セミナーへの集客を成功させる上で、告知方法は非常に重要なポイントの1つです。
効果的に告知することにより、高い集客効果が期待できます。
一方で、次のように感じている方も多いことでしょう。
- どのようにセミナー告知をすればいいのかが分からない
- セミナー告知で何を伝えるべきか迷ってしまう
- 集客効果の高いセミナー告知方法が知りたい
今回は、セミナー告知に掲載するべき項目と構成例、集客効果の高い告知方法を紹介します。
それぞれの告知方法についてメリットと注意点も解説していますので、ぜひ参考にしてください。
セミナー告知に掲載するべき項目
セミナー告知には2つの目的があります。
1つはセミナーの存在を広く知ってもらい、集客に繋げることです。
もう1つの目的は、参加検討者にセミナー内容を分かりやすく伝え、参加を後押しすることにあります。
せっかくセミナーに興味を持ってもらえたとしても、詳しい内容や申込み方法が分からないと申込みに繋がりません。
参加を検討している層を取りこぼさないよう、告知内容をしっかりと吟味しておく必要があります。
セミナー告知では、次の項目を必ず伝えましょう。
▼セミナー告知で伝えるべき項目
- セミナータイトル
- キャッチコピー
- セミナー概要
- 開催日時
- 対象者・参加条件
- 参加定員
- 参加特典
- 申込み方法
- 参加費
- 講師のプロフィール
- LPなどのURL・QRコード
- 会場(住所・アクセス)
- 主催者情報
- 問い合わせ先
必要な情報を漏れなく掲載するだけでなく、伝えたい情報に優先順位を付けてバランスよく掲載することが大切です。
参加検討者の立場をイメージし、何を重点的に伝えれば申込みに繋がるのかを十分に検討しましょう。
セミナー告知の構成例
セミナー告知を目にした人の大半は、告知文を上から順に読んでいきます。
文面の構成に迷った場合は、告知の構成例に沿って作成していくのも1つの方法です。
セミナー告知の一般的な構成例を紹介しますので、開催するセミナー情報に当てはめて構成してみましょう。
1. イメージ画像 | セミナーのイメージを伝える画像(LPやチラシの場合) |
2. タイトル・キャッチコピー | セミナーの特徴や参加メリットが分かる端的なコピー |
3. セミナー概要 | セミナーに関する説明文を数行で記載 |
4. 対象者・参加条件 | どんな人におすすめのセミナーなのかを箇条書きで記載 |
5. 講師プロフィール | 講師の実績や経歴を紹介 |
6. 重要な情報 | 申込み方法、参加費、参加特典、参加定員を記載 |
7. 詳しい情報 | 会場、主催者情報、問い合わせ先など |
必要な情報を順序立てて掲載していくことで、無理なく告知内容を届けることができます。
また、告知文を読んでもらえるかどうかは、冒頭のタイトル・キャッチコピーのインパクト次第と言っても過言ではありません。
ターゲットが「知りたい」「聞き逃したくない」と感じるタイトル・キャッチコピーを考案することが大切です。
集客効果の高いセミナー告知方法5選
集客効果の高い5つのセミナー告知方法について、それぞれのメリットと注意点を解説します。
複数の媒体を組み合わせて告知することで相乗効果が生まれ、より高い集客効果が得られることでしょう。
セミナーポータルサイト
セミナー告知に特化したポータルサイトを活用する方法です。
ポータルサイトを訪れる方々の多くはセミナーに関心があるため、有効な告知方法といえます。
フォロワー数の多いSNSアカウントや多数の登録者を抱えるメルマガがなくても、効果的に告知ができるのが大きなメリットです。
無料で活用できるサイトと、掲載料・登録料・手数料などが必要なサイトがあります。
一般的に有料ポータルサイトのほうが主催者や参加者の質が高く、信頼性が高いといえるでしょう。
ビジネス系のセミナーであれば、セミナーポータルサイト「セミナーズ」の活用がおすすめです。
申込みの受付から決済までをワンストップで行えるので、セミナー集客を効率よく進めることができます。
メリット
- セミナー情報を求めている層にリーチしやすい
- 自社媒体がない・アクセス数が少ない場合も集客できる
- 告知内容のテンプレートを活用できるサイトもある
- SNSシェア機能や申込み機能を活用できる
注意点
- 競合セミナーに勝つには魅力的な告知文を掲載する必要がある
- ポータルサイトの方向性とセミナー内容が合致している必要がある
SNS
SNSでセミナー告知を行い、集客する方法です。
ユーザー間でセミナー情報がシェアされ、爆発的に拡散される可能性があります。
ビジネス系セミナーならFacebook、若年層が対象のセミナーならInstagramといったように、媒体を使い分けましょう。
また、広告費を投じればSNS広告を活用したセミナー告知も可能です。
ユーザーの属性に合わせて広告を表示させることもできるので、効果的にセミナー告知を行うには適した媒体といえます。
ただし、ユーザーの反応を見ながら告知する時間帯や告知内容をチューニングしていかなくてはなりません。
SNSの運用に長けたマーケティング担当者が不可欠である点に注意しましょう。
メリット
- 低コストでセミナー告知ができる
- セミナー情報がシェアされ爆発的に拡散される可能性がある
- セミナー内容と親和性の高いSNSを活用することで高い広告効果が得られる
- ユーザーの属性を絞って広告を表示させることができる
注意点
- 自社アカウントに一定以上のフォロワーがいることが前提
- 効果的に運用するにはマーケティングの知識が必要
メルマガ
自社で運用しているメルマガでセミナー告知を行う方法です。
すでに自社が発信する情報や提供する商品に興味を持っている層にリーチするので、申込みに繋がりやすい傾向があります。
オウンドメディアやLPと組み合わせることで、メルマガ経由でより詳細なセミナー案内を見てもらうことも可能です。
ただし、メルマガ読者が一定数確保されていなければ効果的な告知方法とはいえません。
日頃から有益な情報を発信し、読者の信頼を獲得しておく必要があります。
セミナー告知のみ行うメルマガは購読解除する読者が増加する傾向があるため、日頃からのメルマガ運営が重要な課題といえるでしょう。
メリット
- 新たに広告費をかけることなくセミナー告知ができる
- すでに自社に関心を寄せている読者にセミナー情報を届けられる
- オウンドディアやLPへのリンクを設置することでアクセス数の増加が見込める
注意点
- 告知の効果はメルマガ登録者数に依存する
- 日頃から有益な情報を発信し読者の信頼を得ておく必要がある
- 効果的に集客するには文章術や文章構成力が必要
チラシ
セミナー情報を掲載したチラシを作成し、配布する方法です。
昔ながらの集客方法ですが、高精細な写真を掲載できたり、凝ったデザインで目を引いたりできるメリットがあります。
PCやスマホをあまり使わない層にもリーチしやすいので、シニア層がターゲットの場合には有効な集客方法です。
また、直接手渡す以外にも商品パンフレットと一緒に郵送する・ポスティングするなどさまざまな活用方法があります。
一方で、効果的なチラシを作成するにはデザインや構成の知識が必要です。
印刷枚数が増えるほどコストもかかるため、費用対効果を考慮して作成することが求められます。
メリット
- 高精細な写真や凝ったデザインで人目を引くセミナー告知ができる
- PCやスマホをあまり使わない層にもリーチしやすい
- 郵送やポスティングなど幅広い告知方法に活用できる
注意点
- 効果的なチラシを作るにはデザインや構成の知識が不可欠
- 印刷費が必要になるため、一定以上の広告費を確保する必要がある
他のセミナー内での告知
別のセミナー内で告知のための時間を確保してもらい、自社セミナーを案内する方法です。
すでにセミナーに参加している層に告知できるので、申込みのハードルが低いことが大きなメリットといえます。
開催予定のセミナーと親和性の高いセミナーで告知すれば、関心を寄せる方々が一定数いることでしょう。
ただし、参加者が本来期待している話題ではない可能性も高い点に注意が必要です。
長々と告知すると逆効果になりかねないので、短時間で要点を絞って告知する必要があります。
メリット
- 費用をかけずにセミナーを告知できる
- 現にセミナーへ参加している方々に向けて告知できるので、申込みへの心理的ハードルが低い
- 類似するテーマのセミナーで告知することで、関心を寄せる層が一定数現れる可能性がある
注意点
- 本来のセミナー趣旨とは異なる話題のため、十分に時間をかけて告知することは難しい
- 告知するセミナーの内容によっては、参加者が興味を示さない可能性がある
- 告知に適したセミナーがタイミングよく見つかるとは限らない
その他のセミナー告知方法
セミナー告知の重要なターゲットは新規参加者ですが、他にもセミナー告知の対象になる方々はいます。
申込者の母数を確保しておく意味においても、次に挙げる方々にもセミナー告知を積極的に実施しましょう。
前回のセミナー参加者への告知
前回、別の自社セミナーに参加した方々へ告知することで、再び参加してもらえる可能性があります。
とくに以前のセミナー内容に満足している層であれば、セミナー主催者に対する信頼が醸成されているはずです。
「以前と同じ会社が開催するセミナーなら、きっと間違いないだろう」と思ってもらえれば、申込みに繋がると考えられます。
過去に複数回にわたってセミナーに参加した実績のある方々には、優先的に告知を行いましょう。
リピーター限定の特典や割引、優先招待などのインセンティブを付与するのも有効な方法です。
自社のファンとして顧客を育てていくことで、口コミなどの波及効果にも期待できます。
取引先や顧客など関係先への告知
取引先や顧客など、すでに繋がりのある関係先にもセミナー告知を実施しましょう。
取引先や顧客の担当者が直接申し込む可能性があるほか、紹介によって新たな参加者を獲得できる可能性があります。
信頼関係が築かれている関係先であれば、セミナー参加者の紹介をこちらから依頼してみるのも1つの方法です。
セミナー告知に注力している事実を知ってもらうことで、紹介可能な知人を思い出してもらえるケースも少なくありません。
紹介してもらえるのを待つのではなく、「ぜひ紹介してほしい」と明確に伝えることが大切です。
セミナーの存在をできるだけ多くの方々に知ってもらう意味でも、取引先・顧客への告知も忘れないようにしましょう。
メール署名欄にセミナー紹介文を掲載
メールの署名欄にセミナー紹介文を掲載するのもおすすめの方法です。
署名欄にセミナータイトルと開催日時、簡単な紹介文を掲載しておくことで、メールを受信した方々の目に留まります。
セミナー情報を掲載したオウンドメディアのページやLPへのリンクも、必ず設置しておきましょう。
署名欄は一度設定してしまえば、メールを送信するたびに自動的にセミナー告知をすることができます。
一見すると地味に思える告知方法ですが、日常業務の中でセミナー情報をアピールできる貴重な機会ともいえるのです。
時間の短縮にもなりますので、設定してみることをおすすめします。
まとめ
セミナー告知は集客の成否を分ける重要なプロセスといえます。
セミナー告知に掲載するべき内容に漏れが生じないよう、今回紹介した項目を参考に告知文を構成しましょう。
また、セミナー告知方法にはさまざまな媒体の活用が想定されますが、それぞれの媒体にはメリットと注意点があります。
開催するセミナーのターゲットに届きやすい方法を複数駆使して、集客へと繋げることが大切です。
ぜひ本記事を参考に、効果的なセミナー告知と集客を実現してください。
セミナー告知から集客成功までの事例が蓄積されていけば、社内の貴重なリソースとなっていくはずです。
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