- チャンスなんて訪れない
- 失敗ばかりだ
- 業績が上がらないから諦めよう
このように思われていませんか?
今回は、リスクや困難に正面から立ち向かい乗り越え、新しいことに挑戦し続ける連続起業家、千本倖生(せんもとさちお)氏についてご紹介していきます。
千本氏の生き方論を知れば、自分の人生にチャンスの波がやってきた時、思い切ってそこに飛び込むことができるようになっているでしょう。
≫ 千に一つの奇跡をつかめ!千本倖生(せんもとさちお)特別講演会 +書籍プレゼント付千本倖生(せんもとさちお)氏とは?
千本倖生(せんもとさちお)氏とは、日本の通信事業の革新者として知られる実業家です。また、連続起業家とも呼ばれています。
NTTを退社後、DDI(現KDDI)やイー・アクセス(現ヤフー・モバイル)などの日本で有名な企業を創業しています。
また、慶應義塾大学やカリフォルニア大学バークレー校などで教授や客員教授を務め、現在は株式会社レノバの代表取締役会長や公益財団法人千本財団の代表理事を務めています。
経歴
千本倖生氏の経歴をご紹介します。(参考:フリー百科事典 Wikipedia)
- 1952年:日本電信電話公社(現NTT)に入社
- 1984年:DDI(現KDDI)を稲盛和夫氏と共同創業
- 1991年:慶應義塾大学教授に転じる
- 1999年:イー・アクセス(現楽天モバイル)を創業
- 2005年:イー・モバイル(現Y!モバイル)を創業
- 2014年:株式会社レノバの社外取締役に就任し、名誉会長を務める
- 2017年:公益財団法人千本財団を設立し、代表理事を務める
現在も千本氏は、社会的な矛盾や課題を解決するビジネスを創り出し、消費者や産業の利益に貢献しています。
連続起業家とは?
千本氏は連続起業家と呼ばれていますが、そもそも連続起業家とは何か?をご紹介します。別名『シリアルアントレプレナー』とも言われています。
連続起業家とは、新しい事業やベンチャー企業を連続で何度も立ち上げる起業家のことを指します。
・NTT勤務
・DDI創業(現在:KDDI)
・イー・アクセス創業
・イー・モバイル創業(現在:Y!モバイル)
・レノバ創業
特に千本氏は小さな事業ではなく、何兆円も動く大きな事業を創業しているため、連続起業家の中でも特に注目を集めている方です。
自分の信念に基づいて、リスクや困難に正面から立ち向かい乗り越え、新しいことに挑戦し続ける連続起業家として、ビジネスパーソン・事業家など幅広く注目を集めています。
ゼロから売上8兆円の企業を創業した秘密5選
千本倖生氏は、ひとつの事業に固執することなく、上場して、売却し、どんどん先に進むという連続起業家の先駆者です。
もともと千本氏は、NTTに勤めていましたが、当時のNTTの社長(30万人のトップ)に「NTTの競合となる会社をつくる!」と宣告したといいます。
当時のNTTは「就職すれば一生安泰」とも言われるほどの大企業。にも関わらず、千本氏は“このままでいいのか?”という迷いや戸惑いを感じていました。
そんな千本氏は、当時のアメリカ留学で「チャレンジ精神」「フロンティア(開拓)マインド」を学び背中を押され、新しい世界に飛び立つことになります。
ここからは、ゼロから売上8兆円の企業を創業した秘密について詳しくご紹介します。
世のため、人のため、大義をもって筋を通す
先ほどご紹介したように、千本倖生氏は、NTTの社長「真藤恒(しんとうひさし)氏」に直接ライバル宣言をしています。
その真っ直ぐな心「筋を通す」という姿勢が、売上8兆円の企業を創業した秘密の第一歩です。
多くの人は、誰にも宣言することもなくライバル事業を立ち上げる人が多いでしょう。
しかし、千本氏は、自己の都合や個人の利益だけでなく、広い視野を持って他者や社会全体の責任、共同の利益を優先することに重きを置いています。
力のある人の協力を得る
また、千本倖生氏は、力のある人の協力を得ています。
第二電電を創業する前に、京セラの稲盛和夫氏と出会いライバルとなる新会社の設立に参画、そして電電公社を飛び出し、新しい世界に飛びだっています。
さらに、以下の方の協力を借りています。
- ソニーの盛田昭夫氏
- ウシオ電機の牛尾治朗氏
- セコムの飯田亮氏
このような力のあるメンバーが集まり、協力を得ながら今の千本氏があります。
ピンチに踏みとどまり闘い続ける者が勝利する
千本倖生氏は、第二電電を創業する際にピンチに襲われます。
それは、通信会社で必須の「通信ルートの確保」です。
当時は、国鉄(現:JR)だと線路が通っているため、そこを利用できるのではないか?と考えていました。
また、高速道路だと通信回線を通してもらえるのでは?とも考えていました。
- 日本国有鉄道
- 日本道路公団
千本氏は、上記の団体に交渉をしましたが断られてしまいます。
これは、国鉄も日本道路公団も同じように「通信事業をやろう」と考えていたためです。
多くの経営者は、通信会社で必須の「通信ルートの確保」が不可能となると、ここで諦めてしまうでしょう。
加入者数の競争
しかし千本氏は、諦めずに一歩づつ前に進み、「通信ルートの確保」に成功しています。
その後は、一般利用者数の市外電話サービスの顧客獲得競争にトップに立ちます。
- 日本高速通信:15万件
- 日本テレコム:27万件
- DDI:45万件
千本氏は、「通信ルートの確保」ができないというピンチに襲われていたにも関わらず、闘いつづけた結果、勝利を収めています。
利他の心に生かされ生きる
さらに、「利他の心」に重きを置いたことも勝利を収めた背景の一つです。
- 私益よりも公益
- 全員の高い精神力
- マーケティング
自分たちの利益よりも、社会全体や他の人々の利益を考え行動することが最も重要といいます。
また、社員全員が「絶対にやり切る!」という高い精神力とマーケティング力を磨き、広い視野を持って成功しています。
万策尽きたところからワンモアチャンス
千本倖生氏は、イー・アクセスの立ち上げに資金ゼロの状態から始まることになります。
千本氏は、資金45億円の調達に成功します。
それでもすごいことですが、通信業界ではたった半年くらいの運転資金にしかなりません。ここで千本氏はアメリカに飛び立ち、投資会社にアポなしで会いに行きます。
『時間がないことは承知です。5分でも10分でもいいので、少しでも話をしてほしい!』
何度も断れるが、諦めずに座り込みをして待ち伏せをしていたといいます。
結果、「30億円の資金調達に成功」しています。
このように、「もうダメだ...」と万策尽きたところから、一歩進むことでチャンスを掴むことができます。
千本倖生氏から学ぶ!ビジネスでの重要な考え方
千本倖生氏が、40年以上の起業家人生から得たビジネスでの重要な考え方をご紹介していきます。
ベンチャー企業では欠かせない3つの要件
千本倖生氏は、ベンチャー企業では欠かせない3つの要件があるといいます。
- 揺るぎないビジネスモデルの構築
- 選り抜きのマネジメントチーム
- 世界に通用するファイナンシャルプラン
1.「これならうまくいく!」という世のため、人のためになるアイデアを構築し、資金調達をすれば始めることができます。
2. アイデアがあったとしても、経理や人事、財務、販売戦略など、結果を出すメンバーを集めることが重要です。
3. 収入から必要な経費を差し引いた残りを効果的に管理し、将来のニーズに備えるために貯蓄や投資を行うことが大切です(資金調達)。
上記の3つは、ベンチャー企業の成長にはどれも欠けてはいけない要件です。
「使命」に目覚め「世のため、人のため」に尽くす
千本倖生氏は、自身の起業家人生で得た要諦は以下のように語ります。
まず、自身の「ミッション(使命)」に目覚めることから始まります。
- 営業で活躍するのか
- 建築家なのか
- 職人的なことが得意なのか
- 裏方なのか、前に出ることが得意なのか
- 飲食業界なのか
このように、使命に気づき自分にしかできない「何か」を生み出していくことが重要になります。
そして、最後には世のため、人のために尽くすことが最もビジネスにおいて大切なことになります。
千本倖生氏の書籍
千本倖生氏の書籍「千に一つの奇跡をつかめ!」について少しだけご紹介します。
・日々の生活の中で幸福を感じれない
・自分には才能がなくチャンスさえも掴めない
・組織の問題がある、業績が伸びない
・ゼロからイチを生み出す力がない
・平凡な人生に飽き飽きしている
このように思われいる方におすすめの書籍です。
千本倖生氏が起業家としてゼロから8兆円の売上に成功してきた秘訣から、人生論まで幅広く書かれている本です。
千に一つの奇跡をつかめ!
千本倖生氏は「豊かな時代なのに、なぜ幸福を感じることができないのか?」と問います。
現代は昔と比べ、物や環境が豊かになったからといって、自分自身“幸福”になったと言えるのでしょうか?
また、真の意味での“豊かさ”や“本当の自分”を手に入れているのでしょうか?
千本倖生は、このようなモヤモヤした思いを抱えて生きている人は、一歩踏み出すことで「千に一つの奇跡」をつかむことができるといいます。
どんな人生にもカタチは違えど、その人にふさわしい「千に一つの奇跡」が訪れる瞬間があるのではないかと思います。
そのチャンスが来た時に、しっかりと掴み取ることができるか。
そして、その流れの中に勇気を持って飛び込むことができるのか。
つまり、チャンスが訪れたときに一歩踏み出す勇気こそが、与えられた命が輝く生き方ができるかどうかの分かれ道となります。
書籍から学ぶ経営の真髄
書籍「千に一つの奇跡をつかめ!」は、ビジネス哲学そのものです。
こちらの書籍は、KDDIなど日本が誇る企業を次々に立ち上げた連続起業家が語る生き方論で、志あれば迷わず飛び込もうと思える書籍になっています。
そして、自身の利益ではなく、世のため、人のため、『利他の心』こそが自分を幸せにすることに繋がるのだと知ることができます。
ぜひ、「千に一つの奇跡をつかめ!」は、すべてのビジネスパーソン、経営者に読んで欲しい一冊です。
まとめ
今回は、稲盛和夫氏と共に第二電電(現・KDDI)を創業し、イー・モバイル(現・ワイモバイル)などを次々に立ち上げた連続起業家・千本倖生氏についてご紹介しました。
「就職すれば一生安泰だ」と言われていた企業に対してライバル宣言をするほどのチャレンジ精神に背中を押された方も多いのではないでしょうか?
今なら、NTTにお勤めのサラリーマンがゼロから創業し、合計8兆円もの企業群を作り上げる奇跡の物語をリアルにお聞きすることができます。
ぜひ、ライブで聴ける貴重な機会をお見逃しなく!