経営者ならではのストレスを発散する方法5選!ストレスの原因と溜め込まないコツ

最終更新日: 2022/12/07 公開日: 2022/08/19

会社のトップである経営者は責任が大きい分、抱えるストレスも大きくなる傾向があります。

では具体的に、どうやってストレスを発散しているのでしょうか。

実際にどのようなストレスを抱えているかも大事な要点になります。

今回は経営者のストレスや発散方法、ストレスを溜めないようにするための方法を解説します。

経営者として悩んでいる方や、これから起業を考えている方はぜひ参考にしてみてください。

経営者が抱えやすいストレス

会社の決定権や主導権を持つ経営者は、ストレスを溜めやすいと言われています。

特に経営者が抱えこんでしまいやすいストレスは次の3つです。

人間関係のストレス

経営者が抱えるストレスの大部分は人間関係のストレスといわれています。

経営者はクライアントや顧客との関係だけでなく、従業員との関係、従業員同士の関係を円滑に保つ必要があるのです。

たとえば従業員が快適に仕事をするためには、福利厚生はもちろん、働きやすい職場環境を整えるなど、やるべきことがたくさんあります。

従業員の不安や悩みをそのままにしておくと離職につながったり、パフォーマンスが低下したりして、会社の生産性に影響を与えることも少なくなりません。

円滑な人間関係を築くための取り組みが経営者の仕事のなかで大きな比重を占めるので、ストレスになりやすいのです。

経営に関するストレス

経営者は常に会社を経営していくためのストレスを抱えています。

たとえば、会社を経営していくためには資金繰りや明確な事業計画の組み立てが欠かせません。

経営者の判断一つで会社の業績が大きく左右されることも少なくありません。

とくに新しいプロジェクトを立ち上げたときや、起業したばかりのときは、軌道に乗せるまで「方向性は正しいか」「費用対効果が見込めるか」など、大きなストレスや不安を伴います。

経営に関するストレスは避けては通れないといえるでしょう。

責任によるストレス

経営者は会社だけでなく従業員の生活も背負っています。

業績が悪化すれば従業員への給料が払えなくなることも考えたり、最悪の事態を想定した危機管理もしなければなりません。

しかし、時代は常に変化していくため、時代の流れを正しく読み、取捨選択を繰り返さなければいけません。

大きな決断には大きな重圧がつきものなので、自分だけのストレス解消法を見つけておく必要があるといえます。

経営者が行っているストレス解消法7選

ストレスを抱えていても「従業員には共有しにくい」「友人に相談しても立場が違うからわかってもらえない」と悩む経営者は多いことでしょう。

ここからは、そんな発散の場が少ない経営者がどのようにストレスをマネジメントしているのか、具体的な方法を7つ紹介します。

外出・旅行をする

オフィスや自宅にこもって仕事をする時間が長い方は、仕事の場所を変えるだけで気分転換になるでしょう。

パソコンで仕事ができるときは、少し足を伸ばしてワーケーションを楽しむのも有効です。また、ときには仕事のことを頭の片隅に置いておいて、ドライブや旅行を楽しむのもおすすめです。

自然と触れ合うとリラックス効果が高まるので、緑の多い場所に出かけてみるのもおすすめです。

映画やドラマを見る

映画やドラマなど、自分の生活とは違うストーリーを楽しむことで、現実から離れてリフレッシュできるでしょう。

経営者のドキュメンタリーを見て、ほかの経営者のライフサイクルや価値観に触れると、問題解決の糸口が見つかるかもしれません。

また、お笑いを見ると副交感神経が優位になり、ストレスホルモンの分泌が減少するので、集中力がアップするともいわれています。

短い動画であれば仕事の休憩時間でも視聴できるので、ぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか。

趣味を楽しむ

趣味に没頭するのもストレス発散に有効です。

趣味の時間をしっかり確保して、オンとオフを切り替えるとリフレッシュできます。

「趣味が見つからない」「仕事が趣味」という方もいるでしょう。

そういった場合、仕事にプラスになる趣味を選ぶのもおすすめです。

とくに次のような趣味は仕事にも役立つでしょう。

  • 読書:スキルアップに役立つ
  • スポーツ:健康だけでなくパフォーマンスの向上につながる
  • 楽器の演奏:脳の活性化に効果的だといわれている

運動を取り入れる

経営者は管理や指示をする立場にいることが多いので、一日のほとんどがデスクワークになりかねないため、健康を損ないやすいと言われています。

しかも、運動不足は健康状態を悪化させるだけでなくストレスを増加させるともいわれています。

反対に、運動するとネガティブな気分を発散できたり、睡眠の質を向上できたり、メンタルがにプラスに働くといわれています。

忙しくて運動の時間が取れない場合、通勤手段を変えて運動量を増やしたり、スタンディングデスクにして立つ時間を増やすなど、できることから始めてみましょう。

経営者同士で交流を深める

経営者がストレスを溜め込みやすい理由は、相談する人が少ないという点です。

先ほどもお伝えしましたが、「周囲に相談しにくい」「言ってもわかってもらえない」と感じて誰にも相談できず、孤独を感じている経営者は少なくありません。

自分一人で悩みや不安を抱えることは大きなストレスにつながります。

そのため、経営者は経営者同士で交流することをおすすめします。

同業種であれば悩みを共感しやすく、成功事例など、経営に役立つ情報が得られやすいといえます。

異業種の経営者との交流は、自分だけでは思いつかない新たなアイデアが生まれる可能性もあります。

また、ビジネスチャンスにつながるケースもたくさんあるので、普段から積極的なコミュニケーションを心がけてみてください。

カウンセラーなどの専門家に相談する

メンタルが仕事に大きな影響を与える経営者は、コンサルタントやコーチング、心理カウンセラーやセラピストに相談し、心の安定を保っている人も多いです。

悩みや不安は、人に話して受け入れてもらうだけでスッキリすることが少なくありません。

またカウンセラーやセラピストは、ストレスを溜めない考え方や心を癒す方法をアドバイスしてくれるので、ストレスをコントロールする力の向上が見込めるでしょう。

経営者専門のカウンセラーやコーチングを受けられるところもあるので、自分に合った人やサービスを選んでみてください。

マインドフルネス瞑想を取り入れる

マインドフルネス瞑想とは、「今、この瞬間」に照準を合わせて集中するための瞑想です。

たくさんの情報が溢れている現代、さまざまなものやデータが目について集中力が散漫してしまうこともあるでしょう。

目の前のことに集中できるマインドフルネス瞑想は、IT企業や大手企業でも取り入れられています。

数分から実践でき、簡単に取り入れられるので、ぜひ習慣化してみてください。

  1. リラックスした状態で目を閉じる
  2. お腹を膨らませて息を吸い、呼吸やお腹に意識を集中する
  3. お腹をへこませながら息を吐き、呼吸やお腹に意識を集中する

雑念が浮かんできたら意識をお腹や呼吸に戻しながら、10分を目安に行ってみてください。

ストレスを溜めないようにする要点4つ

ここからは、ストレスとの向き合い方のポイントを、さらに詳しくお伝えさせていただきます。

生活習慣を整える

「毎日起きる時間を一定にする」「決まっている行動をルーチン化する」など、生活のリズムを整えると自律神経が整ってストレスが軽減されるといわれています。

とくに経営者は忙しさから生活が不規則になってしまう人も多いことでしょう。

毎日規則正しい生活をすることは仕事の効率アップにもなりますので、ぜひ意識してみてください。

また、食事のバランスに気を遣うのも、パフォーマンスを高めるために大切です。

毎日必ずとはいかないまでも、ある程度決まった時間に食事を取るのはもちろん、主食、主菜、副菜のバランスが取れた食事を意識しましょう。

睡眠を重視する

睡眠は健康や仕事のパフォーマンスに大きな影響を与えます。

睡眠不足が続くとストレスが増えるので、意識的に睡眠時間を確保するように心がけましょう。

日中に集中力が切れてしまったときは、短時間の昼寝を取り入れるのもおすすめです。

昼寝の時間は18分が最適と言われており、長くても20分以内におさめるとスッキリ目覚められるでしょう。

なかなか目が覚めないときは、昼寝をする前にコーヒーなどカフェインを摂取しておくと、目覚めるタイミングにカフェインが効き始め、目覚めやすくなるといわれています。

マインドを切り替える

経営者にとって責任感は大切ですが、すべての責任を背負ったり、自分を責めたりするとストレスが溜まってしまいます。

真面目な人ほどネガティブな発想になってしまいがちなので、マインドを切り替えるクセをつけるのがおすすめです。

たとえば一つの事象に対して、ネガティブにもポジティブにも捉えられます。

  • 「仕事が一つしか終わらなかった」→「まず一つ仕事が終わった」
  • 「また小さなミスしてしまった」→「大きなミスではなくてよかった」
  • 「判断ミスで損害が出た」→「いい勉強になった。次は同じミスをしない」

このように、考え方次第で心の持ちようを変えられるでしょう。

セミナーに参加してスキルアップする

大きなミスや失敗で会社に影響を与えないために、経営者は常にスキルアップしていくことが大切です。

そこでおすすめなのが、セミナーに参加すること。

セミナーは最新情報やプロの講師による講演を聞くことができるので、その分野の知識を効率的に身につけられます。

とくに顧客のニーズを把握するためには、マーケティングセミナーに参加するのがおすすめです。

まとめ

たくさんのストレスを背負って孤独に戦っている経営者の方も多いでしょう。

会社を経営していくことは大きな責任を伴うため、ストレスと上手に付き合っていかなければいけません。

趣味や運動を取り入れたり、相談相手を見つけたりなど、自分に合ったストレス発散方法を実践してみてください。

ストレスを溜めないように、規則正しい生活をするのも一つの方法です。

また、セミナーなどに参加して知識を身につけると、判断に自信が持てるようになります。

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最終更新日: 2022/12/07 公開日: 2022/08/19