強い組織をつくるためにチームビルディングが効果的だと考えた方のなかには、次のような悩みを抱えている方もいるのではないでしょうか。
「オンラインチームビルディングを受講したい!」
「チームビルディングがたくさんあって選べない!」
この記事では、オンラインチームビルディングを15個ピックアップしました。
パターンや希望に応じて5つごとにまとめているので、ご自身の状況に合わせて選んでみてください。
マネージャーが読むべきチームビルディングの本おすすめ15選
オンラインチームビルディングとは?
チームビルディングは、強い組織をつくるために有効とされている手法のひとつです。
しかし、コロナ禍により、リモートワークやフルフレックス制が導入され、対面でのコミュニケーションが難しくなりました。
そこで注目されたのがオンラインチームビルディングです。
オンラインMTGができるアプリを利用することで、いつでもどこでもオンラインチームビルディングを行えるようになります。
オンラインチームビルディングの目的
チームビルディングはその名の通りチームを構築する手法のことで、目的は主に下記の3点です。
- チームのビジョンを共有する
- 組織内で適切な人材配置をおこなう
- チーム全体の士気をあげる
学生も社会人も、家の外に出ればこれまでの自分と異なる育ち方をして、異なる価値観を持った人と一緒に過ごす時間が増えます。
学生時代は共に学んだり遊んだりする間柄にとどまることが大半ですが、社会人になると異なる価値観を持った人たちと一緒に仕事をして、成果を出さなければならない場面もあるでしょう。
会社やプロジェクトのチームで個々の能力を活かし、うまくかけ合わせて結果に変えていくという目的で、チームビルディングを取り入れるのは有効な手法といえます。
オンラインチームビルディングのメリット
オンラインチームビルディングのメリットには、以下の5つが挙げられます。
- コミュニケーションが活発化する
- チームのパフォーマンスが向上する
- アイデアが生まれやすくなる
- 出社しなくても参加できる
- 経費を削減できる
それぞれ順番に解説していきます。
1. コミュニケーションが活発化する
オンラインチームビルディングを実施すると、チーム内のコミュニケーションが活発化するメリットがあります。
ゲームを通してチームメンバーの仲を深めるために、自分を紹介したり、協力して課題をクリアしたりするためです。
たとえば、後述する「共通点探しゲーム」は、お互いの共通点を探して仲良くなるワークです。
コミュニケーションを活発に取らないと、相手との共通点を探れないため、ゲームが成立しません。
チームビルディングでメンバーと仲良くなるきっかけを作ることで、仕事においても会話が活発になる可能性があるでしょう。
2. チームのパフォーマンスが向上する
チームのパフォーマンスが向上することも、オンラインチームビルディングのメリットです。
オンラインチームビルディングで、目的達成のためにメンバーと協力し合って、強みを引き出すことが可能なためです。
お互いの能力を引き出すことで、結果的にチームのパフォーマンスの向上につながります。
また、強みを仕事に活かせるように配属させると、高いパフォーマンスを維持でき、事業の売上にも貢献してくれるでしょう。
何かの課題を解決することがテーマのチームビルディングを実施してみると、お互いの強みを引き出せる可能性がありますよ。
3. アイデアが生まれやすくなる
チームビルディングのメリットのひとつは、アイデアが生まれやすくなることです。
チームビルディングでは、目的を達成させるために、主体的に意見を出す必要があります。
自分で解決策を考えて課題をクリアする必要があり、その過程で今までになかった革新的なアイデアが生まれることもあるでしょう。
たとえば、後述する「条件プレゼン」は、特定のキーワードに沿ったプレゼンを行い、面白いと思わせた人が勝つゲームです。
そのキーワードに自社の課題を設定すると、今までなかったアイデアが生まれ、業績アップにつながる可能性もあります。
チームビルディングにより、考える力を養うことで、アイデアが生まれやすくなる人材を育成できます。
4. 出社しなくても参加できる
オンラインチームビルディングは、出社しなくても参加できます。
ZoomやGoogleMeetなどのソフトを使って、オンラインチームビルディングを行うためです。
自宅でパソコンを使える環境さえあれば問題ありません。
そのため、フルフレックス制やリモートワークを導入している企業でも、チームビルディングを実施しやすいでしょう。
また、会社に出社する必要がないため、受講者によってはプライベートの時間を増やすことが可能です。
社員に喜ばれることにもつながるため、ぜひオンラインチームビルディングを導入してみてください。
5. 経費を削減できる
オンラインチームビルディングを導入すると、経費の削減につながります。
オフラインのチームビルディングの場合、規模によっては会場をセッティングしたり、移動費がかかったりする可能性があります。
しかし、オンラインで行う場合は、パソコンひとつあれば問題がありません。
そのため、会場費や移動費などの経費を削減することが可能です。
チームビルディングにかける費用を抑えたい企業の担当者は、オンラインで行ってみてください。
オンラインチームビルディングを成功させるポイント
オンラインチームビルディングを成功させるポイントは、ゲーム性の強いプログラムも用意することです。
チームビルディングは、メンバー全員が楽しみながら行い、仲を深めることが重要です。
仲を深めることで、参加者がどのような人間かを把握できます。
チーム全体の士気を上げたり、適切な人材配置を行ったりするために、課題解決を目的としたプログラムを取り入れることも大切です。
しかし、それだけでは参加者が真剣になってしまい素を知ることができない可能性があります。
参加者の人間性を知ると、誰をどこに配置すればよいかわかるものです。
みんなでワイワイと楽しめるオンラインチームビルディングも取り入れてみてください。
無料でできるオンラインチームビルディング・ゲーム5選
オンラインでできるチームビルディング研修の中でも、無料でできるものを5つご紹介します。
オンライン研修は、映像コンテンツなどが有料で提供されているものもありますが、なるべくコストを抑えたいという方もいるでしょう。
オンライン通話が可能なアプリやツールは無料のものが大半なので、オンラインツールを使えば工夫次第でチームビルディング研修も無料でおこなうことができます。
共通点探しゲーム
「共通点探しゲーム」は、その名のとおり、お互いの共通点を探して仲良くなるワークです。基本的には1対1、あるいは4人程度の少人数でおこないます。
時間制限をつけたり、見つける共通点の数を競ってみたりするとより楽しめるでしょう。共通点を見つけると共感しやすくなり、仲良くなりやすくなります。
結成したばかりのチームでお互いを知りたいときや、結成して間もないチームのメンバーの理解を深めるときに取り入れるといいでしょう。
条件プレゼン
「条件プレゼン」は、決められたキーワードに沿ったプレゼンをおこない、面白いと思わせた人が勝つ、というワークです。
チームビルディングの研修として取り入れる際には、メンバー1人ひとりに適切なプレゼンを割り振り、効果的なプレゼンをつくることに重点を置くといいでしょう。
チームごとにプレゼンの面白さを競い合ったり、オンライン上で編集できるドキュメントツールなどを活用したりすると、チームとしての結束力も高まります。
アクティブ・ブック・ダイアローグ®︎
一般社団法人アクティブ・ブック・ダイアローグ協会が提唱するアクティブ・ブック・ダイアローグ®︎は、読書を通じてチームの結束力を高めていく手法です。
1冊の本をチーム全員で分担して読み合い、プレゼンや話し合いを通じて内容理解に努めていきます。読書が苦手な人でも取り組みやすいという点や、本の内容が記憶に残りやすいという点が高く評価されています。
1冊の本の内容を共有できるという点で、チーム内で共通認識を持てるのでチームビルディングにも活用できます。用意するものは本だけなので、オンラインでも十分にワークできるでしょう。
公式ホームページでは、協会が無料マニュアルを提供しています。
オンラインエクササイズ
エクササイズの動画を見ながら、自宅でエクササイズする手法です。長時間のデスクワークで固まった体をほぐし、気分転換もできるワークです。
エクササイズ動画はYouTubeに投稿されたものを使用すれば、チームの全員が無料で見ることができます。毎朝ラジオ体操を取り入れているというチームもあるようです。
チーム全体でまとまった時間がとりにくいという場合でも、定例mtgの前に数分だけ取り入れてみるなど、工夫してみるといいでしょう。
デジタルツアー
「デジタルツアー」は、メンバーが自分の住んでいる地域やおすすめのスポットをオンライン上で紹介する、というワークです。
特にメンバーが地方に住んでいたり、海外のメンバーが所属したりしているチームだとより楽しめるでしょう。
実際に自分がいる場所を歩き回って見せてもいいですし、Googleストリートビューを共有して紹介することもできます。美術館などはバーチャル訪問ができるところもあるので、活用してみてもいいでしょう。
短時間でできるオンラインチームビルディング・ゲーム5選
チームビルディングの研修をやりたいけれど、なるべく短時間で集中してやりたい、という方もいるでしょう。
短時間でできるチームビルディングのオンライン研修を5つピックアップしました。基本的に道具が不要で簡単にできるものが多いです。
自己紹介ゲーム
「自己紹介ゲーム」は、参加者1人ひとりに自分の紹介をしてもらう、シンプルなワークです。対面ではもちろん、オンラインでも取り組みやすいでしょう。
ただ自己紹介するのではなく、自分という人間がどんな価値観を持っているのか、どのように伝えれば相手に伝わるかを工夫するようにします。
対話力や発信力を鍛えると同時に、チームメンバーの相互理解を深められるでしょう。
セブンじゃんけん
「セブンじゃんけん」は、じゃんけんをチーム戦でおこなって、コミュニケーション力を活性化するワークです。顔が見られる状況をつくれればオンラインで対応できるでしょう。
グー・チョキ・パーの3パターンではなく、指1本から5本の5パターンからひとつを選んでじゃんけんをおこないます。
じゃんけんで出た指の数が、合計で7になったチームの勝ち、というシンプルなルールです。
似顔絵当てゲーム
「似顔絵当てゲーム」では、参加者にお題を与え、似顔絵を描いてもらいます。描かれた絵が誰なのかを当て、正解数が多かったチームが勝ちになります。
似顔絵のお題は「〇〇課の人」「△△系のユーチューバー」「オリンピックで活躍した選手」とある程度の枠を絞るといいでしょう。観察力や想像力が試されるワークです。
ブラインドスクエア
「ブラインドスクエア」は、ロープを用意して、チームメンバーが目隠しをした状態でロープをつかって指定された形をつくります。リーダーだけは目隠しをせず、正しい図形をつくれるようにメンバーに指示するゲームです。
リーダーにはメンバーに的確な指示を出す能力が求められ、メンバーもリーダーと連携をとっていく必要があります。楽しみながらチームの結束力を高めることができるでしょう。
伝言ゲーム
「伝言ゲーム」は、決められた文章を1人ずつ順番に伝達していく、定番のゲームです。
通常は対面で一列に並んで順番に伝えていくゲームですが、オンラインであれば部屋を分けたり移動したりすれば伝えやすくなるでしょう。
伝える文章は50文字程度の長さにしておくと、かなり難易度が高くなります。集中力や傾聴力、記憶力を鍛えるのに有効なワークです。
英語を使えるオンラインチームビルディング・ゲーム5選
グローバルな職場環境でも活用できる、英語でできるチームビルディング研修をご紹介します。
チームメンバーの中には、海外のメンバーとのコミュニケーションの取り方に悩む方もいるでしょう。
チームビルディングのワークをおこなえば、メンバー同士でコミュニケーションをとりやすくなります。
The 商社
「The 商社」は多くの企業で取り入れられているメジャーな研修です。カードを使ってチーム間で取引をおこない、他のチームより多くの現金や資産を形成することを目指します。
2010年に生まれた研修ですが、時代の流れに即して英語版、オンライン版も提供されるようになりました。
英語を使ったコミュニケーションへの抵抗がなくなり、英語を使ったビジネスの疑似体験ができるという点が評価されています。
リモ謎
「リモ謎」は、謎解きをしながらチームの交流ができるワークです。ビデオチャットツールがあればできるので、普段からオンラインのコミュニケーションが多い企業にもおすすめです。
謎解きのシナリオが用意されており、MCの案内に従って進めていきます。
日本語版とMCのみ英語、すべてが英語のものとパターンも相談できるので、チーム内の英語レベルに合わせてみるといいでしょう。
TABITANTEI
「TABITANTEI」は、謎解きがメインのワークです。内容はすべて2か国語になっているので、グローバルなチームでも取り組みやすいでしょう。
時間も90分から1日のコースまで選べるようになっています。
ただ楽しむだけでなく、アイスブレイクからチームの勝因を探ることまで組み込まれているので、チームを活性化するワークとして有効です。
NASAゲームオンライン
NASAゲームは、チームの合意形成をおこなうゲームです。
月に不時着した宇宙飛行士が母船に戻るため、必要なアイテムを精査していくという設定で、チーム全員の合意の上でアイテムに優先順位をつけていきます。
ゲームを進めていく中で、なぜそのアイテムが必要なのか、合意に至らないメンバーはどこに優先順位の価値をつけているのか、といった相互理解が求められます。
みんなで料理をつくる
研修とは少し異なりますが、みんなで力を合わせて料理をつくるのもチームビルディングのワークとして注目されています。
簡単な料理であれば、言語の壁を超えてチームの絆を深めることができるでしょう。オンラインで繋ぎながらみんなで同じ料理をつくれば、同じ料理でも違いが見られて楽しむことができます。
»経営組織論とは?組織を成立させるための3つの要素を解説
まとめ
オンラインでできるチームビルディング研修をご紹介しました。
特にリモート環境での仕事も増え、チームビルディングはより重視される傾向にあります。
チームメンバー全員がリモートでも結束力を高められるよう、オンライン型のチームビルディング研修は今後も増えていくでしょう。
年商5億円を超えさらなるスケールアップを目指す経営者必見!
あなたのビジネスをスケールアップさせる集客と組織作り、
さらに、成功事例やここだけのお得な内容をお届け致します。