ランディングページは、オンラインで商品やサービスを販売するときや、何かの会員になってもらうときなどに作成するWebページです。
ランディングページを読み進めたユーザーに、商品の購入やサービスの申し込み、会員登録などをしてもらうように誘導するのが役目ですが、どうやって作れば良いかわからないという人の声をよく耳にします。
ランディングページを作るには、マーケティングの知識やデザインスキル、セールスライティング力などが必要になります。
そこで、今回はランディングページ作成のノウハウなどが学べるおすすめの本を紹介します。
ランディングページ作成を学ぶための本
ランディングページを作るには、様々な知識やスキルが必要です。
必要な知識などがすべて、1冊の本に収まっているものはほとんどないため、何を学ぶかでおすすめの本をわけました。
自分が必要としているスキルや足りない知識が書かれている本を選んでください。
ランディングページの構成や知識を学べる本
ランディングページの作り方や構成など、一般的な知識を学ぶのにおすすめの本を5冊紹介します。
初心者にも理解しやすい本を選びましたので、ぜひ参考にしてください。
| タイトル | 著者名 | 出版社 |
| ビジネスを加速させるランディングページ最強の3パターン制作・運用の教科書 | 中尾 豊 | つた書房 |
| 現役LPO会社社長から学ぶ コンバージョンを獲るランディングページ | 相原 祐樹 | ソーテック社 |
| 億を売る『LP理論』: 〜最高の見込み客リスト獲得ランディングページ教本〜 | 大山 祐矢 | Kindleのみ |
| 100%確実に売上がアップする最強の仕組み | 加藤 公一レオ | ダイヤモンド社 |
| 売れるWEBデザインマーケティングの法則 | 野口 哲平 | フォレスト出版 |
『ビジネスを加速させるランディングページ最強の3パターン制作・運用の教科書』
10年以上Webコンサルティングを行ってきた著者の経験によって導き出された「売れるランディングページの3つのモデル」があります。
ユーザーの心理を問題解決型、欲求充足型、潜在的需要型の3つのモデルに分け、それぞれのモデルに沿ったランディングページの作成方法がわかります。
書名に「教科書」とあるように、ランディングページのサンプルが掲載されており、これからランディングページを学ぼうという初心者にもわかりやすく書かれています。
『現役LPO会社社長から学ぶ コンバージョンを獲るランディングページ』
書名が難しく感じるのですが、ランディングページやWebマーケティングで初心者が学ぶべきことを丁寧に解説している本です。
「実践してもらうこと」を目的とした本のため、読書が苦手な人でも、楽しく、読みやすく、わかりやすくを意識して書かれました。
例えば、ペルソナの作成ノウハウや、ランディングページの構成や集客法についてなど、Webサイトで売り上げをアップさせるためのノウハウが詰まっています。
Webマーケティングに携わる人は、デスクに置いておきたい1冊です。
『億を売る『LP理論』: 〜最高の見込み客リスト獲得ランディングページ教本〜』
ランディングページを書く前の準備からランディングページを改善するために必要なABテストまで、基礎を網羅した初心者向けの本です。
メールマガジンの登録がコンバージョンになるランディングページを例にしているため、無料プレゼントの話などもあります。
ランディングページのノウハウなどは、どのランディングページにも当てはまるものですので、自身に置き換えて読むことができます。
ランディングページが何か知らない人や、ランディングページを作りたいけれども何から手をつければ良いかわからない人でもわかりやすい本ですので、初心者が最初に読む本としておすすめです。
『100%確実に売上がアップする最強の仕組み』
タイトルで「100%確実に」と言い切っているのは、この本に書かれている法則が仮説ではないからです。
著者が15年間で何百回ものABテストを行い、5社以上で実証されたノウハウが凝縮されており、本に書いてあることを実践すれば成果が上がるだろうと期待を抱かせます。
Webマーケティングを仕事にしている人なら必携の1冊です。
『売れるWEBデザインマーケティングの法則』
「Webデザイン」と書いていますが、Webデザインだけでなく、ランディングページの全体的な作成方法を解説しています。
著者のオリジナルメソッド「顧客心理逆算式デザインの法則」は、顧客の心理を逆算して、ランディングページの問題を見つけ、改善するという方法です。
どうすれば成果が出るランディングページを作ることができるのかを、「顧客心理逆算式デザインの法則」に沿って具体的に解説しています。
デザインが苦手な人やWebマーケティング初心者でもランディングページを作る参考になります。
Webデザインを学べる本
ランディングページの見た目に関わるWebデザインを学べるおすすめの本は4冊あります。
Webデザインの知識がゼロであっても、わかりやすい基本をまとめた本ばかりです。
| タイトル | 著者名 | 出版社 |
| いちばんよくわかるWebデザインの基本きちんと入門［第2版］ レイアウト／配色／写真／タイポグラフィ／最新テクニック | 伊藤 庄平 益子 貴寛 久保 知己 宮田 優希 伊藤 由暁 | SBクリエイティブ |
| HTML5 & CSS3 デザインレシピ集 | 狩野 祐東 | 技術評論社 |
| Webデザイン良質見本帳Webデザイン良質見本帳［第2版］ 目的別に探せて、すぐに使えるアイデア集 | 久保田 涼子 | SBクリエイティブ |
| Webデザイン必携。 プロにまなぶ現場の制作ルール84 | 北村 崇 浅野 桜 | エムディエヌコーポレーション |
『いちばんよくわかるWebデザインの基本きちんと入門［第2版］ レイアウト／配色／写真／タイポグラフィ／最新テクニック』
この本では、Webデザインの基礎が網羅されています。何のための、誰のためのデザインなのかというマインド面をこれから学ぶ人にわかりやすく解説しているのが特徴です。
実例がフルカラーで掲載されており、ランディングページ制作のイメージがわきやすいですが、Webデザインのテクニックの入門書ではないため、他の本と組み合わせて学ぶのが良いでしょう。
スキル面よりWebデザインの基礎を学びたい人におすすめの1冊です。
『HTML5 & CSS3 デザインレシピ集』
この本では、HTML5とCSS3の基本的なコードを詳しく解説しています。
Webデザイン初心者が本を読みながら、コードを練習するのにもってこいの1冊です。中級者でも基本的なコードを確認するのに役に立つでしょう。
特に、同じデザインをするためのコードを複数紹介し、状況に合わせて使えるようになっているので、コードの勉強には最適の本です。
『Webデザイン良質見本帳［第2版］目的別に探せて、すぐに使えるアイデア集』
Webデザインがうまくなるには、優れた例を見て、要素を真似てみるところから始まります。
この本は「見本帳」の名の通り、429の良質なサイトを集め、業種別や配色などの目的別にまとめているため、自分の作ろうとするランディングページのイメージに合うサイトを探しやすいです。
また、見本となるサイトの作り方も詳しく解説されているため、初心者でも同じようにデザインすることができるでしょう。
『Webデザイン必携。 プロにまなぶ現場の制作ルール84』
この本では、Webデザインの基本的な考え方やノウハウ、知識が1冊にまとまっています。
特に、Webデザイナーなら必ず使用するIllustratorとPhotoshopの使い方の解説もあり、かゆい所に手が届く内容です。
Webデザイナーはサイトの見栄えだけを考えていてはいけません。
ユーザーの利便性やコーディング担当者にデザインを渡すときの注意点など、Webデザイナーとして活躍していくうえで重要なルールが詳しく解説されているので、Webデザイナーを志す人は目を通しておきたい本です。
セールスライティングを学べる本
ランディングページで目を引くキャッチコピーや興味をひく文章は、セールスライティングのスキルが必要です。
セールスライティングを学ぶための本を4冊紹介します。
| タイトル | 著者名 | 出版社 |
| 10倍売れるWebコピーライティング ―コンバージョン率平均4.92%を稼ぐランディングページの作り方 | バズ部 | 技術評論社 |
| セールスライティング・ハンドブック 増補改訂版［新訳］ 広告・DMからWebコンテンツまで、「売れる」コピーのすべて | ロバート・W・ブライ 岩木 貴子(翻訳) | 翔泳社 |
| 全米NO.1のセールス・ライターが教える 10倍売る人の文章術 | ジョセフ・シュガーマン 金森 重樹(翻訳) | PHP研究所 |
| セールスコピー大全:見て、読んで、買ってもらえるコトバの作り方 | 大橋 一慶 | ぱる出版 |
『10倍売れるWebコピーライティング―コンバージョン率平均4.92%を稼ぐランディングページの作り方』
この本は、ランディングページのコピーライティングに特化した内容です。
薄い本ではありますが、コピーライティングに必要な項目が網羅されており、ワークシートでの実践もできるようになっています。
初心者はまず、この本から読み始めるのをおすすめします。
『セールスライティング・ハンドブック 増補改訂版［新訳］ 広告・DMからWebコンテンツまで、「売れる」コピーのすべて』
アメリカで1985年に発売されて以来、ロングセラーを続けている名著です。
増補改訂版では、現代のマーケティングスタイルに合わせてランディングページやWeb広告などの内容がアップデートされています。
商品を売るためのセールスライティングができるようになることを念頭に、文章術や表現方法などが網羅されています。初心者が基本を押さえるために読むべき1冊です。
『全米NO.1のセールス・ライターが教える 10倍売る人の文章術』
アメリカ屈指のセールス・ライターであり、ダイレクトマーケターでもあるジョセフ・シュガーマンが、コピーライティングの極意をまとめた本です。
海外の成功事例をもとに、売ることに特化したライティングテクニックやマーケティングスキルを詳しく説明しています。
成果が出るランディングページにするには、どう書けばいいかがわかる1冊です。
『セールスコピー大全:見て、読んで、買ってもらえるコトバの作り方』
現役のセールスコピーライターが書いた、セールスコピーのノウハウ集とも言える本です。
実際に本を読んで実践した人が成果を出しているのも、本の内容に信頼感が生まれます。
文章を書く際の前提条件や、顧客がお金を払う理由などの本質部分から始まり、キャッチコピーやリードコピーの作り方など、かなり詳しく書かれているので、セールスライティングを学びたい初心者におすすめです。
本の内容を効果的に身につけるには
本を読んだ後何もしないのは、せっかく読んだ本の内容をどんどん忘れて行ってしまうので、大変もったいないです。
本を読むときはメモをとり、読んだ後はそのメモを見ながら復習をしましょう。
また、実際にランディングページを作成するのも本の内容を理解するには効果的です。
詳しく説明していきます。
1. ランディングページを作成する
ランディングページに関する本を読んだら、なるべく早めに自分でランディングページを作ってみましょう。
時間が空けばあくほど、本の内容を忘れてしまい、熱量も低くなるので、読んだらすぐに取りかかることをおすすめします。
自分でランディングページを作成することで、理解の度合いが客観的につかめ、不明点があれば、再度本を読んだりメモを見たりすることで、復習にもなります。
何より、ランディングページは自分で作らないと作成スキルが上達しません。
自社でランディングページをつくる機会がなければ、有名企業のランディングページなどを真似して作るだけでも成長します。
紹介した『Webデザイン良質見本帳［第2版］目的別に探せて、すぐに使えるアイデア集』に掲載されているランディングページを真似て作るのも練習になるでしょう。
2. 自分が作成したランディングページの効果測定・分析をする
もし自社のランディングページを作ることができたら、効果測定や分析も自分で行いましょう。
公開したまま放置してしまうと、自分のランディングページの何が良くて、何が悪いのかがわかりません。
ランディングページは改善を繰り返すことで、効果が最大化されていくので、作成と効果測定・分析はセットにして考えましょう。
ランディングページの作成を学ぶにはセミナーにも参加してみましょう
本は知識の宝庫と言われるだけあって、ランディングページの作成に関する知識も得ることができます。
ただ、本を読んで疑問に思うことがあっても、周りに教えてくれる人は誰もいません。
1人では学びに対する熱意が覚めてしまう可能性もあります。
1人で学ぶのは難しいと考える人は、セミナーの受講も考えてみてください。
セミナーでは、講師に質問できる時間が設けられていることが多く、他の受講生と親しくなれるかもしれません。
セミナーズなら、様々なセミナーの申し込みが可能で、ランディングページやWebマーケティングについてのセミナーも開催されています。
気になるセミナーがあれば、ぜひ参加してみましょう。
独学でランディングページを作成するなら本を読むのがおすすめ
この記事では、ランディングページの作成方法を学ぶための本を目的別に紹介しました。
本には多くの知識、マインド、ノウハウが書かれていますが、本は読んだだけでは役に立ちません。
読んだ内容を実践することで身に付き、仕事に役立てることができるようになります。
ランディングページは本を読みながらでも作ることができますので、読書の後はぜひランディングページ作成に挑戦してみましょう。
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