- マインドフルネスを行うときに効果を発揮する音楽はどのようなもの?
- マインドフルネスをしながら、音楽を聞くことはいいの?
マインドフルネスのための音楽には、音声ガイド付き瞑想や、自然音、楽曲などさまざまな種類があります。
実はマインドフルネスは無音でおこなうのが最も効果があるのです。
しかし、初心者の方や継続が難しいと感じている方は、音楽を聞きながらマインドフルネスをおこなうことで無理なく始められます。
今回は、マインドフルネスに音楽をかけることで効果がある人や、マインドフルネスに適した音楽の特徴を解説します。
音楽をかけながらマインドフルネスを行うのは効果的なのか?
マインドフルネスは、世界的に有名な経営者が実践していたりGoogleやAppleなどの社員教育に取り入れられていたりします。
瞑想は、脳機能の向上や記憶力や集中力の向上などにより生産性向上に効果があります。
また、リラックス効果や不安やストレスの緩和にも効果を表し、ビジネスパーソンは積極的に取り入れたい項目です。
ここで気になるのはマインドフルネスをどのような状態で行うのが良いかについてではないでしょうか。ここでは、マインドフルネスを音楽を聞きながら行うべきかについて紹介します。
最も効果があるのは無音でおこなうこと
マインドフルネスは、音楽をかけずに無音で行うことが最も効果があります。
音のしない静かな場所で、自分自身にとって心地よさを感じられる状況で行うのが理想的です。
なぜなら最も集中力を発揮しながら物事を行える状況は無音の環境であるからです。音楽をかけると集中力が途切れやすくなる可能性があります。
しかし、無音で行うのが最も効果的なのはマインドフルネスを日常的に実施していて実践に慣れている人です。
慣れていない人は、マインドフルネスに適した音楽を聴くことでスムーズに実践に入ることが可能です。
こちらの記事では経営者に必要な心の鍛え方やストレス発散方法について紹介しています。マインドフルネス瞑想の項目についても触れられているので、あわせてご覧ください。
マインドフルネス中に音楽をかけることで効果がある人
初心者の方で継続するのが難しいと感じる人など、マインドフルネスを行うときに音楽をかけることで効果を発揮できるケースがあります。
マインドフルネスをする際に、音楽をかけることが適している人について解説します。
実践に慣れていない初心者の人┃音楽が手助けをする
マインドフルネスに初めて取り組む人や実践に慣れていない人は、音楽をかけることでスムーズに導入できます。
呼吸に意識を向ける瞑想は、いつどの場所でも実践できるものです。しかし、初心者の方は実践したいと感じたときにすぐに集中することは難しいでしょう。
音楽をつけることでマインドフルネスの実践へのトリガーとなり、無意識的に呼吸へと意識を切り替える手助けをします。
日常的に継続したい人┃習慣化に最適
マインドフルネスを行う際に音楽をかけることは、日常的に習慣化したい人に有効的です。マインドフルネスは継続的におこなうことで効果を発揮します。
しかし、マインドフルネスへと気持ちが向かないときもあるでしょう。
そのような場合に、瞑想のための音楽をかけるようにすれば「今日は少しやってみようかな」などと思うはずです。気持ちを実践を行うことへと向けることができます。
例えば、日常的に継続できないという人は、以下のように音楽をかけることもおすすめです。
- 毎日決まった時間に瞑想の音楽が自動でなるようにセットしておく
- すぐに音楽をかけられるようにしておく
集中力が続かない人┃思考がまとまらない場合にも
集中力が続かない人は、マインドフルネスの際に音楽をかけることで実践の効果が高まる場合があります。
例えば、音楽が流れている間は必ず実践すると決めれば音が鳴る間は意識的に集中しようという気持ちが高まるからです。
意識を一点に向けてもすぐに思考が他の所へ行ってしまい、集中力を維持することが難しい人におすすめです。また、思考がまとまらず日常的に反芻思考に悩まされている人も音楽を使って瞑想を取り入れてみてください。
マインドフルネスにおすすめの音楽
マインドフルネスは、どのような音楽を流しても一定の効果がでる訳ではありません。
瞑想の音楽には、心を落ち着かせてゆったりとした呼吸を繰り返すことのできる音楽が適しています。
ここでは、マインドフルネスに適した音楽の特徴を整理しますので、音楽を選ぶときの参考にしてください。
インストゥルメンタルである┃歌詞がないこと
歌詞がなく楽器のみで曲が構成されるインストゥルメンタルは、マインドフルネスを行う際の音楽に適しています。
なぜなら歌詞があるとその歌詞に意識が行ってしまい、その意味を考えたり呼吸に意識を向ける妨げとなったりするからです。結果として歌詞に意識がさまよってしまいます。
また、言葉の意味を成さない発声やハミングなどといった声の要素であれば、思考の妨げにならないため入っていても構いません。
テンポが一定であり変化しない┃意識が逸らされない
曲の速さが一定であり一曲を通じて変化しないものは、マインドフルネスの実践をサポートしてくれます。
なぜなら、自分のペースで呼吸に意識を向けることが瞑想の効果的な実践につながるためです。
テンポが変化すれば音楽に合わせて呼吸のスピードも変化させなければなりません。曲のテンポの変化は意識が音楽に阻害される要因となります。
テンポがゆったりとしている┃安らぎを促す
テンポが遅い音楽は、マインドフルネスの実践に効果的です。
テンポが速い音楽であると、それに合わせて自然と呼吸をおこなうスピードも速くなってしまいます。
呼吸が速くなると交感神経が優位になり、リラックスした状態を保てないため、マインドフルネスの実践には適しません。
自然音が入っている┃1/fゆらぎでリラックス効果
自然音は不規則であり人間がリラックスするf分の1ゆらぎが含まれているため、マインドフルネスの音楽に適しています。
1/fゆらぎは、人間がリラックスできるといわれる不規則性を持った自然のゆらぎのことです。具体的には以下のものがあります。
- 海の波の音
- 川が流れる音
- 風の吹く音
- 雨が地面に落ちる音
- 焚火をしたときに、薪が燃える音
例えば、音楽とともに自然音が組み込まれているものであれば1/fゆらぎを気軽に感じることができます。
また、サウンドスケープというある特定の状況や景色をテーマにさまざまな自然音を奏でるサウンドも効果的です。
例えば、「雨の日の京都」「サバンナの朝」「南アメリカの一日」など、特定の風景を音で表します。このようなサウンドスケープはマインドフルネスアプリに収録されていることがあるので、ぜひ確認してみてください。
サウンドスケープを含んだアプリについては、後ほどご紹介しましょう。
瞑想に適した音楽を聞けるアプリ
実際に瞑想に適した音楽を聞きたい方におすすめのアプリを紹介します。
瞑想のための音楽はリラックス効果もあるために、眠れないときや気分を落ち着かせたい時などに使用することができます。
ぜひダウンロードしていただき、マインドフルネスの活用とともにさまざまな用途で活用してみてください。
Meditopia
Meditopiaは、マインドフルネスの実践のために考案されたアプリで、マインドフルネスに適した音楽を聞くことが可能です。
また、収録されている全ての音楽はインストゥルメンタルであり、10分~20分程度の楽曲が大半を占めます。
曲の題名には、その楽曲をイメージしたものがつけられていて注釈を読むことで事前に曲の世界観を知ることが可能です。自分自身にとって適したマインドフルネスの楽曲を見つける手助けをします。
また「くつろぎサウンド」という項目では、リラックスできる楽曲に自然音を掛け合わせた曲を聞けます。「湖畔」「暖炉」などの情景と共に自然音のみを楽しむことも可能です。
BetterSleep
BetterSleepは、主に質の高い良い睡眠を促すための音楽やヨガと瞑想向けの楽曲が収録されています。
このアプリの独自のポイントは、水に関する音や雷、鳥の鳴き声など豊富な自然音を聞くことができることです。
また、一つひとつの自然音は複数をかけあわせたり、掛け合わせた自然音を好きな音楽とミックスさせたりすることも可能です。
加えて脳波やソルフェジオといった周波数とかけあわせることもでき、一層の深いリラックス効果をもたらします。
こちらでは睡眠におすすめのアプリを紹介していますのであわせてご覧ください。
Calm
Calmは、リラクゼーションのために作られたアプリで瞑想のための音楽を聞くことができます。
有名アーティストによる瞑想をするために作られた音楽やCalmのために書き下ろされた楽曲を聞くことが可能です。
その他にも「内観・熟考」や「リラックス・くつろぎ」「集中・作業効率」「ヨガ・ムーブメント」「緊張をほぐす」など、さまざまなテーマにそって複数のアルバムや楽曲が収録されています。
自分の気分や達成したい項目を選んで、マインドフルネスの音楽として聞くことも可能です。
その他、「サウンドスケープ」では情景やテーマに合わせた自然音や日常的な音を聞くことができます。
実際に収録されている項目を以下に紹介しますのでご覧ください。
- 雨の日の農園
- ノスタルジックなタイの列車旅
- アッサムのジャングル
- フランスの春の里
頭の中にさまざまな情景を浮かべながらマインドフルネスに没入してみてください。
こちらの記事では、マインドフルネスにおすすめのアプリを5つ紹介しています。瞑想にアプリを使うことのメリットもあわせて解説していますのでぜひご覧ください。
音楽を聞きながらマインドフルネスを行うときに確認したいポイント
音楽を聞きながらマインドフルネスを行えば、さまざまな実践が可能となります。加えてその他の環境を整えることもさらに実践を効果的に行うために重要なポイントです。
基本的に静かな場所でおこない、騒音がある場所やリラックスできると感じない人の多い場所などは避けておこなうとよいです。
また、意識を逸らされるものはないかなども確認し、あれば取り除くまたはそれが無い環境に移動するようにしてください。
自分がリラックスできるかという観点から外部の環境も心地よいものに整えてから取り組みを始めると良いです。
心地よい外部環境を構築することで、瞑想をスムーズに行うことができ、実践に入りやすくなります。
まとめ
今回は、マインドフルネスに音楽が効果的な理由や、音楽を聞きながら行うことが適切な人や、おすすめの音楽を紹介しました。
マインドフルネスの音楽を聞くことのできるアプリについても自分にとって最適な音楽をに見つけられるきっかけとなれば幸いです。
マインドフルネスの音楽を聞くのが効果的な人は以下の通りです。
- 初心者の人
- 日常的に継続したい人
- 集中力が続かない人
また、おすすめの音楽は以下が適しています。
- インストゥルメンタルであり、歌詞が入っていないこと
- テンポが一定であり、曲を通して速さが変化しないこと
- ゆったりとした遅めのテンポであること
- 自然音などの「f分の1ゆらぎ」の要素が入っていること
自分自身がリラックスしながら呼吸に集中できるというのが大事です。個人によって実践が促される音楽は異なるため、さまざまな曲に触れながら良いものを探してみてください。
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