経営者の睡眠時間はどれくらい?世界の経営者の事例を紹介

最終更新日: 2022/12/07 公開日: 2022/08/18

「経営者の睡眠時間はどのくらい?」
「経営者は忙しくて、睡眠時間が少ない人が多い?」


経営者にとって、質のよい睡眠をとることは、日中のパフォーマンスを最大化するために大切なもの。

しかし、経営者の方は日ごろから多忙であるために、睡眠時間を削って仕事をされている方も多いのではないでしょうか。

睡眠時間は人によって適切な時間があります。自分にとって最適な睡眠時間を見つけられれば、日中を生き生きと過ごせるでしょう。

この記事を読めば以下のことが分かります。

  • 世界中の経営者はどれくらいの睡眠時間をとっているのか
  • 最適な睡眠時間の把握の仕方
  • 適切な睡眠時間をとれなかった際の日中の過ごし方
  • 睡眠に関する経営者の考え方

経営者の睡眠時間はどれくらい?

経営者の方はどれくらいの睡眠時間をとっていらっしゃるのでしょうか。

「毎日を5時間睡眠で過ごしている」
「毎日7時間は寝ないと、体が重くて仕事にならない」
「一日3時睡眠でも、一定のパフォーマンスを出せる自信がある!」
「3時間で生き生きと働いている人がいるのに、私にはそれができない」

など、さまざまな意見があると思います。

短時間睡眠で仕事を颯爽とこなす人を見て、自分も追いつこうと無理に睡眠を削って仕事をしている方もいるのではないでしょうか。

日々膨大なタスクをこなす、世界中の経営者の睡眠時間が気になりますよね。

世界的に有名な企業経営者の睡眠時間を見ていきましょう。

この章では「ONLINE MATTRESS REVIEW」に掲載されている、有名人の睡眠時間や睡眠前のルーティンを参考にしています。

経営者のみでなく、アーティストや、政治家、芸能人などの習慣も掲載されているので興味のある方はぜひご覧ください。

イーロン・マスクは6時間睡眠

Tesla, IncとSpace Exploration Technologies Corp.のCEOであるイーロン・マスクは6時間睡眠をとっています。夜1時に就寝し、朝7時に起床します。

夜のルーティンに関しては、夜7時から夜ご飯を取ります。そして、8時から仕事を再開し、12時前後までおこなうとのこと。

そして12時から1時まで読書や情報収集をした後、1時に就寝します。

マーク・ザッカーバーグは5時間睡眠

MetaのCEOであるマーク・ザッカーバーグは、夜3時に就寝し朝8時に起床する5時間睡眠をとっています。

夜のルーティンに関しては、夜6時から夜ご飯を食べた後、7時ごろから1時間ほど運動します。

その後友人や家族と、団らんを過ごします。

その後10時から3時ごろまで仕事をし、就寝に入るそうです。

ジェフ・ベゾスは7時間睡眠

AmazonのCEOであるジェフ・ベゾスは、夜10時に就寝し朝5時に起床する7時間睡眠をとっています。

夜のルーティンに関しては、夜5時ごろに夜ご飯を食べて、その後お皿洗いをするそうです。

その後、8時から10時ごろまで友人や家族と団らんした後に就寝します。

規則正しい生活をしており、一般的には、夜はリラックスして過ごすメリハリのある生活をされているのが分かるでしょう。

ウォーレン・バフェットは8時間睡眠

「投資の神様」と呼ばれ、Berkshire Hathaway Inc.のCEOを務めるウォーレン・バフェットの睡眠時間は8時間。夜10時45分に就寝し朝6時45分に起床する生活をしています。

夜のルーティンに関しては、夕方5時から6時まで読書や情報収集、6時から夜ご飯を食べます。その後、7時から楽器演奏を楽しむとのこと。

そして、8時から寝る前まで読書をします。

投資家であるために、日々の情報収集や、読書をするなど多くの知識を得ていることが分かります。

サンダー・ピチャイは6.5時間睡眠

AlphabetのCEOであるサンダー・ピチャイは6.5時間睡眠で、夜12時に就寝し朝6時半に起床する生活を送っています。

夜のルーティンに関しては、夜8時まで仕事をした後で、8時からディナーパーティーをおこないます。

9時から12時まで友人や家族との団らんを過ごし、12時に就寝する流れです。

成功者の方は、生産性を保つためルーティンを大切にします。成功者の朝のルーティンについても知りたい方はこちらの記事もご覧ください。

睡眠時間別で3種類のタイプがある

世界中の経営者の睡眠時間を知ると、経営者によって大きなばらつきがあることが分かるでしょう。

日々のタスクを膨大にこなし、忙しく動き回る現代の経営者の方は、日々の効率性や生産性に大きな関心があると思います。

睡眠時間も自分が効率よく生産性を高く仕事をおこなえるために、日々調整している方が多いのではないでしょうか。

個人の特性や元々の性質によって、睡眠時間は人によって最適時間が異なることが分かるでしょう。

適切な睡眠時間は遺伝も影響していると考えれられます。

また、人は大きく分けて睡眠時間別に

  • ロングスリーパー
  • 平均的な睡眠時間の人
  • ショートスリーパー

の3種類に分かれます。

種類別の睡眠時間や、当てはまる経営者や著名人について見ていきましょう。

ロングスリーパー

ロングスリーパーは、睡眠時間を一般的に9時間以上とる人が当てはまります。。

世界的な経営や著名人は以下の方がいます。

  • トム・ブレイディ(アメリカン・フットボール選手)…9時間睡眠
  • ステフィン・カリー(バスケットボール選手)…9時間睡眠
  • キム・カーダシアン(モデル・女優)…9時間睡眠
  • グレタ・トゥーンベリ(環境活動家)…9時間睡眠

平均的な睡眠時間の人

平均睡眠時間の人の睡眠時間は、7時間~8時間です。大多数の人がここに当てはまります。

世界的な経営者や著名人には以下の方がいます。

  • バラク・オバマ(元アメリカ大統領)…6時間睡眠
  • スティーヴン・キング(小説家)…6.5時間睡眠
  • ジェフ・ベゾス(AmazonのCEO)…7時間睡眠
  • ビル・ゲイツ(Microsoftの共同創始者)…7時間睡眠
  • ティム・クック(AppleのCEO)…7時間睡眠
  • ウォーレン・バフェット(Berkshire Hathaway Inc.のCEO)…8時間睡眠
  • タイガー・ウッズ(プロゴルファー)…8.5時間睡眠
  • メリンダ・ゲイツ(ビル・ゲイツの元妻)…8.5時間睡眠

ショートスリーパー

ショートスリーパーは、睡眠時間が6時間未満の人をさします。

世界的な経営者や著名人には以下の方がいます。

  • ゴードン・ラムゼイ(シェフ)…3時間睡眠
  • ドナルド・トランプ(元アメリカ大統領)…3時間睡眠
  • ドウェイン・ジョンソン(俳優)…4時間睡眠
  • マーク・ザッカーバーグ(MetaのCEO)…5時間睡眠
  • リチャード・ブランソン(Virgin Groupの創始者)…5時間睡眠
  • テイラー・スウィフト(シンガーソングライター)…5.5時間睡眠

適切な睡眠時間と測り方

『最強の睡眠』によると、26~64歳未満の人の適切な睡眠時間は7~9時間と言われています。

その中で、自分の適切な睡眠時間はどれくらいなのか、分からない方も多いのではないでしょうか。

自分にとって適切な睡眠時間は以下の方法で測れます。自分がどの種類に当てはまるのかが分かるので、ぜひ実践してみてください。

睡眠時間を平均時間の7から8時間に設定して、2週間ほど過ごしてみましょう。日中に眠気を感じなければ、最適な時間であると言えます。
反対に日中に眠気を感じる人は、さらに長い睡眠時間を必要としていると言えるでしょう。また、予定睡眠時間よりはるかに早く目覚めて、日中も眠気が来ない方もいるかもしれません。この場合は設定睡眠時間より短い睡眠時間でよいと考えられるでしょう。

睡眠時間がとれなかった時の対処法

やることが多くあり忙しいので、睡眠時間が思うようにとれないこともあると思います。

睡眠時間が少ないと、通常より感情的になったりパフォーマンスが落ちてしまったりする方は多いのではないでしょうか。

睡眠時間が十分にとれなかったときにできる対処法をご紹介しましょう。

戦略的昼寝(パワーナップ)をする

昨晩は適切な睡眠時間が確保できなかったという方におすすめしたいのが、戦略的な昼寝(パワーナップ)

昼寝の適切な時間は20~30分と言われています。

NASAがおこなった研究によると、26分の昼寝をすることで以下の効果が望めます。
  • 仕事の能率が34%上昇する
  • 注意力が54%上昇する

1時間以上昼寝をすると、脳が本格的な睡眠に入ってしまい、起きた時に疲労を感じます。また、健康に悪影響が出やすくなるので注意してください。

仮眠の健康に対する影響ですが、1日30分以下の睡眠が、アルツハイマー病の発症リスクを5分の1にするという研究があります。しかし、1時間以上の仮眠は、アルツハイマー病のリスクを2倍に増加させます。

働く男性の場合、週に3回以上、1回30分の昼寝をする人は、死亡率が37%低く、心臓病での死亡率は64%も低いという研究もあります。

また、糖尿病に関しても同様で、毎日30分程度の仮眠をとる人は、糖尿病のリスクが低く、逆に1時間以上の仮眠をとる人はリスクが高くなる、という研究があります。

こうしたデータを総合すると、1日30分前後の仮眠は、疲労回復、認知症予防、心臓病予防、糖尿病予防、身体の健康という観点からも非常にいいのです。そして、1時間を超える仮眠は、健康によくないということが言えます。

神・時間術(著者:樺沢紫苑)P149より引用

マインドフルネスをする

十分な睡眠がとれなかったとき、マインドフルネスをおこない脳疲労をとることはパフォーマンスアップに有効です。

「寝付くのに時間がかかるため、昼寝ができない」
「昼寝をする時間がないが、10分ほどの休憩時間がある」

疲れを取るのには、目をつむっているだけでも効果があります。また、空いた時間にマインドフルネスをすることで、脳疲労が取れるでしょう。

『Google流疲れない働き方』によると、マインドフルネスには、科学的に以下のことが認められていると言います。
  • 集中力や注意力を高める
  • 感情で行動することを抑える

具体的なやり方に関しては、吸う息と吐く息に集中することです。意識がそれてもその事実を受容して、再び呼吸に意識することを繰り返しましょう。

マインドフルネスのやり方や、また効能について詳しく知りたい方は、ぜひ以下の記事もご覧ください。

経営者の睡眠に関する名言

世界の経営者は睡眠に対して、何を感じどのように向き合ってきたのでしょうか。

ここでは、経営者の睡眠に対する考え方が分かる名言をご紹介します。

自分の価値観と照らし合わせていただくと、新たな発見があるかもしれません。

“sleep is really great. I find if I don’t get enough sleep I’m quite grumpy… I could drop below a certain threshold of sleep, although I would be awake more hours I would get less done because my mental acuity would be affected.”

「睡眠は本当に素晴らしいです。十分な睡眠が取れない場合、私はかなり不機嫌になります…特定の睡眠のしきい値を下回り、より多くの時間目が覚めると、精神的な鋭敏さが影響を受けるため、仕事の能率が下がります。」

イーロン・マスクが睡眠について語ったこと
https://www.hi-interiors.com/2017/12/13/sleep-cycle-successful-entrepreneurs/

睡眠を削ったら、『生産性のある』2~3時間を得られるかもしれないが、その『生産性』はただの勘違いかもしれない

8時間睡眠を目指すAmazonのCEOジェフ・ベゾスの言葉
最強の睡眠(著者:西川ユカコ)P75~76より引用

まとめ

適切な睡眠時間は人によりさまざまですが、世界的に有名な経営者の方は5時間~8時間の間で推移していることが分かります。

睡眠不足は、生産やパフォーマンス力を下げ、健康にも悪影響を及ぼします。自分に合った適切な睡眠時間をとれるとよいでしょう。

睡眠ついて理解を深めていただき、生き生きとした毎日をお送りいただければ幸いです。

セミナーズ通信

年商5億円を超えさらなるスケールアップを目指す経営者必見!
あなたのビジネスをスケールアップさせる集客と組織作り、
さらに、成功事例やここだけのお得な内容をお届け致します。

最終更新日: 2022/12/07 公開日: 2022/08/18