【村松大輔氏】量子力学で「抜群の成果」を出し発展成長しながら自分らしく生きる|経営者インタビュー「飛躍の瞬間」vol.0
「量子力学の大切さを説く村松大輔氏の人物やおこなっていることを知りたい!」
「量子力学の観点から、現代に生きるビジネスパーソンが、自分らしく成長しながら、発展していくためのヒントを知りたい!」
村松大輔氏は、物理的な観点から量子力学の周波数によって、人々の成長を促す開華塾を運営しています。
今回は村松大輔氏に、生い立ちから学んだ大切なこと、開華でおこなっている事業内容から、現代に生きるビジネスパーソンが自分らしく成長していくためにはどうしたらいいか、お話を伺いました。
セミナーズ「社長の教養」朝ライブでもご登壇いただいている村松氏にセミナーズ編集室としてインタビューさせていただき、伺ったお話を元にお伝えさせていただきます。
- 脳力を上げて、パフォーマンスを向上したい人
- 自分の得意や苦手が分からず悩んでいて、強みを見つけていきたい人
- 社員や部下が生き生きと働き自主的に成長しながら、企業発展をさせていきたい人
村松大輔氏とは
村松大輔氏は、量子力学の観点から子どもの脳力を伸ばす脳力開発塾「開華」で、飛躍的な子どもの成長と得意を伸ばすことに成功しています。
東京大学を卒業後、父の会社を継いだ後、人を育てることをおこないたいという思いから事業を起こしました。
多くの奮闘を超えてたどり着いた村松氏の思想や考え方は、現代に生きる私たちの背中を優しく押し、新しい考え方を提示します。
この記事を読み進める前に、まずは下記の記事をご覧いただくと、今後の内容が理解しやすくなります。
村松氏の生い立ちをご紹介しつつ、特に大切なところを抜粋してお伝えしていきます。
精神性を磨くことの大切さを実感して育った
村松氏は家族に対して、他の家と違って魂の価値観を大切にしている家だったということです。
それが、周波数が変わると現象が動くということに気づいたきっかけでもあります。
村松氏は大学1年の前半で単位を全部取り、2年生の後期はひたすら本を買って読むという生活をして、自己啓発に励みます。
3、4年生は、化学システム工学科に進み、就職は研究室の推薦先に決まっていました。
卒業式の日に電話が入り、父の会社を継ぐことになる
卒業式の日の夕方に、会社を経営している父から「工場長が辞めると言っているので、戻ってこられるか?」との電話がかかってきます。
父は工場長が抜けると組織が不安定になってしまい、社長のせがれがいるとなれば社員も安心すると考えたのではないかということです。
以下インタビューで実際に伺ったお話の内容になります。
父の会社であり、自分は関係ないという感情が先行したそうです。しかし、頭では父に育ててもらったことや、大学まで進学させてもらったことに恩を感じていました。
そして、父と弟、役員と話し合い戻ることになりました。
気持ちの中では、批判と反抗があったものの、表面的には出しませんでした。しかし、潜在的に反抗していたため仕事がとてつもなく嫌で辛い毎日でした。
父に向けた批判を黙っていて、自分の身体が批判の周波数を出しているため、社員もそれを感じ取り、会社への批判が全部村松氏に来るということを体験させてもらったそうです。
社員とうまくいかず悩みながらも続けられた理由
村松氏が、社員とうまくいかないなかであっても退職することなく勤め続けられた理由は、「根性・気合」であったと言います。
高校時代で、空手部に所属していたときに、「精神的限界」と「肉体的限界」の2つがあることを教わりました。
それは、どちらかがダメになっても、もう一方が良好であれば、カバーできるということを意味します。
心が折れても、体は根性と気合いで挑むという心意気で、心をとにかく潰し、封印して仕事に邁進していました。
社長のせがれであるから、一番にやるという自分をとにかく頭で押さえつけていた時期であったと言います。
妻から教えられた大事なこと
親からの教えで、愚痴や不満が出たらそれは自分の魂を成長させるメッセージであるということを聞いていました。
家族に相談すると、家族が悲しむから自分で解決しなさいと言われていて、それはとてもよい教えであったと言います。
社長のせがれとして奮闘していた時期に、帰宅すると妻からよく「青い顔をしているよ」と言われたそうです。
妻になんで大変なことを話してくれないの?と言われても、愚痴を話さない教えを守っていると、不満は吐かないこととなります。
結婚して妻に初めて「なんで言ってくれないの?」と言われたときに、「それを言うとママが辛くなるじゃん」と切り返しました。
さらに妻から「なんで言わないのか、家族でしょ?」と言われたことに、初めてその言葉が、心にすんなりと入ってきて泣いてしまいました。
父の教えはよいことであると今も感じているそうです。しかし、辛いときは吐き出してもよいという気持ちが芽生えてから、だんだんと心がほぐれていきました。
父は絶対に人前で恥をかかせなかった
父は人前では絶対に叱らずに個人を呼んで叱ると言ったように、人前では絶対に恥をかかせませんでした。
一番印象深いことは、村松氏が、「父に会社は継がない、独立したい」と言ったときのことです。
父は、「大輔が独立したいのは分かっていた」と言いました。社長としてもショックだったけれど、父親も人の心を育てていくことをやりたかったと言って理解をしてくれました。
「準備を整えておくからしばらく、1年半は誰にも言うな」と言われました。
今は後継者がいるから、銀行から借入ができているけれど、後継者がいなくなり独立してしまうと分かると借入が止まってしまうからとのことでした。
その時ちょうど、製造業で空洞化が起きていたのです。中国では安価な値段で製品の製造ができてしまうため、企業は危うい状況でもありました。
村松氏が独立する4ヶ月前のある日の朝、父は、母も知らない状況で会社を閉業するという発表をしました。
村松氏も、社員も、母も本当に驚いたと言います。
理由は銀行に村松氏の独立のことを話し、借入が止まってしまったからであり、村松氏は銀行に挨拶に伺った際に知りました。
父はそのことをずっと村松氏には明かさずに、人前では恥をかかせることを決してしませんでした。
物や人に常に感謝をして拝む姿勢の大切さ
父からは、物や人に拝み、感謝を忘れない姿を見せてもらったそうです。
村松氏が、他の社員の方々とうまくいかなかったときに、父から「物に拝んでいるのか?機械に拝んでいるのか?」と問われました。
父は会社の機械に向かって拝んでいたので理由を聞いたら、「これに飯を食わせてもらっているからな」と言ったそうです。村松氏はそのとき、感謝の意味が分かったと言います。
そこから、部屋や仕事場を出るときに礼をすることを自然とおこなうようになりました。
脳力開発塾「開華」でも意識していること
開華でも、体感的に礼は大事なんだと実践してもらい、メンバーに空間と繋がることを意識してもらっているそうです。
中体連やインターハイ予選の前など、フィールドで先に礼をします。ゆっくり起き上がりながら場の空気を感じて、空間と繋がる大切さを教えています。
礼をする前の力の強さと、ゆっくりと礼をして全体の空気を感じ取った後の力の強さは、5秒の差ですが、後の方が力が強くなるのです。
受験や面接の際は、教室の四隅を見て角に自分の意識を拡大すると、焦らなくなるというように場と一体化させることを指導しています。
また実際の面接では、人間力を培うアプローチをおこなっているそうです。
面接のときに感謝を言える人物を、中学、高校、大学の先生方はとても欲しがるそうで、親や担任の先生や部活のメンバーへの感謝を持つよう指導しています。
生徒の苦手な部分にはどのようにアプローチするのか
村松氏自身が国語をやっても伸びず、数学や物理は実践するほど伸びた経験をしているため、デコボコの生徒の匂いを感じると言います。
ある子に、数字が全く苦手で、体を動かすことが大好きという子がいました。その子はとにかくレポートを出すために塾に来ているそうです。
自分の存在感を感じてもらい、「開華に来ていていいんだ、生きていていいんだ」という思いが芽生えることが大切だと考えています。
そのため、身体を動かしながら表現をして、友達を笑わせたり面白いことを話したりするのがとても上手であり、その部分である得意を伸ばす教育をおこなっています。
苦手な部分を無理に克服するのは本人が苦しいと感じるでしょう。それは開華の趣旨ではないと感じています。
自分の得意分野が伸びることをしていて、居心地が良くなるようにしてあげれば、脳の回路が正しく繋がっていきます。
それにより発想やアイディアがわきやすくなるそうです。
開華が目指すもの
存在の居心地、自己肯定感や自己重要感が上がるように接します。
自然とさまざまな自分の才能を伸ばそうと思うようになる取り組みを開華ではおこなっているのです。
そうすると社会人になったときに、社会のお役立ちになる人材になっていきます。
社会に出て自己重要感が育っていないと、周りとの競争によって、私はだめなのではないかと落ち込んでしまいます。自分らしく生き生きと生きる人たちを増やすことに取り組んでいるそうです。
現代に生きるビジネスパーソンへのヒント
量子力学の大切さを説く村松氏に現代社会で働くビジネスパーソンのためになるアドバイスをいただきました。
成長で悩む人に向けてのメッセージ
村松氏に、ビジネスで部下や自分の成長について悩んでいる方が、よい方向に変わっていくためのきっかけやポイントを伺いました。
村松氏によると、経営者は「本来の魂や周波数をさらに輝かせて、その人の人生はすごく輝ける」という思いで、社員の美しい箇所や、響きのいいところを見つけてあげて欲しいと言います。
得意な箇所は積極的に褒めてあげましょう。人間的にあなたのことを大好きであるから、長所を伝えるイメージです。
社員に「この場所で活躍できるかも」と思ってもらい、心をつなぎ合わせることが大切です。上下関係でなく、人と人としてつながり、その人の存在を喜ばせるイメージを持ちましょう。
「私はこの会社でいいんだ」という、存在意義を持たせてあげてください。
悩んでいる方の、脳で抑えている奥をいかに周波数として見抜けるか、その部分を出させて、本人をその気にさせることが大切なのです。
また時には、経営者側や上司が教えてもらうような形で、上下関係ではなく対等な関係を築くことも大切であると述べます。
プレッシャーで押しつぶされそうな社員に向けて
プレッシャーで押しつぶされるように感じたり、何かに追われているように思ったりして働いている人は多いのではないでしょうか。
成果を出しつつも、本当の個性、才能を活かして成長していき、自分らしく生きていくための方法やポイントを伺いました。
お客様に丁寧に懇切心を込めて、喜んでもらいファンになってもらったら 、自然と経済が上がっていき、数値がよくなるというのが村松氏の考え方であるということです。
数字を追いかけることをやってこず、経営の勉強会に行くことが嫌な時もありました。
セミナーズのMBSセミナーでは、理念ありきでKPIも見ていくということを進めていて、その考え方で心が楽になりました。
MBS3の1Dayセミナーの中で「KPIの数字だけを追いかけるのではない」というフレーズがあり、とても安心したのを覚えています。
このようなお話がありました。
数字を追いかけすぎて、お客様と心をつなげることに意識を合わせなくなってしまったら本末転倒であると述べます。
KPIで数字をあげることを全面的に押すのではなく、皆の喜びの結果が結果として数字になるという見せ方を、経営者が見せ続けることができるかが大切です。
目指す方向性が分からない社員への声掛け
成長意欲はあるけれど、ビジョンが不明確である方も多いのではないでしょうか。もし明確になっていても、一歩のアクションが踏み込めず、自分の本当の姿について悩む方もいらっしゃると思います。
そのような方を支えるための経営者や上司のアプローチの仕方のアドバイスをいただきました。
村松氏は、迷って悩んでいる社員が、「何が好きなのだろう、どういうところで自分を生かせるのだろう」と言うことを、頻繁に部長や社長が見てその良さを伝え続けるとよいと言います。
自分の活かし方が理解できるまで染み込ませていくと、自動操縦的に本人が伸びていくのです。
例えば、入りたての塾の中学生に、自分が何が好きかということを書かせていますが、30分経っても書けない子もいます。
そこから何をしたいかについての野望が出てこず、そのまま大学生や社会人になると、大人になっても何が好きかが分かりません。
そのため、「自分を活かす」という感覚を作ってあげることが大事です。社長や上司がいかに悩んでいる社員の周波数を揺らせるかについては、伝える人の熱量次第です。
決して攻撃的ではなく、「そこにあるよ、大丈夫だよ」という寄り添う形での周波数で、社員の心を奥底をいかに揺らせるかが大事です。
村松氏が皆様に伝えたいこと
周りや会社のためにどうにかしようと思うと、行き詰まってしまうと言います。とにかく自分が今何を感じていて、自分がどうしたいかを大事にして欲しいそうです。
周りから打ってきたものへのメッセージは何かを自分が汲んで、自分の意識を拡大して(周波数帯を広げて)見てください。
「私なんてだめだ」「むかつく」という気持ちもしっかり味わってよいと言います。さまざまな感情を知る周波数の幅広さが器になるのです。
現場も知っているし、嫌な感情、幸せ、生き生きとしているのも理解できるなど、さまざまな感情を全部分かっているのが器の大きさになり、それが愛になるのです。
心の在り方がそのまま周りや会社に伝わり、お客様に伝わります。
自分が何を感じて、何をしたいのかという思いを大事にしていくと、現象が勝手に動いていくのです。
そのようにして器の大きい人たちが多くなると、家庭や、職場、お客様とのやり取りでも器が大きくいられます。
この環境がさらに拡大して、会社、地域も幸せになり地球全体が器が大きい状態になります。
自分を活かせれば、病気も減って苦しさもなくなり、辞めることや奪うこともなくなり、結果その状態が地球平和になっていくのです。
一人ひとりがさまざままことを感じつつ、自分を活かすことをやってほしいと言います。
村松氏は、そのあり方を続けていれば10年後も20年後も、人生を意義深く生きられると述べました。
まとめ
村松大輔氏にセミナーズ編集部としてインタビューをさせていただき、その生い立ちから学んだ大事なことや事業内容、ビジネスパーソンへのアドバイスについてご紹介しました。
得意を伸ばし自分を活かして、お客様や社員に喜んでもらいたいという気持ちで、周波数を合わせていくことは重要です。
より詳しいお話は、セミナーズ「社長の教養」朝ライブでお話いただく予定です。
皆様もぜひこれからのビジネスで成果を大きくするヒントとして感じ取っていただければ幸いです。
「絆徳(ばんとく)の経営スクール(MBS)」は、中小企業経営者に必要なマーケティングの知識や考え方などが体系的に学べるセミナーです。
「絆徳(ばんとく)」とは「あなたがよいことをするので、ずっと一緒にいられる関係性」という意味です。
自らが顧客にとって「よいこと」をすれば、顧客は自社のファンになってくれるでしょう。
そして自社の売上が上がります。
自社の利益だけを追及するのではなく、社会性・理念と経済合理性を矛盾なく両立させることが絆徳経営です。
セミナーでは実際に自社ビジネスに活用できる実践的スキルや、マーケティングによってビジネスを拡大した成功事例を学べます。
自社だけが良いのではなく、顧客や社会にとっても良いビジネスをするために「三方よしのマーケティング」をぜひ学んでください。