ランディングページでセミナー集客するための基本を解説

最終更新日: 2024/04/26 公開日: 2024/04/26

セミナーへの集客を効率的に行いたいという方におすすめなのが、ランディングページ(LP)制作です。

ランディングページは基本的に「商品・サービスの魅力を訴求すること、アクションを促すこと」のみを目的としたシンプルな構成となっており、様々な情報を網羅するホームページとは役割は異なります。

ランディングページは基本的に縦長の1ページに必要な情報だけを厳選して掲載するため、目的とするアクションを獲得しやすいシンプルな設計・デザインやレイアウトを施すことが重要です。

本記事ではセミナー集客を行うランディングページを作成する上で重要なポイントと作成する上で準備すべき情報、ランディングページでの集客をより効果的にするためのオンラインでの集客方法についても解説します。

セミナー集客できるランディングページとは

集客できるライディングページの制作において欠かせないことがあります。

BtoB系の事業であれば「ペルソナ設定をしっかりしなければいけない」と言いますが、本当に重要なのが「顧客理解」で、不足しがちなのも「顧客理解」になります。

顧客を理解する、つまりターゲットを明確にして、どんな欲望をもっているのかを理解する必要があるということです。

セミナー参加を促すターゲットを明確にする

セミナー参加を促すには、まずターゲットを明確にします。

セミナーには自社商品やサービスを利用して、何らかの問題を解決したい人が集まります。

商品やサービスの販売効果を高めるためにも、セミナーに参加することで「悩みが解決する糸口やヒントがあるかも!」とユーザーに印象付けることが重要なポイントです。

どんな業種の人が、どんな年代の人が、どのような悩みを抱えているか?などの仮設構築を行い、集客を試みるターゲット像への解像度を高くすることが先ず必要です。

ランディングページでターゲットの悩みに訴求する

ターゲットを明確にするために必ず必要になるものがあります。

  • 誰をターゲットにするのか

あいまいな状態で「多分この人にしておけば間違いないと思う」というターゲット設定では、残念ながら失敗確率が上がってしまいます。

そのためにおすすめなのが、論理的に分解して考えられるフレームワークに則った分析になります。

フレームワークに則った制作をする

ランディングページ作成においては、フレームワークに則ったアプローチを行うと効果的です。

マーケティングにおいて有名なフレームワークはユーザーの心理構造や行動パターンに基づいて構築されており、作成後も改善や検証を行いやすい特徴があるからです。

ここからは、セミナー集客を目的としたランディングページ作成に適した代表的なフレームワークを2つ紹介します。

新PASONAの法則

新PASONAの法則は、「Problem(問題)」「Affinity(親近感)」「Solution(解決策)」「Offer(提案)」「Narrow down(絞り込み)」「Action(行動)」の6つの要素で成り立っています。

従来のPASONAの法則は「A」がAffinity(親近感)ではなくAgitation(煽り)で構成されており、ユーザーの悩みを煽り立てて解決に導くフレームワークでした。

現在では煽りではなく親近感を伝えることを重視した新PASONAの法則にアップデートされています。

新PASONAの法則は、スキンケア商品や弁護士事務所などの悩み解決型の商品・サービスのランディングページなどでよく使われています。

Problem
(問題)
ユーザーの悩みを明確にします。
Affinity
(親近感)
ユーザーの悩みに寄り添い共感し、ユーザーに親近感を抱いてもらうようにします。
Solution
(解決策)
悩みに対する解決策とその根拠や実績を提示します。
Offer
(提案)
体験談や解決事例などで、解決策を具体的に提案します。
Narrow down
(絞り込み)
期間・人数限定キャンペーンなどで絞り込み、アクションへの後押しをします。
Action
(行動)
改めてセミナー参加や資料請求を促します。

QUESTの法則

QUESTの法則は、「Qualify(絞り込み)」「Understand(共感)」「Educate(啓発)」「Simulate(興奮)」「Transition(変化)」の5つの要素で成り立つフレームワークです。

QUESTの法則では最初にセミナーで解決できる悩み・問題の絞込みを行うため、悩みの性質が異なるユーザーは最初に離脱しやすくなります。

つまり、設定したターゲット層に合致するユーザーがページ内に滞在し、セミナーへの参加意欲を高めやすい構成にすることができるということです。

Qualify
(絞込み)
セミナー参加で解決できることを明確に伝え、同時に適したユーザーを定義します。
Understand
(共感)
ユーザーの悩みに共感し、興味を持ってもらいます。
Educate
(啓発)
悩みの原因となっているポイントを突き止め、その解決策としてのセミナー参加を促します。
Simulate
(興奮)
悩みが解決できる未来を想像させることで、ユーザーのセミナーへの参加意欲を高めていきます。
Transition
(変化)
限定特典などを用意し、ユーザーをセミナー参加や資料請求へ誘導します。

新PASONAの法則はユーザーに気づきを与えた上で解決策を提示する構成になっているので、見込み客となるユーザーを増やす効果が期待できます。

一方でQUESTの法則は悩みを深掘りした後に商品を紹介する構成なので、自分の悩みをある程度理解しているユーザーに対して、アクションを促進する効果が期待できます。

ランディングページでセミナー集客前に準備するもの

セミナーは参加費を集めて開催されるものもあれば、参加費無料で開催されるものもあります。またそこで商品の販売が行われるケースもあります。

ランディングページでは参加費及び決済方法を分かりやすく明記し、ユーザーのセミナー参加をスムーズに誘導することが重要です。

ここからは、有料で販売する場合と無料で販売する場合、そしてリアル会場で開催する場合の視点を解説させていただきます。

有料販売の場合

決済方法

セミナーでよく使われる決済方法の種類は、以下のものが挙げられます。

  • PayPayなどのQRコード決済
  • クレジットカード決済
  • PayPalやStripeなどの決済代行システム

以前は現金決済や口座振り込みによる決済もよくありましたが、コロナ禍を経てウェビナー(WEBセミナー)が増えたことから、キャッシュレス決済が主流になりつつあります。

キャッシュレス決済はセミナー料金の回収を簡素化できる、現金管理が不要になるメリットもあり、ある程度の規模のイベントであれば、できるだけキャッレス決済でセミナー開催前に事前決済を促すことをおすすめします。

商品の受け取り方

セミナー参加者にはセミナーで使用する資料や参加証などの受け取り方法も予め周知して、必要な手続きを明確に示します。

商品(サービス)を販売する場合はその購入方法やフローも事前に伝える方がセミナー参加者に対して親切です。

ランディングページに記載するだけでなく、確認メールやセミナー開催直前に送付するリマインドメールでも手続きを再度ユーザーに伝えるようにしましょう。

リアル会場の場合

会場へのアクセス方法

セミナーを開催する会場の住所や最寄り駅名、MAPは必ずランディングページにも記載しましょう。

電車、モノレール、バスなどを利用する方に向けて、利用できる公共交通機関の案内を記載して、主要駅から最寄り駅までの所用時間や料金なども記載するとより親切です。

費用のお支払いタイミングの明示

セミナー参加費の支払いタイミングや方法、キャンセルポリシーなどを明記して、参加者がスムーズにセミナーに参加できるように誘導しましょう。

無料商品の場合

なぜ無料かの明示

参加費無料で開催するセミナーでは参加を検討しているユーザーになぜ無料で開催するのか?その理由や目的を説明する必要があります。

無料開催は経済的負担がないので参加へのハードルは低くなりますが、「参加後に執拗にセールスされないか?」、「無料である分、セミナーの内容は薄いものではないか?」と疑念や警戒心を持つユーザーも少なくないからです。

そのため、次のような考え方が欠かせません。

  • 無料で開催することで、できるだけ多くの方に自社のサービスや商品における魅力を知っていただきたい
  • 自社が保有している最新の情報やノウハウをできるだけ多くの方に知っていただきたい
  • 無料だからといって、セミナーの内容は妥協せず出し惜しみしない

上記のように無料でセミナーを開催する自社のメリットや狙いを伝えることにより、ユーザーの疑念や警戒心を解消して安心感や信頼性を醸成することができます。

商品やサービスの受け取り方の明示

セミナーによっては参加者に無料でセミナー資料やサンプルなどを提供するケースもあります。

参加者にとってもそれがセミナーに参加する上での目的であることも多いので受け取り方法や利用規約、注意事項などをランディングページや申し込み完了後のメールに明記し、参加者の利便性を高められるようにしましょう。

ランディングページへ誘導する具体的方法4つ

ランディングページの作成が終わったら、ランディングページへ誘導する導線が必要になります。ランディングページへ誘導してセッションを増やす具体的な方法を4つご紹介します。

①SNSで告知する

無料で不特定多数のユーザーに一瞬でアプローチすることができるSNSはセミナー集客には欠かせない方法です。

アカウントを作成してセミナー告知の投稿を行えば、フォロワー全員に周知することができます。

Facebook、Twitter、Instagram、LinkedInなど、それぞれのプラットフォーム毎に異なるユーザー層が存在します。ターゲット層がどのSNSを主に利用しているかを把握し、適切なプラットフォームを選びましょう。

投稿の際はセミナー内容や講師の魅力を分かりやすく伝え、参加意欲を高めるような画像や動画を活用するのも効果的です。

②ブログやポータルサイトで紹介

自社ブログやポータルサイトでセミナーを紹介するのも効果的な方法のひとつです。
ブログ内の記事では、セミナーの内容や講師の魅力をランディングページ以上により詳細に伝えると良いでしょう。

適切なキーワードを記事内に盛り込むなど、SEO対策を施すことで、検索エンジンからの流入を増やすことを意識すると良いでしょう。

③メールマガジンやLINE公式で発信

既存顧客に対しては、メールマガジンや自社のLINE公式アカウントでセミナー情報を発信しましょう。早期申し込み特典を用意すると効果的です。

また、一般のセミナー参加者へのフォローはお礼メールをする程度ですが、メルマガやLINE公式の購読者(ともだち)であれば、開催が終わったセミナーの内容や反響を伝えることができます。

次のセミナーの予告やスケジュールも伝えられるので参加者に対して持続的なフォローが可能になります。

④リスティング広告・SNS広告でレバレッジをかける

リスティング広告はGoogleやYahoo!などの検索サイトに表示されるもので、特定のキーワードを検索したユーザーに対して一番上に広告を掲載できる点がメリットです。

近年ではMeta広告やTwitter広告などのSNS広告もセミナー集客にはおすすめです。SNS広告では居住地や年齢、性別など条件を設定することができるため、ターゲットを絞った広告が可能です。

リスティング広告やSNS広告は出稿した分の費用はかかりますが、広告費の上限金額を設定することにより予算の範囲内に抑えることは可能なので、レバレッジをかけるには最適な方法です。

まとめ

セミナー集客をするためのランディングページ作成の重要性にお伝えしました。
ランディングページの第一印象を決めるファーストビューやアイキャッチ画像など、キャッチコビーなどを最適化して、セミナーに参加することで得られるベネフィットを訴求しましょう。

ランディングページで伝えるべき内容や準備するもの、具体的な集客方法は本記事でお伝えした内容を是非参考にしながら取り組んでみてください。

本記事で具体的な集客方法のひとつとしてメールマガジンを紹介しましたがセミナーズでも学ぶ意欲の高いビジネスパーソン8万人にリーチすることができるメールマガジン広告でセミナー集客を支援しています。

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最終更新日: 2024/04/26 公開日: 2024/04/26