朝起きたら元気になる3つの方法|アンソニー・ロビンズ式

最終更新日: 2024/01/16 公開日: 2021/12/22
  • 「ここ最近やる気が起きない」
  • 「朝から仕事に行くのが憂鬱だな...」
  • 「朝って眠いし、全然元気がでない...」

このように思っている方はいませんか?

このように思ってしまう方は、朝から背筋をまげて体を丸めた状態で「辛い...」「昨日最悪だったな...」といった言葉を言ってしまっている人が多いのではないでしょうか。

この状態のままだと、身体の状態や精神の状態ともにバランスよく保つことは難しいと言われています。

今回は、コーチ・講演家・作家・慈善事業家で世界的に有名なアンソニー・ロビンズ式、朝起きたら元気になる3つの方法をご紹介します。

トライアドとは?

トライアドとは、3つのポイントでステート(状態)が成り立っていることを指します。

アンソニー・ロビンズは、上記の3つのポイントが「心の状態」や「身体の状態」に影響を与えると提唱しています。

この3つを意識することで、朝のステート(状態)がバランスよく成り立ちます。

フィジオロジー

1つ目のポイントは、「フィジオロジー」です。

これは簡単に言うと、身体の使い方のこと。身体の使い方を少し変えるだけで朝の気分が変わります。

フォーカス

2つ目のポイントは、「フォーカス」です。

フォーカスとは、どこに「視線」「視点」「焦点」を向けるかということです。

どこに意識を向けているか、そしてどこに焦点を置いているのかでステート(状態)が変わります。

言葉|意味づけ

3つ目のポイントは、「言葉と意味づけ」です。

例えば、失敗した時に「失敗した...」と意味付けするのか、「成長の機会」と意味付けするのかでステートは変わってきます。

どういう言葉を使うのか、どう意味づけするのかでステート(状態)が変わってしまうということです。

朝起きたら元気になる3つの方法

ここからは、具体的に朝起きたら元気になる3つの方法を解説していきます。

体の使い方を変えてみる

朝起きたら元気になる3つの方法の1つ目は、「体の使い方を変えてみる」です。

体の使い方は感情に直接的に関わってきます。

例えば、少し元気がない方や精神的に参ってしまっている方は、下を向き背中が丸まっている姿勢の方が多いです。

こういった体や姿勢の保ち方を毎日してしまっていると、感情も下向きになってしまいます。

肉体的な体の使い方は、「感情のキーボード」みたいなものです。

要は、キーボードで打った音は外部に出力される(表示される)ことと同じで、“押せば返ってくる = 体の使い方で感情が返ってくる”ということです。

具体的に行っていただきたい体の使い方は下記の通りです。

  1. ガッツポーズ
  2. 胸を開く(胸の位置を2ミリあげる)
  3. 胸を開きながら両手を頭の上にあげる

この3つを朝に行うだけで、朝のエネルギー状態が高まります。

焦点の置き方を変えてみる

朝起きたら元気になる3つの方法の2つ目は、「焦点の置き方を変えてみる」です。

人間がどこに焦点(意識)を向けるのかで感情が大きく変わってきます。

例えば、昨日の仕事で失敗した経験を朝から思い出し「昨日いっぱい失敗したな...ダメだ」と【昨日の失敗】フォーカスしてしまっていると感情は下がってしまいます。

フォーカスをどこに向けているかで、人間の感情は簡単に引っ張られてしまうということです。

昨日の失敗に焦点にあてるのではなく、今日の目標に焦点をあてれば朝の気分は変わってきます。

さらに、人間は感情だけではなく焦点(意識)が向かっている方に“行動”も向かっていってしまいます。

壁を見るな!行きたい方向を見ろ!

アンソニー・ロビンズは、“壁を見るな!行きたい方向を見ろ!”とよく言っています。

たとえば「F1レース」のとき。

スピードが速い車は、壁をずっと見ながら運転しているとスリップして壁にぶつかってしまいます。

そうではなく運転中は、いきたい方向を見ながら運転しています。

要は、行きたい方向をみるとそこに向かえるということです。

経営では想いビジョンにフォーカスする

経営者の方が「倒産したらどうしよう...」「コロナだ、どうしよう...」このようなネガティブ意識ばかりにフォーカスしてしまうと、倒産にまっしぐらな結果になってしまいます。

具体的にフォカースすることは、「そもそも経営においてどうしたかったのか」ということです。

  • 食文化を通じて美味しい料理を提供し顧客を笑顔にしたかった
  • 教師として受講生の人生を変えたい
  • 人の健康に貢献したい

「コロナだからどうしよう...」ではなく、このような想いビジョンフォーカスすることで行動も変わっていきます。

感謝にフォーカスしているか

これは、日頃の生活するうえでも同じです。

「昨日はとても辛かった...」と思ったとします。苦痛だった出来事があったのはもちろん事実でしょう。

しかし、「感謝できること」に焦点を当て探してみてください。

苦痛と感じていたことに対して「上司が手を貸してくれた出来事」と意味付けや焦点を変えることで昨日の苦痛と思っていた出来事が「助けてくれた(感謝する出来事)」に変わってきます。

[ポイント]
✖️ 昨日の残念、今日の苦痛
◯ 昨日の感謝、今日の目標

言葉の使い方を変えてみる

朝起きたら元気になる3つの方法の3つ目は、「言葉の使い方を変えてみる」です。

言葉は感情の増幅機といわれています。言葉を変えるだけでかなりの変化を感じることができます。

先程の「焦点の置き方を変えてみる」と連動していることですが、例えば「今日も辛いな...」というような言葉をいうと【辛い】増幅させてしまい、さらに辛い感情を強化してしまいます。

ですから、ポジティブな言葉をいうことで幸福感を感じることができるため【幸せ】が増幅します。

例えば、具体的に発していただきたいのは下記のような言葉です。

  • 今日も素敵な1日だ!
  • 今日も感謝の気持ちでいっぱいだ!
  • 嬉しい!楽しい!最高だ!

人間は誰でも苦しいことや辛いことがありますが、あえてこの言葉を使ってみることで感情が変わって自然と行動も変わってきます。

[ポイント]
“唱句”を決めてそれを唱える。
①自分が頑張れると思える言葉や気分が上がる言葉を決める。
②その言葉を口に出してみる。
③繰り返す。

まとめ

朝起きたら元気になるためには、まずはステート(状態)が何で構成されているかを知ることが重要です。

  1. フィジオロジー
  2. フォーカス
  3. 言葉と意味づけ

朝起きたら元気な状態を維持するために、この3つのポイントを意識しましょう。

「体の使い方が変わると、焦点や意識が変わる」

「焦点が変わると、出来事の意味付けが変わる」

「意味付けが変わると、言葉が変わる」

最終的に言葉が変わると行動が変わるため、結果がいい方向に変わり始めます。

このように、体の使い方焦点の置き方言葉の使い方を変えることで朝の気分が変わってきますので取り入れてみてくだい。

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最終更新日: 2024/01/16 公開日: 2021/12/22