集客にはさまざまな方法やツールがありますが、これが正解!と言い切れるものは存在しません。だからこそ難しいといえますし、消費が落ち込む日本経済においては、自社ならではの集客力は必要不可欠です。
集客に課題を抱える企業の多くに、次のような悩みがあります。
- 「自信のあるサービスなのに、顧客が増えない」
- 「商品の魅力を伝えても、うまく集客できない」
- 「自社ならではの商品販売戦略が打ち出せず困っている」
本記事では、このような課題を解決するべく、集客のための5のコツと、10の集客方法を解説します。
本記事の内容を実践すれば、効果的かつ効率的な集客を行えるようになるでしょう。
集客とは
集客とは、集客し売上を立てるための具体的な方法のことをいいます。
商品やサービスを認知させ、興味を引いて顧客を獲得する。新規顧客を集客して売上をつくるのが集客です。
集客の過程においてなによりも大切なのは、顧客との「信頼を築く」ことです。
いくら商品やサービスの魅力をアピールしても、売り手と買い手との間に信頼関係が築けなければ、集客は成功しません。
効果的な集客方法を模索するのも大切ですが、まずは信頼づくりを念頭において、集客に取り組みましょう。
集客を成功させる5コツ
続いて、集客を成功させるための5つのコツを解説します。
集客にはさまざまな方法がありますが、大前提として、おさえておきたい集客を成功するためのコツがあります。
集客はむやみにおこなっても効率が悪い上に、本来なら得られた売上を逃してしまうこともあるので気をつけましょう。
コツ1:ターゲットの選定
集客をおこなう上でもっとも重要なものがターゲットの選定です。
不特定多数の人を集めたいと、むやみに集客をしても、広告費がかかるばかりで効果は薄いでしょう。
購入してくれる可能性の高い顧客層に向けて濃い内容を発信する方が、はるかに効率よく集客ができます。
狙うターゲットによっても、効果的な集客方法は異なりますので、効率的かつ効果的な集客をするなら、ターゲット選定は必須といえます。
コツ2:見込み客の性質を知る
集客において欠かせないターゲット設定と混同しがちなのが「見込み客」の設定です。
見込み客とは、商品やサービスに対して「興味を持っている人」を意味するマーケティング用語です。
集客においては、この「見込み客」をいかに増やし、顧客へと育てられるかが極めて重要です。
見込み客は、購入予定時期によって次の4つに分類されます。
「おなやみ客」=必要性は感じているけど何らかの理由で悩んでいる客
「そのうち客」=興味はあるものの、そこまで必要性を感じていない客
「まだまだ客」=興味も必要性もあまり感じていない客
どのシーンの見込み客かによって、今すぐ販売する客なのか、今は共感を得るためにじっくり向き合う客なのかが違ってきます。
集客の効果を上げるためには「いますぐ客」以外の見込み客との信頼関係を築き、購入行動へと繋げていく必要があるのです。
コツ3:顧客の購買行動を理解する
集客し売上を増やす上で欠かせないのが顧客の購買行動の理解です。
購買行動の過程ごとに、発信すべき内容や方法が違うため、事前に綿密な戦略を練ることが重要です。
どの過程にいる顧客も取りこぼさないよう、フレームワークに則ったリサーチが欠かせません。
インターネットが普及した現代においては、顧客の購買行動は『AISAS』が優秀だといわれるようになりました。
『AISAS』とは、以下の英単語の頭文字を取ったものです。
- Attention(認知)
- Interest(興味)
- Search(検索)
- Action(行動=購入)
- Share(共有)
現代の消費者は、おおむね『AISAS』のプロセスに沿って、消費をしている人が多いのです。
顧客の購買行動をしっかりと理解した上で、集客の方法を検討しましょう。
コツ4:顧客をファンへ成長させる
集客によって売り上げをアップさせるために、より多くの「ファン」を集めましょう。
せっかく顧客を獲得できても、1度しか購入してもらえず離れられてしまうことがあります。
安定的に売上を伸ばすならば、一度集客をしたお客さまを「育てる」取り組みが欠かせません。
いかに顧客をリピーターへと成長させられるかが重要です。
新規集客には多くの費用がかかりますので、長期的な視点で仕掛けていきましょう。
コツ5:マーケティングを理解する
集客を成功させるためには、マーケティングの正しい知識を身につけ、事業の全体像を把握しなければなりません。
マーケティングとは、事業を成功へと導くためのプランニングと、その最適化を指します。
- 商品やサービスを生み出すためのアイデア
- 適正な価格設定
- ターゲットにする市場選び
- 販売方法、集客方法
- 人材の最適な配置
マーケティングはこれらすべてを施策することにつながります。
つまり、新規集客の施策だけでなく、事業全体に目を向けるようにすることで、集客力は飛躍的に向上するといえます。
オンライン集客6つ方法
集客を成功させるためのコツを理解した上で、具体的な10の集客方法を「オンライン」と「オフライン」とで、分けて見ていきましょう。
まずはオンラインでの集客方法です。
ホームページ
今や、ホームページを持っていて当たり前の時代です。
ホームページを作っただけでは集客にはならないので、他社との差別化をわかりやすくアピールし、競合に打ち勝っていくかが重要です。
SEO対策(検索エンジンで上位に表示させるテクニック)やメールマガジン、SNSなどを併用した戦略が必要です。
ホームページ制作時に特に気を付けるところ
ホームページ制作時に欠かせない、特に気を付けるべきところがあります。
- ファーストビュー
- ページの構成
- プロフィールページ
とくにファーストビュー、つまりホームページを開いて最初に見える一番重要なところです。
ここで訪問者の心を掴めていないホームページは、存在の意義がないとさえ言われてしまいます。
もししっかり中身を精査したい、一緒に考える人が欲しいというときは、専門家に相談するか、または弊社へお問い合わせいただければ、お見積りを出させていただきますので、ぜひご利用ください。
オウンドメディア
オウンドメディアはホームページと似ていますが、より幅広い見込み客を集客できる方法です。
ホームページと異なるのは、「見込み客が知りたい情報」を掲載する点です。
見込み客の検索意図を考え、その解決策をより多く提供するのが、オウンドメディアを成功させる秘訣です。
多少時間はかかりますが、良質なコンテンツを増やすごとに集客力を増していくでしょう。
オウンドメディアをブラッシュアップするコツ
心を込めてオウンドメディアを作った、方向性も正しいはず、なのに効果が出ないというオウンドメディアは少なくありません。
原因として考えられることは次のとおりです。
- 読者の悩みをわかったつもりになってしまっている
- サービスのオファーが適切ではない
- CTAが曖昧になっている
これらを整えるだけで、オウンドメディアやホームページからのサービスの申し込みが何倍にも増えることもあります。
ぜひ意識してみてください。
SEO
SEOとは”Search Engine Optimization(検索エンジン最適化)“の略で、GoogleやYahoo!などの検索エンジンで、ページを上位に表示させること。
検索エンジン側から「顧客にとってわかりやすくて、有益かつ専門性が高い」と評価されれば、検索順位が上昇します。
SEO対策を行い、ページを上位に表示させられれば、クリックしてもらえる確率が上がり、集客数は飛躍的に伸びるでしょう。
しかし、SEO対策の効果が出るには時間がかかりますので、長期的な視点でおこなう必要があります。
SEOでアクセスアップをする際陥りがちな落とし穴
SEOは一時期、ブログやメディアの記事が大量にあれば、それだけでアクセスが増えるという時代がありました。
これは今時点では効果は望めず、「広く浅く」より「広過ぎず深く」というイメージです。
SEOでアクセスアップをするのであれば、こちらの記事もおすすめです。
メルマガ広告
メルマガ広告とは、自社の商品を販売するために外部企業のメールマガジンでの宣伝を依頼することです。
弊社ラーニングエッジでもメルマガ広告のご依頼を受け付けておりますが、最大8万人の顧客リストに宣伝をさせていただいております。
すると「そんなにたくさん宣伝されてしまうと、求めていない顧客層に届いてしまわないか」とご相談をいただきますがご安心ください。
メルマガ広告には次のようなメリットがあります。
配信するターゲットを相談できる
メルマガ広告を配信する人数によって価格も相談できる
イベントやキャンペーンのときに狙い撃ちで宣伝をできる
このようなメリットがありますので、不特定多数の「潜在顧客」を集客するのではなく、「見込み客」や「今すぐ客」を集客したいときに適しています。
しかしながら、ご依頼をいただいたお客様を順番にご案内しているため、メルマガ広告を依頼する場合は、弊社に限らず、前もってご相談することをオススメしています。
ランディングページ
ランディングページ(LP)とは、商品やサービスの訴求から成約まで縦長1ページで完結させるのを目的としたものです。
つまり、見込み客に対して、商品やサービスを一気に説明し、一気に行動(購入や問い合わせ)を促す狙いがあります。
前述した、ホームページやオウンドメディア、リスティング広告などからランディングページに誘導します。
紙のチラシのような感覚で、その1ページでセールストークを繰り広げるイメージです。
ランディングページは作成→検証を複数回おこない、より精度の高いものに仕上げると、集客の効果が劇的に変わるでしょう。
ランディングページ(LP)の成約率をあげる考え方
ランディングページはもはや欠かせない広告媒体の一つです。
しかし残念ながら、ランディングページ制作時に欠かせない考え方が社内で浸透していないことが多いです。
とても重要な考え方は以下のとおりです。
- ホームページ同様、ファーストビューで心を掴む
- 中身は読んでもらえると思わない、でも読まれてもいいようにする
- 一人で考えて悩まない
こうしたところを積極的に取り組める社員やマーケティング担当がいるだけで、一枚のランディングページ(LP)から発生する売上が飛躍的に向上することがあります。
SNS
今や、多くの企業がSNSでの集客に力を入れています。
LINE・Instagram・X(Twitter)・Facebookなどで、ユーザーを楽しませるコンテンツを充実させ、効果的に発信し、集客を狙います。
SNSのアカウント作成は、基本的には無料です。中にはLinkedinやXなどのように、有料でアカウントを使ってビジネスの効果を上げる施策もあります。
SNSのユーザーは全世界、数十億人規模ですので、このマーケットをぜひ活用しましょう。
オフライン集客4つの方法
次にオフラインでの集客方法について解説します。
折り込みチラシ
折り込みチラシは昔ながらの集客方法ですが、食品や日用品など、日常的に使う商品やサービスの集客に向いています。
しかし、新聞に折り込まれるチラシの枚数は多いため、基本的には流し読みしてしまうでしょう。
人の目を引き、興味を沸かせるためには、デザインやキャッチコピーの工夫が必要。競合チラシとの差別化を図りましょう。
ポスティングチラシ
店舗の宣伝や家事代行など、特定のエリアの住民に対して発信したい場合は、ポスティングチラシでの集客が効果的。
商品やサービスの特性、ターゲット層を考慮して、配布するエリアや住宅の種類を選べるので効率的です。
中には、ポスティングチラシのように一冊1,500円する書籍を投函して、ファンを獲得する企業もあります。
ダイレクトメール
ダイレクトメールでの集客は、ターゲットに確実に届くメリットがあります。
郵送での送付なので、他県に住む人にも広く発信できます。
ただし、ダイレクトメールだとわかると、開封しない人も多いので、開封率を上げる工夫が必要です。
- 期間限定や数量限定などの条件をつける
- 開封すると得られるメリットをわかりやすく記載する
- 手書きで一言添える
オフラインで発信するダイレクトメールは、Webマーケティング中心の企業からすると遅れていると思われがちです。
実はそうではなく、「対象のリスト」によってはまだまだ大きな影響力があります。
たとえば次のようなリストです。
- 企業経営者
- 士業・医師
- 高齢者
これらの方に向けて何か商品を販売するようであれば、ダイレクトメールは極めて有効な手段です。
セミナー・イベント
見込み客を顧客へと成長させるには、無料セミナーやイベントを開催するのが効果的です。
商品やサービスに興味を持っている人が参加するので、セミナーやイベントに絡めて紹介すると、成約率は高まるでしょう。
また、個別の営業と比べて、1度に複数の人に発信できますので、効率的に集客できるのがメリットです。
季節イベントや流行に関連づけて開催すると、より一層関心を持ってもらえるでしょう。
集客のコツはマーケティングにあり
本記事では、集客を成功へと導く5つのコツと、具体的な10の集客方法を解説しました。
商品やサービスの特性、狙うターゲット層によって、効果的な集客方法は異なります。
どのような集客方法を実践するときでも、マーケティングの知識があるのとないのとでは、その結果に大きな違いが出るでしょう。
マーケティングを理解して、効果的かつ効率的な集客を成功させましょう。
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