- 自分の能力の限界を感じている
- 長期的にビジネスで活躍し続けるために飛躍するきっかけが欲しい
- ブレイクスルーして、さらに成長したい
この記事は、このようなことにお悩みの方におすすめです。
今回は、『一瞬で自分を変える言葉 アンソニー・ロビンズ名言集』の書籍の内容を一部ご紹介します。
本書は「可能性の解放」や「目標達成の方法」などの5つのテーマについて、75個のアンソニー・ロビンズの言葉に込められた意味を記した本です。
この記事では、本書の内容や構成、また一部の名言とその詳しい意味について解説します。
アンソニー・ロビンズの価値観を学んでビジネスの能力やセンスを高めたいという方は、ぜひ最後までご覧ください。
『一瞬で自分を変える言葉 アンソニー・ロビンズ名言集』とは
『一瞬で自分を変える言葉 アンソニー・ロビンズ名言集』の著者は、弊社ラーニングエッジ株式会社の社長である清水康一朗です。
ビジネスに役立つ75個の項目について、アンソニー・ロビンズの名言が紹介されている本です。
書籍構成としては、最初に推薦者の言葉として本田健氏による寄稿から始まり、世界の著名人によるアンソニー・ロビンズに寄せられた言葉が紹介されています。
その後、著者の言葉としてアンソニー・ロビンズとラーニングエッジの出会いが人物紹介とともに書かれているのです。
本題は、以下の5つの構成に沿ってアンソニー・ロビンズの名言を解説しています。
- 第一章 あなたの可能性を解き放つ
- 第二章 あなたの状態を高める
- 第三章 目標を達成する
- 第四章 他者との対話、自分との対話
- 第五章 ビジネスとお金
この本を通して読めば、自らが知らないうちに定めてしまった能力の限界を取り去ることが可能です。
パフォーマンスを最大限発揮するための状態の高め方や目標達成の方法を知ることができます。
第五章では、アンソニー・ロビンズが考えるビジネスとお金の原則や考え方を説明しています。ノウハウを取り入れることでビジネスにその能力をどう活かすかを学ぶことが可能です。
アンソニー・ロビンズとは?
アンソニー・ロビンズは、講演家や作家、実業家などの肩書きを持ち、「世界最高峰のコーチ」と呼ばれている人物です。
アンソニー・ロビンズが注力する自己啓発を軸としたコーチングやセミナーでは、世界中の著名人が彼の下に駆け付けます。
実際に個別にコーチングを行う人物は、政治家や実業家、アスリートなどさまざまです。
成功し続けている人物が、こぞってアンソニー・ロビンズにコーチングを頼む理由は何故でしょうか。
次にアンソニー・ロビンズの支持者が語る彼の魅力を見ていきましょう。
アンソニー・ロビンズへの言葉
ここでは、著名人やメディアによるアンソニー・ロビンズへ向けられた言葉を本書の内容から紹介します。
アンソニー・ロビンズの人物像をつかみ取っていただければ幸いです。
・人の可能性を引き出す最高の指導者である。世界が彼を、教えを求めているし、受け取りきれない程大きなものをアンソニー・ロビンズは持っている。
『一瞬で自分を変える言葉 アンソニー・ロビンズ名言集』(著者:清水 康一朗,翻訳:セミナーズ編集部,2013年12月,角川フォレスタ,P.6から9より抜粋して引用)
『ニューヨーク・タイムズ』
・彼は天賦の才能を持つ男だ。人々を勇気づけ、行動させる才能を持っている。
ビル・クリントン(第42代米国大統領)
・トニー・ロビンズは現代に生きる最も偉大な影響者の1人である。
故スティーブン・R・コヴィー博士(『7つの習慣』著者)
・あなたが誰であろうと、そしてどれだけ成功していようと、どれだけ幸せであったとしても、アンソニー・ロビンズはそれ以上の何かをあなたに届けてくれる。
ヒュー・ジャックマン(俳優、映画プロデューサー)
『一瞬で自分を変える言葉 アンソニー・ロビンズ名言集』の内容を紹介
『一瞬で自分を変える言葉 アンソニー・ロビンズ名言集』のなかから、名言を一部紹介します。
この内容でアンソニー・ロビンズの思想や哲学を感じ取ってみてください。
完璧主義をやめる|第一章 あなたの可能性を解き放つより
アンソニー・ロビンズは、完璧主義について「完璧を求めるな。完璧主義ほど基準の低いものはない。」と言葉を残します。
完璧というものはその人が定めた基準に過ぎず、皆にとっては存在しないに過ぎません。
アンソニー・ロビンズ自身も昔は「ミスターパーフェクト」という呼び名がつくほどの完璧主義でした。
自分の追い求める理想を追究していて、例えば講演を行う際も細部にこだわり過ぎて周囲を困惑させるほどであったといいます。
その時のベストを尽くす
やがてアンソニー・ロビンズは、考えを改めました。完璧主義をやめてその時のベストを尽くすようにします。
成功した経営者は、一回の挑戦に対してすべてを完璧にこなそうとはしません。
多くの人は、世に出すものやアウトプットするものは完璧でなければいけないと考えるでしょう。
しかし、その時点でのベストを尽くせば良いのです。
本書ではiPhoneを例にあげます。
iPhoneは、常に新しい機能を搭載した新機種を発売して私たちを驚かせています。
一方で、これはその時のできる限りのベストを尽くしていることに変わりありません。
世に出される商品は、常に進化していて当時のベストを更新し続けています。
ビジネスにおいても、その時にできることを全力で取り組んでいけばいいということを、アンソニー・ロビンズは常に発信しています。
成功は、一度だけのチャレンジで達成されるものではない。フィードバックによる改善を繰り返し、違うアプローチを見つけていくことで、より高い次元に至る。
『一瞬で自分を変える言葉 アンソニー・ロビンズ名言集』(著者:清水 康一朗,翻訳:セミナーズ編集部,2013年12月,角川フォレスタ,P.31より引用)
そして、その過程において得られる成長こそが、人生の成果なのだ。完璧になるのを待たずに、第一歩を踏み出してほしい。今までとは違う景色が見えてくるはずだ。
充足のない成功は究極の失敗である|第一章 あなたの可能性を解き放つより
アンソニー・ロビンズは、やみくもに成功のみを求めることについて「充足のない成功は、究極の失敗である。人生を満ちたものにせよ。」と語ります。
目的の達成に向かってただがむしゃらに進んで成功すれば幸せになれると信じている人もいるでしょう。
アンソニー・ロビンズは充足がともなっていなければそれは成功と言えず、むしろ究極の失敗であるといいます。
もちろん、時には辛さを感じながらただ目標を達成に向かって突き進むことをしなければならないこともあるでしょう。
また、私たちは成功した人を見聞きしたとして自分も同じような形で成功することを目指すかもしれません。
そして、それが正しいことでまっとうなことであると疑わない方も多いでしょう。
しかし、何か大事なものを犠牲にしたり本人が辛いと感じたりしながら得た成功は本当にそのように言えるのでしょうか。
成功に必要なものは何かを達成することだけではありません。
私たちに必要なのは「達成」と「充足」
本書では、私たちの生活に必要なものは2種類あると紹介します。
それは「達成」と「充足」です。
「達成」は、数値化や理論化できる事象のことです。具体的には、地位や経済的な豊かさのことであるといいます。
それに対して「充足」は、数値化できないものです。
また、充足を感じる箇所はそれぞれ異なっているため、一概に一括りにできるものではありません。
私たちに大事なものは「充足」をともなった「達成」です。
社会や組織で自分だけの重要性を満たそうとすればするほど、人は孤独になっていく。自分だけを愛し、個人的な成功を望むと、愛とつながりは失われていくのだ。達成だけを目的にしてはいけない。充足を伴ってこそ人生は満ちたものになる。
『一瞬で自分を変える言葉 アンソニー・ロビンズ名言集』(著者:清水 康一朗,翻訳:セミナーズ編集部,2013年12月,角川フォレスタ,P.51より引用)
人を駆り立てる6つのニーズを理解する|第二章 あなたの状態を高めるより
アンソニー・ロビンズは、人を駆り立てる行動のもととなるニーズには主に6つの種類があると言います。
これを把握することで私たちは状態を高めるきっかけとなるはずです。
人間には6つのニーズがある。
『一瞬で自分を変える言葉 アンソニー・ロビンズ名言集』(著者:清水 康一朗,翻訳:セミナーズ編集部,2013年12月,角川フォレスタ,P.65より引用)
①安定・安心。平穏な毎日を送りたい、安心したいというニーズ。
②バラエティ。変化に富んでいたり、違うことをしたいというニーズ
③自己重要感。人から認められたい、人前で注目を浴びたいというニーズ。
④愛とつながり、人から必要とされたい、愛される存在でいたいというニーズ。
⑤成長。もっと高いレベルに行きたい、次のステップに進みたいというニーズ。
⑥貢献。人に何かを与え、喜んでもらいたいとうニーズ。
6つの要素については、その人が置かれている状況やその人の特性によって、違いが出るかもしれません。
本書では、この6つは互いに結びついた関係であるといいます。
どれかが強くなりすぎるとバランスが崩れるのです。
例えば、自己重要感を求めすぎると自分の欲だけを満たそうとして愛とつながりが希薄になります。
安定・安心を求めすぎると挑戦が怖くなりかえって何もできなくなるかもしれません。
自分自身がどの要素に強く駆り立てられているのか意識しながら、6つのバランスを保つことを心がけてみましょう。
大きな目標を設定する|第三章 目標を達成するより
アンソニー・ロビンズは、「大きな目標を設定せよ。それが大きすぎるということは決してない。」と語ります。
同時に、自分が自分で与えた限界に対してまでしか目標を達成することはできないといいます。
私たちは小さい頃から周囲の言葉や考え方に影響されています。
時には、大きすぎる目標を否定されたこともあるかもしれません。
私たちには、周囲の考えやロールモデルに沿って現実的な将来の夢や目標を設定してしまう性質があります。
そうすると、大きな目標を達成できるという思考そのものが無意識に制限され、やがてそれが現実となってしまうのです。
目標に限界を定めないために自分自身に期待をかける
アンソニー・ロビンズは、思考の制限を取り払うために私たちに自分で自分に期待をかけることをすすめます。
自分自身を実は誰よりも理解しているのは自分自身だということです。
あなたの可能性を広げるのも狭めるのもあなた次第です。
自分自身に大きな期待をかけることで、できないという思考を取り払いましょう。
目標設定の4つの項目を決める|第三章 目標を達成するより
アンソニー・ロビンズは、自分で掲げる目標について大きすぎても大きすぎることはないと語りました。
では、具体的にどのように目標設定をしていけばよいのでしょうか。
次に実践したい目標設定の4つ方法を紹介します。
目標設定1:夢・ビジョン
最初に夢・ビジョンを設定します。
適切な目標を掲げるために、「自分がどのような人間になりたいか」を考えてみてください。
例えば、仕事に邁進したい、家庭中心の生活を送りたい、趣味に没頭したいなどがあるかもしれません。
5分程よく考えたら、それをいつまでに実現したいのかタイムリミットを設定してください。
そして、1年の間に達成したい最も重要な項目を選びます。最も重要な項目をなぜ達成したいのか明確にしましょう。
目標設定2:仕事と経済的状況
二つ目に、仕事と経済的状況に関する目標を設定します。
仕事に関する具体的な目標を立てることは、経済的な豊かさをもたらします。
やりたい仕事や手に入れたい金額や目指す職位などを具体的に考えましょう。
そして、それに合わせた一年以内の目標を立てます。
目標を達成したら次の目標を立てることを繰り返して継続的に行うことが大切です。
目標設定3:遊びと冒険
三つ目に、プライベートでやりたい遊びについて考えます。
積極的に遊ぶことは人生を豊かにします。
仕事だけに邁進するのではなく、遊びに没頭して頭を切り替えることで、新しいアイデアの創出にもつながりやすくなるのです。
目標設定4:社会貢献
四つ目は、社会貢献についてできることを考えます。
社会貢献は、他人を助けるとともにまた自分も満たされるものです。
地域の清掃や、少しの寄付など些細なことで良いといいます。
人のために何かできないか考え行動することは、仕事とは異なる達成感を得られるのです。
まとめ
今回は、『一瞬で自分を変える言葉 アンソニー・ロビンズ名言集』の一部の内容について紹介しました。
アンソニー・ロビンズは、私たち一人ひとりの可能性を引きだし今までに気付かなかった視点から物事を見ることを教えてくれます。
自分の可能性を自覚してよりよい状態へと高めたうえで目標について考えることで、実際の行動意欲や達成確率も高まるでしょう。
ぜひご自身の生活にアンソニー・ロビンズの考え方を取り入れてみてください。
- 完璧主義をやめる 部分(P.30,31)
- 充足のない成功は究極の失敗である 部分(P.50,51)
- 人を駆り立てる6つのニーズを理解する 部分(P.64,65)
- 大きな目標を設定する 部分(P.94,95)
- 目標設定の4つの項目を決める 部分(P.96~103)
年商5億円を超えさらなるスケールアップを目指す経営者必見!
あなたのビジネスをスケールアップさせる集客と組織作り、
さらに、成功事例やここだけのお得な内容をお届け致します。