メルマガ配信は、集客や商品・サービスの販促につなげる手段として最適です。しかし、面白くない企業メルマガだと、ユーザーに開封されません。
自社の売上をアップさせるには、どのような企業メルマガが面白いのか知る必要があります。
- 「面白い企業メルマガを作成したい」
- 「商品・サービスの販促につなげたい」
このように考えたことはありませんか?
本記事では、面白い企業メルマガの作り方や成約につなげる手法、成功事例などを解説します。
企業メルマガの面白さとは
面白い企業メルマガとは、どのようなものなのかを知ることが重要です。
本章では面白い企業メルマガの特徴を紹介します。
- ユーザー視点のコンテンツのメルマガ
- 企業の個性を押し出しているメルマガ
- 読みやすい文章になっているメルマガ
それぞれ見ていきましょう。
1. ユーザー視点のコンテンツのメルマガ
面白い企業メルマガは、ユーザー視点のコンテンツを作成しています。
ユーザーに寄り添ったコンテンツでないと、共感を得られないためです。
自社の都合で商品・サービスを売り込もうとしても、ユーザーにとっては有益でない可能性があります。
その結果、メルマガの削除や配信解除をされてしまうでしょう。
まずはユーザー視点に立って、役に立つコンテンツを発信することが重要です。
2. 企業の個性を押し出しているメルマガ
企業メルマガで自社の個性を押し出して、他社との差別化を図ることが重要です。
メルマガ配信を行っている企業は多くあります。
商品・サービスが類似している場合、メルマガの内容が重複することがしばしばあります。
自社の考え方を押し出すと、他社と被らない面白い企業メルマガを作成可能です。
読者のニーズを捉えて、共感を得られると、企業メルマガの閲覧数が増加するでしょう。
その結果、集客力や販促力の向上につながります。
3. 読みやすい文章になっているメルマガ
面白い企業メルマガを作成するためには、読みやすい文章の作成が大切です。
面白いコンテンツを作成しても、文章が読みにくいと相手に意図が伝わりません。
そもそも企業メルマガを読んでもらえない恐れがあります。
コンテンツの内容を誤解なく伝えるためには、目次や見出しを活用し、起承転結を意識して文章を作成しましょう。
また、文章量や漢字とひらがなのバランスなどに注意すると、読みやすくなります。
論理的な筋が通っているかを確認して、小学生でも読みやすい文章を作成してください。
面白くない企業メルマガとは
面白くない企業メルマガの特徴がわかると、文章作成で失敗する確率が低くなります。
面白くない企業メルマガの特徴は、以下の2つです。
- 改行がないメルマガ
- 広告が多すぎるメルマガ
順番に紹介します。
1. 改行がないメルマガ
適切な改行がないメルマガは、面白くない可能性があります。
文章がぎっしりと詰まっているため読みづらく、内容が頭に入らない恐れがあるためです。
改行が行われていると、文章のまとまりがわかりやすいため、内容がスッと頭に入るでしょう。
面白い企業メルマガは、適切な改行が行われているため、読者はストレスなく読み続けられます。
自社と人気のメルマガの文章を比較して、どのような書き方をすれば読まれるのかを検討してください。
2. 広告が多すぎるメルマガ
広告がメインコンテンツとなっている企業メルマガは、面白くないとされています。
なぜなら、ユーザーの悩みを解決するコンテンツではなく、セールス要素が強いメルマガになる可能性があるためです。
広告を掲載すると売上につながりますが、メインコンテンツにしてしまうと読者離れにつながるでしょう。
また、開封前に広告メインのコンテンツだと判断されると、メルマガを開封してもらえません。
あくまで読者の「役に立つ」コンテンツの作成が重要です。
面白い企業メルマガの作り方のコツ3つ
面白い企業メルマガの作り方のコツは、以下の3つです。
- 思わず開いてしまうメールタイトルを付ける
- HTMLメールを設定する
- 顧客に伝えたい内容を先に書く
面白い企業メルマガの作り方のコツを知ると、開封率が向上するでしょう。
売上の向上につながるため、ぜひチェックしてください。
1. 思わず開いてしまうメールタイトルを付ける
面白い企業メルマガを作成するポイントは、思わず開いてしまうメールタイトルを付けることです。
開封率の高いメールタイトルには、以下のような特徴があります。
- 疑問形で読者に呼びかけている
- 記号や数字を使っている
- 「実質無料」「即決」などのパワーワードを使っている
- 冒頭14文字に訴求内容を含めている
上記のような工夫を行い、開封率の高い企業メルマガを作成しましょう。
読者の反応を見ながら改善を繰り返すことが大切です。
2. HTMLメールを設定する
HTMEメールを設定すると、デザイン性の高い企業メルマガを作成できます。
テキストの大きさや色を変えたり、画像を埋め込んだりできるためです。
文章だけでなく視覚的な訴求をしたい方は、ぜひHTMLメールを活用してください。
また、HTMLメールは、企業メルマガの開封率や到達率を計測できます。
企業メルマガを通して、商品・サービスの販売数を向上させるための手段として、HTMLメールの利用は効果的です。
3. 顧客に伝えたい内容を先に書く
企業メルマガでは、顧客に伝えたい内容を先に書くことが大切です。
企業メルマガを最初から最後まで読むユーザーは多くありません。
そのため、開封後、最初に目に付く冒頭部分に、一番伝えたいことを記載するのがポイントです。
読者にとって有益な情報を最初に伝えると、興味関心を抱かせることができ、購読につながる可能性があります。
商品・サービスのお得情報を画像や動画などで伝えると効果的です。
面白い企業メルマガで成約につなげる手法3つ
面白い企業メルマガを作成しても、成約につながらないと意味がありません。
本章では、メルマガ配信で成約につなげる手法を、以下の3つ紹介します。
- ペルソナ設定を行う
- ナーチャリングを実施する
- セグメント配信を行う
順番に見ていきましょう。
1. ペルソナ設定を行う
企業メルマガで商品・サービスの成約につなげるためには、ペルソナ設定を行いましょう。
自社の商品・サービスを届けたいペルソナを設定しないと、効果的な訴求ができません。
ペルソナを定めないと、20代の男性向けの商品を販売したいのに、50代にしか刺さらない訴求をしてしまう恐れがあります。
上記を防ぐためには、ターゲットの年齢や性別、性格、趣味、考え方などを細かく設定しましょう。
ペルソナを定めて、ユーザー視点で商品・サービスを訴求するのが大切です。
2. ナーチャリングを実施する
メルマガ配信で成約につなげるためには、ナーチャリングの実施が重要です。
ナーチャリングとは、見込み顧客を購入する状態まで育成することを指します。
メルマガ配信によるナーチャリングでは、顧客の心理状態に合わせて段階的にメールを送りましょう。
まずは、ユーザーに興味関心を持ってもらい、次に商品・サービスの成約につながるコンテンツを配信する必要があります。
ナーチャリングに成功すると、成約率が向上します。
3. セグメント配信を行う
セグメント配信とは、ターゲットを年齢や性別、居住地、職業などでグルーピングして配信することです。
ユーザーの属性に合わせた配信が行えるため、メルマガの開封率の向上が狙えます。
また、顧客のニーズを満たす配信を続けると、配信解除される確率が減ったり、顧客と良好な関係を維持できたりします。
面白い企業メルマガを配信して成約につなげたい企業は、ぜひセグメント配信を検討してみてください。
面白い企業メルマガを配信した成功事例
面白い企業メルマガを配信して成功した事例を3つ紹介します。
- ラーニングエッジ株式会社
- サッポロビール株式会社
- イーデザイン損保
他社が成功した要素を自社に取り入れると、メルマガ配信で失敗する確率が減ります。
ラーニングエッジ株式会社
ラーニングエッジ株式会社は、経営者や起業家のための経営スクール、ビジネスセミナーの開催などを行っている会社です。
同社は、意識の高い80,000人のビジネスパーソンに対して、メルマガ配信を行っています。
ペルソナを経営者や起業家に定めて、刺さるコンテンツを伝えることで、同社は企業メルマガ戦略に成功しました。
現在では、他社がセミナーズのメルマガに広告資料を掲載できるサービスを提供しています。
同サービスにより、自社の商品・サービスを経営者や起業家に宣伝できます。
集客力や販促力に悩んでいる方は、お気軽にご相談ください。
サッポロビール株式会社
サッポロビール株式会社は、日本の大手ビールメーカーです。
1876年に北海道の札幌市に札幌麦酒醸造所が設立されて以来、ビールを製造し続け、確固たるブランドを確立しました。
同社の企業メルマガには、以下の4種類があります。
- SAPPORO NET News
- YEBISUプレミアム通信
- 焼酎&梅酒だより
- GRANDE POLAIRE Precious Salon
同社は、上記の企業メルマガを一斉送信するのではなく、セグメント配信しています。
会員の居住地や閲覧履歴から、好みに合うビールを紹介したことにより、好反応を得られるようになりました。
イーデザイン損保
イーデザイン損保は、自動車保険を取り扱う損害保険会社です。
代理店型ではなく、インターネットやスマートフォンを活用した自動車保険を取り扱っています。
同社は1日に120種類のメール送信を行っており、顧客との接点を作り出すことに成功しました。
同社の企業メルマガの成功の秘訣は、メールの件名に「車名」を含めたことです。
これにより、一般的なメルマガの開封率が10〜15%のなか、同社は30〜40%を記録しました。
メールの件名を具体的にすると、ユーザーが「自分ごと」だと認識するため、開封率が高いのだと考えられます。
面白い企業メルマガに関するよくある質問
面白い企業メルマガに関するよくある質問を、以下の4つ紹介します。
- メルマガのCV率は平均してどのくらいですか?
- 社内メルマガの効果は何ですか?
- 企業メルマガはどのくらいの頻度で配信すればいいですか?
- 企業メルマガのタイトルは長いとダメですか?
それぞれ順番に見ていきましょう。
1. メルマガのCV率は平均してどのくらいですか?
メルマガのCV率は、平均して1〜5%です。
100人に企業メルマガが開封したとすると、1〜5人が商品・サービスを成約します。
CV率を向上させるには、企業メルマガの開封率とクリック率のKPIを把握し、効果測定を行う必要があります。
- 開封率:10〜15%
- クリック率:5〜10%
メール件名や文章、デザインの変更を行い、開封率やクリック率、CV率を向上させましょう。
2. 社内メルマガの効果は何ですか?
社内メルマガは、コミュニケーションツールとして役立ちます。
社内メルマガを通して、働き方や新規事業などを共有すると、社員から意見や感想をもらえる可能性があるためです。
社員から業務内容や新規事業の改善案が出ると、より深いコミュニケーションを取れるでしょう。
有意義なコミュニケーションを行うと、働きやすい環境の提供や業務効率の改善などにつながります。
3. 企業メルマガはどのくらいの頻度で配信すればいいですか?
企業メルマガの配信頻度は、ユーザーの属性によって異なります。
自社に興味があまりないライトユーザーならば、週2〜3回の発信でも多いと感じられるでしょう。
一方、自社の商品・サービスを利用しているヘビーユーザーならば、最新の情報を毎日発信しても問題ありません。
どのくらいの頻度でメルマガを配信すればよいのか迷っている方は、アンケートを取るのも効果的です。
4. 企業メルマガのタイトルは長いとダメですか?
企業メルマガのタイトルの長さは、20文字以内がおすすめです。
もっとも適切な長さは14文字程度です。
ユーザーはメルマガの件名を見て、開封するかを判断します。
簡潔な件名を作成して、どのような情報を伝えたいのかを、開封前にわかるようにしましょう。
タイトルが長いと、ユーザーに内容が伝わりにくいことに注意してください。
なお、「ユーザーへの問いかけ」や「数字・記号の利用」は開封率をアップさせる手段として有効です。
まとめ
面白い企業メルマガを作成するコツは、思わず開いてしまうメールタイトルを付けることや、HTMLメールを設定することです。
しかし、面白い企業メルマガの作成が難しく、期待した成果を出せないと悩む方もしばしばいます。
そのような企業は、ぜひセミナーズでのメルマガ配信を活用してください。
セミナーズではセミナー集客をどのように行えばよいかわからない方のために、メールマガジン広告サービスを実施しております。
約80,000人の経営者や起業家に自社の魅力を伝えられます。
メルマガ配信による集客効果を最大化させたい方は、ぜひ以下の資料のダウンロードを検討してはいかがでしょうか。
#企業メルマガ #メルマガ広告