成功者は、心身のケアや実現したいことを達成するためにさまざまな習慣を行っています。
成功者は自分のやりたいことを次々にかなえるために、毎日の小さな行動こそ大事にしているのです。
セミナーズでは経営者向けの教育事業を行っていますが、いわゆる成功者と呼ばれる方と接する機会が多くあります。
日本のみならず海外の方も含めて様々な成功者にお話を伺ったところ、共通して行っている習慣を見つけました。
何を持って成功というかは人により異なりますが、この記事では年収1億円以上を稼いでいる成功者の方の習慣を紹介します。
また、習慣を続けるポイントも紹介しますので参考にしてください。
やりたいことを実現するための習慣
成功者は自分のやりたいことを具体化して実現するために次の習慣を行っています。
- 数値で目標設定をする
- 目標に向かって継続的に努力する
- 早起きをする
それぞれについて見ていきましょう。
数値で目標設定をする
成功者は、数値での目標設定を習慣にしています。目標を曖昧なものではなく、具体的な数字で設定しているのが特徴です。
たとえば「何キロまで体重を落とす」と決めたら、目標を達成するためにいつまでにこれをやる、週に何回このトレーニングをするなどと目標設定を細かく行います。
そして日々できているかをストイックにチェックしていて、最終的な目標を達成するまでやり続けます。
実際に1億円以上稼いでいる経営者の方で、大きな金額を稼げていることを表面的には「運が良くって」「人に恵まれて」と話される方が多くいます。
しかし、裏側ではストイックに綿密に数字を立てて目標設定をしているのです。
目標に向かって継続的に努力する
成功者は、目標に向かっての継続的な努力を習慣にしています。
目標を立ててやると決めたことは絶対に1人で着実に進めていて、継続的な努力をやりすぎるほどに徹底しています。
たとえば「ネイティブレベルの英会話力を身につけたい」という目標があれば、1時間のオンラインの英会話トレーニングを毎日行うなど、最終的な目標を達成するまで継続して続けているのです。
早起きをする
成功者は、早起きを習慣にしています。成功者は自分に対する規律を厳しく作る人が多いですが、早起きの習慣もその一つです。
1億円を継続して稼ぐ状態を作っている人は、周囲がそれだけの金額を払っていることを意味します。つまり、周囲からの期待や思いもその分受け取っているということです。
実際に成功者はその事実をしっかりと認識しながら、それ相応の金額を受け取れるぐらい努力しているのです。
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心と体を健康に保つための習慣
成功者は心と体を健康に保ち、仕事で大きな成果を出すために次の習慣を行っています。
- 瞑想する
- 質のよい食事をする
- 運動する
それぞれについて見ていきましょう。
瞑想する
成功者は瞑想を習慣にしています。
瞑想をすることで自分の心の状態を整えて、周りとの関係性を良好に保ったり自分の意識状態をコントロールしたりしているのです。
意識的にこのような状態を保っていないと、多額のお金や他者からのエネルギーをもらい続けるのは難しいのかもしれません。
成功者の中には瞑想をやったことがない人もいます。しかし、このような方は仕事に没頭することで、驚くほど集中している状態になっています。
いわば、ゾーンに入っているので瞑想しているのと同様といえます。
質の良い食事をする
成功者は質の良い食事を習慣にしています。よい仕事をするには、体が資本で健康が第一です。
実際に成功者の方は収入が増えていくほどに、食事にとてもこだわります。
たとえば、化学物質や合成物質など体に良くないものは、仕事のパフォーマンスを下げる原因になるため排除しています。
反対に質の良いタンパク質や糖質を摂っていると脳はとても機能的に動き、生産性も大きく上がるため、積極的に食べるのです。
このように成功者は身体に悪いものは食べない、良いものは積極的に取るということを意識し、仕事のパフォーマンスを上げています。
運動する
成功者は運動を習慣にしています。日ごろから運動をしてしっかりと体調管理に気を配っているのが特徴です。
運動は集中力や記憶力を向上させて、仕事のパフォーマンスを上げる効果があるほか、精神的な疲れを取るのにも役立ちます。
挑戦を続けるための習慣
成功者は、不確実で未知な目標を達成し、日々挑戦を続けるために次の習慣を行っています。
- 読書する
- 情報収集にもとづいてよい決断をする
- リスクを取る
それぞれについて見ていきましょう。
読書する
成功者は、読書を習慣にしています。
「人は自分が聞いた言葉通りになる」というように、外から受ける情報に無意識に影響を受けます。
そのため、良い本を読むことで自分の意識を高めるのです。
さらに成功者の方は、本を読んでいるだけではなく様々な情報収集をかかしません。
たとえば、金融や政治、経済情報など様々な分野の情報収集を日頃からしていて、経営で良い判断ができるようにしています。
情報収集にもとづいてよい決断をする
成功者は、情報収集に基づいてよい決断をすることを習慣にしています。
成功者は、やるべきこととそうでないこと、どの方向に進むべきかを決断する力があるから、前進を続けて収入を増やせているのです。
気が付いたら多額の金額を稼げているということはありません。
成功者が成功しているのは、日々決断を積み重ねた結果なのです。
リスクを取る
成功者はリスクを取ることを習慣にしています。成功者は日頃の情報収集に基づいて時期をみて決断し、リスクを取っています。
「決断をしてリスクを取る」ことを繰り返すことで、一歩ずつ前進しているからこそ、相応の収入が得られているといえます。
周囲との関係を良好にするための習慣
成功者は、周囲との関係を良好にするために次の習慣を行っています。
- ポジティブな言葉を使う
- 感謝の思いを忘れない
- 周囲の人を大切にする
それぞれについて見ていきましょう。
ポジティブな言葉を使う
成功者は、ポジティブな言葉を使うことを習慣にしています。
人間関係において、ネガティブな言葉ばかりが行き交っていると周囲との関係性が悪くなります。
労いの言葉をかけたり良い部分を積極的に伝えたりとポジティブな言葉を使い、周囲と良好な関係を作っているのです。
成功者は自分を鼓舞するためにも使う
成功者の方は、ポジティブな言葉を自分に対する鼓舞をする意味でも使います。
たとえば「俺は大丈夫」「私ならいける」などと自分を勇気づける言葉を意識的に使うのです。
実際に自分の発した言葉は、脳に届くため、大変な状態にあっても自分の気持ちを上向きにしていくことができるのです。
成功者の方は、自分のエネルギーを下げないことをとても意識しています。
感謝の思いを忘れない
成功者は、感謝の思いを忘れないことを習慣にしています。成功者は、現状に慢心せず「運が良かったです」「皆さんのおかげです」などと周囲への感謝を忘れません。
なぜなら感謝の思いを忘れてしまえば、自分に慢心してしまうからです。
そうすると、私たちは新しいことを学ばなくなります。
「すでに知っている」と思うから、学ぶ必要がないと感じるのです。
そうすると新しい情報が入ってこなくなるため、自分のスキルや事業は停滞します。
ところが周囲は変化し続けているため、市場や社会のトレンドなどが変わったときに、ビジネスが上手くいかなくなってしまうのです。
周囲の人を大切にする
成功者は、周囲の人を大切にするのを習慣にしています。
家族や社員の人間関係だけではなく、サポートしてくださる全ての周りの人を大切にすることを意識しています。
なぜなら幹部や弁護士、融資を受けている銀行の方など周囲に支えられているからこそ、経営を維持できていることをいつも感じているからです。
たとえば、実際に年始には融資を受けている銀行に出向いて、去年の感謝や今年の挨拶を伝えたり、株主には、協力していることの感謝を伝えたりすることを行っています。
習慣を続けるためのポイント
成功者の習慣は、真似することで自分も同じ行動や思考のルーティーンを取り込めるようになり、自分が望む姿に近づけるでしょう。
ここでは、習慣にしたいことを続けるためのポイントを紹介します。
習慣を続けるためには、以下のことに取り組んでください。
- 自分の価値観にマッチする目標設定をする
- 目標達成へのマイルストーンを決める
- ゴールにたどり着いた後のイメージをする
- 日々の行動に意図をつける
それぞれの項目を解説します。
自分の価値観にマッチする目標設定をする
習慣を継続するためには、自分の価値観に沿った目標設定をしましょう。
「成功したい」と感じて、ただ闇雲に成功者の習慣を取り入れても、自分が最終的にどのような姿になりたいのかが定まっていなければ、向かうべき方向が分からず取り入れたい習慣を続ける意味も分からなくなってしまいます。
まずは自分にとっての成功とは何かを考えてみてください。
たとえば「生産性を上げて毎日の労働時間を短くしながら家族との時間を確保したい」「仕事にコミットして年に1億円以上稼ぎたい」などがあるかもしれません。
人によって大事にする価値観は異なります。
自分が本当に求めていることは何かを考えて、価値観に沿った目標設定を立ててみてください。
自分の価値観を探すテスト
自分の価値観に沿った目標設定を立てるための方法を紹介します。
厚生労働省が提案する「価値観診断」は、自分が大事にする価値観を明らかにするのに役立つテストです。
価値観診断では、あなたが仕事を選ぶ上で重視する項目について25個の質問に答えることで、あなたが仕事をする上で重視することと重視しないことを診断することができます。
診断結果には、次の5つの志向の度合いが10点満点の数値で表されます。
- 専門志向
- 経営管理志向
- 自律志向
- 起業家志向
- 生活重視志向
それぞれの志向の得点の違いを確かめることで自分がどのようなことに価値を感じるのかが分かります。
目標達成へのマイルストーンを決める
習慣を継続するためには、最終的な目標達成をするにあたって、そこにたどり着くために必要な小さな目標(マイルストーン)を決めてください。
目標を達成するために必要な小さなゴールをいくつか決めておくことで、今は何をするべきかが分かり目標達成に近づいている感覚を忘れないでいられます。
ゴールにたどり着いた後のイメージをする
習慣を続けるためには、毎日のモチベーションを切らさないことが大切です。
習慣を続けられるマインドセットを整えるためには、目標達成した後に自分がどのような姿になっているかをイメージしましょう。
目標達成後の気持ちや豊かさについて鮮明に考えるほどやる気を保ちやすくなります。
達成後の姿をイメージすることで目標の実現に近づく理由
達成後の姿をイメージすることで目標の実現に近づく理由は、脳の構造にあります。
人間の脳は、いつも想像したり考えたりしていることが無意識下に取り込まれます。
そのため、この無意識が日常生活の小さな意思決定や行動などにも表れていくのです。
だからこそ日常的に達成後の姿をイメージすることで、その目標達成に向けて無意識に行動できるようになります。
目標達成後の姿をイメージするワークのやり方
達成後の姿をイメージするワークのやり方を紹介します。
まず、目標達成をした後にあなたはどのような景色を見たり、どのような音や声が聞こえたりするかなど視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚の5感がどのように感じるかを鮮明にイメージしてください。
そして、目標を達成した後にどのようなポジティブな気持ちになるかを考えてみてください。
5感の感覚を深く考えるほど、達成後の気持ちもより実感しやすくなります。
日々の行動に意図をつける
習慣を続けるためには、最終的な目標を達成するために日々の行動に意図をつけることでモチベーションを高められます。
毎日の小さな行動に意味を見出すことで、今自分は何のために頑張っているのかをより感じられるため、達成感を得ながら目標達成を目指せるのです。
最終的な目標に向けて小さなマイルストーンをクリアしていくためには、毎日のやるべきことに、どのようなことを思いながら実施するのか行動に意図をつけましょう。
意図付けの例
たとえば「体力づくりのためにスクワットを1日50回やる」というやるべきことがあるとしましょう。
これには「足への筋肉がついていることを実感しながらトレーニングをする」「先週より短い時間で達成して、成長を実感する」などと意図をつけられます。
まとめ
この記事では、成功者の習慣と習慣を続けるためのコツを紹介しました。
成功者は日々自分の状態を維持したり、やりたいことを実現したりするために習慣的に日々の行動に気を配っていることが分かります。
あなたがえがく成功者像に近づくためには、自分の考え方や大事にするものを見直しながらあなたの価値観にマッチした目標設定を立てることから始めてみてください。