそのまま反映されているといえるでしょう。

このような現象は2024年も続いていくと考えられています。

2024年SNSのトレンドを予測

2023年のトレンドもふまえ、2024年はどんなものがトレンドになるのか、人気の動向や新しく登場したSNSなどを紹介します。

SNSの使用においては、Z世代より若い世代の視点が重要になります。Z世代のトレンドをくわしく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてみてください。

共感性の低いコンテンツ

芸能人や著名人とは違い、インフルエンサーは「身近に感じやすい」「共感できる部分が多い」という点が魅力でした。

しかし、身近に感じているからこそ、ちょっとした言動に共感できない部分を見つけるとファンが離れたり、炎上につながったりしているケースも少なくありません。

そこで注目を集めているのが、独特の個性やめずらしいバックボーンを持つインフルエンサーです。

たとえば、驚くほどのお金持ちや奇抜な価値観のインフルエンサー、ミステリアスな印象のインフルエンサーが人気を獲得しているケースも増えています。

「豪華な高層マンションに住む男子高校生」や「美人の友人ばかりの大学生」など、何者なのか、実際に存在するのかという謎に興味を抱くユーザーが増えています。

ID by amo|新たな形のSNS

お互いの位置情報が共有できるアプリ「Zenly(ゼンリー)」の共同創業者であるアントワーヌ・マーティン氏がリリースした「ID by amo」が注目を集めています。

「Zenly」は、Z世代を中心に人気を集めていましたが、2023年の2月にサービスを終了してしまったため、「Zenly」に変わる新アプリとしてZ世代の間で人気が高まる可能性が予測されています。

新アプリ「ID by amo」の特徴は、「新しいプロフィールの形」をコンセプトにしており、キャンパス上に自分や友達の好きなもの、趣味などを貼り付けてシェアすることができます。

Z世代向けのマーケティングを行うときに、トレンドとして押さえておくと、競合との差別化が図れるかもしれません。

Metaが開発した新しいSNS「Threads」についてくわしく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてみてください。

AIインフルエンサー

AIインフルエンサーは生成AIを利用して生成された実在しない仮想のインフルエンサーのことです。

AIインフルエンサーはイメージどおりの外見や動き、表情ができるほか、音声も自由自在に生成することができます。

たとえば1人のAIインフルエンサーがモデル、女優、アイドル、歌手、ダンサー、アナウンサーなど、さまざまな職業をスピーディーにこなすことも可能です。

人間に依頼するよりも短時間かつ低コストでさまざまなコンテンツを制作できるため、大きな注目を浴びています。

SNSは種類によって使い分ける人が多い

SNSマーケティングを成功させるためには、自社のサービスや商品との相性を考えてSNSを運用する必要があります。

今回は5大SNSの主な利用方法と、利用するユーザー層の特徴について解説します。

Twitter(X)

140文字以内で文章が投稿できるTwitter(X)は、リアルタイムな情報を得られるSNSとして利用されています。

2023年からは、長文ポストが投稿可能になったため、ブログのように発信をしていく人も増えました、

複数のアカウントを作成できるため、趣味やビジネス、プライベートなど、分野や用途ごとにアカウントを使い分けているユーザーも多いです。

また、Twitter(X)はリポスト機能があるので、拡散力の高いのも特徴です。

【Twitter(X)の利用ユーザー】

  • 10〜50代すべての世代で利用者が多い
  • 男女比の差はあまりない

参考:引用元:総務省「令和3年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査 報告書 」

Instagram

Instagramは画像投稿や短い動画のストーリー投稿がメインとなっており、若い女性ユーザーが多く利用しているSNSです。

飲食業や宿泊業、アパレル、美容などのジャンルと相性がよく、「インスタ映え」する写真や動画の投稿で売上を伸ばしている企業も多いです。

自社と親和性の高いインフルエンサーに案件を依頼し、自社の商品やサービスをPRしてもらうことも可能です。

【Instagramの利用ユーザー】

  • 10代と20代の7割が利用
  • 男女ともに利用率が高いが、女性ユーザーが多い

参考:引用元:総務省「令和3年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査 報告書 」

Instagramマーケティングを加速させる方法が知りたい方は、こちらの記事も参考にしてみてください。

Facebook

実名を登録して利用するFacebookは、プロフィールや名刺代わりに利用する人が多いSNSです。

また、Twitter(X)やInstagramと同様に投稿機能もあるため、経営者や企業、店舗が情報発信や情報交換をする場としてFacebookを利用するケースが多いです。

ユーザーが実名で利用するSNSなので、誹謗中傷コメントが少なく、オフラインとオンラインの間のような感覚で活用できるSNSといえるでしょう。

【Facebookの利用ユーザー】

  • 10代の利用者数が少ない
  • 30代~40代の層が多い
  • ビジネスマンの利用者が多い

参考:引用元:総務省「令和3年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査 報告書 」

TikTok

最大60秒のショート動画を投稿できるTikTokは、Z世代を中心に人気を集めるSNSです。

YouTubeの切り抜きや役立つ知識の投稿など、情報発信として使われることが多いため共感が生まれやすく、TikTok発信のトレンドが多数生まれています。

オリジナルのハッシュタグを使って動画を投稿する「ハッシュタグチャレンジ」や、オリジナルエフェクトの作成、コラボ動画など、マネタイズしやすい取り組みが多いのも魅力です。

【TikTokの利用ユーザー】

  • 利用者のほとんどが10〜20代
  • 10代の6割以上が利用している
  • 男女比はほとんどない

参考:引用元:総務省「令和3年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査 報告書 」

LINE

LINEはクローズドな場所でやりとりできるツールなので、拡散力は期待できないものの、マンツーマンで情報を発信できるのが魅力です。

コミュニケーションツールとしてはもちろん、ファン作りに適しているアプリといえるでしょう。

公式LINEやLINE@など、企業、店舗向けのサービスも充実しています。

【LINEの利用ユーザー】

  • 国内のSNSでトップの利用率
  • 10〜50代の9割が利用している
  • 全世代での利用率が非常に高い

参考:引用元:総務省「令和3年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査 報告書 」

2024年のSNSマーケティング手法

2024年のSNS運営を有利に進めていくためには、トレンドを取り入れるだけでなく、最新SNSマーケティング手法を理解しておく必要があります。

今回は、3つの最新SNSマーケティング手法を紹介します。

ショート動画の活用

ショート動画を投稿するTikTokが人気となったことを受け、YouTubeもショート動画を取り入れるなど、ショート動画の需要が高まっています。

ショート動画のメリットは、1本の動画にかける手間が少ないため、多数のクリエイティブを短時間で制作できる点です。

1本の動画をTikTok、YouTubeショート、Instagramのストーリーに投稿すれば、効率的にSNS運用ができることも大きいです。

とくにベンチャー企業や中小企業は、1人の従業員が複数の部門を担当するケースも少なくありません。

ショート動画を活用して3つのSNSを同時運用すれば、リソースやコストを抑えた効率的なマーケティングが実現します。

ターゲット層の幅が広がるSNSの活用

SNS運用をおこなっている企業は、ほとんどの場合、1つだけでなく複数のSNSを活用しています。

SNSごとにユーザー層が違うため、複数のSNSを運用することで幅広いターゲット層にアプローチできるからです。

たとえば、自社の商品やサービスが30代女性をターゲットとしている場合、20〜30代女性のユーザーが多い、Instagramに絞ってSNS運用している企業も存在するでしょう。

しかし、ターゲット層が30代女性だとしても、10代女性が興味を持たないとは限りません。

そのため、InstagramだけでなくTikTokなど、あえてターゲット層ではないユーザーが多いSNSも運用することで、新たなターゲットが見つかる可能性があるのです。

SNS投稿の効率化

ショート動画の活用が効率的なSNS運用につながると解説しましたが、YouTube用の動画など、長尺の動画を制作している場合、切り抜いて編集することでさらにクリエイティブを増やせます。

切り抜き動画は1つの動画から複数のショート動画を制作できるため、YouTubeショート、TikTok、Instagramのストーリーに投稿すれば、さらに効率的なSNS運用が実現します。

また、ショート動画を入り口に、YouTubeチャンネルを訪れるユーザーも少なくありません。

これまで制作した動画をもとにすれば、新たに企画や撮影を行う必要もなく、自社の資産をリユースできるため、少ないリソースで新たな資産を制作することが可能です。

まとめ

SNSのトレンドは日々変化しており、とくにトレンドに敏感なZ世代においては目まぐるしいスピードで注目されるコンテンツが変わっています。

トレンドを把握しておけば、自社の商品やサービスの売上アップにつながるマーケティング方法が見つかったり、広告コストを抑えたプロモーションが実現できたりなど、効率的なPRを行うことができます。

発信するタイミングやコンテンツを見極め、生産性の高いマーケティング活動を行いましょう。

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最終更新日: 2024/03/15 公開日: 2024/03/15