「逆境のなかでもそれをはねのけられる経営者が心がけていることは?」
「どんな大変なことが起きても乗り越えられる経営者の特徴は?」
この記事では、借金2億超円、資金不足、債務超過、などから這い上がった経営者の特徴を紹介します。
セミナーズの清水は、多くの経営者から様々な悩みを聴いています。
時には借金を抱えてしまったり、資金が足りず債務超過になったりするなど、絶望的な状態になることがあるかもしれません。
しかし、このような出来事があっても臆せず復活して、V字回復を成し遂げた経営者には共通項があるのです。
ぜひ今回紹介することを、日常の仕事をする上での自分自身にも当てはめて客観視してみてください。
絶望から這い上がった経験者の特徴とは?
絶望から這い上がり、V字回復を成し遂げた経営者の共通項を5つ紹介します。
現状はさまざまでも、自分自身にとって大変な状況に陥った時にはこれらの項目を思い出してみてください。
楽天家であること
1つ目は、大変なときでも楽天的であることで、前向きに考えることです。
企業経営には、良いときもあればもちろん悪いときもあるでしょう。経営者自身が肌で実感できるほど、上手くいっていると感じるときもあると思います。
逆に、まったく活路が見えないほどに悪い状態に陥ったり、大変な状況になったりすることもあり得るでしょう。
世界のトップクラスの企業であるAppleを例にあげます。創業者のスティーブ・ジョブズは、スカウトした社員に企業を追い出されてしまいます。
その後、Appleの経営は傾いてしまいました。しかし、スティーブ・ジョブズは、AppleのCEOを退任してからも、臆せず前に向かっていき、結果Appleに戻っていきます。そして、経営状態を回復させたのでした。
このように、画期的なスマートフォンを生み出したAppleでさえも、経営が傾き、倒産危機に陥ったことがあったのです。
このようなことは世界的なトップクラスの大企業でも日常的に起こり得るのです。もしも大変な状況に陥っても、ぜひ楽天的で前向きな思想を忘れずに持っていただきたいと動画では語っています。
現実的である
2つ目は現実的であることです。これは、前向きであることと反するような事項でもあります。
楽天的であり「なんとかなる」という思考を持ちつつも、そこで思考を止めないことが重要です。そこから現実的に未来についてどうするかを考えましょう。
目の前の現実は、しっかりと捉え現実に向き合います。
主に入出金についてですが、毎月の返済額や、月々の入金を考えることがあるでしょう。
問題を解決するためには、具体的にどうするのかを考えます。例えば以下のような事項です。
- 「お客様から200万が入ってくる分を返済に回そう」
- 「銀行から後800万は融資が受けられそう」
- 「お客様の支払いの500万を来月に回すという相談ができそうだ」
目の前の現実に対してどのように解決をしていくのかを考えなければなりません。
企業経営がうまくいくかは入出金のコントロールがすべて
つまるところ、企業は入金と出金がどれだけあるのかをコントロールすることで経営がうまく回っていくと言います。
資金が不足している、債務が超過しているということは、結局のところ利益を出してキャッシュを増やさなければ解決できません。
いつかなんとかなると考えて楽天的であり、前向きであることもとても大事です。
しかし、同時に現実的にどうするかという答えがないと、急に会社が倒産してしまうということもあり得るでしょう。
現実的に考えすぎて悲観的になることはありません。どのようなことでも、できないことだけを思うと、後ろ向きにしか考えられないことになってしまいます。
楽天的な前向きであるという気持ちを持ちつつ、現実的であるという思考を持ちましょう。
人に相談できる、オープンである
3つ目は、悩んだときに一人で抱え込まず、誰かにオープンに相談することです。
経営者であれば納得できることと思いますが、誰にも相談しないで一人で悩んでいる部下は、どこかで行き詰ってしまいます。
部下、同僚、社長にも相談できない状態であり一人で行き詰ってしまった結果、取り返しがつかない事態になるかもしれません。
一人で悩み続けるよりは、これからどうするべきかをオープンに開示して話し合うことの方が大事であるといいます。
できないことをできないままにせず「なぜ止まっているのか」「何があったらできるのか」ということが話し合えることが重要です。
当たり前のことですが、自分の責任を果たさないで、やるべきことをしないままに人に助けを求めると言う意味ではありません。
しっかりと自分で現実的にどうするかと考えて、その上でどうしたらよいのかと相談できるかどうかは大事なポイントであるのです。
正面突破する、絶対に何かすると決めている
4つ目は、問題に正面から向き合うことです。
なかったことにしたり向き合わないようにしてしまうと、その問題を解決することはできません。「誰かがやってくれないかな」といった心構えでは難しいのです。
「絶対に何とかする」「絶対に大丈夫だから」といって、自分の責任として問題に対処していく必要があります。真っ向から自ら進んでいくのです。
前提として問題を解決するために、楽天的でかつ現実的でないと正面突破をすることはできません。
悲観的に考えすぎると、人にも相談できなくなってしまうでしょう。
正面突破する心構えを備えて、自分で達成する、問題を解決して乗り越える気持ちを持つことが重要です。
このような気概を持たずに周囲の人に相談しても、相手は応援しようがなく、助けようがないと感じます。相談するうえでも「自分で正面突破する、絶対大丈夫だから」という強い気持ちを持ちましょう。
解決できない問題はその人に起きない
実際の問題として、解決できない問題はその方の身に起きないと清水は言います。
飛躍した例えですが「宇宙を守れ!」といわれても、私たちには解決のしようがありません。
企業をよくしていくという課題は、その人のサイズに合わせて成長するために必要な問題として起きているのです。
あきらめない(未来への希望をもつ)
5つ目は、諦めないことです。これは、将来への絶対的な確信を持ち、未来への希望を忘れないこととも言い換えられます。
清水は、未来の希望を持って諦めずにさえすれば、どんな問題も乗り越えられると語ります。
会社の代表を行っている人は、もともと能力が高いから実際に経営ができているのです。そのため、絶対に大丈夫であると清水は語るのです。
実は清水自身の話だった
借金2億超円、資金不足、債務超過、などから這い上がった経営者の特徴を紹介しました。実は、清水自身の話なのです。
ここでは、そのエピソードをご紹介させていただきます。
清水はある大きなイベントの開催にあたり、交通広告を出したり駅に広告をあげたりと、一気に攻め込んだ施策をおこないました。
結果として、借金が2億ではなく、赤字が2億出てしまいました。
仮に借金が2億であれば返していけばいいという話になるのですが、赤字が2億あるという状況でした。
手元に現金がないのに、半年後に1億円以上を会社に用意していないと、倒産してしまうという状態まで陥りました。
そのときは、前向きでいるしかなく、「絶対大丈夫だから」といいつつも、現実的に毎週キャッシュフローを確認しました。
- どのぐらいの入金があるのか
- 月末の残高はどれぐらいあるのか
- 数か月後の状況はどうなのか
さまざまな項目を確認し、確実に対処をしていきました。
先輩経営者から言われたこと
清水が先輩経営者に相談にいったときに言われた言葉が心に残っているそうです。
「プランは分かったし、清水さんなら大丈夫だと思うけど、顔に青い線が縦に入っているようなその表情で相談されると出資しづらいし、協力しづらいよね。
大丈夫だよと、明るく元気で、絶対この人はよくなるという雰囲気で相談に行かないと。絶望の淵にいるみたいな感じで俺のところに来ているけど、そのままだと助けづらい」
この言葉をいただいて、人生にとって大きな学びを得たといいます。大変な状況であるからこそ、まず何よりも楽天的で前向きであり、現実的であることが大切であるのです。
これを心得て、さまざまな方達に相談に行って、多くの方が協力してくださいました。 結果、その問題を乗り越えて一気に会社がV字回復していったといいます。
清水自身が体験したからこそ語れること
清水自身が体験したことであるからこそ、皆様も大変な状況であるのであれば、大丈夫だということをお伝えしたいそうです。
清水自身も、このままだと成り立たない、会社は本当に潰れてしまうのではないかという状況になりました。
絶対にどうやっても答えが見えないということを、現場のスタッフから報告をもらっていたそうです。清水も一瞬そのような感覚を得たこともあったといいます。
だからこそ、「大丈夫」「諦めない」と未来の希望を忘れなかった結果、未来が変わったという経験を持っています。
皆様が大変な状況にあるのであれば、ぜひ参考にして前に進んでいただきたいと清水は語っています。
まとめ
さまざまな困難から立ち上がった経営者に見られる共通項から、5つの特徴をご紹介しました。
楽天的に思考しながら目の前の問題を直視することで着実に解決していきます。そして、問題に正面から向き合い周りの人にも相談していきましょう。
今回ご紹介した内容を参考にしていただき、経営を上手くいかせる助けとなれば幸いです。
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