ビジネスに関心のある人や、実際に自分でビジネスを始めようと思っている人の多くが、ジェームス・スキナーの名を一度は耳にしたことがあるでしょう。
ジェームス・スキナーは実業界において知らない人はいないほどの有名人ですが、
・具体的にどんな実績のある人なのだろう?
・どのようなことを学べるのだろう?
と感じている人もいるはずです。
本記事では、ジェームス・スキナーの主な実績と得られる学びについてポイントを絞って解説しています。ぜひ参考にしてください。
ジェームス・スキナーとは?
ジェームス・スキナーは1964年生まれのアメリカ人で、経営コンサルタントのほかセミナー講師、作家など多方面で活躍しています。
日本とも深い関わりがあり、19歳で来日し、早稲田大学にて国際ビジネス論を学んでいます。
NECをはじめ、日本経済生産性本部、財務広報コピーライターなどを歴任したことでも知られています。
ビジネスに関心のある皆さんであれば、次の書籍や製品は馴染み深いはずです。
・書籍『7つの習慣』
・フランクリン手帳
実は、これらの商品はいずれもジェームス・スキナーが初代日本支社長を務めたフランクリン・コヴィー社が世に送り出した商品です。ビジネスパーソンの間で広く認知されてきたこれら商品を、彼はなぜ生み出せたのでしょうか。ジェームス・スキナーの過去の実績に、そのヒントが隠されています。
ジェームス・スキナーの主な実績
ジェームス・スキナーは多才な人物であり、数々の方面で優れた実績を残しています。輝かしい功績の中でも、とくに次に挙げる3つを押さえておく必要があるでしょう。
最年少外交官として
ジェームス・スキナーは世界最年少アメリカ合衆国外交官として活躍した経歴の持ち主です。アメリカ大使館にて、日本政府の中央省庁との交渉や情報収集を担う人材に若くして抜擢されており、当時から明晰な頭脳の持ち主として頭角を現していたことがうかがえます。
実業家として
ジェームス・スキナーは40社もの企業を立ち上げてきた起業家としても知られています。米国最大の研修会社であるフランクリン・コヴィー社の初代日本支社長を務めており、日本に「フランクリン手帳」を紹介した人物としても有名です。
累計発行部数が世界4,000万部、国内240万部を突破する大ベストセラーとなった『7つの習慣』(スティーブン・R・コヴィー著)は、ビジネスに携わる人であれば誰もが一度は聞いたことがあるでしょう。『7つの習慣』もまた、フランクリン・コヴィー社が日本に紹介した書籍です。
このように、ジェームス・スキナーは実業家として日本のビジネスシーンに大きな影響を与えた人物といえます。
ベストセラー作家として
ジェームス・スキナーの優れた功績は、多くのビジネスパーソンが成功のノウハウを知る契機を与えてきました。
ジェームス・スキナーが世に送り出してきた著書の累計発行部数は230万部にものぼります。一般的にビジネス書は2万部以上で大ヒットとされ、10万部を超えると記録的なベストセラーとされることを踏まえると、もはや疑う余地のないベストセラー作家といえるでしょう。
2019年に刊行された単行本『史上最強のCEO』は初版100万部という桁違いの部数となっており、ジェームス・スキナーが今もなお実業界で広く注目を集め、影響を与え続けていることがうかがえます。
ジェームス・スキナーから学べること
ビジネスパーソンがジェームス・スキナーから学べることは数多くあります。その中でも、とくに書籍や名言から学びを得られる例について、代表的なものを紹介していきます。ジェームス・スキナーの思考に触れたいと感じた人は、ぜひ参考にしてください。
書籍
ジェームス・スキナーによる著書を見ていきましょう。ジェームス・スキナーは数多くの著書を刊行しており、ビジネスで成功するためのマインドが詰まったものから、自らコンサルタントとして活動する中で得た知見を紹介するものまで、その内容はさまざまです。代表的な著作として、次の3点を紹介します。
AIが書いたAIについての本
ジェームス・スキナーが監修した、AI自身が書いた日本初のAIについての書籍です。
この本では、AI自身が様々な分野について回答しており、人類がAIをどのように活用すべきかが問われています。
AI革命は今までの革命とは異なり、ホワイトカラーの仕事、芸術、音楽、デザインなどの分野がAIに取って代わられようとしています。いかにして人類はAIと共存していけばいいのか、本書はAI本人が人類に向けて提言する一冊です。
AIが書いたAIについての本|世界初の知識や活用方法について解説
『成功の9ステップ』
ビジネスで成功を手にするだけでなく、人生における幸福を手にしたいと考えている人のためのバイブルともいえる代表的著作です。STEP1「心を決める(決断)」に始まり、成功までの軌跡を具体的な9つのステップで解説しています。
結果を出せる人とそうでない人との違いとは何か?を考察し、成功への道筋について明快に解説した名著として名高い本作は、成功に向けて具体的な行動を起こしたいと考えている人におすすめです。
ジェームス・スキナー『成功の9ステップ』に学ぶ成功の秘訣
『愛の億万長者』
ジェームス・スキナーの著書と聞くと、主にビジネスで成功を手にするためのノウハウを説くイメージがあるかもしれません。しかし、本作では男女の役割の違いや恋愛観、人間関係について説いており、成功者がこれまでの半生で得た知見を余すところなく伝えています。
成功する上で不可欠な価値観として、「人に愛されること」「自分自身を愛すること」が挙げられます。ジェームス・スキナーの世界観に触れ、普遍的な人生観に出会える良書といえるでしょう。
『史上最強のCEO』
2019年に刊行され、初版100万部という驚異的なヒットを記録した著作。一度のコンサルティングで人生観をも激変させてしまうといわれるジェームス・スキナーが、世界中の企業を激変させる「たった4つの原則」について説いています。
リーダーシップやイノベーションといった、ビジネスに携わる人であれば必須の原則について説いた本作。ビジネスオーナーはもちろんのこと、従業員として働く人にとっても大いに示唆を与えてくれるでしょう。
名言
ジェームス・スキナーはその豊かな人生経験から得た教訓を礎として、著書やセミナーを通じて数々の名言を残してきました。以下では、それらのうちのいくつかを紹介します。
あなたは負けるために生まれたはずはない
ビジネスで成功したい、人生をより幸せで豊かなものにしたいと考えている多くの人に、これまでの人生で圧倒的な成功を手にしたことがないという事実は重くのしかかります。
「果たして自分は成功できるのだろうか」と、自信を喪失しそうになることもあるでしょう。
未来の成功を疑ってしまいがちな心の迷いをきっぱりと断ち切り、奮い立たせてくれる名言です。
負けるために生まれた人など誰一人としていない——。
そう信じ切ることが、成功への第一歩だと伝えているかのようです。
問題があると認めるまで現状は変わらない
実業家・起業家としての顔も持つジェームス・スキナーは、ときに厳しい一面も覗かせます。
たとえ現状を変えたいと願っていたとしても、現状に問題があると認めなければ変えることはできない——。
言われてみれば理に適っているように思えますが、意外と見過ごしてしまいがちなことではないでしょうか。
現状を変えたければ、まずは問題があると認めること。
問題があることを他でもない自分自身がごまかしているうちは、真の成功はあり得ないと伝えているのでしょう。
人生のすべてが、自分の「状態」の結果である
自分自身が知覚し、解釈したことの積み重ねが人生を形作っていきます。
つまり、人生のあらゆることは自分自身が作り出してきた結果なのです。
今こうしている間にも、自分の「状態」こそが人生を形成していく。
だからこそ、一瞬一瞬を大切に生き、より良くしていこうと志すことに意義があります。
圧倒的な成功を収めてきたジェームス・スキナーであっても、目の前の人生に真摯に向き合ってきたことを伝えているかのような名言です。
まとめ
ジェームス・スキナーの実績と、著書や名言から学べることについて解説してきました。
ビジネスで成功し、人生をより豊かで幸せなものにしたいと考えている多くの人に、ジェームス・スキナーは示唆を与え続けています。
仕事のモチベーションアップを図り、ビジネスを成功へと導く上でぜひ参考にしてください。
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