- 成功している経営者はどんなマインド・習慣を身につけているのか?
- 夢や目標を実現させるにはどうすればいいのか?
- 今の自分を変えたい・変わりたい
上記のような疑問や悩みを抱えていませんか?
今回は『あなたの夢を現実化させる成功の9ステップ』という本を紹介します。
成功を目指すために必要なマインドを学びたい経営者の方は、ぜひ参考にしてください。
『成功の9ステップ』の概要
はじめに『成功の9ステップ』とはどんな本なのか、ポイントを整理します。
著者ジェームス・スキナーとはどんな人物なのか、『成功の9ステップ』がどのように誕生したのか、ここで理解を深めてください。
著者ジェームス・スキナーとは
ジェームス・スキナーは経営コンサルタントやセミナー講師、作家など多方面で活躍している人物です。
アメリカ人ですが、19歳で来日して以来、日本とは深い関わりを持ってきました。
財団法人日本生産性本部の経営コンサルタントのほか、フランクリン・コヴィー社の初代日本支社長を務めたことで知られています。
フランクリン・コヴィー社は書籍『7つの習慣』や「フランクリン手帳」を日本に送り出した企業。
全てのビジネスパーソンにとって馴染み深いこれらの商品は、ジェームス・スキナーによって日本に紹介されてきたのです。
・トヨタ、Microsoft、日本マクドナルドホールディングス、SONY、NECなどの企業をコサンルタントとして指導
・経営者として累計30社以上の企業経営に携わる
・自ら設立した金融グループを2,000億円のヘッジファンドに成長させる
・日本に紹介した書籍『7つの習慣』の累計発行部数は全世界で4,000万部、日本国内では200万部を達成
・「成功の9ステップ」ライブセミナーを15年以上継続開催
ライブセミナー「成功の9ステップ」の書籍版
スキナー氏は、本書と同タイトルである「成功の9ステップ」というライブセミナーを開催してきました。
3泊4日、朝8時から深夜2時まで連日続けて行われるセミナーと聞くと、非常に過酷なイメージを抱くかもしれません。
過去に「成功の9ステップ」を受講した方々は1万7,000名に達し、多くの人が理想の人生を実現してきた実績のあるセミナーです。
書籍『成功の9ステップ』はライブセミナーの内容が凝縮された本であり、過去に開催されてきたセミナーの集大成ともいえます。
スキナー氏の言葉やマインドなど、圧倒的人気セミナーの要点を学ぶことができる書籍なのです。
要点をまとめた記事をご紹介していますので、ぜひこちらもご覧ください。
夢を現実化させる9ステップ
スキナー氏が説く「夢を現実化させる」ための9ステップを紹介します。
現在の地位や財力に関わらず、物事を成し遂げるために必要な「パーソナルパワー」を手に入れる方法を見ていきましょう。
ステップ1:心を決める
成功の9ステップのうち、スキナー氏が筆頭に挙げているのが「決心すること」です。
「できれば成功したい」「できたらいいな」ではなく、必ず成し遂げるという強い決心が不可欠だと説いています。
成功できないかもしれない、駄目かもしれないといった思いを断ち切り、成功しないという選択を残さないこと。
自身の中での基準が刷新されることで、常に物事をプラスに捉える状態に持っていくことが重要です。
行動を起こすからこそ物事のパターンが見抜けるようになり、決断力も向上してスピードも身についていきます。
何も決断しないまま悩むのをやめ、決断・実行・改善を繰り返すことが成功への第一歩なのです。
ステップ2:パターンを学ぶ
決断・実行すると言っても、闇雲に動き続ければよいというものではありません。
成功者には共通して見られるパターンがあり、成功のパターンを先人から学ぶことで決断の精度が高まっていきます。
成功者が実行してきたことを全く同じようにコピーする必要はありません。
重要なのは「成功者は他の人と何が違ったのか」を見抜き、取り入れていくことです。
誰しも人生には限りがあるため、与えられた時間をできるだけ効率よく活用する必要があります。
成功のパターンを学び、必要に応じて取り入れ、実践していくことが重要です。
ステップ3:健康を手に入れる
近年、多くの成功者が睡眠や食事の重要性について説くようになりました。
スキナー氏は15年以上前から健康の重要性を説いており、成功するための非常に重要な要素と位置づけてきたのです。
適度な有酸素運動、フルーツや野菜から水分を摂る、アルコール・カフェインを摂らないなど、健康の秘訣を具体的に説いています。
集中力を最大限に高めるには健康な肉体が必要であり、健康を阻害する要因は排除するべきだと考えているからです。
活力に溢れた「無限健康」を手に入れるには、食習慣や生活習慣から改善していく必要があります。
ステップ4:感情をコントロールする
人間の感情は複雑であり、自身の感情をコントロールするのは容易ではないと感じる方も多いことでしょう。
スキナー氏は、感情と身体の動き・発する言葉は感情の材料であり、解釈を変えれば感情もコントロールできると説いています。
自分が望んでいる感情を引き起こす言葉を意図的に使い、肯定的な言葉を選ぶよう意識すること。
自己嫌悪やストレスは外部からやってくるのではなく、実は自分自身の内面が作り出している幻想なのです。
自信や意欲、感謝、愛、好奇心といった力強い感情で日々を満たすためにも、言葉や行動を戦略的に選択することが重要です。
ステップ5:結果を明確にする
欲しいものが手に入らない、望む結果が得られないのは、欲しいもの・求める結果に曖昧さが残されているからです。
求める結果が完全に明確な状態になった時、人生はあなたの要求に応えてくれるようになる、とスキナー氏は説いています。
自分自身の限界、現実的な障壁などを一度全て取り払い、理想の1日・理想の生き方を思い描いてみましょう。
重要なポイントとして、思い描いたことを必ず書き留めて可視化しておくことが挙げられます。
書き出した「夢のリスト」を毎日必ず眺め、必ずできると言い聞かせることで、夢は本当に実現していくのです。
プロセスでも手段でもなく、結果を明確にすることが重要といえるでしょう。
ステップ6:時間を管理する
時間は誰にでも等しく与えられている資本であると同時に、人生そのものともいえる貴重な資源です。
望む結果に向かって何をするべきかを計画し、時間を管理することは、成功を目指すために欠かせない要素といえるでしょう。
計画を1週間単位に切り出し、1週間の中で望んでいる結果を生み出すための具体的な行動を書き出していきます。
書き出した行動のうち必須項目にチェックを入れ、やるべきことの中で人に委任できるものは委ねていくことも大切です。
必須ではない項目は思い切って断る・やめてしまうことも必要になるでしょう。
やるべきことを取捨選択し、優先順位を明確化することが重要です。
ステップ7:行動する
計画を行動に移すと聞くと、「ひとまずやってみる」といった状態をイメージする方も多いでしょう。
「やってみる」ではなく「思い切って行動する」ことが不可欠とスキナー氏は説いています。
顕著な例が、スキナー氏のセミナーで行われる「燃える木炭の上を裸足で歩く」という演習です。
参加者は、燃える木炭の上を「歩く」「歩かない」のどちらかを選択することになります。
現実の生活や仕事においても、燃える木炭の上を歩く時のように「やるか、やらないか」の二択しかありません。
思い切って行動を起こすエネルギーが引力を生み出し、人・モノ・カネが付いてくる好循環を作り出すのです。
ステップ8:改善する
決断し、行動したからといって、あらゆる試みが初めからうまくいくとは限りません。
一度つまずいたからといって諦めるのではなく、失敗から得た学びを反映させ、改善を繰り返す必要があります。
失敗しても改善を繰り返していくことで、着実に成功へと近づくことができるからです。
もしうまくいかない状況が続くようなら、アプローチを根本的に変える必要があるでしょう。
成功するまで改善を続ければ、最終的に失敗することはありません。
ステップ9:他の人を参加させる
成功の確率を高めるには、同じ志を持つ人に参加してもらうことが重要です。
1人でできることには限度があり、人と協力することでより大きな成果や優れた結果がもたらされるのは紛れもない事実でしょう。
人と競争するよりも、協力者を多く集めるほうが成功をつかむチャンスも多くなるはずです。
傾聴力を高める方法、相手との共通点を見出す方法、相手が望むものを提示する説得方法など、さまざまな手法が紹介されています。
話法を単なるテクニックとして用いるのではなく、成功に近づくための戦略と捉えている点がスキナー氏の大きな特徴です。
リーダーシップに磨きをかけ、多くの人に成功のステップへと参加してもらいましょう。
『成功の9ステップ』の名言
『成功の9ステップ』から、スキナー氏の名言を厳選しました。
書籍はどのページもスキナー氏の名言・金言に溢れています。
ぜひ実際に書籍を手に取って、スキナー氏の言葉に触れてみてください。
行動する前に結果を明確にイメージする
(『成功の9ステップ』p.286)
皆さんは何かが欲しい・何かを目指したいと感じたとき、どのように思考していますでしょうか。
- まず何をするべきか?(行動)
- どんな手段を講じるべきか?(方法)
- 具体的なスケジュールは?(計画)
行動・方法・計画よりも、はるかに重要で真っ先に明確化すべきことがあるとスキナー氏は説いています。
最初に明らかにするべきことは「結果」なのです。
自分は何が欲しいのか、何を望んでいるのか、目指すべきゴールをまず明確にしなければなりません。
何人の顧客にアポイントを取るか、どんなトークをするか、いつまでに何をするかは、いずれも実行項目です。
何をもって成功とするかを定義しなければ、1日中慌ただしく動き回っていても充実感は得られないでしょう。
実は、私たちの脳は鮮明に想像したことと実際に経験したことを区別できません。
自分は何が欲しいのかを明確にすることで、取るべき行動が明らかになるのです。
エネルギーを集中させる
(『成功の9ステップ』p.372)
成功者に共通する特徴を問われたら、あなたは何と答えるでしょうか?
並外れた集中力やバイタリティ、人を惹きつける魅力などを挙げるかもしれません。
スキナー氏は、集中力をレーザーの持つエネルギーにたとえています。
電球は光が分散しているため、一点だけに強烈なエネルギーを照射することができません。
鉄板でさえも切ることができるレーザーのエネルギーは、まさに集中力によってもたらされているのです。
自身のエネルギーを一点に集中させれば、並外れたエネルギーを発揮することができます。
活動を分散させず、成功するための一点に絞って集中することが重要です。
相手のニーズとウォンツに焦点を合わせる
(『成功の9ステップ』p.494)
世の中にはさまざまなリーダーシップ論がありますが、スキナー氏のリーダーシップ論は非常に明快です。
リーダーとは相手の成功を望む人であり、リーダーシップとは夢を共有することである、と述べています。
どちらかが相手を出し抜いて勝つのではなく、両方とも勝たなければ両方負けていることになる、と説いているのです。
自分が望むものを主張するのではなく、相手のニーズをウォンツに焦点を合わせて説得する。
常にWin-Winであろうとすることが、結果として自分が欲しいものを素早く手に入れるための最善策といえるでしょう。
双方が少しずつ譲歩するのではなく、まずは相手の望むものを提供したい・実現したいと考えることが重要です。
まとめ
今回紹介した『成功の9ステップ』は500ページ以上に及ぶ大作です。
本書の元となったライブセミナーが3拍4日、1日16時間にわたることを踏まえれば、むしろ自然なボリュームでしょう。
『成功の9ステップ』には、スキナー氏の言葉と情熱が詰まっています。
ぜひ本書を手に取って、成功に向けたステップを着実に踏み出してください。
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