![](https://s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/media.seminars.jp/wp-content/uploads/2023/09/01105811/230905-00.jpg)
- ChatGPT Plusは通常版とどう違うのだろう?
- ChatGPT Plusでしか利用できない機能はあるのか?
- ChatGPT Plusはどんな人におすすめ?
上記のような疑問を抱えていませんか?
今回は、ChatGPT Plusの概要と通常版ChatGPTとの違い、活用できる機能の差について解説します。
ChatGPT Plusがおすすめの人の特徴や利用登録の手順にも触れていますので、ぜひ参考にしてください。
ChatGPT Plusとは
![](https://media.seminars.jp/wp-content/uploads/2023/04/levart_photographer-drwpcjkvxuU-unsplash.jpg)
はじめに「ChatGPT Plus」の概要を確認しておきましょう。
ChatGPT(通常版)は無料で利用可能
ChatGPTはAIチャット(ジェネレーティブAI)ツールで、基本的には無料で利用できます。
事前に利用登録が必要ですが、通常版を利用するにあたって費用はかかりません。
ChatGPTは非営利組織であるOpenAIによって開発・運営されています。
主に開発者向けの機能である「API」を利用する際には費用が発生するものの、AIチャットのみの利用であれば無料です。
ChatGPT Plusは有料プラン
ChatGPT Plusを一言で表すと、ChatGPTの有料版です。
通常版のChatGPTに+αの機能や特徴が追加されたプランと捉えてください。
2023年4月時点では月額20ドルでChatGPT Plusを利用できます。
あくまでも有料プランのため、ChatGPT Plusを利用するには支払い方法の登録が必要です。
通常版に登録した時点で、ChatGPT Plusに自動的に登録されることはありません。
ChatGPT Plusと通常版ChatGPTの主な違い
![](https://media.seminars.jp/wp-content/uploads/2023/04/d-koi-Fc1GBkmV-Dw-unsplash-1.jpg)
ChatGPT Plusには、通常版にはない機能や特徴が備わっています。
具体的な違いとして挙げられるのは以下の4点です。
ChatGPT PlusではGPT-4が利用できる
有料版と通常版の大きな違いは、有料版ではGPT-4が利用できる点です。
通常版の場合、GPT-3.5までしか利用できません。
GPT-3.5・GPT-4はいずれも大規模言語モデル(LLM)で、人間が扱う自然言語を処理できる人工知能(AI)のことです。
AIはテキストデータをパラメーター(変数)として扱います。
GPT-3.5とGPT-4の差は、主に処理できるパラメーターの数と考えて差し支えありません。
- GPT-3.5:パラメーターの数は約1.75兆個
- GPT-4:パラメーターの数は約100兆個
GPT-4はGPT-3.5の約57倍の処理性能と捉えてよいでしょう。
より進化した自然言語モデルを活用できることが、ChatGPT Plusの大きな特徴です。
サーバー混雑時の優先アクセス
ChatGPTを利用する際には、ユーザーの質問がサーバーに送られたのち、AIが生成した回答がサーバーから送られてきます。
世界中のユーザーがChatGPTを利用しているため、時間帯によってはサーバーが混み合うケースも少なくありません。
サーバー混雑時にはChatGPTの処理に時間がかかり、回答が返ってくるまでの待ち時間が長くなりがちです。
ChatGPT Plusユーザーは、サーバー混雑時に優先アクセスを利用できます。
時間帯による回答の待ち時間の変動が発生しにくくなっているのです。
新機能への早期アクセス
GPT-4をはじめ、ChatGPT Plusのユーザーは新機能へのアクセスが早期に可能となります。
最新機能をいち早く利用できるため、今後リリースされるChatGPTの新機能についてもすぐに試せるでしょう。
通常版の場合、新機能が使えるようになるまでにタイムラグが生じる可能性があります。
ChatGPT Plusに特有の機能・特徴
![](https://media.seminars.jp/wp-content/uploads/2023/04/battle-gefad30b95_640.jpg)
通常版では提供されていない、ChatGPT Plusならではの主な機能を紹介します。
次に挙げる機能を活用したい場合は、ChatGPT Plusへの登録が必要です。
画像生成・画像による入力
GPT-4は画像生成や画像による入力に対応しているため、ChatGPT Plusでも近い将来同様の機能を活用できるようになります。
テキスト情報から画像を生成することや、画像データの内容を説明することは通常版ではできません。
AIチャットの利用に際して「画像」を扱う必要がある場合は、通常版ではなくChatGPT Plusを選ぶことになるでしょう。
画像生成・画像入力は2023年4月時点では正式に提供されている機能ではありません。
優先招待された一部のユーザーを除き、画像添付ができない仕様になっています。
有料版に登録した場合も、画像入力機能が一般公開されるのを待つ必要がある点に注意してください。
回答の正確性向上
GPT-4はGPT-3.5と比べて、回答の正確性が向上しています。
司法試験の模擬問題を解かせた実験では、GPT-3.5のスコアは受験者の下位10%、GPT-4のスコアは上位10%相当でした。
より正確な回答を求めるのであれば、ChatGPT Plusを活用するべきでしょう。
フィードバック反映の高精度化
ChatGPT Plusでは、回答に対するユーザーのフィードバックを反映させる精度が改善されています。
通常版においても、ユーザーによるフィードバックを取り入れる方式は採用されていました。
GPT-4ではユーザーのフィードバックを回答により正確に反映させ、求める回答を得やすくなっています。
データを元に学習するAIの特性を最大限に活かしたい場合は、ChatGPT Plusの利用が適しているでしょう。
ChatGPT Plus・通常版で差が見られない機能・特徴
![](https://media.seminars.jp/wp-content/uploads/2023/04/compare-gcc121053a_640.jpg)
ChatGPT Plusは通常版と比べて機能が進歩している一方で、あまり差が見られない機能・特徴もあります。
通常版から有料版にアップグレードすることで、あらゆる機能が改善されるわけではない点に注意しましょう。
情報の新しさ
通常版・有料版ともに、回答には最新情報が反映されていません。
2023年4月時点では、いずれも2021年9月頃までの情報を元に回答が生成されています。
2021年後半以降のトピックは扱えないことから、直近の法改正など最新情報が必要な場合には有料版でも対応できません。
ChatGPT Plusにアップグレードすれば、鮮度の高い情報にもとづく回答を得られるわけではないのです。
幻覚(Hallucination)への対策
AIが現実にはあり得ない作り話をすることは広く知られています。
AIが生成する作り話は「幻覚(Hallucination)」と呼ばれ、改善が必要な課題の1つとされているのが実情です。
GPT-4でも幻覚の問題は解消されていないため、ChatGPT Plusが非現実的な回答を返すことは十分にあり得ます。
正確性が改善されているとはいえ、AIが抱える根本的な課題は完全な解決に至っていない点に注意しましょう。
ChatGPT Plusの利用がおすすめの人
![](https://media.seminars.jp/wp-content/uploads/2023/04/woman-ga83fcc726_640.jpg)
ChatGPT Plusは、どのような人が活用すべきなのでしょうか。
有料版に登録することで、メリットを得られる可能性が高い人の例を紹介します。
最新のAI技術に触れたい人
最新のAI技術を自分で体験しておきたい人、最先端の技術に触れておきたい人には、ChatGPT Plusの活用をおすすめします。
GPT-3.5とGPT-4との間には、約57倍もの処理能力の差があることは前述の通りです。
正確性の向上など、通常版のChatGPTの課題とされてきた機能に改善が見られるのは間違いありません。
今後も新機能がリリースされるたびにChatGPT Plusユーザーには優先的に公開されていきます。
現状最新のAI技術をいち早く知りたい・体験したい人にとって、有料版に登録する意義は十分にあるでしょう。
AIチャットで画像を扱いたい人
ChatGPTで画像生成や画像入力を活用したい場合は、通常版では対応できません。
画像を扱う必要がある人は、ChatGPT Plusに登録した上で機能の一般公開を待つ必要があるでしょう。
注意点として、画像生成に必要なGPT-4は後述するBingでも利用できます。
一方で、Bingは画像に含まれる文字をテキスト化することはできるものの、画像の内容を全てテキストに変換することはできません。
画像生成のみ必要な場合は、Bingを試した後にChatGPT Plusに登録する必要があるか検討することをおすすめします。
レスポンス速度を重視する人
ChatGPT Plusユーザーはサーバー混雑時も優先的にアクセスできるため、レスポンスを重視する人におすすめです。
業務でChatGPTを利用する場合など、待ち時間の発生が生産性や業務効率に影響を及ぼすようであれば有料版が適しています。
反対に、個人的にChatGPTを使ってみたい人や利用頻度があまり高くない人は、無料版でも問題ないでしょう。
レスポンス速度をどの程度重視するかによって、無料版・有料版を選択するのも1つの考え方です。
ChatGPT Plusの利用が必須ではない人
![](https://media.seminars.jp/wp-content/uploads/2023/04/chat-g564859d68_640.jpg)
ChatGPTの無料版で支障なく利用できる可能性が高い人の特徴を紹介します。
次のいずれかの条件に当てはまるようなら、無料版のChatGPTで問題ありません。
GPT-4の機能を必要としない人
画像生成や画像入力、優先アクセスといったGPT-4で実現した機能が不要であれば、ChatGPT無料版がおすすめです。
GPT-4は正確性などGPT-3.5よりも進歩している面があるとはいえ、幻覚をはじめAIの課題が全て解決されたわけではありません。
GPT-4に特有の機能が必須ではない人にとって、有料版のメリットをあまり実感できない可能性があります。
無料版では対応できない状況が生じた場合に、有料版へのアップグレードを検討しても遅くはないでしょう。
Bingで代替が利く人
Microsoft BingではGPT-4が無料で利用できるため、Bingで代替可能であればChatGPT Plusへの登録は不要です。
Bing、ChatGPT共に同じ大規模言語モデル(LLM)を利用しています。
相違点としては、Bingは検索機能をAIチャットに取り入れている点です。
インターネット検索結果を回答に加味することから、Bingは最新情報を踏まえて回答することができます。
ChatGPTは無料版・有料版のいずれも最新情報には対応できないことから、用途によってはBingのメリットを実感できるでしょう。
ChatGPT Plusを利用するには?
![](https://media.seminars.jp/wp-content/uploads/2023/04/registration-g22b9c9559_640.jpg)
ChatGPT Plusを利用するための手順を解説します。
ChatGPTに登録した時点では無料版ユーザーのため、有料版への申込み手続きが必要です。
次の手順に沿って有料版への登録を完了させましょう。
1. 「Upgrade to Plus」から有料版に登録
ChatGPTにログインすると、メニューに「Upgrade to Plus」が表示されます。
「Upgrade to Plus」をクリックするとFree planとChatGPT Plusを選択するダイアログが表示されるはずです。
「Update plan」を選択すると、ChatGPT Plusのユーザー登録画面に遷移します。
2. クレジットカード情報を入力する
遷移先でクレジットカード情報を登録します。
支払い方法はクレジットカードまたはApple Payのみで、電子マネーや銀行振込には対応していません。
支払い方法(カード情報・カード所有者)と請求先の住所を入力して「申し込む」ボタンを押しましょう。
3. トップ画面でModelを選ぶ
遷移先の画面で「Continue」ボタンを押すと、ChatGPTのトップ画面が表示されます。
有料版では利用するModel(LLMのバージョン)を選択できるため、GPT-3.5またはGPT-4を用途に合わせて選択しましょう。
まとめ
ChatGPT PlusはChatGPTの有料版であり、通常版にはない機能が追加されています。
画像生成などGPT-4特有の機能を利用したい場合は、有料版にアップグレードするメリットを感じられるでしょう。
一方で、GPT-4の機能を必要としない人やBingで十分な人にとって、通常版との違いを実感しにくい可能性があります。
ChatGPT Plusが自分にとって必要かどうかを判断した上で、有料版に登録すべきか判断してください。
年商5億円を超えさらなるスケールアップを目指す経営者必見!
あなたのビジネスをスケールアップさせる集客と組織作り、
さらに、成功事例やここだけのお得な内容をお届け致します。