- ビジネスに劇的な変化をもたらしたいけれど、現実はうまくいかない…
- 頑張っているのに成果が出ないのはなぜ…?
このような悩みは成功するための考え方や仕組みを知り、行動を変えることで解消することが可能です。
実際に活躍している人は、マインドセットや日々の行動に十分な注意を払っています。
『凄いことがアッサリ起きる44のルール』では、ビジネスや生活をよりよい方向へ好転するための具体的な方法を学べる本です。
今回は、この記事のなかから経営者向けに一部内容を抜粋してご紹介します。記事で紹介する内容は書籍の一部に過ぎません。詳しい内容を知りたい方は、ぜひ本を手に取ってみてください。
『凄いことがアッサリ起きる44のルール』とは
『凄いことがアッサリ起きる44のルール』とは、山﨑拓巳氏によって書かれた本です。
構成はプロローグとエピローグとは別に、5つの章にわかれています。
- 凄いことがアッサリ起きる!成功術
- 凄いことがアッサリ起きる!人間関係術
- 凄いことがアッサリ起きる!コミュニケーション術
- 凄いことがアッサリ起きる!信頼術
- 凄いことがアッサリ起きる!問題解決編
今回は、「成功術」「コミュニケーション術」「問題解決術」から経営者のためになる項目を抜粋して紹介します。
プロローグで述べていること
要約をご紹介する前に、プロローグの内容を抜粋して紹介します。
驚くべきことが日常で起こることが当たり前になっている現代です。
本書を参考に、ぜひ行動を起こしてみてください。
凄いことはアッサリ起きる。
『凄いことがアッサリ起きる44のルール』(著者:山﨑拓巳氏)P.3,4より引用
突然こんなことを言ったら、あなたは驚くだろうか?
「そんなバカな」と思うかもしれない。でも、少しだけ耳を傾けてみてほしい。
いま世の中は、急速に変化している。
「すでに僕たちが置かれているのは、心の中でふと思ったことが、そのまま表現してしまう世界だ」と言っても、きっと多くの人が信じられないだろう。
でも、僕は声を大にして言いたい。
「凄いことはアッサリ起きる。そして、思ったことが叶うスピードは、いまどんどん速くなっている」ということを。
あなたは、このことを実感できているだろうか?
ちょっと考えてみてほしい。
みんなが当たり前に使っているインターネット。でも、僕たちの生活にネットが登場したのは1990年代の後半だ。その前は、画期的で圧倒的な便利さを、概念としていくら聞かされようと、絵空事にしか思えなかった。
(中略)昔は想像するだけだった物事が、身の回りにあふれているのはまぎれもない事実だ。
今という時代を生きる┃成功術の章から
誰でも人は、自分の選んだ選択に対して結果が出ず、途方にくれることがあるでしょう。
他の人はその失敗を単なるミスと受け取るかもしれませんが、本人にとっては重大な問題でもあります。
一生懸命頑張っている、やることはやっているはずなのに、どうして評価されないのだろうか?と感じる人も多いでしょう。
本書ではこのような問題に直面した時に脱出するヒントをあたえてくれます。
あなたはあなたの「思ったこと」で自分を評価し、
『凄いことがアッサリ起きる44のルール』(著者:山﨑拓巳氏)P.39より引用
他人はあなたの「やったこと」であなたを評価する。
自分の感じていることと他人からの評価は異なっていることがあります。
自分自身が他人からどのように写っているのか俯瞰的に見てみましょう。客観的に見るべき理由は、他人が自分に対する「やったこと」で評価するからです。
自分と他者の評価の仕方の違いを理解して、自分を積極的に動かし他者から見て評価される動きをする必要があります。
自分の「正しさ」と世の中の「正しさ」の違いとじっくりと向き合う
自分の思う「正しさ」と世の中の「正しさ」は異なり、世間に評価される対象は自分自身の思う姿とは異なるものです。
情報社会で人々は各々の価値観や好みを深めることができ、興味のある対象や正しさに対する認識も多様化しています。
そのなかで、世の中に対して「ウケ」や「評価」だけを狙って行動をしていれば、自分自身の心と身体は大きく疲弊します。なぜなら、自分の思いとは異なる行動をしているからです。
これらを防ぐために大切なことは、自分と世の中の正しさが異なることを認識してください。
自分にとっての「正しさ」を考えよう
自分自身が大事にする価値観は、世間のウケとは異なることが往々にしてあります。自分にとって本当に大事なことは何ですか。大切に思う価値観を整理してじっくりと自分自身と向き合ってみてください。
- 正しい
- 幸せ
- 豊か
- 大好き
- 明るい
各項目で「あなた」にとってのそれぞれの定義を考えてみましょう。
他者の価値観に自分の考えが浸食されてしまう時代
私たちはSNSなどでいつも誰かとつながっています。また、電子機器でどこでも情報を掴むことができる時代です。
知らず知らずのうちに他者の考えや価値観が入り込むこの時代に、山崎氏は以下の言葉に感銘を受けたと記述します。
- 孤独感を感じるときしか自分と向き合うことができなくなっている
孤独感を感じたら、自分自身と向き合い自分にとってよりよい方向へ向かうための時間となるのです。
現代を生きるうえで自分と世間(相手)の価値観や評価には、違いがあることを知って自分の内面と向き合いましょう。
令和のビジネス成功の秘訣は、ファンを作ること┃成功術の章から
令和のビジネスで成功するために重要なことは、企業のファンを作ることです。
現代は会社から顧客に直接販売する「BtoC」が盛んになってきています。
ここでは、BtoBとBtoCの昔から今へのビジネスのあり方の変遷とともに現代社会での取引で重要なポイントを見ていきましょう。
BtoBの場合
BtoBでは、昔より今の方が「人対人」の関係が強まっているという声もあります。
BtoBによる会社対会社の取引の関係性も変化してきているのです。
例えば、かつては相手の会社との会議の際に、相手を打ち負かし自社サイドの利点を述べました。ひたすらに利益追求を追い求めていて、人間関係は二の次ということがあったかもしれません。
しかし、今の時代はこのような形態が変化しつつあります。より人間関係が大切な時代であるのです。
相手企業の問題点をヒヤリングして、自社で提供できることはなにかについて考えてみましょう。
つまり「相手のお役に立てることがあるかどうか」という視点で考えるべきであるということです。
BtoCの場合
BtoCは、BtoBより顕著に人と人とのつながりが重視されます。
お客様は、商品やサービスを購入するときに検討する項目について、ただ製品の性能を確認したり値段だけを見たりするわけではありません。
もちろん、そのようにして物を購入することも少なくないと思います。
しかし、現代は特に、物品と一緒に見えない何かを買っているという側面も増えています。
- 物語
- 持っていることの意味
- その会社への愛着
いわば、「商品に付随する感情」を買っている状態であるといいます。
BtoF(ビジネスtoファン)の時代へ┃ファンが会社を買う時代へ
現代は、会社にファンを作る時代へ移行しているのです。
相手は会社の何かに対しファンになったとき、製品を購入します。
- メーカーのファン
- 製品のファン
- 社長や社員のファン
- 価値観のファン
では、多くの人からファンになってもらうにはどうすればよいのでしょうか。
ファンを作るには先にファンになること
会社のファンを作るには、こちらから先にファンになってください。人間関係は、先に相手を好きになるから相手からも好意を持ってもらえるのです。
接点を多く持ち、マメに連絡を取ることを意識してみてください。
5つのカメラで会話を見る┃コミュニケーション術の章から
山崎氏は会話には5つの視点があり、それらを観察しながらコミュニケーションを取るべきであると述べます。
- 自分から見える風景
- 相手から見える風景
- 第三者的な俯瞰
- 過去からみた風景
- 未来からみた風景
いま目の前で展開する会話をこの5つのカメラでみてみよう。
『凄いことがアッサリ起きる44のルール』(著者:山﨑拓巳氏)P.75より引用
相手からはどう映っているのだろうか。
第三者的に見たときに、正しい方向に向かっているのだろうか。
過去の経験に基づいて、いかなるものか。
少し未来から振り返ってみると、どんな意味のある時間だろうか。
自分が青で、相手が赤だとしたら、時間の経過にともない、美しい紫になっていたいものだ。
相手は会話を楽しんでいるだろうか。
有益な情報をお伝えしているだろうか。
私たちは、自分の視点だけでコミュニケーションを進めがちです。自分の話だけをしたり話の腰を折ったりする人は、自分の視点だけに立ってコミュニケーションをおこなってしまっています。
自分と相手が互いに良い情報交換をして、長期に良好な関係を築けるように5つの視点から会話をしてみてください。
セルフイメージは、周りの人から聞く情報で変わる
相手とのコミュニケーションの内容は、自分のセルフイメージをも変えます。セルフイメージは「使った言葉」と「相手から聞く言葉」で作られるからです。
これは、出た言葉をもとに思考をするため、言葉に気を付けることで思考が変化するといいます。
5つのカメラの使い方次第で、セルフイメージも変えるような相手との関係を築くことができるのです。
選択肢を一つに絞るには┃問題解決の章から
山崎氏は、数ある選択肢のなかから道を一つに絞るにはすでに叶った自分になることを提案します。
経営者の方は、毎日が決断の連続です。どれがよりよい選択なのだろうか、選択した後もこれで本当によかったのだろうかと思い悩む方も多いのではないでしょうか。
あれもこれも正しく見えて、どれが最良の選択なのか考えるほど分からなくなることもあるでしょう。
そのようなときは、一度、自分の理想をイメージして自分が望んでいることを叶えた姿を想像してみてください。そして、そこから過去にさかのぼって現在の自分を想像するのです。
未来に感じている感情を味わえる選択をする
未来の自分になるためには現在の自分はどのような選択をしますか。
山崎氏は未来の自分になるために、理想を叶えた際に感じている感情を手に入れることができる選択をすることを提案します。
それを叶えた未来の自分がどんな気持ちを体験するであろうか?
『凄いことがアッサリ起きる44のルール』(著者:山﨑拓巳氏)P.139,140より引用
それを叶えた未来の自分がいまの自分を見るとするならどんなアドバイスをするだろうか?
あれをこうして、これをこうして……。
すると簡単にできるのだ。
そうやって未来からの知恵を手に入れることができる。
自分の理想の未来で感じている感情を手に入れられる気持ちの選択をしてみてください。
ワンサイドのみで物事を見ない┃問題解決の章から
山崎氏は、自分自身がどれだけ確信を持っている事象でも反対の視点から物事を見る癖を付けた方が良いと述べています。
私たちは、無意識のうちに偏った視点で物事を見てしまっていることがあるのです。
- 誰かと誰かがいざこざを起こした
- メディアやSNSでの煽情的な情報に思わず心が不安になる
- 自分の起こした話や行動が相手に意図しない形で伝わってしまった
日常では双方が一方的な視点を持っていることで起こる問題や、外部の一方的な偏った情報を鵜吞みにすることがよくあります。
逆サイドから物事を見る癖をつけば、このような危険を防ぐことができるのです。
仲たがいの例
ここでは、ある二人が仲たがいを起こしている状況を想定しましょう。仲たがいした相手には、それぞれの人を支持する人が表れ複数人で対立していきます。
当事者の二人が口にしたことは、それが相手に伝わって欲しくないことであったとしても必ず最後には相手に伝わるものです。
これを耳にした相手との関係はますます悪くなっていくでしょう。ここでは、相手が自分の価値観の視点でのみしか物事を見られていないと言うことです。
一方的な視点で見ている可能性があることに気付けば、相手との話合いの場を設けて解決に向かうことができるかもしれません。
SNSの例
私たちが日ごろから目にする情報にもこのような一方的な視点を植え付けられてしまうことがあります。SNSはその代表的な例です。
SNSは真意が定かではない情報が拡散されて、ときには多くの人がその情報に惑わされてしまいます。
情報化社会では無意識にネガティブな情報を受け取ってしまいがちです。
もしかしたら自分は情報に惑わされているかもしれないということを意識して、反対の視点から物事を見ることを大事にしましょう。
まとめ
今回は、経営者の方に向けて『凄いことがアッサリ起きる44のルール』の内容を抜粋して紹介しました。
情報社会では、時代に流されず自分の正しさを見つめたり、物事を多角的に見たりする視点が大切です。
令和のビジネスでは、より人間関係が重要になることを意識して、企業のファンを作りましょう。
ご紹介した内容は本のなかのほんの一部です。ぜひ書籍も読んでいただき、自分自身の経営力を飛躍させてください。
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