「デービッド・アーカーの実績や人物について知りたい」
「デービッド・アーカーについて知り、マーケティングに必要な知識を得たい」
デービッド・アーカーは、ブランドは企業の資産としてブランドの重要性を説いた人物です。
企業のブランディングに力を入れれば、顧客の心をつかめます。そのための近道になるのが、デービット・アーカーのブランド論です。
デービッド・アーカーを知れば、ブランディングに必要な知識を習得し、売り上げを伸ばすキッカケになることでしょう。
この記事では、デービッド・アーカーの人物像はもちろん、提唱した理論をご紹介していきます。
この記事を読めば、以下のことを学べます。
- デービッド・アーカーの具体的な実績が分かる
- デジタル時代に大切な、企業のブランド力の高め方が分かる
- デービッド・アーカーの理論を詳しく知るための書籍が分かる
- デービッド・アーカーの名言に触れられる
ぜひ最後までご覧ください。
デービッド・アーカーとは?
デービッド・アーカーは、「モダンブランディングの父」として知られる人物です。
「ブランドを構築することは、事業戦略の一つだ」とも言うようにブランド戦略の重要性を唱えました。
デジタルマーケティングが注目されている昨今、企業はブランディングに力を入れることが大切です。
デービッド・アーカーを学ぶメリットや実績をご紹介しましょう。
デービッド・アーカーを学ぶメリット
デービッド・アーカーを学ぶメリットを確認しておきましょう。
- 企業がコンテンツに力を入れることの大切さが分かる
- 有名企業がブランド構築を駆使して、なぜ人を魅了しているのかが分かる
- 人々がブランドをなぜ好むのか心理が理解できる
- マーケティングの基礎について理解できる
デービッド・アーカーの実績
デービッド・アーカーの実績をご覧ください。(※1)
- Prophet(経営コンサルティング会社)の副会長である。
- 生涯のマーケティングの功績を称えて、2015年に経営マーケティング協会に殿堂入りする。
- 著書は17冊にのぼり18の言語に翻訳されている。
- 著書は、100万部以上を売り上げ世界中で読まれている。
- カリフォルニア大学バークレー校の名誉教授を務めている。
- Prophetのサイトで自身のブログを投稿している。
Prophetとは?
Prophetは、経営コンサルタントをおこなう企業。
デービッド・アーカーは、現在Prophetの企業の副社長を務めています。
ブランドの重要性を熟知していて、デジタル活用して独創的な方法でさまざまな企業を成功に導いた実績があります。
また、Prophetは多くの有名企業のコンサルタントを行いました。
今までにコンサルタントをおこなった主な企業を以下に示しますのでご覧ください。
- リーガル(REGAL)
- ゼネラル・エレクトリック(General Electric Company)
- エレクトロラックス(Electrolux)
- キューリグ・グリーン・マウンテン(Keurig Green Mountain Inc)
Prophetの公式ホームページでは、各企業をどのようにコンサルタントをおこなったのかが詳細に記載されています。
ブランド戦略をもとにしたアプローチは参考にあるものばかりです。
ぜひご覧ください。
また、ブランディングとマーケティングについての視野を広げたい場合は、こちらの記事もおすすめです。
デービッド・アーカーのブランド論とは
デービッド・アーカーが、提唱したブランド論についてご紹介しましょう。(※2)
ブランド構築が効果的に働くと、長期的な売り上げにつながり、他社との差別化を図れます。
デービッド・アーカーは、ブランド構築に、ブランド・エクイティを築くことが大切だと説きました。
そして、ブランド・エクイティには、3つの側面があるとのこと。
ブランド・エクイティの3つの側面を見ていきましょう。
ブランド認知
ブランド認知は、重視している人が少ないですが大切にすべきものです。
なぜなら、顧客はよく目にするものを好む性質があるからです。
顧客は「自分がそのブランドをよく目にするのは良いブランドであるから」とブランドの対象を認知するようになります。
ブランド連想
ブランド連想は、そのブランドを連想させる象徴するもののこと。
例えば、アップルであればデザイン性、マクドナルドと言えば、Мマークが象徴的だと思い浮かぶでしょう。
消費者があるブランドに対して一定のイメージを持てれば、ブランド連想が成功していると言えます。
そして、ブランド連想は顧客の購入の決定や、ブランド・ロイヤルティにつながります。
ブランド・ロイヤルティ
ブランド・ロイヤルティは、ブランドの核と言えます。
ロイヤルティを獲得した企業は非常に強いです。
なぜなら、一度顧客からついたロイヤルティは、滅多に消えないからです。
企業はロイヤルティを獲得するために、ブランド認知やブランド連想などに注力する必要があります。
デービッド・アーカーを知るためのおすすめ本
デービッド・アーカーを知るためのおすすめの本をご紹介しましょう。
ブランドというテーマは、マーケティングに詳しくない方でも興味を持ちやすい分野ではないでしょうか。
デービッド・アーカーの著書は、マーケティングに知識がない人でも取り組みやすい内容となっています。
この記事では、デービッド・アーカーについて広く知識をつけられるように、種類の違う3冊をご紹介しましょう。
- ブランド論---無形の差別化を作る20の基本原則
(デービッド・アーカーの提唱する考えの代表であるブランド論の基礎を知りたい方におすすめ) - ストーリーで伝えるブランド シグネチャーストーリーが人々を惹きつける(ブランド構築についてストーリー制作の重要性を知りたい方におすすめ)
- マーケティングをつくった人々
(デービッド・アーカーの人物像やインタビューを知りたい方におすすめ)
ブランド論---無形の差別化を作る20の基本原則 (著:デービッド・アーカー 訳:阿久津 聡)
ブランド論を一から学びたい人におすすめ。
消費者に良いブランドとして選ばれるためのノウハウを知りたい方はせひ読んでいただきたい一冊です。
また、経営者の方のみが読むのではなく、ぜひ社員の方にもご共有いただくのがおすすめ。
なぜならブランド論は目に見えるものではないために、実践を通して体系的に学んでいくものだからです。
提唱者が語るエッセンスに直接触れるのが効率的でしょう。
- ブランディングの重要性を知りたい人
- ブランディングが消費者にあたえる絶大な力を知りたい人
- 企業が消費者をブランドとして魅了できる手法を知りたい人
ストーリーで伝えるブランド シグネチャーストーリーが人々を惹きつける(著:デービッド・アーカー 訳: 阿久津 聡 )
デービッド・アーカーは、ブランドに引き付けられるのは背景にある物語があるからであると説きます。
- ある製品の裏側にある製造工程
- なぜその商品が誕生したか
- 製品にかける企業の思い
このように、企業や製品のストーリーを知ると愛着がわきやすくなります。
デービッド・アーカーは、この本の中でストーリーの重要性を以下のように述べています。
ストーリーの活用をはじめよう。
ストーリーで伝えるブランド シグネチャーストーリーが人々を惹きつける 日本語版前書き1ページ目より引用
人物や体験をめぐる「むかしむかし、あるところに式の物語だ。」心理学をはじめ諸分野での広範な研究で示されているが、ストーリーはいかなる形で誇張された事実よりも圧倒的に強力であり、20倍どころか200倍もの効果がある。
ストーリーは露出を獲得する、ソーシャルメディアを賑わす、情報を伝達する、記憶に定着させる、人を引き込む、説得する、触発する、等々において事実に勝っており、その差はけた違いだ。
デジタル時代での今日では、ストーリーこそが答えとなるのだ。
- レッドブルやIBMなど世界的に有名な企業のストーリーのマーケティング戦略を知りたい人(多くの企業の具体例がのっているので大変参考になります)
- 消費者の心に訴えかけるストーリーの作り方を知りたい人
- ストーリーを消費者のみならず従業員にも共有し、強靭な企業を作りたい方
マーケティングをつくった人々(著:ローラ メーザー、ルエラ マイルズ 訳:木村 達也、早稲田大学商学学術院木村研究室 )
マーケティングを作り上げた何人もの人々に、インタビューしています。
マーケティング理論の誕生に至った理由や、マーケティング以外での個人的な考えや哲学に触れられるでしょう。
デービッド・アーカーの思想や考えに興味のある人はこの本をおすすめします。
- デービッド・アーカーの考え方を取り入れたい方
- さまざまなマーケティング理論の提唱者についても同時に学びたい方
デービッド・アーカーの名言
デービッド・アーカー自身がマーケティングに関する考えを示したブログをおこなっています。
大切にしたい考え方や具体的な手法が記載されていますのでぜひご覧ください。
デービッド・アーカーのブログの中での引用した名言をご紹介しています。
名言のトピックを読んで気になった方は、ぜひブログで詳細もご覧ください。
A must-have does not always have to always be functional; it can be a personality or an attitude that consumers connect with in a new way.
必需品は必ずしも機能的である必要はありません。 それは、消費者が新しい方法でつながる個性や態度である可能性があります。
https://www.prophet.com/2021/12/three-branding-trends-to-know-for-2022/
Consumers are seeking out brands that reflect their personal values and address issues they deeply care about. Is your brand meeting that need?
消費者は、自分の価値観を反映し、自分たちが深く気にかけている問題に取り組むブランドを探しています。
https://www.inc.com/entrepreneurs-organization/4-action-steps-to-unleash-full-potential-of-your-companys-higher-purpose.html?utm_campaign=coschedule&utm_source=twitter&utm_medium=DavidAaker
あなたのブランドはその必要性を満たしていますか?
Employees want their jobs to have meaning. Having an authentic, compelling social purpose can help brands motivate and engage their employees.
https://www.prophet.com/2021/04/four-ways-social-programs-yield-employee-engagement/?
従業員は自分の仕事に意味があることを望んでいます。
本物の説得力のある社会的目的を持つことは、ブランドが従業員のやる気を引き出し、関与するのに役立ちます。
Brand equity matters. It can improve brand value through impact on stock returns and profit streams.
https://t.co/dJqWGAy0Aq
ブランドエクイティが重要です。 株式のリターンと利益の流れに影響を与えることで、ブランド価値を向上させることができます。
もしも今回のようなブランディングやマーケティング関係の書籍を読みたい方は、ぜひこちらの記事もご覧ください。
まとめ
デービッド・アーカーは、「モダンブランディングの父」と呼ばれ、ブランド論を提唱しました。
デジタル時代には、企業や製品に物語の感じられる感情に働きかける影響力は大きいでしょう。
デジタルで直接顔を合わせる機会がなくても取引やコミュニケーションが成立するからこそ、人々はストーリーに心を動かされます。
デービッド・アーカーの人物や理論を知って、企業のブランドについて考えていただければ幸いです。
出典・参考
(※1)https://www.linkedin.com/in/davidaaker
(※2)ブランド論---無形の差別化を作る20の基本原則(著:デービッド・アーカー 訳: 阿久津 聡 )
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