ビジネスを効率よく展開させるために、マーケティング戦略は欠かせません。
しかし経営者の中には「マーケティングについて何から勉強し始めていいか分からない」といった悩みをお持ちの方もいらっしゃるでしょう。
マーケティングの基本を学べる参考書や入門本は沢山ありますが、どれを選べばいいか迷ったり、忙しくなかなか読む時間が取れなかったりする方も多いです。
こちらの記事では次のような課題をお持ちの方におすすめです。
- 漫画でマーケティングを学ぶメリットや注意点
- 初心者におすすめのマーケティングが学べるビジネス漫画
ぜひ最後までご覧ください。。
マーケティングを漫画で学ぶメリット
難しいマーケティングの知識を本当に漫画で理解できるのか、少々心配になりますよね。
情報量の多さでは本にはかないませんが、漫画で学ぶことには以下のようなメリットがあります。
- 活字よりも長期記憶に残りやすい
- 情報伝達力も高い
- 時短で概要を理解しやすい
それぞれ順番に見ていきましょう。
活字よりも長期記憶に残りやすい
記憶には、短期記憶と長期記憶の2種類があります。短期記憶は一時的な情報の置き場のため、何度か繰り返さないとその情報は短期間で破棄されると言われています。
それに対して長期記憶は、短期記憶が頭の中で感情を含んで何度も繰り返す行為によって、比較的長い期間保持されるということです。
漫画は起承転結のあるストーリー展開で、イラストを交えながらシーンに合ったセリフを読みます。
つまり「ストーリー・イラスト・セリフ」で構成されている漫画は、活字だけの本とは違いほぼ完璧な情景を作り上げることができます。
それゆえ通常であれば、すぐに忘れてしまうような内容でも長期記憶として残りやすいので、マーケティングに活用しやすいのです。
情報伝達力も高い
記憶効果が高いことに加えて、漫画は情報の伝達効果も本に比べて高いと言われています。
活字が多い文章は、頭の中でストーリーを想像しながら理解することになります。
漫画は「読む」というより「見る」ことで情報を受け取るため、著者が伝えたい内容をビジュアルで伝えることが可能です。
その結果、早く理解できるというメリットがあります。
時短で概要を理解しやすい
漫画は文字数に制限があるため、要点がまとめて書かれています。
そのため、活字の本を読むより短い時間で概要を理解しやすくなります。
難しい内容や活字の量が多い本は、集中力と根気に加えて読むための時間の確保も必要です。
漫画ではストーリー仕立てのため、内容の具体的なイメージを持ちやすくなります。
忙しいビジネスパーソンでも短い時間で概要を把握できる利点があるのです。
マーケティングが学べる漫画おすすめ10選
マンガ形式のストーリーを交えたビジネス書シリーズはいくつか存在します。
本章で紹介するマーケティングの本は、イラストだけでなく文章での解説や図も用いられている構成となっています。
マーケティングを学ぶ初心者でも分かりやすい内容になっているので、ぜひご覧ください。
1. マンガでわかる 新しいマーケティング 一人の顧客分析からアイデアをつくる方法
『マンガでわかる 新しいマーケティング 一人の顧客分析からアイデアをつくる方法』は、「顧客起点」の基本的な考え方と実践方法が、初心者でも分かりやすい解説文付きで学べる漫画です。
業界の第一線で活躍する著者の経験や、誰もが陥りがちな失敗事例とアドバイスなどが書かれているため、実用書としても役立つでしょう。
「いいアイデアが思い浮かばない」「売れない理由がわからない」という人はとても勉強になるはずです。
- 出版社:池田書店
- 著者:西口 一希
- 総ページ数:207ページ
- 定価:1,430円(税込)
- 出版年月日:2021/09/13
2. マンガでわかる デジタルマーケティング
インターネットを使った情報収集が日常の現代では、デジタルマーケティングの理解を深めることも大切です。
知っているようで知らないデジタルマーケティングについて、概要から実践するためのノウハウまで学べる1冊。現役マーケターによる、すぐに使える知識が盛り込まれています。
デジタルマーケティング初心者だけでなく、企業のWeb担当者やスキルアップを目指すマーケターにもおすすめです。
- 出版社:池田書店
- 著者:西井 敏恭
- 総ページ数:206ページ
- 定価:1,320円(税込)
- 出版年月日:2020/09/28
3. マンガでわかるWebマーケティング 改訂版 ―Webマーケッター瞳の挑戦!
最新のデジタルマーケに対応した改訂版としておすすめなのが、『マンガでわかるWebマーケティング 改訂版 ―Webマーケッター瞳の挑戦!』です。
2011年の初版の漫画とストーリーに沿いつつ、内容はデジタルマーケティングに対応しています。
Webマーケティングの本質が丁寧な説明で書かれています。
基本用語の解説や、著者の実体験やインタビュー取材に基づく実践的なノウハウまで理解することが可能です。
Webマーケティングの入門書として、読みやすく非常に優れていると口コミでも好評です。
- 出版社:インプレス
- 著者:村上 佳代
- 総ページ数:296ページ
- 定価:1,980円(税込)
- 出版年月日:2017/02/17
4. マンガでわかるWebマーケティング シーズン2―Webマーケッター瞳の挑戦!
『マンガでわかるWebマーケティング シーズン2―Webマーケッター瞳の挑戦! 』は、ひとつ前に紹介した漫画の続編です。
本書では現場のWeb担当者が仕事に活かせるように、より実践的な内容を含めています。
ビジネスを失敗から成功まで導いた手法や、発注者と受注者の両側面から事業を理解する知識など学ぶことが可能です。
難しいマーケティングのノウハウを漫画でわかりやすく解説しています。
前作の『マンガでわかるWebマーケティング 改訂版 ―Webマーケッター瞳の挑戦!』と併せて読んでみてください。
- 出版社:インプレス
- 著者:村上 佳代
- 総ページ数:232ページ
- 定価:2,250円(税込)
- 出版年月日:2012/10/25
≫マンガでわかるWebマーケティング 改訂版 ―Webマーケッター瞳の挑戦!
5. マンガ これ、いったいどうやったら売れるんですか?
10万部突破のロングセラー著書『これ、いったいどうやったら売れるんですか?』が漫画化されたものです。
伝説のカリスママーケターに弟子入りしたOLが、数々の難題を解決しながら、ヒット商品を生み出していくストーリーです。
マーケティングの知識を使って、モノがどう売れるのかが分かりやすく描かれています。
ビジネス書では理解しにくい部分も、漫画化されたことでイメージができ読みやすくなります。
本と漫画をダブルで活用している人もいるそうです。
「コモディティ化とは?」「顧客生涯価値ってなに?」など漫画だけでなく用語の解説なども多く盛り込まれています。
- 出版社:SBクリエイティブ
- 著者:汐田まくら・永井孝尚
- 総ページ数:144ページ
- 定価:1,430円(税込)
- 出版年月日:2018/02/21
6. マンガでやさしくわかるマーケティング
『マンガでやさしくわかるコトラー』では、コトラーのマーケティング理論の本質を、電動バイクベンチャー企業を舞台にして解説した漫画です。
フィリップ・コトラーはマーケティング界の第一人者で、マーケティング戦略構築の基本は彼の理論と言われています。
著書である『マーケティング・マネジメント』は多くのビジネスパーソンのバイブルと言っても過言ではないでしょう。
マーケティングの基本だけでなくコトラー理論についても知識を深めたい人には特におすすめです。
- 出版社:日本能率協会マネジメントセンター
- 著者:安部 徹也
- 総ページ数:252ページ
- 定価:1,650円(税込)
- 出版年月日:2015/02/27
7. マンガでやさしくわかるコトラー
『マンガでやさしくわかるコトラー』では、コトラーのマーケティング理論の本質を、電動バイクベンチャー企業を舞台にして解説した漫画です。
フィリップ・コトラーはマーケティング界の第一人者で、マーケティング戦略構築の基本は彼の理論と言われています。
著書である『マーケティング・マネジメント』は多くのビジネスパーソンのバイブルと言っても過言ではないでしょう。
マーケティングの基本だけでなくコトラー理論についても知識を深めたい人には特におすすめです。
- 出版社:日本能率協会マネジメントセンター
- 著者:安部 徹也
- 総ページ数:252ページ
- 定価:1,650円(税込)
- 出版年月日:2015/02/27
8. 沈黙のWebマーケティング ─Webマーケッター ボーンの逆襲─ アップデート・エディション
完全に漫画化はされていませんが、Webマーケティングの極意を「マンガ風ストーリー」で学ぶことができる『沈黙のWebマーケティング』も人気です。
こちらも初心者向けにWebマーケティングの考え方やノウハウを解説しています。Webマーケッター「ボーン・片桐」が活躍する、ユーモアあふれるマンガ風のストーリーと、理解を深めるための解説記事を交えた構成になっています。
2015年の初刊から、5年の時を経て解説部分の内容が最新の情報にアップデートされています。どのようにして商品の「価値」を「人」に伝えていくか、適切な導線づくりを学ぶことができることでしょう。
- 出版社:エムディエヌコーポレーション
- 著者:松尾 茂起・上野 高史
- 総ページ数:496ページ
- 定価:2,420円(税込)
- 出版年月日:2020/09/24
≫沈黙のWebマーケティング ─Webマーケッター ボーンの逆襲─ アップデート・エディション
9. 沈黙のWebライティング —Webマーケッター ボーンの激闘—アップデート・エディション
初心者向けにWebライティングやSEOのノウハウを紹介している漫画が『 沈黙のWebライティング —Webマーケッター ボーンの激闘—』です。
SEOはWebマーケティングの要素の一部とされています。
Webサイトを適切に運用し事業の認知拡大につなげるのに、SEOは必要不可欠なWebマーケティングのノウハウといえるでしょう。
ただし、こちらは完全に漫画という訳ではありません。
文章での解説を主軸に、所々でWebマーケッター「ボーン・片桐」の活躍が漫画で描かれています。
漫画によりSEOをより簡単に理解することが可能です。
Webマーケターへのファーストステップとして、Webサイト運営を検討している方におすすめの本です。
- 出版社:エムディエヌコーポレーション
- 著者:松尾 茂起・上野 高史
- 総ページ数:640ページ
- 定価:2,310円(税込)
- 出版年月日:2024/04/22
≫沈黙のWebライティング —Webマーケッター ボーンの激闘—アップデート・エディション
10. マンガでカンタン!SNSマーケティングは7日間でわかります。
SNSマーケティングの知識を7日間で身につけられる漫画が『マンガでカンタン!SNSマーケティングは7日間でわかります。』です。
Webマーケティングを構成する要素のひとつには、SNS運用があります。
SNSのアルゴリズムを理解すると、フォロワーやいいね数、リーチを増やすことができ、自社の認知を拡大させられるでしょう。
本書では、アカウントの目標設定やアルゴリズム、コンテンツ作りのコツなどの内容を漫画で紹介しています。
全7章で構成されており、1日1講義ずつ読み進めると7日間でSNSマーケティングをマスターできるようになるでしょう。
- 出版社:Gakken
- 著者:坂本翔・こしいみほ
- 総ページ数:232ページ
- 定価:1,650円(税込)
- 出版年月日:2024/07/25
≫マンガでカンタン!SNSマーケティングは7日間でわかります。
電子書籍を利用する際の注意点
本記事でご紹介した漫画のほとんどが電子書籍でも購入できます。電子書籍はすぐに購入できますし、持ち歩いたり保管するスペースも不要という利点があります。
しかし、マーケティングのビジネス漫画は解説の部分など文字が小さめのものが多く、スマートフォンでは読みにくいという口コミもあります。
「タブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適している」という注意書きがある漫画もありますので、電子書籍で購入をされる際はご注意ください。
まとめ
ご紹介したおすすめの漫画に共通しているのは、マーケティングを学び始めた初心者でも分かるように漫画と文章、図を使って解説していることです。
すでにマーケティングを勉強している人が、より知識を深めるために使うよりは、初心者向けの入門書、基本知識の整理のための本、としてとらえるのが無難でしょう。
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