心をつかむヘッドハンティングの極意2

最終更新日: 2022/03/09 公開日: 2021/12/17

ヘッドハンティングをする際に、あなたはどのような人物を引き入れたいと考えますか。その人の能力だけでなく、ヘッドハンティングをしたいと考える人物の人格について考えることも大切です。

良い人格の人であれば自分の利益を考えるだけでなく、相手の立場になって考えらえるので、人との信頼関係も生まれやすいでしょう。そして、人格の良さは、一緒に仕事を進めることになるので、仕事のしやすさや、取引先と信頼関係を築くことにもつながります。

また、ヘッドハンティングされた方の不安を取り除いてあげて、ケアをしてあげることも大切です。何を不安に思うのかをキャッチし、適切な言葉をかけましょう。

今回は、人格を見極める、不安要素を取り除くの2点に焦点をあてて、ご紹介しましょう。

※こちらの記事は、写真付きの分かりやすい資料としてダウンロードすることも可能です

RECRUITの法則

狙った人材をヘッドハンティングするRECRUITの法則についてご紹介しましょう。

リクルートの法則は以下の要素があります。

Raise…名声を高める
Excite…奮起させる
Character…人格を見極める
Relief…不安要素を取り除く
Unlimited…常識を打ち破る
Imagine…イメージさせる
Time…期限を決める

今回の記事では、Character…人格を見極める、Relief…不安要素を取り除くの段階を解説します。

Raise…名声を高める、Excite…奮起させるについては、以下の記事にてご紹介していますのでご覧ください。

まだ読んでいない方は以下の記事から読むことをおすすめします。

ヘッドハンティングを成功させる手順3:人格を見極める

中村天風さんは、このような言葉を残しています。

「事業に成功するのは、自分が欲望から離れて何かを考えたときに、また、その考えたことを実行するときに成功するのだ。」

自分の欲だけを考えていれば、短期的に成功はできたとしても長期的には続きません。

大切なのは、世のため人のために働きたいと思えること。

自分本位の欲の固まりで働く人と、「この仕事で、世の中の人のために本当に役立つものを提供しよう」という気持ちで働く人。

両者の取り組みは、結果が大きく変わるものです。

後者は顧客の信頼を高め、結果として業績も上がっていくでしょう。

そのため、その人の本当の人格を採用段階でよく見極めることは大切です。

人格を見極める方法をご紹介しましょう。

人格を見極めるヘッドハンティングの事例

多くのビジネスの実業家は、人格を見極めることに関してポリシーを持っています。

自分なりの人格を見極める観点や、このような人格の人が欲しいなどそれぞれの軸を持って採用活動を行っていました。

採用時には必ずある質問をして、返答によってその人がどのような人か見極めることをした方もいます。

以下実業家が人格を見極める項目について、それぞれの考えを残していますのでご覧ください。

  • Facebook CEOマーク・ザッカーバーグ
  • 京セラ CEO稲森和夫
  • 松下電器(現:パナソニック)の創業者松下幸之助
  • 渋沢栄一
  • ソニー CEO井深大氏

Facebook CEOマーク・ザッカーバーグ

「私は自分がその人の部下になりたいと思える人とだけ仕事をするようにしています。
これを、共に働く人たちを選ぶためのルールとしている限り、失敗することはないでしょう。」

ザッカーバーグ氏はそれが、私の経験則上では、一番のよい方法でしたと語っています。

シェリル・サンドバーグ氏(FacebookのCOO)は、マーク・ザッカーバーグが自分の経験則に基づいて採用した好例。

「もしフェイスブックが倒産して、私が何か別の仕事をすることになっても彼を雇用すると思います。」と言っています。

京セラ CEO稲森和夫

『私の副官で、フィロソフィを一番わかっていて、社員の気持ちも わかる男だ。
だから意識改革を任せる』


京セラの稲盛和夫氏が二兆円の負債を抱えた日本航空の再建を任され、大田嘉仁氏をJALの意識改革大臣として採用したときの一言です。

大田嘉仁氏は、JAL幹部からあのリーダー教育がなければ今のJALはないと言われるリーダー教育プログラムが有名。

主に意識改革大臣として、わずか5名のメンバーで3万2000人もの意識改革に挑みました。

松下電器(現:パナソニック)の創業者松下幸之助

『あなたは運がいいですか?』
「運がいい」って言える子は「人に恵まれてる」ってことだから 採用する。


松下電器(現:パナソニック)の創業者松下幸之助氏が、採用面接で必ず聞いていた質問。

渋沢栄一

日本資本主義の父と呼ばれる、渋沢栄一氏のたった一つの採用基準『あなたは家族を大切にしていますか?』

人を選ぶとき、家族を大切にしている人は間違いない。仁者に敵なし。私は人を使うときには、知恵の多い人より人情に厚い人を選んで採用している。

「仁者に敵なし」とは渋沢栄一が人を採用するときの判断基準として発した名言。

知恵の多い人より、家族を大切にするなど人情に厚い人を選んで採用していたことが分かります。

相手が人となりを見抜くためには、周りの人との関係性で判断するのも大切です。

ソニー CEO井深大氏

『一人の人間として、大いにあなたを気に入った。私より十三歳も若くユニークな考え方の持ち主で、人に対する話し方も心得ており、洗練された男である。』
人を選ぶとき、家族を大切にしている人は間違いない。仁者に敵なし


ソニー:井深大氏が、13歳年下の盛田昭夫氏を創業パートナーに誘ったときの一言。

井深氏を高く評価した、日本光音工業社長の植村泰二氏は日本測定器を創業。

井深氏を常務に据えて「これまで世の中になかった測定器をつくる」ことを目指します。

これが、音楽プレイヤーの開発につながっていきました。

人格を見極めるためのヘッドハンティングの心得

あなたの会社の企業理念に当てはまる人の人間性はどのような方でしょうか。

あなたの会社が今必要としている人材はどのような人格を持った人ですか。

相手の人格を知るためには、家族や友人、職場の人からどんな評価を得ているかと本人に質問を投げかけることもできます。

また、職場の人たちからの評価を聞くことが可能であれば、他者の客観的な視点から人間性を知ることも可能でしょう。

以下の観点で考えてみてください。


問い:われわれに必要なのはどんな人格をもった人だろうか?
相手の人格を知るためにできることは何だろうか?

答えを出すために考えるべきこと
・相手は家族や友人、職場の人たちからどんな評価を得ているだろうか?
・面接以外の場所で相手の人格を知る方法はないだろうか?

人格を見極めるヘッドハンティングオファーの例

あなたの会社で必要とされる人間性や、相手の人格を知るためにできることをリストアップしてみましょう。

方向性が決まったら、以下の例文に言葉を入れてみてください。

例文1)あなたは___を愛していますか?
あなたは家族・友人を愛していますか?
例文2)あなたは___からどんな評価をもらっていますか?

ヘッドハンティングを成功させる手順4:不安要素を取り除く

人に何かを頼む時には、ただ伝えたいことを述べるのだけでは不適切です。

相手が興味を持ってくれる演出をし、不安要素の一切を取り除くことに注力しましょ

重要なのは、相手の興味を引くような演出を混ぜること。

そうすることで、相手に安心感を与え楽しませることができるでしょう。

不安要素を取り除くヘッドハンティングの事例

ヘッドハンティングされた側は、希望する職務や会社であれば、嬉しい、挑戦してみたいと思う気持ちが出るでしょう。

しかし、「うまくいくだろうか」「挑戦することは良いことなのだろうか」と不安に思う方もいるかもしれません。

相手の気持ちを汲み取り安心感を与えることに観点を置いた、不安を取り除く名言をご紹介しましょう。

以下の方の実例をご紹介します。

  • ビズリーチ CEO南壮一郎氏
  • 読売ジャイアンツ 監督長嶋茂雄氏

ビズリーチ CEO南壮一郎氏

『まずは週末だけでいいので、 (草野球を文字って)草ベンチャーを 一緒にやってみませんか?』

ビズリーチ:南壮一郎氏がビズリーチ創業期に大手企業に所属する仲間を集めた際の誘い文句

週末や平日の夜に、趣味で野球に取り組む「草野球」という日本語を参考にされたそうです。それに例えて「草ベンチャー」というものに興味を持つ人はいないものだろうか、と考えたとのこと。

当時集まった7名の仲間とともに、水曜日の夜と土曜日の朝、週に2回だけみんなで集まって草ベンチャーを始めました。

これがビズリーチの始まりです。

読売ジャイアンツ 監督長嶋茂雄氏

『思い切って僕の胸に 飛び込んで来てほしい』

読売ジャイアンツ:長嶋茂雄氏が、清原和博氏(当時西武ライオンズ)をヘッドハンティングした際の一言。

長嶋氏は、清原氏の巨人入りの道筋を作った監督です。80年代後半から黄金時代の西武で主砲を担ってきた清原和博がFA宣言。

巨人と阪神の争奪戦となり、その去就に注目が集まりました。

長嶋氏は、「将来、君には巨人の中心を担う役割を果たしてほしい。思い切って僕の胸に飛び込んで来てほしい」という名文句で清原氏を引き入れました。

不安要素を取り除くためのヘッドハンティングの心得

あなたが、相手の不安要素を取り除きたいときどのような観点から物事を考えますか。

不安要素をかかえていても、なかなか相手には本当の気持ちを言わないことの方が多いのではないでしょうか。

どのようにこちらが話せば、相手が本音を話したくなるか考えてみましょう。

そして、できない理由をカバーできるアイデアは何か考えてみてください。

以下のふたつの問いの答えを考えてみてください。

問い:相手があなたと働く上で抱えている不安要素は何だろうか?
それを取り除くにはどんな言葉をかけるべきか?

答えを出すために考えるべきこと
・相手があなたと働く上で抱えている不安要素は何だろうか?
・それを取り除くにはどんな言葉をかけるべきか?

不安要素を取り除くヘッドハンティングオファーの例

相手の現在の不安要素を見つけそれを解消する方法を見つけ出したら、以下の例文に項目を当てはめてみてください。

ヘッドハンティングオファーの例文が完成します。

例文1)あなたが___をする必要はないので、まずは___してみませんか?
例文2)___についてはご心配いただかなくても大丈夫です。われわれが責任を持って___するからです。

まとめ

ヘッドハンティングのオファーが完成するRECRUITの法則を解説してきました。

今回は、RECRUITの法則の中の「Character…人格を見極める、Relief…不安要素を取り除く」の段階をご紹介しました。

人格を見極めるには、自社に必要な人間性はどのような人だろうかと考えてみてください。

また、相手の不安要素を取り除くには、相手の不安要素を把握し、取り除く声かけを考えてみましょう。

次の記事では、Unlimited…常識を打ち破る、Imagine…イメージさせ、Time…期限を決めるについて紹介しています。

ぜひご覧ください。

  • 採用の募集をかけたが自社に合う人が見つからない
  • 優秀な人材をヘッドハンティングして事業を拡大していきたい
  • ヘッドハンティングをしたいけれど、やり方が分からない

この資料では、ヘッドハンティングを成功させるポイントを実例をあげてわかりやすく解説。

実際に自分で考えて例文に当てはめ、ヘッドハンティングのオファーに最適な言葉を完成させることも可能です。

ヘッドハンティングの仕方が分からない人、魅力的なヘッドハンティングのやり方を具体的に知りたい人はぜひダウンロードしてご活用ください。

最終更新日: 2022/03/09 公開日: 2021/12/17
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