SNS集客を行うとコストを抑えて、セミナーや飲食店などに人を呼び込み、売上の向上に貢献できます。
しかし、SNSの正しい運用方法がわかっていないと、労力に比べて成果が低くなってしまう恐れがあります。
そのため、SNSで集客力を強化させたい方は、各媒体の強みや運用のコツなどを把握することが重要です。
本記事では、SNS集客におすすめのツールや、成功するためのコツ、成功事例などを紹介します。
集客につなげる具体的な手法がわかるため、ぜひ最後までお読みください。
SNS集客を行う理由
SNS集客を行う理由は、日本人口の90%以上と接点をもつための手段として最適だからです。
総務省の「令和5年 情報通信白書|SNS」によると、日本のSNSの利用者数は2022年は約1億200万人でした。(日本人口=約1億252万人)
そして、2027年には約1億1,300万人に増加すると予想されています。
また、FacebookやX、Instagramなどの媒体では、初期費用がかかりません。
つまり、SNSを正しく運用すると、導入コストをかけずにSNSの利用者に情報を届けることが可能です。
個人事業主がSNS集客に成功する5つのコツ
SNS集客に成功するコツがわかると、最短で成果を出せる可能性があります。
ここでは以下の5つのコツを紹介します。
- 目的やターゲットの絞り込みをする
- フォロワー数の増加を第一に考えるのは避ける
- SNSはコミュニケーションツールとして扱う
- 「共感」を得られる投稿内容を意識する
- 「SNS×Webページ(ランディングページ)」で運用する
集客のしやすさはSNSや事業内容により異なりますが、まずは本章を参考に継続してみてください。
①目的やターゲットの絞り込みをする
目的やターゲットがぼんやりしているのではなく、どのような人に何を伝えたいかを明確にすることが重要です。
目的やターゲットを明白にすれば、目的やターゲットに沿った有益情報を投稿でき、ファン化につながります。
ただし、正しいリサーチの方法や目的・ターゲットの絞り込み方がわからない方も多いことでしょう。
そのような方には、以下の記事がおすすめですので、ぜひご覧ください。
②フォロワー数の増加を第一に考えるのは避ける
フォロワーが増えると、多くの人に情報を発信できるだけでなく、信頼性の証明になるメリットがあります。
ただし、フォロワーの獲得ばかりに注力すると、情報を求めるユーザーばかりが集まり、集客につながる層が集まらない可能性があります。
フォーカスすべきポイントは、新規顧客やファンを増やし集客力を上げることです。
フォロワーを集める対策を取りながらも、見込み顧客や既存のファンの心に深く刺さる発信が大切です。
③SNSはコミュニケーションツールとして扱う
SNSを一方向から情報を伝えるツールではなく、ユーザーのニーズを把握するコミュニケーションツールとして使いましょう。
手紙や電話は誰に何を伝えるかを明確にしてから、相手に伝えたいことを伝えることとでしょう。
ただ有益情報を発信するのではなく、他のユーザーに話を聞いたり、無料の座談会を開いたりすると、ニーズを把握できます。
そして、そのニーズをもとにターゲットに刺さる投稿をすると、集客につながる見込み顧客になるでしょう。
コミュニケーションから集客につなげることを意識してみてください。
④「共感」を得られる投稿内容を意識する
人は自分の悩みを解決できるものや興味のあるものなど「自分と関連するものや自分に役立つ情報」に意識が向く傾向があります。
そのため、アカウントの先にいる一人ひとりが共感を得られる投稿内容にすることを心がけましょう。
ビジネス目線や売り上げ重視が全面に出過ぎると、集客がうまくできないこともあります。
フォロワーから共感が得られると、投稿が拡散される確率も高くなります。
共感を得るためには、どのようんな人が何を求めているかを明確にすることが大切です。
その視点からも目的やターゲットの絞り込みをすることは重要であると考えられます。
⑤「SNS×Webページ(ランディングページ)」で運用する
SNSはコミュニケーションの場としての活用が向いています。
そのため、SNSと自己紹介を詳しく載せられるコンテンツとを掛け合わせるのがおすすめです。
ホームページやブログなどのWebサイトを用意して、SNSには載せきれない自己紹介やサービスを詳しく掲載しましょう。
そして、各種SNSのプロフィール欄にwebサイト等のページを連動させます。
窓口を増やし1人でも多くの人の目に触れる仕組みを構築してください。
SNS集客におすすめのツール
ここからはSNS集客におすすめのツールを、以下の4つ紹介します。
- X(Twitter)
- LINE公式
それぞれ順番にご覧ください。
Instagramは写真や動画がメインのSNSで、20~40代のユーザーが多いのが特徴です。
他のSNSに比べて1投稿あたりにつけられるハッシュタグの数が多いメリットがあります。
投稿は30個、ストーリーには10個までつけることが可能です。
近頃はGoogleで「ググる」ことから、Instagramでも「タグる」が主流になりつつあります。
「タグられる」ことを意図したハッシュタグ戦略も可能でしょう。
また、Instagramで集客をする場合、以下を行いましょう。
- ビジネスアカウント(無料)への変更
- 問い合わせボタンの設置
- 広告の配信(任意)
- ショップの位置情報の掲載
- 閲覧者のインサイトの分析
ビジネスアカウントにすると、初期費用や維持費などのコストなしで、上記の機能を使えますよ。
InstagramのLIVE配信の有用性
SNSでとくに重要なのが、直接相手の声と顔を見れる機会です。
Instagramのインスタライブはその両方が揃っているとても有力なツールです。
インスタライブを実践することで、次のことが可能になります。
- 自分の得意や特徴をライブ配信できる
- 声や顔をSNS上で配信できるので共感を得やすい
- 一度見た人はファンになりやすい
- 仲間同士でお互いの影響力を高めあうことができる
X(Twitter)
X(Twitter)は、情報の拡散力とスピード感がもっとも早いSNSです。
他のユーザーにリポストされると、フォロワー以外のユーザーに情報をリーチさせられます。
拡散力を伸ばすためには、アカウントを伸ばしたい同業者とリポストしあったり、著名人の投稿を引用リポストしたりしましょう。
後者のケースでは、著名人が自分の引用リポストを、リポスト、または引用リポストしてくれる可能性があります。
ターゲットに刺さる投稿をするだけでなく、他のアカウントを活用すると、効率的に情報をリーチさせられます。
Xならではのスペース配信
X独自のスペース配信とは、オンラインラジオのような感覚で、リアルタイムにフォロワーに向けて声を配信できます。
顔を出す必要がなく、声だけで視聴者にメッセージを届けられるので、リスクも少なく発信ができます。
また、インスタライブと同様に発信者が複数人いれば、お互いの影響力を高めることが可能です。
Facebookは基本的に実名登録であるため、他のSNSに比べて信頼性の高さがあります。
利用者も30〜50代のビジネス層が多く、個人事業主やフリーランスでも登録している人が多く見られます。
Facebook には多数のコミュニティがあるのも特徴で、同じ業界や分野の人たちが集まる交流会、勉強会、イベントなどの情報も得やすいでしょう。
特定のアカウントにしか情報を公開しない、公開範囲の設定も可能です。
また、秘匿性が高いオンラインサロンの運営のためにFacebookのグループ機能を使えるので、ビジネスアカウントの人たちには以前から親しまれています。
個人的な発信であれば、Instagramのビジネスアカウントとも発信を紐づけられます。
FacebookLIVE
Facebook上でのライブ配信では、興味を持っているフォロワーに向けて顔と声を届けられます。
準備を事前にしてスライドを投影するような工夫をすると、集客につながりやすいシーンを演出できるでしょう。
また、秘匿性の高いグループを作っておけば、グループ内でのみ配信するシークレットライブを開催できます。
ぜひ実践してみてください。
LINE公式
国内で最も多くのユーザーを持つLINEに向けて、直接アプローチができるのがLINE公式です。
InstagramやX、FacebookなどからLINE公式アカウントの登録に誘導させると、見込み顧客に向けて有益な情報を直接届けられます。
そのため、アンケートや相談会、セミナーなどの集客に役立てる企業や個人事業主も急増しました。
LINE公式で行えることを以下に列挙します。
- メルマガとして配信できる
- ユーザーとのやりとりが1:1でしやすい
- クーポンの発行などもできる
- アカウントを複数作れる
SNS集客の注意点
SNS集客の注意点としては、有料広告に比べ成果が出るまでには時間がかかることです。
中長期的な目線で地道な継続が求められます。
よく言われる「バズる」投稿などには基本的に期待できません。
もしバズって大きく集客できたとしても「ラッキーだった」と受け止めるようにしましょう。
多くの時間を費やすこともあるため、個人差はありますが、苦手な方には疲弊の原因となってしまうでしょう。
SNS集客の成功事例
SNS集客の成功事例としては、株式会社ローソンが挙げられます。
株式会社ローソンは、Xの告知によりキャンペーンの認知拡大に成功しました。
たとえば、毎日1万名に無料券が当たる「白いたい焼き」のキャンペーンを受けるために、以下のような施策を施しています。
- このアカウントをフォロー
- この投稿をリポスト
- 抽選で毎日1万名様に無料券!結果は自動でお知らせ
白いたい焼きを無料で受け取るために、フォローとリポストを促すことで、フォロワーの増加とキャンペーンの拡大につなげています。
その結果、リポストは159,000件、いいねは26,000件、インプレッションは320万件になりました。
リポストやフォローは5秒以内で無料で行えるので、キャンペーンと併用して活用するのが効果的です。
まとめ
本記事でご紹介したように、SNSは個人事業主の集客に大いに活用できます。
- どのSNSを使うか
- どのような商品・サービスを提供するか
これらに違いはあっても、集客を始めるには、目的やターゲットの絞り込みが肝心です。
そして、見込み顧客を増やすには、ユーザーのニーズを明確に言語化することも重要とされています。
SNS集客において重要なことを解説しましたので、ぜひ普段のビジネスに活かしてみてください。
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