
- 「社長としてこんな心の状態だと、この先が不安...」
- 「どうして、こんなことばかり起こるんだ!」
- 「社員のミスに、とてもイライラしてしまう...」
このような感情になってしまうことはありませんか?
これは、辛い出来事や嫌な出来事に毎回、心が反応してしまい“心がすさんでいる状態”になってしまっています。
影響力のある社長がこのような状態だと、社員に悪影響が及び人間関係が崩れてしまう可能性が出てきてしまいます。
今回は、このように感情に振り回されないマインドフルネス状態になるために『社長のための「心」の鍛え方3選』をご紹介していきます。
マインドフルネスの効果・効用

まずは、マインドフルネスの効果・効用について解説していきます。
マインドフルネスの効果は、身体面、精神面、脳機能面に大きな効果をもたらします。
- 身体面:免疫機能システム向上、血圧の急上昇の防止、血糖値の低下、交感神経と副交感神経のバランスが良くなる。
- 神経系のバランスが整い睡眠の質が向上、結果よく眠れるようになる。
- 精神面:軽度のうつ症状の緩和、精神病の再発防止・症状改善、不安の減少、幸福度・共感力といった感情のコントロールが向上する。
- 日常のストレスの耐久性が向上するようになる。
- 脳機能面:集中力・記憶力・学習力の向上、扁桃体の灰白質密度が減少(= 情動に関連する回路の主要な構成要素の1つ)する。
- 脳のつくり自体を変化させ1つ1つのことに集中できるようになる。
上記のように、心を落ち着けせて、ストレスを軽減し、自己認識力(自己管理力)が向上し、日常生活や社長の仕事の生産性が向上します。
マインドフルネスとは

マインドフルネスとは、「今(この瞬間)に集中」している心の状態のことをさします。
「今、この瞬間の体験に意図的に意識を向け、評価をせずに、とらわれのない状態で、ただ観ること」
引用:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
直訳すると、マインド(= 心・精神)、フルネス(= 満ちること、十分、たっぷり)になります。
つまり、過去の後悔や傷、未来の不安を頭のなかでぐるぐると考え、心がすさんでいる状態ではなく、今に集中して“心が満たされた状態”にする様子や、そのプロセス全てのことをいいます。
マインドフルネスはインド哲学からきている
マインドフルネスの概念は、そもそもはインド哲学からきています。
仏教の経典(=仏の教えを記した文章)で使用されている古代のインド言語「サティ(sati)」という言葉の英語訳として表現されたもので「心をとどめておくこと」または、「気づき」という意味があります。
より詳しく解説すると、インドで研究開発された「瞑想」とブッタが出会い、そこから仏教が発展し、「ブディズム(Buddhism)= 仏法、仏道」がシルクロードを渡り、中国に発展していきました。
インドは、“神話”といった空想の世界が日常に入り込んでいる国で、反対に中国は、実務的・実践型で実際に効果がある信憑性が高いことを日常に取り入れる国です。
この中国が、“本当にご利益があるのか?”を検証するため「禅」を行なったところ「いい!」「これはご利益がある!」と感じ、「ただの思想じゃない」と効果があることを体感し、中国で哲学的に進化していきました。
そこから、マインドフルネスの概念が日本やアメリカでも発展していきました。
Google、Apple、ヤフージャパン、メルカリ、Sansan株式会社、Facebook、 トヨタ、etc...
社長のための「心」の鍛え方3選

ここからは、社長のための「心」の鍛え方3選をご紹介していきます。
心を傷つける言葉を使わない
社長のための「心」の鍛え方1つ目は、「心を傷つける言葉を使わない」ということです。
社長は、比較的に向上心があり責任感がある方が多いため、失敗した時に自分で自分を傷つけてしまう傾向があります。
「なんで自分はこんなにダメなんだ」「なんでこんなこともできないんだ」と自分の失敗ばかりに焦点をあててしまっていませんか?
このような心の在り方だと、心がすさんでしまっている状態になってしまいます。
つまりは、マインドフルネス状態になれていないということ。
以上の理由から、心を傷つける言葉をつかないように心がけましょう。
心を静める時間をとる
社長のための「心」の鍛え方2つ目は、「心を静める時間をとる」ということです。
1つ目の「心を傷つける言葉を使わない」で解説した、マインドフルネス状態でないときは、呼吸が浅く自分自身が焦ってしまっている状態で、また感情の振れ幅が大きくなり相手を傷つける言葉を使ってしまう可能性があります。
そのため、数秒間(= 少なくとも6〜30秒)深呼吸する時間をつくりましょう。
「自分なんか社長失格だよ」など自分の心を傷つけている方は、心が静まっていないことが原因です。心を静める時間をできる限りつくっていきましょう。
- 素敵なカフェでコーヒーを飲む
- 自然豊かな場所でゆっくりする
など、自分の心が穏やかになる状態がつくれる場所で深呼吸を行い、マインドフルネス状態に近づけていきましょう。
心を強くする感情を多くする
社長のための「心」の鍛え方3つ目は、「心を強くする感情を多くする」ということです。
2つ目の「心を静める時間をとる」ことで心を静めることができたら、相手に対してや自分自身に感謝をすることを心がけましょう。
心を静めた状態になると「〇〇さんは今日はあんなに頑張ってくれた」「たくさん助けられた」といった「愛のある言葉」が浮かんでくる状態になれます。
このような「愛のある言葉」は心を強くします。感謝の感情を多くすることで、感情的になることが減ってきて関わっている人間関係も良好になります。
社長は、他の社員と比べて、影響力があるため自分が発する言葉には責任があります。
だからこそ「愛のある言葉」が浮かんでくるマインドフルネス状態になれるように心を強くしてきましょう。
・「感謝」の感情を1日のなかで増やしていきましょう。
➡︎そうすることで、優しい言葉が出てきて人間関係もいい方向へと向かっていきます。
まとめ
社長のための「心」の鍛え方は、「心を傷つける言葉を使わない」「心を静める時間をとる」「心を強くする感情を多くする」ことです。
社長は影響力があるため過去の失敗や後悔、相手のミスばかりに焦点があたり感情的になってしまったり、心がすさんでいる状態だと人間関係が崩れてしまう可能性があります。
「心ここにあらず状態」から「今を生きている(この瞬間に集中)状態」になるマインドフルネス状態になれる取り組みを行っていきましょう。
そのために、社長のための「心」の鍛え方3選を日常で取り入れていき、マインドフルネス状態を手に入れていきましょう。
年商5億円を超えさらなるスケールアップを目指す経営者必見!
あなたのビジネスをスケールアップさせる集客と組織作り、
さらに、成功事例やここだけのお得な内容をお届け致します。