集客力が高い店舗とは|視点の違い・リピーター確保の方法

最終更新日: 2024/01/18 公開日: 2021/10/26
  • 「新規顧客がリピーターにならない」
  • 「広告費をかけても、思うように来客につながらない」

こんなお悩みはありませんか?

店舗の来客数を増やすためには、顧客の視点を考えることが大切です。リピート率が上がらないのは、店や商品の魅力を伝えきれていないことが原因かもしれません。

この記事では集客力を高め、来客数を増やすための方法を紹介します。

集客力をアップさせて、店舗の来客数を増やしたい経営者の方は、この記事を参考にしてください。

集客力が高い・来客が多い店とは|視点の違い

集客力が高く、たくさんの来客が目立つライバル店を見ると不安になりますよね。

あなたの店にリピーターを増やすなら、まずは顧客の視点に立ってみましょう。顧客が何を目的に来店するのか考え、購入の理由をつくる必要があります。

集客は売り手側の視点

集客とは、顧客に「購入したい」「利用したい」と思ってもらえる魅力を用意して伝えることです。しかし「商品を販売するために顧客を集めること」しか見ていない場合は要注意。集客の本質を見失ってしまいます。

顧客は、求めているものが販売していないお店には訪れません。

たとえば「売り場」という言葉があります。これは売り手側の視点。売り手にとっては「顧客に商品を販売する場所」という認識です。

一方で買い手側に立つと、売り場は「買い物する場所」という認識になります。同じ場所でも、売り手と買い手の視点が変われば目的も変わるのです。

当たり前のことですが、売り手と買い手の視点の違いを理解していなければ、顧客の来店、購入が見込めません。

集客とは「買いたい気持ち」をもつ顧客を集め、商品の魅力を知ってもらうことでもあるのです。

来客数を増やすためには、顧客の視点に立つことからはじめましょう。

来客には訪れる理由がある

顧客が店を訪ねるのは、「自分にメリットがある」という理由があるからです。

そのため、集客力を高めるには顧客が「何を目的として来るのか」を明確にする必要があります。

顧客の目的は、商品の購入だけとは限りません。

たとえば飲食店の場合なら、「店の雰囲気を楽しみたい」「友人とゆっくり過ごしたい」などの目的が挙げられます。

顧客が求めていることを明らかにしてこそ、集客につながるのです。

リピーターにならない理由は「忘れている」

新規顧客がリピーターにならない理由の多くは、店や商品のことを忘れていることが挙げられます。

再来店しない理由は1つではありません。商品に不満をもっているケースもあるでしょう。

しかし、人は特別関心をもっていないことを忘れてしまいます。覚えていてもらえなければ、店や商品に問題がなくても来店してくれません。

たとえば、カフェの新規開拓が趣味という人がいるとします。この人の目的は、新たにオープンした店に行くことです。

一度来店して満足すると目的が達成され、それ以上のメリットがないと感じ、店のことを忘れてしまいます。このため、新規顧客は他店に流れる可能性が高いでしょう。

新規顧客に再来店を促すためには、顧客が店に足を運ぶ理由をつくることが必要です。

集客力アップ!来店を促すきっかけづくりの方法

新規顧客を増やすなら、店や商品の存在を知ってもらうことからはじまります。

しかし新規顧客をリピーターにするためには、「来店したい」と思ってもらえる魅力を知ってもらわなければなりません

店舗や商品のことを顧客の記憶に残す方法には、特典を用意したり特別感を演出したりする方法があります。

また親近感が湧く接客態度も、来客数を増やすポイント。さらに店や商品の最新情報を届けることも、再来店を促します。

「あのパン屋さんのマフィンが美味しかったから、友達にも勧めたい」
「あのカフェは接客が丁寧だったから、取引先との商談に利用しよう」

このような魅力を印象づけることで、顧客に「また来たい」と思ってもらいましょう。

特典を用意する

特典を用意して、新規顧客に再来店を促す方法です。

具体的な方法は、以下の内容を参考にしてください。

  • 割引クーポン・ポイントカードの発行
  • イベント開催の予定を伝える
  • 紹介特典を用意する

「財布を整理していたら、クーポンが出てきた」という状況を体験したことはありませんか?顧客は手元のクーポンを見ることで、店や商品について思い出すでしょう。

期間を明記することで「お得に購入するために、〇日までに行かなくちゃ!」という状況をつくります。

新規顧客を確保するために、紹介特典をつけることもおすすめです。

特別感をつくる

商品購入時に特別感を演出する方法です。

たとえば、はじめて来店したカフェでのティータイム。

慣れない場所で緊張していたとき、店員さんから「試作品なんですが、味見してもらえませんか?」とひとかけらのケーキを差し出されたらどう思うでしょう?

緊張がやわらぎ、なんだか特別な気分になりませんか。

このようなサプライズは親近感が湧きやすく、印象に残りやすいため、再来店を促す方法として有効です。

他にはリピーター限定のサービスを提供することで、「また来よう」と思ってもらえます。

「〇個購入したら、もう1つプレゼント」などのサービスが記憶に残りやすいでしょう。

このように店の売上に影響が出ない程度のサービスを提供し、特別感をつくることで忘れにくい店になるでしょう。

見送り時にひと言をプラスする

顧客が店を去る際、「ありがとうございました」という言葉に「またお待ちしています」の一言をプラスする方法です。

シンプルな方法ですが、顧客に印象づける効果があります。「ありがとうございました」だけの業務的な挨拶だけでは、印象に残りません

つけ加える言葉としては、以下を参考にしてください。

  • 「来月はこんなイベントを開催します」
  • 「新しいメニューが発売されます」

このように親しみがこもった挨拶は、心に残りやすくなるものです。また顧客にとって有益な情報を盛り込むことで、再来店する理由づけもできます。

さりげなく感じのよい挨拶は、再来店してもらえるきっかけになります。

店の最新情報を届ける

店の情報を顧客に伝える手段は、チラシ配布や新聞の折り込みだけではありません。スマホを持ち歩く人が多いため、オンラインで店の情報を届ける方法が効果的です。

情報発信には、以下の方法があります。

  • SNSの活用
  • 店舗アプリの登録
  • 地域のポータルサイトに掲載

オンラインツールに登録を促す方法は、店頭の目立つ場所にアカウントのURLを貼り出しておくと、顧客の目にとまりやすいでしょう。

店の名刺にURLやQRコードを記載して、レシートと一緒に渡す方法も有効です。形として顧客の手元に残るため、帰宅後にゆっくり登録してもらえます。

SNSを活用する

LINE公式アカウントやTwitterなどのSNS活用する方法です。店のアカウントをつくり、情報発信します。

LINEは身近な連絡ツールとして利用者が多いSNSです。Twitterは拡散力があり、店の存在をまだ知らない人にも情報が届けられます。

SNSの活用に関しては、こちらの記事を参考にしてください。

店舗アプリに登録する

店舗アプリとは、飲食店や美容院などの店舗を構える企業が導入するスマホアプリのことです。

顧客にアプリを登録してもらうと、店からの情報を受け取った際にプッシュ通知でお知らせできます。

いまやスマホは、日常で肌身離さず持ち歩く生活必需品です。スマホを時計代わりにしている人もいるでしょう。

何気なくスマホを見たとき、店からのお得なお知らせが届いたら、このように考えるのではないでしょうか?

「勤め先からの帰り道に寄ろうかな」
「近くまで来たから行ってみよう」

そんな顧客の気持ちを押すものが、スマホのプッシュ通知です。アプリの登録は伝えたい情報を確実に届ける手段として、店の存在を忘れさせないために活用できます。

ただ、店舗アプリには運営費用や開発費が必要です。アプリの導入が難しい場合は、SNSで継続的に情報発信しましょう。

千客万来のために売れる仕組みを身につけよう

新規顧客獲得には限界があるため、来客数を増やすためにはリピート率を上げることが不可欠です。

顧客にとって魅力的な情報を届けることで、店の存在を思い出してもらえます。店や商品の情報を発信し、印象に残すことが再来店を促せるでしょう。

しかしこれは、あくまでも再来店のきっかけ。経営の根本を見直すなら、ターゲット選定やライバル店との差別化など、マーケティングについて復習することが大切です。

マーケティングとは、売れる仕組みをつくること。改めて売れる仕組みをしっかりと形づくることで、あなたの店や商品に磨きがかかります。

マーケティングの知識は、すでにある魅力を光らせるために重要です。

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