東洋と西洋の哲学が凝縮されたMBS|そのエッセンスも活かし本当にやりたいことが叶う生き方を伝えたい|経営者インタビュー「飛躍の瞬間」Vol. 4 前半
自分の未来を予約するCITTA手帳をプロデュースするとともにヨガスタジオや会社を経営する青木千草さん。
Facebookグループ「セミナーズ 朝ライブ」にもゲストスピーカーとして何度も出演されています。
CITTAとはサンスクリット語で「心」。
CITTA手帳に夢を書き続けることで、青木さん自身も幾つもの夢を叶えてきました。
そんな青木さんが、自分なりに試行錯誤しながら仕事に取り組んで道が正解であったと確認させてくれたのがMBSでした。
未来に向けてさらに自信を持つことができたそうです。
これまでに、MBS1からMBS5まですべてをコンプリートされた青木さんに MBSで学ぶ価値や魅力と、青木さんの成功の経緯や想いを語ってもらいました。
趣味の延長線で手帳づくりに着手
-セミナーズ編集部 :
まずは、青木さんが現在ご活躍されるに至った経緯をお話いただけますか。
青木さん:
元々、ヨガスタジオを15年ぐらい運営しています。CITTA手帳を作ろうと決めたのは、ちょうど10年くらい前です。
手帳の販売を始めたものの、最初は趣味の延長線上でした。
ビジネスにする気もなく、ヨガの生徒さんやヨガ友達、ヨガスタジオのオーナーといった人たちが買ってくれる程度の広がり方だったんです。
当初はリングノートで作っていました。
それだとロット数が少なくて済むからです。でも、製作を始めて2年目に印刷会社さんから、「普通の手帳通りの製本にしてほしい」と言われてしまいました。しかも、最低ロット数が1000だったんですよ。
「まだ趣味の範囲を越えていないのに、いきなり1000ロットなんてとても無理」みたいな感じでした。
何しろ、一軒も販路が決まっていませんでしたから。でも、それにしないと、皆さんが思い描いているタイプの手帳になりません。
それで、もう思い切って1000冊をドーンと作ることにしました。
今思えば割と売れた気がします。まだ当時は知名度も全くなかったのですが、1000冊を作って700冊ぐらいは売れました。
-すごいです。
自分でも、今考えたらよくやったなと思います。
でも、その当時は300冊売れ残していることが、私にとってはすごくショックでした。「販売戦略を立てたり、営業努力をしたのか」と自分に問いかけた時に、全然していなかったことを深く反省してしまいました。
それまでは、「買いたい人が買えばいいな」というぐらいの緩い感じでした。
でも、本当は売れるポテンシャルがある子なのに、この子の魅力を言語化しない私のミスだと思ったんです。だから、真剣にその時から告知をすることを考えたり、手帳の魅力をどう伝えるかを文字に起こして、毎日ブログを書くことから始めました。
そうすると気づいたらファンの方がいらして、どんどん増えていき、ブログの閲覧数が200くらいだったのが、3カ月で2000ぐらいになりました。
これって、2000人もの方が私の記事を見てくれているってことじゃないですか。
累計37万冊もの大ヒット商品となる
-素晴らしいですね。
実は、その時に次の手帳を製作する資金がなくてどうしようかと悩んでいました。
確か、印刷費や製造費を合せて160万円以上の見積りだったと記憶しています。
10年前ですから、今みたいにクラウドファンディングという仕組みがあったわけでもありません。そんな中、ある日に「そうだ。お客様に予約をしてもらえば良いんだ」と思いついたんです。
そう思ってやってみたら、1週間で100万円も集まりました。
それで、「これはちょっとすごいことだ」と思ったんです。今振り返ると、皆よく信用してくれたなと思っています。会社組織でもない、一個人であるのに。
-ファンの方もいらしたはずなので、そこは千草さんのお人柄に惹かれたのではないでしょうか。
ありがたいことです。
結局、無事に手帳を製作することができて、その後も製作数が1000冊、1500冊、3000冊、5000冊と右肩上がりに伸びていきました。
気づいたら、年間9万部ぐらい刷っていたんです。
-驚異的な数字の伸びですね。
ありがたいことに、今や累計37万部です。
といって今お話しした通り、手帳ビジネスを元々やるつもりはありませんでした。本当に普通に地方にある小さなヨガスタジオだったのです。
まだまだ年商はそんなに大きくはないですが、今売上は2億円ぐらいはあります。
アンソニー・ロビンズのセミナーへの参加を機にMBSを知る
-ラーニングエッジとのご縁は何からだったのですか。
きっかけは、世界No1 ライフコーチであるアンソニーロビンズのセミナー「DWD(Date With Destiny)」です。
コロナになったときでしたね。初めてDWDでオンラインで実施したときに参加しました。それが、2020年の冬でした。
-DWDだったんですね。
なので、UPW(Unleash The Power Within)セミナーを飛ばしてDWDに参加したんですよ。
最初に誘ってくれたのは、私の友だちでした。
「来年、アンソニーのセミナーを一緒に受けに行こうよ。私は今年参加したけれど、内容がやばいから。参加費は200万円。それで、オーストラリアに1週間いくやつよ!」みたいなお誘いがありました。
いきなり言われても無理ですよね。大体テンションが高いじゃないですか。セミナーに参加したばかりの人は。
-そうですね。みなさんめちゃくちゃテンション高いです。
私自身は1年後何をやっているのかもわからないのに、そんな高いテンションで誘われても困ってしまいます。
それに、オーストラリアに一週間も行けるかもわからなかったので、一旦はお断りしたんです。
それから2年ぐらい経ったときに、ネットを見ていたらアンソニーがオンラインでDWDを開催するという知らせが目に入りました。
「オンラインであれば受けられるのでは」と開いてみたら、参加費も80万円でした。思わず「これは安い」なと。何しろ、リアルだと200万円であるのを知っていましたから。
それで、すぐにクリックしたんです。ポチッて。そこから、ずっとラーニングエッジさんにお世話になっています。
-誠にありがとうございます!DWDご参加いただき本当に良かったです。
実際にDWDを受けてみたら、毎晩ラーニングエッジ代表の清水さんが「今日のテーマはこれです」みたいな解説をしてくれたんです。
何てわかりやすい説明をしてくれるんだろうと感激してしまいました。
その後、清水さんから「アンソニーのビジネスマスタリー・プログラムも受けてみませんか。
もし今受けていただけたら、弊社が開催している『絆徳(ばんとく)の経営スクール(MBS1)』をオプションで付けますよ」と提案していただけたんです。
アンソニーのプログラムとMBSをセットで受講
-MBS1を付けるって、相当のオプションですよ。
そうですよね。何故かと言えば、アンソニーのビジネスマスタリーは結構高い金額だったからです。
ただ、MBSは日本語ですし、内容も日本人向けになっています。なので、私にも絶対に合うと思いました。
それに、アンソニーのビジネスマスタリーも私だけでなく社員も1名無料で受けられるという仕組みだったんです。
それもめちゃくちゃ良いなあと思いました。
実はアンソニーのビジネスマスタリーの価格は200万円と言われていました。二人で受けられるのであれば、一人当たりは100万円です。「それなら安い」と思い、申し込みました。
実際にリアルで受講してみたら、清水さんの講師ぶりに感銘を受けてしまい、今に至っています。
-ありがとうございます。青木さんが今やっている世界観はヨガ哲学そのもの。心身をともに整える重要性はアンソニーロビンスも説いています。
アンソニーのセミナーを受けて、一番驚いたのはアンソニーがヨガに傾倒していることでした。
必ず瞑想の時間もありますし、誘導瞑想(ガイドに沿って行う瞑想)もあります。チャクラワーク(瞑想をベースにさまざまな要素を取り入れたボディワーク)もありました。
私自身、これっていつもやっているし、知っている。そんな感じでした。もう、ヨガは長いですからね。
数百万円もするセミナーでこれをやるんだったら、私が日頃からしていることってすごいのではないかみたいな、謎の確信がありました。
CITTA手帳を通じてヨガ哲学を広めたい
多くの人は、ヨガに哲学があることを知らないと思います。
なんか、綺麗な人がポーズを取っているみたいなイメージで捉えられているのではないですか。
実はヨガを通じて、体ではなくて心の安定だということを私はすごく伝えたかったです。
そもそも、CITTA手帳を作った時に、「これを使ってくれたらヨガ哲学を広められる」と思っていたくらいですから。
ヨガを広めるのにCITTA手帳は良いツールになると思えたんです。
実際、ヨガスタジオに行くのはハードルが高いというのであれば、手帳を買えば良いだけなのですから。これはすごく多くの人に哲学を広められるチャンスになるのではと思いましたね。
-確かにそうですね。
だから、手帳を売りたいというよりは、ヨガ哲学を知ってもらいたいという気持ちでやっています。
-ヨガの哲学に触れて、心身ともに整えるきっかけにしてもらう…そういった思いなのですね。
たまたま、CITTA手帳を手作りから印刷に切り替えようとした時に、インド人のヨガ師匠に出会いました。
その時に、私は自分との約束も守れないし、子どもとの約束も忘れる。しかも、色々なことをやらないままにしている。
それでは「ヨガマットに立つ資格がない」とまで言われてしまったんです。
これはまずいと思いましたね。結構ピシっと来ました。
何しろ、私はヨガを教えている立場でしたから。
生徒であれば少しくらいゆるっとしていても良いかもしれませんが、仮にもヨガの指導者であるのに自分の言っていることが守れない人に講師はできないと思ってしまいました。
MBSの教えはヨガにも通じる
-アンソニーのセミナーをきっかけに、ラーニングエッジを知っていただき、代表の清水からも色々と声掛けがあったと思います。
清水さんは、CITTA手帳を「すごく良い」と評価してくれています。
実は、面白いことにMBSにもヨガの要素が入っているんです。
わかりやすいところだと、絆徳経営では「どうしたら100年続く企業になれるのか、皆さんわかっていますか」とか、「今からの時代で一番大事なのは経常利益ではない。徳と絆を結ぶことだ」と言いますよね。
それってヨガでめちゃくちゃ言われることなんです。
「徳を積みなさい」って。もう、それしか言われないぐらいです。
何でしょう、「結果に執着しない」「相手にとって良いことをする」。だから、MBSがものすごくヨガ的だと思いました。
清水さんは、東洋哲学という言い方をされますけれど、ヨガ哲学と概念は一緒です。小田原合宿に行った時に清水さんから、二宮尊徳の考え方を説明してもらいましたが、あれもすごいヨガ的でした。
清水さんご自身もヨガ哲学を勉強されているので、ご存知なのだと思います。
でも、「私の前でヨガを語るのはおこがましい」と一言言ってくださるどころか、「今日はヨガの本家が来てくれています」と私を持ち上げてくれるんですよ。
なので、清水さんは清水さんで私のことを尊重してくださるし、清水さんはマーケティングのプロなので、私は私で機会があったらお話したいと思っています。実は、MBSも5まで全部受けました。
-MBSをコンプリートとは。マーケティングについても最強ですね。
資本主義をグリグリ押し付けるマーケティングではなく、東洋と西洋の良いところ取りというのが私は一番気に入っています。
もしそうでなかったら、たぶんMBSを続けて受けなかったと思います。
そのものを見る、そこにある事実を見る
-ありがとうございます。そこは、まさに私たちが狙っているところです。弊社の特徴でもあります。
アンソニーは「ビューティフルステート(beautiful state:美しい状態)でいることが最高の人生を生きる鍵であると」と良く語っています。
それってヨガで言うとフラットな状態、別にいい悪いもジャッジしていない状態であって、すごい重要なことです。
先日も清水さんがインドから帰ってこられた際に、「何か変化がありましたか」とお聞きしたところ、「どうしても今までは『何故今月は売上目標を達成していないのか』『どうなっているのか』『目標を達成するための施策として何をやっていたのか』など、部下にいろいろ突っ込んでいた」と言うのです。
でも、「それはヨガ的ではない」と清水さん自身が気付き、「もう良いか悪いかはジャッジしない」「こいつは良い、こいつはダメとかも判断する必要もない」と思ったとお聞きしました。
-そのものがそこにあるだけという深い話ですね。
私の会社は、まるで亀の歩みのようにそれこそ本当に本当にゆっくりなのですが、立ち上げた時からそうでした。
私は社員に一回も「経常利益や純利益を出すように」なんて言ったことはありません。「今期決算の着地点・目標はこれです」とかなんて言ってこともないです。
-それはもう、千草さんの会社にみなさん行きたくなりますよ。
私は、社員のことを一度も詰めたことがないです。手帳が売れているからというのもありますしね。でも、あれこれ言ってもしょうがないから。
-そのものを見る、そこにある事実を見るという感じですね。
そうです。私がこんな感じでアバウトなので、むしろ社員がむちゃくちゃ昨年対比で実績を出してくれています。
「前年度これぐらい売れ残っているので、今年はこれぐらいが良いと思います」と提案してくれます。
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-前半では、青木さんの手帳づくりへの想いとMBSとの出会いをお聞きしました。後半に続きます。
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