心理学のラベリング効果とは?日常やビジネスで使うためのコツ

最終更新日: 2022/09/15 公開日: 2022/09/15

これまでの人生の中で人や物事を判断するとき、先入観で判断してしまった経験は誰しもあるものです。

先入観や固定観念のことを心理学では「ラベリング効果」といいます。

使い方によって大きなメリットを生み出すことができると言われています。

今回は心理学のラベリング効果の使い方を分かりやすく解説します。

注意点についても解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

心理学のラベリング効果とは

心理学のラベリング効果は、先入観や思い込み、決めつけと似た意味を持ちます。

人や物事に対して「〇〇だと思う」「〇〇な気がする」など、根拠なく判断しラベルを貼ることがラベリング効果。

根拠のないラベルを相手から貼られたり、自分自身で貼ったりすることで「自分は〇〇な人間だ」と思い込むケースも多くあります。

逆に、行動を促進するために、ポジティブなラベリング効果を付与することもあります。

相手からラベリングされるケースと、自分自身でラベリングするケースを詳しく見ていきましょう。

相手からラベリングされる場合

相手からかけられた言葉や一般的な考え方によって、知らず知らずのうちにラベルを貼られている場合があります。

たとえば次のような事例が相手からラベリングされる場合です。

  • 血液型によって「〇〇な性格」と決めつけられる
  • 親に「男の子は泣かないの」と言われる
  • メガネをかけているから勉強ができると思われる

自分自身でラベリングする場合

自分の思い込みによって、実際の性格や実力とは違うラベリングをしてしまう場合もあります。

自分にラベリングする場合、ネガティブなラベルを貼ってしまう人が多いかもしれません。

なかには、行き過ぎたラベルを貼っているケースもあるので注意が必要です。

たとえば次のような事例が自分自身でラベリングする場合です。

  • 一度の失敗で「自分はダメな人間だ」と思い込む
  • なかなか友達ができないから「自分は嫌われ者」と思い込む
  • 努力をせず実力がないのに「いい結果を残せる」と自信を持つ

心理学はビジネスシーンにも使える

一般的に使われているラベリング効果ですが、意識して活用することで、ビジネスシーンでも大きな効果を発揮します。

とくに管理職やチームリーダーなど、自分が上の立場にある場合、部下やメンバーに対する発言が知らず知らずのうちにラベリングになっているケースも少なくありません。

ポジティブなラベリングを意識すれば、部下やメンバーの能力を最大限に引き出すことも可能なのです。

管理する立場にない場合でも、ポジティブなラベリングを意識すれば、仕事がスムーズに進んだり、人間関係が良好になったりと大きなメリットが期待できるでしょう。

ラベリングといっても難しく考える必要はありません。

強引ではよくありませんが、相手のいいところを見つけて発言すれば、ポジティブで良いラベリングになります。

「こうなってほしい」というプラスのイメージを持ってラベリングすると、相手の成長を促すことにもつながります。

ラベリング効果をビジネスシーンで使う方法

ラベリング効果は、仕事を円滑に進めていくために大きく役立ちます。

自分のパフォーマンスをアップさせたり、チームや職場内のモチベーションをアップさせたりすることも可能なので、ぜひ活用してみてください。

ネガティブ思考を克服する

自分にネガティブなラベリングをしてしまうクセがある方は、意識的にポジティブなラベリングをすることで仕事のパフォーマンスを向上できます。

一般的に自分に対してネガティブなラベリングをしてしまう場合、他者による指摘がキッカケとなるケースが多いでしょう。

たとえばミスや短所を指摘され、「自分は実力不足だ」「仕事の効率が悪い」と根拠のないラベリングをしている方も多いのです。

ネガティブなラベリングに気づいたら「自分はできる」「大丈夫」とポジティブなラベルを貼るように心がけましょう。

「落ち込んでいるときにポジティブな思考にはなれない」という場合は、仕事でうまくいった経験褒められたことを思い出してみてください。

ポジティブな根拠を添えることで、よりラベリングしやすくなります。

チームの士気を上げる

部下や同僚に対してポジティブなラベリングをすることで、チームの士気を上げることができます。

「仕事が早いね」「フォローがうまいね」など、いい点を積極的に見つけてラベリングすると、チームのモチベーションが高まり、事業全体の効率アップが可能になります。

注意する点としては相手の「行動」に限定してラベリングすることです。

たとえば「やさしいね」「真面目だね」と褒めると相手はうれしい気持ちにはなるものの、「優しさや真面目さを高めよう」という意識にはなりにくいでしょう。

行動に限定してラベリングすることで、仕事のパフォーマンス向上を促すことができるのです。

ラベリング効果を使うときの注意点3つ

ラベリング効果は使い方を間違えると、マイナス方向にはたらいてしまう可能性があります。

他者に対してラベリング効果を活用するときは、次の3つの点に注意して使いましょう。

マイナスになることに使わない

自分に対しても相手に対しても、ラベリング効果をマイナスになることに使わないように気をつけてください。

意識してラベリング効果を使っていなくても、気づかないうちに自分の発言がマイナスなラベリングをしてしまうケースもあります。

たとえば、相手の個性と認識した上で「マイペースだね」と発言しても、相手にとっては「周りのことを考えていない自己中心的な性格と思われている」と受け取られてしまうこともあります。

そのため、相手の性格や行動について発言する際は十分に気をつけてください。

嘘のラベリングは避ける

ラベリングはポジティブな表現をするのがコツですが、事実とかけ離れた嘘のラベリングをするのは避けましょう。

たとえば、きつい表現をする人に対して「優しいね」と言っても、嫌味と捉えられる場合があります。

相手に対してラベリングする際は、事実を述べるか、「こうなってほしい」と思う方向に少しだけプラスしてラベリングするようにしましょう。

ラベリングにとらわれすぎない

ラベリング効果を多用しすぎると、相手に対しても自分に対しても思い込みが強くなってしまうので気をつけましょう。

たとえば「○○社の△△リーダーは仕事ができる」というラベリングにとらわれると、少しイメージと違った行動を目にしたときに「思っていた印象と違う」と感じることもあります。

つまり、ラベリングのイメージに期待しすぎてしまう可能性があるのです。

ラベリングにとらわれすぎると、人や物事を客観的に見られなくなってしまうこともあるので、常に事実を見つめるように心がけましょう。

まとめ

心理学のラベリング効果はネガティブにもポジティブにも、どちらにもはたらきます。

活用の仕方によっては、自分やチームのパフォーマンスを大きく向上させることも可能なので、ぜひ正しい方法で活用してみてください。

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