- 無料のAI検索ツールにはどのようなものがあるのかについて知りたい…!
- 無料で使用できるAI検索ツールの機能を比較したい…!
- 無料かつ会員登録なしで気軽に使用できるAI検索ツールを探している…!
この記事は、上記のように考えている方におすすめします。
AI検索ツールとは、AIを使用して素早く高精度に質問に対する回答を見つけられるツールのことです。
今回は、AI検索ツールの概要と無料で使用できるAI検索ツールを7つ紹介しましょう。
使用にあたって会員登録が必要であるかどうかや、日本語対応の有無、無料で使用できる範囲についても解説します。ぜひ最後までご覧ください。
AI検索ツールとは?
AI検索ツールとは、AIを使用しながら調べたい情報を素早く検索できるシステムツールのことです。
知りたい情報を素早く探し出したい、膨大な量のウェブサイトから自分が本当に知りたい情報を見つけられないと感じている人に役立ちます。
AI検索ツールを使用すれば、AIが膨大なデータベースの中から知りたい情報を高い精度でかつ素早く見つけ出すことが可能です。
人の手で行う処理スピードには限界があるため、迅速に自分の求めていた答えを見つけたい時にはAIの力を借りましょう。検索の手間や時間を減らしてより的確な情報を見つけ出すことができます。
AIツールにはさまざまな種類がある
AIを使用したツールには検索ツールの他にも様々なものがありますので、ご紹介します。
例えば以下のようなものです。
- 画像生成
- 動画編集
- 文章作成
- 文字起こし
- 作曲
- 翻訳
- チャットボット
- 検索
目的に応じて適切なAIツールを使用すれば、業務にかかる時間や負担をなくすことができます。また、空いた時間で他の仕事に取り組むことも可能です。
安全性の高く信頼できるツールであるかについてや使用の注意点をよく確かめたうえで活用してみてください。
無料のAI検索ツールおすすめ7選
次に無料で使用できるAI検索ツールのおすすめを7つ紹介します。
無料で使用できる範囲や機能、それぞれの独自の特徴について解説していますのでぜひ気になったものを試してみてください。
また、記載事項は2023年10月時点のものです。今後変化する可能性がありますのでご注意ください。
今回ご紹介する無料のAI検索ツールは以下の通りです。
AI検索ツー | 提供会社 | 会員登録 | 日本語対応 |
ChatGPT | OpenAI | 必要 | あり |
BingAI | Microsoft | 不要 ※Microsoftアカウントの登録有無により使用制限あり | あり |
Bard | 不要 ※使用にはGoogleアカウントが必須 | あり | |
Chatsonic | Writesonic | 必要 | あり |
Perplexity AI | Perplexity AI | 不要 | あり |
YouChat | SuSea | 不要 | あり |
Consensus | Consensus NLP | 必要 | あり |
一つずつ詳細を確認していきましょう。
ChatGPT
ChatGPTは、生成AIによるチャットボットツールです。2022年にOpenAI社が提供を始めたことで話題になっているツールとして知られています。
質問を投げかけるとAIが自動で文章を生成して、質問に対する回答を得ることができます。回答がより自然でありまるで人と対話しているかのように感じられることが特徴です。
ChatGPTを上手く活用するには、プロンプトを上手く扱うことが重要となります。具体的には以下のことを意識してみましょう。
- より具体性を持った質問を投げかける
- 箇条書きで説明するように指示する
- 知りたい情報を得られなかったときは、追加情報を補う
ChatGPTの上手な質問について詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
無料で使用できる範囲や機能
ChatGPTはアカウントを作成することで無料で使用することができます。
無料版のChatGPTではAIモデルにGPT-3.5を使用しています。2021年9月までのウェブにあったテキストデータ情報を網羅しているのが特徴です。
なお有料版のChatGPT PlusにすればGPT-4の使用が可能であり、プラグインを用いて最新のウェブ情報に対応した回答を得られます。
ちなみにGPT-3.5、GPT-4とは、OpenAIが開発した自然言語処理AIモデルのことです。GPT-4は2023年3月に公開された最新AIモデルであり、GPT-3.5に比べて解答能力がより向上しています。
BingAI
BingAIは、ChatGPT同様に生成AIを利用したチャットボットツールです。2023年2月にMicrosoft社が提供を始めて完全無料で使用できることが特徴です。
Microsoft社が提供するウェブブラウザのMicrosoft Edgeのみでなく他社のブラウザでも問題なく使用できます。例えば、Google ChromeやSafariなどでも使用可能です。
また、BingAIは回数制限はありますが無料でGPT-4を使用することができます。
ChatGPTではGPT-4が有料プランでの使用のみとなるため、無料で試してみたい方はBingAIを試してみてください。
無料で使用できる範囲や機能
BingAIは有料プランがなくすべて無料で使用できます。ただし、使用の際にはセッションのターン回数に上限があることに注意してください。
Microsoftアカウントを作成してログインをした場合には、チャットボットは1セッションにつき30回分の対話をすることが可能です。
一方、Microsoftアカウントの作成をせずログインをしていない場合は、1セッションにつき5回分までの対話に限られています。
Bard
Bardは、Google社が開発中の生成AIによるチャットボットツールです。2023年3月に試験的な提供が開始され、2023年5月には日本語対応版が提供されました。トップページで質問をするとAIが文章を生成して回答をもらえます。
またBardでは最新の情報の回答を得ることができ、回答をGmailやGoogleドキュメントに出力することも可能です。
Bardの独自の特徴は一般的な他のチャットボットが使用するAIモデル「GPT-3」「GPT-3.5」「GPT-4」を使用していない点にあります。
Bardは、Googleが独自で開発した大規模言語モデルPaLM2を使用しています。
2023年5月までは同じくGoogleが独自で開発した大規模言語モデルLaMDAを使用していました。LaMDAは対話による文章生成に強みを持ち、対話の文脈を理解できるためより自然な受け答えをするのが特徴です。
そしてPaLM2に移行後は、より高度な数学や推論スキル、コーディング機能に対応できるようになりました。
無料で使用できる範囲や機能
Googleアカウントを持っていれば完全無料で使用できます。
有料プランはなく使用回数にも制限なく使用が可能です。
Chatsonic
Chatsonicは、生成AIによるチャットボットツールです。Writesonic社が提供をおこなっていて30以上の言語に対応していて日本語にも対応しています。
Chatsonicの独自の特徴は、NLP(自然言語処理)を活用してテキスト入力のみでなく音声による入力が可能なことです。
質問する際に音声で入力をすれば、テキスト入力より手間と時間が省けるため、より効率的な使用ができます。その他にもテキストの読み上げ機能もあります。
また、Google検索と連動していて最新の情報を反映させているため、リアルタイムな回答を得られることが特徴です。
無料で使用できる範囲や機能
Chatsonicは、無料で使用する際に文字数の制限があることに注意してください。1か月で10,000文字までの使用に限られています。
また、ChatsonicのAIモデルは無料プランでGPT-3.5を使用でき、有料に移行するとGPT4の使用が可能です。
Perplexity AI
Perplexity AIは、Perplexity AI社が2022年に提供を始めた生成AIによるチャットボットツールです。
Perplexity AIの独自の特徴は、文章生成AIにより質問に対する回答が表示されるとともにその情報のソースについても確認できることです。
質問をするとAIによる文章回答の上に、どのウェブサイトが情報の元となっているのかについて複数の出典元が添付されます。
また、AIが生成した文章がどのサイトを参考にしているかについて詳細に明らかにできるため、情報の事実確認がしやすいです。他にも質問の流れをURLとして保存できるため、後で見返すことができます。
Perplexity AIはリアルタイムでウェブサイトをクロールするため、常に最新の情報を得られることもメリットです。
無料で使用できる範囲や機能
Perplexity AIには、無料版と有料版があります。なお、無料版では会員登録をするかどうかで使用できるAIモデルが増えることに注意してください。
会員登録なしの場合はAIモデルがGPT-3の使用となります。会員登録を行った場合は、4時間ごとに5回までGPT-4の使用が可能です。
YouChat
YouChatは、SuSea社が提供する生成AIによるチャットボットツールです。
検索エンジンのYou.comの検索エンジンのみでの使用に限られていますが、アカウント登録は不要で無料で使用することができます。
YouChatの特徴は、質問事項を入力すると文章生成AIによる回答をみることが可能です。また、文章下には引用サイトも表示されるため、事実確認を行えることがメリットとなります。
また、質問の回答としてチャットの他、画像・動画・ニュース・地図・SNSの項目にしぼって検索結果を閲覧することも可能です。
無料で使用できる範囲や機能
アカウント登録は不要ですべての機能を無料で使用することができます。
日本語にも対応していますが、まだ十分な文章生成ができない面も見られます。別システムと併せて使用すると良いでしょう。
Consensus
Consensusは、学術論文に特化した検索ができるAI検索型ツールです。
ChatGPTやBingAIなどと同様に会話のように知りたいことを質問することで、それを解決できる論文が表示されます。
またConsensusのデータベースにある論文は、すべて研究者によって厳格な審査を経た後に出されたものです。
その数は2億以上でありConsensusを使って論文検索を行えば、信頼性が高い情報を得ることができます。
Googleを用いて論文が信頼できるものか精査するより、あらかじめ研究者によって査読されたものから探すことができるので便利です。
無料で使用できる範囲や機能
Consensusは、会員登録をすることで論文の検索機能を無料で使用することができます。
Consensusを使用する際の注意点は、日本語に対応することが難しい点です。
日本で質問することもできますが正確性の低い結果が非常されることがあるので注意してください。
まとめ
今回は、AI検索システムの概要について詳しく説明した後、無料で使用できるAI検索ツールを7つ紹介しました。
AIツールを使用すれば、あなたの使い方次第で仕事の生産性が大きく向上することができます。
今回ご紹介した項目を以下にまとめますのでご覧ください。
- ChatGPT
- BingAI
- Bard
- Chatsonic
- Perplexity AI
- YouChat
- Consensus
AI検索ツールは、日々AIモデルのアップデートや新しい機能が続々と追加されています。
ぜひさまざまなツールを使い比べながら、自分が最も使いやすいツールを見つけてみてください。
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