マーケティングチャネルとは?web時代のマーケティングチャネルの動向

最終更新日: 2022/01/07 公開日: 2022/01/17
  • 「チャネルってどういう意味だろう?」
  • 「現代はどのようにチャネルが変化している?」
  • 「マーケティングチャネルの成功事例も知りたい!」

このように思っている方はいませんか?

マーケティング活動を行う際に、マーケティングチャネルについて理解することは重要です。

チャネルをうまく活用することができれば、売上拡大や認知度の向上が可能になります。

今回は、マーケティングチャネルの意味やweb時代のチャネルの動向、成功事例も含めて詳しく解説していきます。

マーケティングチャネルとは?

2014年の「オムニチャネル」総まとめ、来年は逆風に負けない独自路線の企業に注目! (1/2):MarkeZine(マーケジン)

マーケティングチャネルとは、商品を生産者から顧客に届けるまでの数々の情報伝達ルートや手段・手法のことです。

また、関わる「仲介業者・卸売業者・小売業者」といった業者や組織を含めた全てのことを指します。

本来の英語「channel 」では、「周波数帯域」「水路、流れ、川、運河」「方法、手段、路線」といった意味になります。

マーケティングにおいての「チャネル」は、商品やサービスを届けるための「流通経路」のことを表します。

マーケティングチャネルは、具体的に3つの種類に分けることができます。

  • 流通チャネル(流通経路・手段)
  • 販売チャネル(販売方法)
  • コミュニケーションチャネル(情報伝達経路)

ここからは、3つのマーケティングチャネルについて詳しく解説していきます。

流通チャネル

マーケティングチャネルの「流通チャネル」とは、商品が売り手側の企業から買い手側の顧客に届くまでの流通経路・手段のことです。

例えば、配送や輸送といった物流・運送業者、管理業者、卸売業者、問屋などが含まれます。

また、販売するまでに至る卸売りや小売なども該当します。

販売チャネル

マーケティングチャネルの「販売チャネル」とは、買い手が実際に商品を購入するための「場」のことを指します。

また、販売方法のことも含まれます。

つまり、買い手が実際に購入する店舗や小売業者、またECサイトのことです。

現代はインターネットサービスの普及により、「販売チャネル」の種類は多様化していて数々のものがあります。

  • eコマース
  • インスタグラム
  • アフィリエイト(ASP)

このように、インスタグラムでも商品の販売が可能になっているため、若者の中でインスタグラム経由で購買する人が急増しています。

コミュニケーションチャネル

マーケティングチャネルの「コミュニケーションチャネル」とは、買い手に商品やサービスに関する情報を実際に知らせるための情報伝達経路・手段のことです。

例えば、SNSやDM、ブログ、テレビやコマーシャル、web広告・サイトなどが該当します。

現代では、webマーケティングを活用している企業が多いためコミュニケーションチャネルは重要視されています。

このように、マーケティングチャネルは3種類に分けられていています。

そのため、マーケターはそれぞれのチャネルから必要となるものをピックアップし最適な組み合わせをして、マーケティング対策を行なっていかなければいけません。

流通チャネルの4つの段階とは?

Comércio e distribuição | COMARCH SA

3種類のチャネルのなかで、“流通チャネル”の概念として「チャネルの段階」があります。

これは、商品やサービスが制作されて買い手の手元までに辿り着く「長さ(どれくらいの段階か)」のことを指します。

ここからは、流通チャネルの4つの段階について解説していきます。

0段階チャネル

流通チャネルの「0段階チャネル」とは、生産者、メーカー、製造業者など自社から買い手へ直接販売する「直販」のことです。

近年eコマースの普及に伴い、生産者や食品メーカーなど自社のwebサイト等で直接販売している企業が増加しています。

多くの企業では、0段階チャネルで商品やサービスを販売することができれば、利益を最大化することが可能になるため重要視されています。

このように、自社製品を直接消費者に販売することで利益を最大化させるためのビジネスモデルで、「D2Cモデル」が主流になってきています。

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≫ D2Cの特徴とは?6つの事例から学ぶ成功のポイント

1段階チャネル

流通チャネルの「1段階チャネル」とは、製造業者から小売業者を通して買い手に販売することです。

メーカー等が、小売の実店舗で販売してもらう形態になりますが、そこに至るまでの管理・運搬などは自社が担っていきます。

1段階チャネルは、小売店にとって比較的に低価格での販売が可能になるため大きなメリットがあります。

これは、小売業者が直接メーカーから仕入れするということは、他業者が介在することが無くなるため仕入れ価格を抑えることが出来るからです。

そのため、価格競争で優位に立つ為に注力している小売業者が増加しています。

2段階チャネル

流通チャネルの「2段階チャネル」とは、製造業者から小売業者の間にさらに卸売業者を通して買い手に販売することです。

一般的に大量の商品を低価格で販売を行っているスーパーマーケットや量販店などは、商品のカテゴリーごとに卸売業者が大量に仕入れたあと、小売業者に入荷して買い手に販売します。

基本的に卸売業者は、衣料品・食料品等、カテゴリーごとに分けられています。

3段階チャネル

流通チャネルの「3段階チャネル」とは、製造業者から卸売業者、の間にさらに二次卸売業者を通して小売業者に卸し、買い手に販売することです。

近年では、インターネットの普及に伴い流通チャネルが省略されることが多いため、3段階チャネルを利用している企業は比較的に少なくなっています。

文具業界など一部の業界では、3段階チャネルの慣習が残っています。

web時代のマーケティングチャネルの動向

オムニチャネル 画像 | 無料のベクター、ストックフォト、PSD

web時代のマーケティングチャネルの動向について詳しく解説していきます。

チャネル構造の変化

web時代のマーケティングチャネルの動向で、チャネル構造の変化が挙げられます。

これは、インターネットの普及に伴い顧客との接点が増えたことが原因です。

消費者側のライフスタイルが急激に変化し、スマホやタブレット等の媒体を使用することが当たり前になっています。

どこにでも持ち運びが可能な媒体であれば実店舗に行かなくても、いつでも場所を問わずに商品情報を得て購入に至ることができます。

また、チャネル構造の変化はコロナの影響によりさらに促進されています。

このような世の中の変化により、マーケティングチャネルの構造にも大きな変化が起きています。

オムニチャネルの概念が浸透

web時代のマーケティングチャネルの動向で、オムニチャネルの概念が浸透したことが挙げられます。

オムニチャネルとは、コミュニケーションチャネルに含まれるSNSや数々のメディアで顧客との接点を作り出し、購入経路を意識させない戦略や考え方のことです。

要は、現代ではインターネットの普及に伴い実店舗での購入が減り、「どこで何を売り出すか?」という視点で戦略を立案するのではなく、「誰にどのように購入してもらうか?」という視点で戦略を立案するマーケティング手法のことです。

従来の実店舗で購入するケースが減り、あらゆる場面で顧客との接点を持つことが可能になったため「オムニチャネル」という概念が主流になっています。

インフルエンサーマーケティングが浸透

web時代のマーケティングチャネルの動向で、インフルエンサーマーケティングが浸透したことが挙げられます。

インフルエンサーとは、影響力や勢力をもった人材のことを指します。

例えば、さまざまなSNSにおいてフォロワー数が多く商品の情報発信や紹介をすると、ユーザーに大きな影響を与える人材のことです。

スポーツ選手やファッションモデル、ブロガー、特定の専門分野で活躍されている人材も含まれます。

インフルエンサーマーケティングとは、このような影響力のある人材を活用して商品やサービスをインターネット等で紹介してもらい、効率よくアピールしていくマーケティング手法のことです。

オムニチャネルの概念が浸透したことで特にインフルエンサーを活用し「認知度の向上」「売上向上」「話題づくり」をする企業が増えてきました。

また現代では、インターネット上でコミュニケーションを活発化させ信頼関係を構築することに注力することが重要です。

そのため、インフルエンサーマーケティングこそ、実際に使用した商品の感想なども含めて発信してもらえれば、ユーザー側からの信頼度が高くなります。

オムニチャネルの成功事例

オムニチャネルの成功事例をご紹介します。

株式会社セブン&アイ・ホールディングス「Omni7」

セブン&アイ、店舗とネットを融合する新サービス「オムニ7」開始……系列8社が参加 | RBB TODAY
引用:オムニセブン公式サイト

株式会社セブン&アイ・ホールディングスは、2015年9月にオンラインショップと全国の実店舗を連携させた「Omni7」を開設しています。

「Omni7」は、セブンネットショッピングを始めとする旅ネットの旅行予約サービスやファミリーレストランのデニーズの出前サービス等にも対応しています。

商品はセブンイレブンの店舗で受け取りができたり、複数のチャネルを利用することができるため「利便性」が高いシステムとして話題になっています。

このように、販売チャネルを増やすことに注力したことで売上増加につながっています。

株式会社ユニクロ「アプリ開発 & 自動販売機形式」

引用:産経フォト

株式会社ユニクロは、自社アプリを開発し顧客ごとにカスタマイズされたおすすめ商品の情報を受け取れるシステムや自身の購入履歴を確認するという「利便性」に特化したステムを構築しました。

また、近くの実店舗で「人気のある商品の売り切れ情報」「サイズの在庫があるか」を確認する“在庫確認機能”システムを導入したことで、

「欲しいものが欲しい時に簡単にすぐ手に入れられる」

という状況を作り出すことに成功しています。

さらに、空港や主なショッピングモールにおいて顧客側の「旅先の気温を見てから空港で対策を取りたい」というニーズに応えるため、ヒートテックなど人気な商品を自動販売機型で販売を行なっています。

このように、販売形式を増やすことで順調に売上を伸ばしています。

まとめ

マーケティングチャネルとは、商品を生産者から顧客に届けるまでの数々の情報伝達ルートや手段・手法のことです。

大きく3種類に分けられていて、これらをどのように手段で顧客に届けるのかを考察していくことが重要です。

成功事例のように、インターネットを主流にコミュニケーションチャネルに注力するか、自動販売型を導入しオムニチャネルに注力するかなど、自社の商品やサービスにあったチャネルを選んでいきましょう。

最終更新日: 2022/01/07 公開日: 2022/01/17
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