- 「ステップメールの開封率を上げるには?」
- 「効果的なタイトルの付け方は?」
このような課題と日々向き合われているのではないでしょうか。
ステップメールは見込み顧客に商品・サービスの購入を促す手段として最適です。
しかし、開封率が上がらず期待通りの成果が出ないことがしばしばあります。
その原因のひとつには、タイトルが魅力的でないことが挙げられます。
そこで本記事では、ステップメールのタイトルの書き方の7つのコツと、作成する上でNGな考え方を紹介します。
本記事を読むことで、思わず開いてしまうステップメールのタイトルのコツがわかり、開封率の向上につながるでしょう。
ステップメールのタイトル(件名)が重要な理由
ステップメールのタイトル(件名)は、開封率に大きな影響を与えます。
読者はステップメールを開封するかどうかの判断をタイトルを見て決めるためです。
タイトルが読者のニーズに刺されば、ステップメールを開封してもらえるでしょう。
しかし、タイトルが魅力的でない場合、読者はステップメールを迷惑メールや自分に関係のないメールと判断して開封しません。
そもそも、ステップメールが迷惑メールに認定されて、迷惑フォルダに送られる可能性もあります。
上記のようなトラブルを避けて、開封率を向上させるために魅力的なステップメールのタイトルを付ける必要があります。
ステップメールのタイトルの書き方のコツ7つ
思わず開いてしまうステップメールのタイトルの書き方のコツは、以下の7つです。
- 希少性や緊急性を創出する
- 件名に相手の個人名を記載する
- 読者のメリットを伝える
- 数字を盛り込む
- 状況に合わせた件名にする
- 20文字ほどでまとめる
- 汎用性のあるキーワードを使う
それぞれ順番に解説していきます。
1. 希少性や緊急性を創出する
思わず開いてしまうステップメールのタイトルを作成するには、希少性や緊急性を創出することが大切です。
心理的法則を活用して開封率を上げられるためです。
希少性を創出する心理的法則を「希少性の原理」と言います。
これは人は希少性の高いものに価値を感じるという心理現象で、ステップメールのタイトルに「3名限定」「特別特典」のような文言を書くことで希少性は創出できます。
また、タイトルに緊急性を含めることも重要です。
「今だけ!」「今なら」のような訴求をすると、読者は「今」行動をしないと2度目のチャンスが訪れないと感じるでしょう。
その結果、読者はメールを開封しようとする可能性が高くなります。
希少性と緊急性をタイトルに含めるのは、簡単に行える施策ですので、すぐにでも行動しましょう。
2. 件名に相手の個人名を記載する
ステップメールの件名に相手の個人名を記載するのも、開封率を上げる手段として効果的です。
読者の個人名がタイトルに記載されていると、自分ごととして捉えるためです。
個人名を付けると、複数のメールが溜まっていてもタイトルが目立ちやすくなります。
たとえば、以下のようなステップメールのタイトルを付けると開封率が向上しやすいでしょう。
- 〇〇さんご存じですか?
- 〇〇に特別なお話があります。
- 〇〇さんへ、最後のご案内です。
- 〇〇さん、△△(送り主の名前)です。
このようなタイトルを付けると、読者は自分に向けたメッセージだと考え、開封につながります。
3. 読者のメリットを伝える
タイトルに読者のメリットを伝えると、ステップメールの開封率を上げられます。
読者はメールリストから自分にとって重要なメールを開封するためです。
タイトルから開封する理由や必要性が見出せないならば、読者はステップメールを開きません。
そのため、読者にメリットを伝えて、開封を促す必要があります。
たとえば、タイトルに【無料プレゼント】や【有料級特典あり】などのメリットを記載するとよいでしょう。
上記のようなメリットを伝えれば、読者はメールを開く理由を見つけられます。
ステップメールの開封率を向上させたい方は、メリットとして特典を付けるのも手段のひとつです。
4. 数字を盛り込む
ステップメールのタイトルに数字を盛り込むと、開封率の向上につながるでしょう。
文章のなかに数字が含まれていると目に付きやすいためです。
また、タイトルに具体性を出すと、読者の興味を引くことができるとされています。
たとえば、数字を盛り込んだタイトルには以下が挙げられます。
- 3ヶ月で月100万円を稼いだ手法を公開
- 3日間限定!〇〇を30%OFFで購入可能
- 1日1時間で売上を20%伸ばした手法
一方、数字を含めない場合「ちょっとの作業で売上を大幅アップさせる方法」のようなタイトルになるでしょう。
内容が抽象的
になり、読者はどのくらい作業すれば売上が上がるのか把握できないため、ステップメールの開封にはつながりにくいといえます。
5. 状況に合わせた件名にする
ステップメールの開封率を上げるためには、読者の状況に合わせた件名にする必要があります。
ステップメールは、読者の特定のアクションに合わせてメールを送付し、段階的にアプローチを行うマーケティング手法です。
そのため、ひとつ前のメールによって読者がどのような思考で、次の行動をするのかを推測し、刺さる件名を付けることが重要です。
たとえば、ひとつ前のメールにより商品が購入された場合は、次のメールの件名を以下のようにすればよいでしょう。
- 〇〇をご購入いただきありがとうございます。
- 〇〇を購入された方にお得な特典があります。
- 〇〇購入者限定!メンバーシップのご案内!
上記のように読者の行動に合わせて、適切なタイトルにすると、開封率の向上につながります。
6. 20文字ほどでまとめる
ステップメールの開封率を上げるためには、タイトルを20文字ほどでまとめることが大切です。
その理由は、以下の2つです。
- 重要なポイントが伝わらない
- 件名がすべて表示されない
人が一度に知覚できる文字数は13文字が限度とされています。(13文字の法則)
タイトルを長くしすぎても重要なポイントが伝わりにくいので、アピールポイントは冒頭13文字以内にまとめるようにしましょう。
また、タイトルが表示される文字数は、パソコンが約50文字、スマートフォンが約20文字ほどです。
文章を長くしてもすべて表示されず、アピールポイントが伝わりません。
そのため、ステップメールのタイトルはコンパクトにまとめましょう。
7. 汎用性のあるキーワードを使う
ステップメールのタイトルを作成するときには、汎用性のあるキーワードを使うことを意識しましょう。
ステップメールは、読者のアクションに応じてメールを配信するものです。
イベントの開催やサービスのローンチに合わせて、メールを送るものではありません。
そのため「〇月〇日に〇〇」のような日時に関する用語や、「暮春の候、いかがお過ごしでしょうか」のような季語は適しません。
その日時・季節に100%ステップメールを送れるとは限らないためです。
そのため、時期や状況にかかわらずに使えるキーワードを選ぶことを意識しましょう。
ステップメールのタイトルでNGな考え方
ステップメールのタイトルの作成でNGな考え方を知ると、失敗しにくくなるでしょう。
ここでは、以下2つのNGな考え方を紹介します。
- 迷惑メールに使われる文言を使用している
- 本文の内容を件名がかけ離れている
それぞれ順番に見ていきましょう。
1. 迷惑メールに使われる文言を使用している
迷惑メールに使われる文言を使用すると、ステップメールが迷惑メールフォルダへ自動的に送られる可能性があります。
ステップメールが迷惑メールに送られると、読者に開封してもらえません。
迷惑メールに分類されるのを防ぐために、ステップメールのタイトルに以下のような文言を使用するのは避けましょう。
- 煽り文句
- 卑猥な表現
- 儲かる・出会い・即金
たとえば「即金!絶対に儲かるビジネスの手法を公開」のようなタイトルにすると、迷惑メールに分類されやすくなります。
また、メールタイトルによっては、詐欺に当たる可能性もあるため、注意が必要です。
2. 本文の内容と件名がかけ離れている
本文の内容と件名がかけ離れているのも、タイトルの作成において避ける必要があります。
読者が早期離脱しやすくなり、購入行動につながらない恐れがあるためです。
読者はタイトルを確認して、ステップメールを開封し、本文を読み進めます。
どこまで読んでも本文中にタイトルで記載していた内容が書かれていないと、読者は読み進めるのを諦めるでしょう。
その結果、ステップメールの本来の目的である、商品・サービスの購買につながりません。
また、価値の低いステップメールと見なされ、次から開封してもらえないことも考えられます。
そのため、ステップメールのタイトルは本文の内容に沿わすことが重要です。
ステップメールに関するよくある質問
ステップメールに関するよくある質問がわかると、疑問を少なくした状態でメールマーケティングに取り組めるでしょう。
ここでは、以下2つのステップメールに関するよくある質問に回答します。
- ステップメールの平均的な開封率は?
- ステップメールとメルマガの違いは?
ステップメールを始めてから「いまいちわからない...」とならないように、ぜひご確認ください。
ステップメールの平均的な開封率は?
ステップメールの平均的な開封率は約46%とされています。
ステップメールによるマーケティングを実施するときは、開封率46%を目安にしましょう。
なお、開封率は以下のように計算します。
たとえば、開封数が100件、有効配信数が300件の場合、計算式は「(100 ÷ 300)× 100% = 33%」になります。
このとき注意することは、総配信数ではなく、有効配信数で計算することです。
有効配信数とは、配信エラーがなく相手に届いたメールの数を指します。
以下の記事でも開封率について解説していますので、合わせてご覧ください。
ステップメールとメルマガの違いは?
ステップメールとは、読者のアクションによって、シナリオに沿ったメールが自動的に配信される手法です。
一方、メルマガとは、企業や顧客に対して一斉送信する定期購読型のメールです。
それぞれ以下のように目的や配信のタイミング、回数が異なります。
ステップメール | メルマガ配信 | |
---|---|---|
目的 | 購買意欲の向上 | 見込み顧客との接点の維持 |
配信のタイミング | 読者のアクション | 手動による定期的な配信 |
配信回数 | シナリオによる | 自由 |
上記の違いから、読者の購入意欲が高い場合はステップメール、低い場合はメルマガに登録されるでしょう。
まとめ
本記事では、ステップメールの開封率を上げるためのタイトルの付け方を紹介しました。
タイトルに数字を含めたり、読むメリットを伝えたりすると、ステップメールの開封率が向上するでしょう。
しかし、メールマーケティングの施策を行っても、社員が購買につながる訴求を知っていないと売上は立ちません。
ステップメールで売上を伸ばしたいと考えている方は、株式会社ラーニングエッジのマーケティングセミナー(MBS)をご確認ください。
セミナーでは、社員が売上を伸ばすボトムアップ式の組織を構築して、会社を成長させるノウハウをお伝えします。
マーケティングによる組織拡大に興味のある方は、ぜひチェックしてみてください。
年商5億円を超えさらなるスケールアップを目指す経営者必見!
あなたのビジネスをスケールアップさせる集客と組織作り、
さらに、成功事例やここだけのお得な内容をお届け致します。
#ステップメールの書き方 #ステップメールのタイトル #メールマーケティング