山﨑拓巳氏の「やる気のスイッチ」の内容を紹介|発行部数10万超

最終更新日: 2024/04/02 公開日: 2024/04/02
  • 仕事へのやる気がなかなか続かない
  • 物事を継続するのがニガテ
  • いつも活動的でいたいのに、三日坊主になってしまう

この記事は、上記のようなことでお悩みの方におすすめです。

今回は、山﨑拓巳氏の『やる気のスイッチ』の書籍の内容を一部ご紹介します。

『やる気のスイッチ』は、山﨑氏が100万人に講演会を実施したやる気を高めるためのセルフマネジメントのメソッドが書かれています。

経営者やスポーツ選手などの成功者のセルフマネジメントのメソッドから、山﨑氏自身が経験して本当に役立つものを集めた本です。

自身のセルフマネジメント能力を高めたい方や、やる気を出したいときに確実に気持ちを高める方法を知りたい方はご覧ください。

大切な場面でモチベーションを上げて本領を発揮し、最大限の力を出す方法を知ることができます。

『やる気のスイッチ』とは?

引用元:Amazon

山﨑拓巳氏が執筆した『やる気のスイッチ』は、発行部数10万部を突破しているセルフマネジメント能力を高めるための本です。

「意欲」「行動」の因果関係の観点から、やる気を上げるための方法を学ぶことができます。

本書の34個のやる気をあげるための項目を理解すれば、自分自身のモチベーションを自在にコントロールできるようになるでしょう。

これらのメソッドは、実際に成功者が実践している項目のなかから、山﨑氏自身が体験して本当におすすめできる項目のみを記載しています。

山﨑氏は、本書に収録されているメソッドについて次のように述べました。

 この方法は、ぼくが考え出したものじゃない。
いろんなところから受け取った知識と知恵を、自分なりに解釈し、何度も何度も試してみて、本当に使えるものと確信したものだけをまとめたものだ。

『やる気のスイッチ』(著者:山﨑拓巳,2008年11月,Sanctuary books,P21より引用)

山﨑氏があらかじめ選定した項目を盛り込んでいるため、私たちは本書を読むことですぐに実践できる知識を得ることが可能です。

まずは上手な「やる気」の出し方について知っておきましょう。

次々と目標達成をする人のやる気の出し方

やる気は自由にコントロールすることができず、外部の動きや刺激によって上がったり下がったりするものであるといいます。

この心の動きの部分に早めに気付いたとしても、何もせずに放っておくとやる気は大きくしぼんでしまうことがあります。

では、いつもやる気に満ち溢れていて大きな目標を次々に達成する人は、やる気とどのように付き合っているのでしょうか。

書籍本文からの引用をご紹介します。

(中略)つねにエネルギッシュで、
大きなことをどんどん成し遂げていく人は、
「自分の心との付き合い方」をよく知っている。

彼らはやる気を無理矢理出しているわけでも、やる気が出るのを待っているわけでもない。

どうやったらやる気を出せるか、
こういう場面では、こういう気分のときには、
…と、いくつもの「やる気のスイッチ」を
持っている。

意識しているから、見えている。

やる気をなくすのは
自分でやる気を「なくすきっかけを待っていたから」だということを知っている。

だから気分に左右されるのではなく、
自分で気分を意図的に左右することができるんだ。

『やる気のスイッチ』(著者:山﨑拓巳,2008年11月,Sanctuary books,P14より引用)

いつもやる気がありモチベーションを高く保てる人は、自分の心の動きを敏感に察知しています。

そして「やる気がなくなりそうだな」と思ったら、すぐにモチベーションを高めるように自分のやる気のスイッチを実行するのです。


「やる気のスイッチ」となるこれからご紹介する項目について、やる気がなくなりそうなときの対処法として試してみてください。

『やる気のスイッチ』の項目を紹介

ここでは、『やる気のスイッチ』で紹介されている34個の項目の中から、一部の内容を紹介します。

誰にでもすぐに考え方を変えられる、または実行できる項目を抜粋していますのでご覧ください。

見たいものは自分で選んでいる

自分のやる気と上手く付き合うために、意識と無意識について知ることが大切であるといいます。

私たちは、見たいものを自分で選ぶことが可能です。私たちは、目の前の景色の中で見たいものを意識的に選択しているといいます。


例えば、ある場所で同じ景色を見ても、それぞれの人が注目する場所や感じる気持ちは異なります。

「新しいiPhoneが欲しい」など、何かが欲しいと思ったら、急に街中でそれを見る機会が多くなったということはないでしょうか。

私たちがその物を強く認識したことで、意識的に目につくようになったからであるといいます。本当にそれらが街で増えたという訳ではありません。

普段から自分が見ているものや感じていることは、それが現実であると思っていますが、実は意識的に見たいものを選び取っているのです。

やる気が起こるメカニズムについて、まずは自分が選び取っている現実の中にあることを知りましょう。

心のスクリーン

私たちは、同時に二つのことを考えることはできません。

前向きなことを考えているときに、否定的な気持ちを意識することはできないといいます。

例えば、何かを行うときに「失敗しないようにしなければ」と思うとき、実際に失敗してしまう場面を想像してしまいがちです。

なぜなら、脳が無意識のうちにそのことを望んでいると思ってしまいます。実際に失敗する方へと身体が反応してしまうというのです。

そのため、常に自分が望むことのみを頭に思い浮かべることを勧めています。

例えば未来について考えるとき、悲観的なことを思い浮かべてそれが起こらないようにということに意識が強く向かうかもしれません。

このような考え方は、身体が意識的にその方向に向かってしまうことも覚えておきましょう。

モヤモヤした気持ちはノートに書きこむ

何となくやる気が出ない日が続いている、不安な気持ちが消えないというときはありませんか。

このようなときは、心のモヤモヤした気持ちを起こしている原因を紙に書きとめてみましょう。

なぜ憂鬱な気持ちが起こるのか、その原因をありのままに書きとめてみてください。

そのうちに、心の奥で感じていた本当の憂鬱を起こしている原因が浮き上がってくるといいます。

頭の中だけで考えていると思考が堂々巡りしてしまい、気持ちがすっきりとすることはないでしょう。

実際に紙につらつらと書いていくうちに、頭の中の気持ちが文字として見えることで、自分の気持ちと客観的に向き合うことができるのです。

冷静に文字として悩みを見ると、案外些細なことであったということもあるでしょう。

感情込めて文字に起こすことの効果(ジャーナリング)

ありのままの感情や頭に浮かぶことを文字に書き起こすことは、ジャーナリングとも呼ばれています。

頭のなかの感情を文字に起こすことで、以下の効果があるとされています。

  • ストレスの解消
  • 睡眠の質の向上
  • ポジティブ感情を増やす

これらを行う際のポイントとして、感情をシャットアウトせずすべて紙に書き写しましょう。

誤字脱字や見た目のきれいさ、書くのにかける時間などは気にすることなく気持ちを吐き出すことを意識してみてください。

感情を紙に吐き出すことで、すっきりとした気持ちになり気持ちが上向きになる感覚を得られます。

スリープ状態

山﨑氏は、やる気がなくなってしまう前に、心のメンテナンスをすることがやる気を持続させるためには重要であるといいます。

やる気が完全になくなってしまってから、無理矢理モチベーションを上げてやる気を奮い立たせるのはとても難しいことです。

一日のスケジュールを確認していつどのような状況で心の状態が変化しそうか、事前に予測しておくのです。

そうすれば、あまりにも忙しく過密なスケジュールになってしまっても、やる気の減退を防ぐことができます。

たとえば山﨑氏は、やる気が出なそうなスケジュールになるときには、あらかじめ自分へのご褒美となる予定を立てることを勧めています。

完全にやる気を失って行動できなくなる前に、意識的に心の休息時間を作ることで行動を持続させることができるのです。

多すぎる仕事を片付けるとき

山﨑氏は、大きな仕事を片付けるときは、あえて目の前の仕事をとても丁寧に行うことを提案します。

どこから手をつければよいか分からない、でも限られた時間のなかでこなさなければならず気持ちだけ焦ってしまうということは誰でもあります。

このような状態では気持ちだけが先行して良い仕事ができず、かえって時間を無駄にしてしまうこともあるでしょう。

本書では例えとして、長文で頭に入りにくい書類を処理するシーンをあげています。

こうした時は、あえて時間をかけてとても丁寧に読んでみるのです。

そうすると、今の状況に心を集中することができるようになり次第に全体の仕事がすっきりと片付いていくということです。

目の前の大きな仕事量に圧倒され、完了できるかどうか、成功できるかどうかなどを考えていると良い成果も出せないはずです。

まずは心を落ち着けて、目の前のできる仕事を丁寧に行うよう集中してみましょう。

めげないための目標達成の立て方

高すぎる目標を立てて、挫折した経験がある方は多いのではないでしょうか。

山﨑氏は、めげずに目標を達成していくためには、難易度順に3つの目標を立てると良いといいます。

目標を立てる際に重要なことは、目標の設定の仕方であると述べました。

高すぎる目標を一つ立てただけであると、今の自分の状態との差を強く感じてしまい、挫折しやすくなってしまうのです。

反対に簡単すぎる目標も張りがありません。

山﨑氏は、以下のように3つの意味で目標を立てることを勧めます。

A 目標は、とんとん拍子にいったら達成するかも、というレベルの目標。
B 目標は、ちょっと背伸びをしたら達成できる目標。
C 目標は、最悪でもこれだけは達成するという目標。

『やる気のスイッチ』(著者:山﨑拓巳,2008年11月,Sanctuary books,P122より引用)

3段階の目標を立てることで、自分の到達状況をこまめに振り返ることができ、また成長しながら進んでいる実感を得られると思います。

目標を立てる際の参考にしてみてください。

まとめ

今回は、山﨑拓巳氏が執筆した『やる気のスイッチ』の書籍の内容について紹介しました。

本書は、やる気が出ずモチベーションが上がらない、肝心なときにやる気が出ず、物事が上手く進まないときなどにおすすめの本です。

本書を読んで、必要なときにモチベーションを高めて、自分自身の持つ最大限の力を発揮できるセルフマネジメントを学んでみてください。

出典:『やる気のスイッチ』(著者:山﨑拓巳,2008年11月,Sanctuary books)
- 見たいものは自分で選んでいる 部分(P.29,30)
- 心のスクリーン 部分(P.32,33)
- モヤモヤした気持ちはノートに書きこむ 部分(P.47,48)
- スリープ状態 部分(P.50)
- 多すぎる仕事を片付けるとき 部分(P.98)
- めげないための目標達成の立て方 部分(P.122)

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最終更新日: 2024/04/02 公開日: 2024/04/02