マーケティング界の超有名人「神田昌典」とはどんな人?

最終更新日: 2022/03/23 公開日: 2022/03/23

日本のマーケティング界で有名な人物として、神田昌典氏が挙げられます。

マーケティングを学んでいく中で、必ずと言っていいほど名前を聞くことになるはずです。

今回の記事では、次のポイントをまとめています。

  • 神田昌典氏とはどんな人物?
  • 神田昌典氏の実績
  • 学べること

マーケティングへの理解を深めたい・優れた知見を学びたいという人は、ぜひ参考にしてください。

神田昌典氏はどんな人物?

神田昌典氏の活躍の場は多岐にわたっており、多くの肩書があります。

主要な肩書から、神田昌典氏の人物像について見ていきましょう。

日本におけるトップマーケター

神田氏は上智大学3年で外交官試験に合格し、4年次より外務省経済局に勤務しました。

卒業後は戦略コンサルティング会社を経て、アメリカの家電メーカーで日本代表として活動します。

家電のセールスで用いたのが、当時の日本では知られていなかった「ダイレクト・レスポンス・マーケティング(DRM)」でした。

購買意欲を掻き立てるDRMの手法は、日本のマーケティング界を大きく底上げするきっかけとなったのです。

以降、日本のマーケティング界を牽引するトップマーケターとして活躍の場を拡げていきます。

多くの経営者に頼られるコンサルタント

神田氏は独自のマーケティングメソッドを生かし、経営コンサルタントとしても手腕を発揮しています。

約2万人もの経営者が参加する「THE実践会 次世代マーケティング実践会」を主宰し、目標達成を強力にサポートしているのです。

新たな成長事業を創りたい多くの経営者から頼られるコンサルタントとして、現在も活動し続けています。

ビジネス書・小説を手がける作家

神田氏は1998年に作家としてデビューし、累計80冊以上の著作を手がけてきました。

自身のマーケティング理論や経営哲学を紹介するビジネス書から、小説や監訳まで幅広いジャンルで活躍しています。

書籍の売上累計部数は400万部を超え、2012年にはAmazon年間ランキングのビジネス書部門で1位を獲得しています。

日本におけるビジネス書ブームの火付け役と称されるほど、作家としても大きな影響力のある人物です。

速読法や思考ツールを開発する教育者

神田氏の優れた知見は、実業界に留まらず教育界にも影響を与えてきました。

速読法や思考ツールを日本に紹介したり、自ら開発したりといったように、教育者としても活躍しているのです。

神田氏が携わった思考法やノウハウの一部を紹介します。

  • フォトリーディング(速読法)
  • マインドマップ(思考ツール)
  • ジーニアスコード(アウトプット術)
  • フューチャーマッピング(思考ツール)

聞いたことがあるものが含まれていたのではないでしょうか。

現在では広く知られるようになった上記のノウハウは、実は神田氏が教育者として広めてきたのです。

神田昌典氏の実績

次に、神田昌典氏の主な実績について紹介します。

数々の実績の中から、とくに知っておくべき5つのポイントを確認していきましょう。

ダイレクト・レスポンス・マーケティングを日本に紹介

メルマガの購読を促進するWebサイトや、購入ボタンが設置されたLPを見かけることがあります。

こうした手法はダイレクト・レスポンス・マーケティング(DRM)と呼ばれ、潜在顧客に行動を促す手法として知られています。

1990年代の終わりにアメリカからDRMを輸入し、日本に紹介したのは他でもない神田氏なのです。

従来、広告は「発信する」ための手段として認識されていました。

広告を見た潜在顧客の行動を後押しするDRMは、画期的な手法として爆発的に広まっていったのです。

広告文のスタンダード「PASONAの法則」を提唱

広告文の基本的な構成として「PASONAの法則」が知られています。

P(Problem)問題問題を提示する
A(Affinity)親近感共感をもたらす
S(Solution)解決策問題の解決策を提示する
O(Offer)提案顧客にメリットのある提案をする
N(Nallow)絞り込み問題解決の条件を提示
A(Action)行動具体的な行動を促す
PASONAの法則

現在見かける広告の多くが、PASONAの法則に基づいて構成されているのです。

PASONAの法則を提唱したのも神田氏でした。

以降、キャリアの浅いコピーライターでも一定水準の広告文が書ける基本構成として、PASONAの法則は定着していきます。

速読法「フォトリーディング」を日本に広めた

フォトリーディングとは、文字を読むのではなく「写真を撮るように」情報を取り込む読書法です。

ポール・R・シーリィが提唱したフォトリーディングを日本に紹介したのは神田氏でした。

「あなたもいままでの10倍速く本が読める」は2009年の刊行以来、43万部を超える人気書籍となっています。

高速でページをめくりながらも内容を理解できる速読法は、読書の概念を変える画期的な読み方として注目され続けているのです。

思考ツール「マインドマップ」を日本に紹介

マインドマップは、アイデアや思考を可視化するツールとして注目され続けています。

キーワードから次々に連想された思考を図示していく手法は、現在では企画会議などに多くの企業が導入しています。

トニー・ブサンが発明したマインドマップを、日本に紹介し広めてきたのが神田氏なのです。

前述のフォトリーディングと同様、日本で知られていなかった手法を紹介し、定着させてきた功績は非常に大きいといえます。

思考ツール「フューチャーマッピング」を開発

課題達成に必要な思考を1枚のチャートにまとめるフューチャーマッピング。

全脳思考とも呼ばれる手法を開発したのは神田氏です。

事業の発展や新たなビジネスの創出に役立つとされ、実践しているビジネスパーソンも非常に多く見られます。

教育現場においても、課題の可視化や達成のイメージ形成に活用されている手法です。

神田昌典氏から学べること

神田昌典氏の知見から、具体的にどのようなことを学べるのでしょうか。

神田氏による書籍と名言から、その一端を探ってみましょう。

書籍

80冊以上を世に送り出してきた神田氏。

3つの異なるジャンルから、神田氏の書籍を紹介します。

コピーライティング技術大全

コピーライティング技術100を横断的かつ体系的にまとめ上げた一冊。

神田氏の25年に及ぶコピーライティングのエッセンスが詰まっています。

理論に留まらず、実践的に「使える」技術を学びたい人に最適です。

ストーリー思考 「フューチャーマッピング」で隠れた才能が目覚める

6マスのチャートに曲線とキーワードを書き込むことで結果につながる——。

世界的に評価されたフューチャーマッピングの手法を、実践的なケーススタディを通して紹介

真に結果を出せる目標達成法を知りたい人だけに読んでほしい一冊です。

成功者の告白

5年間の起業ノウハウをわずか3時間で読める小説に凝縮。

事業で勃発する問題にはあるパターンがあると気づいた神田氏が、成功法則を物語形式で綴っていきます。

臨場感とイメージのしやすさは物語だからこそなせる業でしょう。

事業のリアルを追体験できる、経営者必読の書です。

名言

神田昌典氏は、著書や講演で数々の名言を残してきました。

とくに有名な3つの言葉を紹介します。

目標は紙に書くと実現する

達成したい目標を紙に書くだけで実現してしまうと聞いたら、たいていの人は「嘘だ」と思うでしょう。

成功するかしないかは自分の願望・目標を紙に書くか書かないかの違いでしかないんだな。
『非常識な成功法則―お金と自由をもたらす8つの習慣』より

目標を紙に書き、毎日見続けることで自分自身を一種の催眠術にかけるのです。

信じられないと感じる人こそ、試してみる価値がある目標達成の手段といえるでしょう。

NOと言うお客に時間を使ってはならない

ビジネスで成功するには、苦しいことを乗り越えなくてはならない、と多くの人が考えがちです。

しかし、神田氏は「そうではない」と説きます。

YESと言うお客により早くめぐり合うためには、NOと言うお客に時間を使ってはならないのだ。
『非常識な成功法則―お金と自由をもたらす8つの習慣』より

NOと言うお客様を説得することに時間を費やすより、説得しなくても契約してくれるお客様を探したほうが早いでしょう。

極めて合理的な考え方ですが、意外と見落としているケースが多いのではないでしょうか。

才能のない人などいない

今でこそ日本を代表するマーケターとなった神田氏ですが、歩んできたキャリアは決して平坦なものではありませんでした。

開成高校、上智大学、そして外交官時代、周囲はみなエリートばかりの中で、神田氏はずっと劣等生だっといいます。

もがき続けた末に残ったのが「マーケター」の道でした。

才能のない人は、いません。
絶対に、いないのです。
それを見いだすことをやめた人、もがきつづけ、転がりつづけることをやめた人がいるだけなのです。
『成功のための未来予報』より

自身の可能性を信じて成功を収めた神田氏が述べるからこそ、並々ならぬ説得力を帯びる名言といえるでしょう。

まとめ

神田昌典氏の実績や書籍、名言を紹介してきました。

現在もなお多くの経営者・マーケターに影響を与え続けている神田氏。

日本におけるマーケターの第一人者であり、実践的な思考法を学ぶには最適な人物といえるでしょう。

マーケティングをより深く学びたい経営者の方にとって、理解を深める一助となれば幸いです。

最終更新日: 2022/03/23 公開日: 2022/03/23
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