ビジネスで活用する心理学の事例と4つのポイントをご紹介!

最終更新日: 2022/12/07 公開日: 2022/09/16
  • 「なぜか、ユーザーが商品ページをクリックしてくれた」
  • 「なぜか、この文章にグッと惹きつけられた」
  • 「なぜか、たった一つの習慣でメンバーが一丸となり目標が達成できた」

ビジネスや普段の業務の中で、このように感じられることはありませんか?

この背景には、“人の心理(心の動き)”が隠されています。

心理学は、マーケティングやマネジメント、セールスなどビジネスの場面において有効活用できれば、業績UPにつながります。

今回は、ビジネスで活用する心理学の事例と4つのポイントをご紹介していきます。

ビジネスと心理学の相関性

マーケティングの行動心理学:人の行動を紐解く10の法則

ビジネスと心理学の相関性について解説します。

顧客や取引先、また上司や投資家など、ビジネスで関わる全ての人の行動の裏には、「人間の心の動き」があります。

心理学を活用するということは、この“心の動き”を理解して活用することになります。

そのため、意図的に人の行動を創り出すことが可能になります。

・購入する気がなかったが、なぜか購買意欲が上がった
・文章を読んだだけなのに、高価な物を購入した
・まだ形にもなっていないのに、事前申し込みが殺到する
・「君のために力を貸したい」と言われる
・他店より価格帯は高めだが「ここで買いたい」と言われる
・比べ物にならないくらいの、売り上げ数値が出た

上記のように、意図的に人の行動を創り出すことができれば、営業や顧客、さまざまな人の反応が劇的に変わるため、業績が向上します。

つまり、心理学を学び活用することでより多くの結果を出すことにつながり、ビジネスに多大な成果をもたらすことができます。

心理学を活用しやすいシーン

心理学を具体的にどんな場面で活用できるのかについて解説します。

  • 相手の視点になり行動したい
  • 信頼関係を築きたい
  • 権威力、説得力を十分に発揮しなければいけない
  • ややこしい人間関係に対処するとき
  • 好奇心を刺激するメッセージの発信
  • 効果的なプレゼンテーションや営業
  • 利害が絡み合う時の感情のコントロール
  • 他者、自分自身のパフォーマンスの最大化
  • 新人社員の育成、部下のモチベーション
  • 成果の妨げになっているものを軽減したい

このような、さまざまなビジネス場面で心理学を活用することができます。

ビジネスで活用する心理学の事例

生徒に伝えたい心理学①B=f(P・E)【レヴィンの関数】 | 「第二の家」ブログ|藤沢市の個別指導塾のお話

ビジネスで心理学を活用し、大きな成果を生み出してきた事例はたくさん存在します。

・利益が月1,000万円から、2,000万円にまで倍増したPR担当
・顧客行動を徹底分析!売り上げが上がり、経営に泰然と構えていられる経営者
・倒産寸前から上場企業!?多数のスタッフが「あなたのために力を貸したい」と応援された経営者
・年商9億の弱小事業部門に、たったの2年で年商47.5億を達成させた

(参考記事)Life &Mind「仕事・人生・自分」を変える学びメディア

このように、心理学を取り入れることで大きな結果をもたらし、劇的回復や業績が向上しています。

その中でも、意図的に行動を創り出したことで成果を出した事例をご紹介するとともに、具体的な行動についても解説してきます。

事例|年商9億の事業部門が2年で47.5億を達成

「年商9億の弱小事業部門に、たったの2年で年商47.5億を達成させた」セールススタッフについてご紹介します。

セールススタッフは20代の頃に、とある会社へ入社したが、社会経験もないため営業成績はまったく上がらず、悩んでいたといいます。

真夏の仕事でもジュース1本を買うことがままならないほど経済的に苦しい状況でした。

では何が彼をここまで買えたのか?セールススタッフの人生を大きく変えたのは「心理学」でした。

さまざまな心理学テクニっクを学び「これは営業で使える!」と思い、実践したところ劇的にお客様の反応が変わり売上げが増加したといいます。

心理学を取り入れただけで、年商9億円の弱小事業だった部門を、2年で47.5億に伸ばしています。

その後は、2年ほどで5回も昇進し、最年少で代表取締役社長に就任するまで上り詰めています。

事例から学ぶ|心理学を活用した効果

上記の事例で、心理学を活用したことで得られた効果についてご紹介します。

  • 顧客との深い絆づくりに成功
  • 周囲メンバーのモチベーション維持、育成
  • プレゼン、メール発信等で心を動かす発信
  • クレーム対応に柔軟に対応ができた
  • 新人メンバーの悩み解決、アドバイス
  • 目標達成率の向上

心理学は、上記のような効果をもたらし、見事な成功を勝ち取ることが可能になります。

事例から学ぶ|具体的にどのような行動か?

上記の事例で具体的にどのような行動をしたのかご紹介します。

  • 「人間の心の動きの原則」を理解し徹底活用
  • 相手の気持ちになり仲間意識を向上させる(共感の打ち出し)
  • 群を抜いたコミュニケーション力をつける
  • 人間の行動力に訴求する言語パターンをつくる
  • 結果を出してきた人の思考や行動を分析しパターン化
  • 自分・相手の感情をコントロールする方法
  • 課題解決の効果を高めるアプローチ

このような、心理学に基づく行動から大きな成果を出しています。

心理学をビジネスで有効活用する4つのポイント

Web広告で結果を出すためのチェックポイント4つ | 株式会社アドフレックス・コミュニケーションズ

ここからは、心理学をビジネスで有効活用する4つのポイントをご紹介していきます。

顧客やチーム全体の行動に、具体的な訴求をする“行動心理学”について詳しく知りたい方は下記をお読みください。

使用する言葉に対して注意を払う

心理学をビジネスで有効活用する1つ目のポイントは、使用する言葉に対して注意を払うことです。

心理学を学び効果を発揮するためには、「どのような言葉を使用するか」「どのように届けていくのか」をしっかりと理解する必要があります。

例えば、下記のような事業の流れがあったとします。

  1. 新規顧客が商品やサービスに興味関心を持つ
  2. 顧客が商品を購入する
  3. 口コミをする
  4. スタッフのやる気が劇的に高まる
  5. 結果、最大限のパフォーマンスを発揮する
  6. 成果が出ると、周囲が協力する
  7. 周囲の協力によって、事業が更なる展開をしていく

このような流れを生み出したのは、人の心に刺さるメッセージや言葉があり『人の心』が動いたため、大きな成果を出せています。

この言葉のスキルは、「LABプロファイル」といわれています。

LABプロファイルを身につけることで、“相手にしっかりと伝わる(影響する)言葉”を使うことが可能になります。

NLPのメタプログラムが進化して開発されたLAB(ラブ)プロファイルは、言葉と行動を分析し相手の思考パターンを把握します。

LABプロファイルの LAB は、Language and Behavior の頭文字をとったもので、言葉(Language)と行動(Behavior)の関係性を分析したものです。

LABプロファイル公式サイト

相手の立場に立つ|理解する努力をする

心理学をビジネスで有効活用する2つ目のポイントは、相手の立場に立ち、理解する努力をすることです。

人の心を動かすためには、まず相手の“心(心理)”を理解し、適切な言葉を選択することが重要になります。

  • 相手がなにを望んでいて、何を解決したいのか?
  • この発言をすれば、どのように受け取られるのか?
  • 相手は、どんな世界観を持っているのか?

このような相手の思考パターンを理解したうえで、心理学を活用していきましょう。

人間は視点が変われば認知も変わる

心理学をビジネスで有効活用する3つ目のポイントは、人間は視点ひとつで、認知が変わると知ることです。

心理学では、視点を1つ変えるだけで、物事の意味づけや認知の意味合いが変化するといわれています。

例えば、ピンチが向かうことで、捉え方が大きく変わってきます。

  • 「ピンチだ...緊張する。逃げたい」
  • 「このピンチは、成長への糧だ」
  • 「冷静に考えて解決策を見出し、次に活かそう」

このように、どこに視点を持っているのかで大きく意味合いが変わってきます。

■ 代表的な視点の持ち方
・俯瞰(ふかん)視点
・自分、相手、第3者の立場の視点
・思考の枠組みを変える(見方を変えてみる)視点
・全体を把握する視点
・起きたことの意味を再定義する視点

つまり、何かの課題解決の際、視点の持ち方で導き出される「答え」「発想」が大きく変化してきます。

これを身につけておけば、創造性が高まるだけではなく、解決力が身につきます。

信頼関係を構築していくことが重要

心理学をビジネスで有効活用する4つ目のポイントは、なによりも信頼関係を構築していくことが重要ということです。

心理学を効果的に使うことにフォーカスしてしまい、信頼関係を崩してしまっては、意味がありません。

信頼関係があるからこそ、そこに人が集まり、アイディアが生まれ、形になっていきます。

心理学を有効的に活用することができる全ての基礎は、「信頼関係」にあります。

「人が集うことが始まりであり、人が共同することで進化があり、人が協働することで成功をもたらしてくれる」

アメリカ合衆国にあるフォード社を創業した「ヘンリー・フォード」の言葉

ビジネス場面だけではなく、プライベートにおいても、信頼関係や絆があってこそ初めて成果が発揮されます。

信頼関係を深めることで、顧客や社員の反応が大きく変わっていきます。

まとめ

心理学を用いることで、さまざまな効果があり目標達成だけではなく、顧客との深い絆をつくることができます。

心理学を取り入れ、意図的に行動を創り出したことで成功した事例はたくさんあります。

  • 使用する言葉に対して注意を払う
  • 相手の立場に立ち、理解する努力をする
  • 人間は視点ひとつで、認知が変わると知る
  • なによりも信頼関係を構築していくことが重要

心理学のテクニックだけを重要視するのではなく、4つのポイントと特に「信頼関係の構築」が大切になります。

今回の記事内容を取り入れて、ビジネスで心理学を有効活用していきましょう。

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最終更新日: 2022/12/07 公開日: 2022/09/16