集客にはポータルサイトが有効?種類と選び方・7つの掲載のポイント

最終更新日: 2024/06/05 公開日: 2021/10/05
  • ポータルサイトから自社サイトに集客したい!
  • 集客に有効なポータルサイト掲載のコツは?
  • そもそもポータルサイトって何?

このようなお悩みを抱えていませんか。

ポータルサイトは自分の理想を叶えたい人、悩みを解決したい人が情報を求めて訪れるサイトです。

ポータルサイトに自社の商品やサービスの情報を掲載することで、自社サイトにアクセスを集められます。

本記事では、集客に有効なポータルサイトについて解説。種類や特徴に加えて、集客に有効な掲載のポイントにも触れていきます。

ポータルサイトを活用して自社サイトのアクセス数を伸ばし、収益を上げたい方は、ぜひ最後まで読んで参考にしてください。

ポータルサイトとは「顧客の玄関口」

ポータルサイトのポータル(Portal)とは入口や玄関のこと。わかりやすくいうと、自社の商品やサービスをユーザーに知ってもらうための情報まとめサイトです。

ポータルサイトには「○○がしたい」「△△が欲しい」など、さまざまな目的をもっている人が訪れます。ユーザーは情報が飛び交うネット上で、自分に合った情報を探すために検索するでしょう。

たとえばユーザーが「おしゃれな美容室に行きたい」と考えたとします。

このとき「美容室がまとめて掲載されているサイトを見て比較してみよう」思ったユーザーが、ネット検索で辿りつくサイト。

これがポータルサイトです。

ポータルサイトと集客サイトの違いは?

ポータルサイトも大きな意味で言えば、集客サイトに含まれます。

というのも、集客サイトとは、商品の購入やサービスの利用につなげることを目的としたWebサイトのことを指すためです。

つまりポータルサイトは集客サイトのなかの一種で、ポータルサイトに限らず、オウンドメディアやSEO対策を行った自社のWebサイトなども集客サイトに含まれます。

ポータルサイトによる集客にはSEO対策が重要

ポータルサイトで評価されているサイトは、SEOでも評価されている傾向にあります。

また、SEO対策をしっかり行って集客力が上がれば、ポータルサイトでも優先的にユーザーに紹介してもらえる可能性があがります。

では、SEO対策の基礎知識やSEO対策が重視される理由について解説します。

SEO対策とは

SEOとは「Search Engine Optimization」の略で、Googleをはじめとする検索エンジンで、自サイトやWebページを上位表示させるための対策をSEO対策といいます。

GoogleはE-E-A-Tを基準にWebサイトを評価していると言及しており、この基準を参考に自社のWebサイトやコンテンツを作ることで、上位表示を目指せます。

E:Experience(経験):実体験や経験が反映されている
E:Expertise(専門性):知識や技術など専門的な内容が掲載されている
A:Authoritativeness(権威性):専門家やプロの監修など権威がわかる
T:Trustworthiness(信頼性):嘘の情報や無駄なコンテンツがない

ポータルサイトによる集客でSEO対策が重視される理由

知名度の高いポータルサイトは利用者が多いため、自社サイトへの流入増加が見込めます。

しかし、企業が制作したポータルサイトもGoogleのような検索エンジンも、評価の高いサイトが上位表示され、ユーザーが検索したキーワードに該当するサイトが表示されるという点では同じです。

そのため、SEO対策を行うことは、ポータルサイトをはじめ、Googleにも評価されることにつながるのです。

ポータルサイトの種類と特徴

ユーザーが求めている特定の情報を提供するポータルサイト。集客のためにポータルサイトを活用するなら、その種類と特徴を掴んでおきましょう。

さっそく紹介します。

総合型ポータルサイト|情報量が多い

情報の分野がカテゴライズされたポータルサイトです。ニュースや天気、エンターテインメントなど、ユーザーの目的は多岐にわたります。

総合型ポータルサイトの例は以下のとおりです。

情報量が多いため、たくさんの人が目にしやすいでしょう。しかし、そのぶんライバルの数も多いといえます。

地域型ポータルサイト|実店舗の集客に有効

地域密着型のポータルサイトです。地域の飲食店や観光名所、求人情報など、特定の地域に関する情報を求めている人が訪れます。

以下は、地域型ポータルサイトの例です。

民間企業だけでなく、都道府県や市町村などの自治体が運営しているケースもあります。

口コミ型ポータルサイト|利用者の声がわかる

ユーザーの口コミ・評判を集約したポータルサイトです。

口コミ型ポータルサイトは、実際に商品を購入した人、サービスを利用した人の生きた声を発信。ユーザーは、どの商品やサービスが自分に合ったものか判断するために訪れます。

口コミ型ポータルサイトの例は、以下のとおりです。

他にはAmazonや楽天市場などのショッピングサイトも、口コミを掲載しています。

専門分野型ポータルサイト|ひとつの内容に特化

特定された分野の情報を伝えるポータルサイトです。医療や美容、車、不動産など、内容をひとつに絞って発信し、ユーザーのニーズに応えます。

専門分野に特化したポータルサイトの例は、以下のとおりです。

自社の商品やサービスに関連する情報を発信します。

社員・関係者用ポータルサイト|自社で働く人向け

自社で働いている人に向けた情報を発信するためのポータルサイトです。

社内ポータルサイトの対象者は、消費者ではなく社員や関係者。社外秘の情報を取り扱うケースがあるため、一般公開されていません。

近年は大企業だけでなく中小企業にも取り入れられています。社内の情報を伝え、社員の士気を高めて売上を伸ばす目的で活用されているポータルサイトです。

ポータルサイトのメリット・デメリット

ポータルサイトに掲載するメリットは、自社の存在をまだ知らない人に向けて情報発信ができることです。

他には自社の分野や商品に興味がある人のデータ収集も可能。アクセス数を増やしながら、今後の分析にも役立ちます。

デメリットは定期的なコンテンツの更新が必要なこと。また費用対効果のバランスが崩れやすいことなどが挙げられます。

ポータルサイトのメリット|集客を増やせる

  • 開業したばかりでも集客できる
  • アクセス数を増やせる
  • データ収集ができる

ポータルサイトは、ユーザーにとって便利なサイトです。その特徴は、特定分野の情報がひとまとめになっていること

ネットのあちこちに散らばっている情報を集めることは面倒です。情報を比較しやすく使い勝手がよいため、アクセス数や利用者を増やせます。

また開業したばかりでも、情報がまとめられているポータルサイトなら、多くの人に自社の情報を見てもらえます

ユーザーの需要に合ったコンテンツを発信することで、自社の存在をまだ知らない人にアピールが可能です。

加えて、自社にとっても今後のデータ収集にも役立ちます。特定分野の情報を掲載することで、ユーザーが何を求めているのかわかりやすくなるでしょう。

ポータルサイトのデメリット|依存は禁物

ポータルサイトに掲載するデメリットは以下のとおりです。

  • 定期的なコンテンツ更新が必要
  • 費用対効果のバランスが崩れやすい

ポータルサイトに掲載する情報は、定期的な更新が必要です。

ユーザーがポータルサイトから自社のページにアクセスしても、何年も前の古い情報が掲載されていたら信頼がなくなります。

ユーザーに価値が高いと思ってもらうためには、頻繁に新しい情報を発信していくことが大切です。

また、費用対効果のバランスが崩れやすいこともポータルサイトのデメリット。

ポータルサイトに自社の情報を掲載するには費用がかかります。

掲載費にかかる以上の利益が期待できるなら問題ありません。しかし、何年もポータルサイトへの掲載を継続することを考えた場合、掲載費のやりくりは可能でしょうか。

掲載費に見合う利益を出すためにも、自社に合ったポータルサイトを選ぶことが重要です。

ポータルサイトを活用!集客力を高める5つのポイント

ポータルサイトのターゲット層を意識し、ユーザーが価値を感じる情報を発信しましょう。

またポータルサイトへの掲載と同時に、Web広告SNSの発信を取り入れ、流入経路を増やすことも、集客力アップには欠かせません。

さらにポータルサイト経由で自社サイトへ誘導するのですから、ユーザーにとって価値が高い自社サイトすることも重要です。

1.ポータルサイトのターゲット層を意識する

効果的な集客のためには、自社に合ったポータルサイトを選ぶことが大切です。ユーザーの目に触れるポータルサイトを選定しなければ、自社を選んですらもらえません。

自社の業種やユーザーのターゲット層を加味して、自社の商品やサービスを必要としているユーザーが利用しているポータルサイトを選びましょう。

2.ユーザーが価値を感じる情報を発信する

ユーザーが求めている情報はどのようなことかを踏まえ、発信する情報の内容について考えましょう。

せっかくユーザーがポータルサイト経由で自社サイト訪れても、価値を感じる情報が掲載されていなければ自社の集客にはつながりません。

たとえば、ネットそのものを人で溢れているひとつの街として想像してみてください。

たくさんの人が行き交う街には類似した店舗があり、他社の商品やサービスが所せましと並んでいます。

多くの魅力的な商品やサービスが揃っている様子を見たユーザーは「自分にとって、どれが一番よい商品なのだろう」と考えるでしょう。

このとき、もし自社の情報が目立っていなければ、他社に惹かれて目移りします。

つまり、集客につなげるために必要なことは、ネットという街でユーザーを迷わせないことです。

自社の商品やサービスを購入した結果、得られる価値は何かを明確にすることで、ユーザーがまっすぐ自社のもとまで辿りつけます。

3.自社の魅力をわかりやすく伝える

どのようなポータルサイトを選んでも、人気のカテゴリにはライバルがたくさんいます。

自社が人気のカテゴリに属する商品やサービスを展開しているなら、ポータルサイトに掲載する前に、以下の2点を明確にしましょう。

  • 他社とは何が違うのか
  • 自社ならでは強みとは何か

ポータルサイトでは自社の魅力や価値が伝わるように情報を伝えましょう。他社に負けない自社ならではの強みを、ユーザーにわかりやすく伝えることが重要です。

4.自社をアピールする舞台を増やす

具体的には以下の方法があります。

  • 広告を打ち出す
  • SNSを活用する

ネット広告にはさまざまな種類があります。

たとえば、検索キーワードと連動して検索結果画面に表示されるリスティング広告。検索結果画面の目立つ位置に配置されるため、集客が期待できます。

またタイムラインやおすすめアカウント欄などに表示される、SNS広告も有効です。

SNSのアカウントをつくり、ユーザーに自社を知ってもらいながら、流入経路を増やし自社の商品・サービスをアピールしましょう。

5.自社サイトに力を入れる

ポータルサイトに掲載する目的は、あくまでもユーザーを自社サイトに誘導することです。自社サイトに力を入れることこそ、安定した集客につながります。

ポータルサイトは効果的な集客源ですが、集客力には直結しません。ポータルサイトに依存しすぎると、掲載をやめた途端に集客がピタリと止まってしまう可能性があります。

これは経営者であれば避けたい状況ですね。

集客が止まることを回避するためには、ユーザーにとって価値の高い自社サイトにすることが重要です。

前述したとおり、ポータルサイトは家にたとえると玄関口。魅力的な玄関をくぐったユーザーは、その先に居心地のよいリビングが待っていると期待するでしょう。

自社サイトはいわばリビング。玄関であるポータルサイトは見栄えがよかったのに、リビングである自社サイトがきれいに整頓されていなければ、ユーザーはがっかりしますよね。

ユーザーが購入や成約を決断するのは、自社サイトの情報を見て「自分にぴったりな商品を手に入れられる」と思ったときです。

自社サイトのコンテンツが情報不足で判断材料が欠けていると、「自分に合うものが他にあるかもしれない」と思ったユーザーが、他社の商品やサービスを選んでしまうかもしれません。

ユーザーに選ばれる商品やサービスを取り扱う価値の高い自社サイトにするためには、ブランディングやマーケティングの知識を身につけることが近道です。

ポータルサイトで集客するならマーケティングの知識を身につけよう

ポータルサイトを活用して効率的に自社サイトにアクセスを集めても、ユーザーに商品やサービスを買ってもらわなければ、自社の収益にはなりません。

訴求力をもったユーザビリティ重視の自社サイトにするためには、どのような方法を用いればよいのか悩む方もいるのではないでしょうか。

それなら、自社のマーケティングについて見直してみてはいかがでしょう?マーケティングは、自社の商品やサービスをユーザーに買ってもらうために重要な知識です。

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