- 「お金をかけずに経営を勉強したい」
- 「経営を学べる本は?」
経営を独学で学びたい方は、このようなことを考えているのではないでしょうか?
経営はネットや書籍、実践などで学ぶことが可能です。
しかし、学習したほうがいい内容や読むべき書籍がわからないと、経営スクールに通ったほうがよかったと後悔するでしょう。
そこで本記事では、独学でできる経営の勉強方法3選やおすすめの本などを紹介します。
本記事を読むと、あなたにあった勉強のやり方がわかり、独学での学習を成功させることにつながります。
経営をどのように独学しようか悩んでいる方は、ぜひご覧ください。
経営は独学でできる
経営の知識は独学で身につけられます。
経営には財務やマーケティング、マネジメントなどの知識が必要ですが、それらは書籍やインターネットなどで誰でも調べられます。
経営の知識を得るために誰かに師事する必要はありません。
もちろん、成功者から経営を学んだほうが、早く知識を身につけられたり、失敗しにくかったりすることは自明の理です。
しかし「学習コストを抑えたい」「高い費用を支払って失敗したくない」と考えている方は、経営を独学するのがよいでしょう。
独学でできる経営の勉強法3選
独学で経営の勉強をしたいと考えている方のために、おすすめの勉強法を3つ紹介します。
独学でできる経営の勉強法は以下の通りです。
- 本で勉強する
- ネットの情報で勉強する
- 実践を通して勉強する
それぞれの効果的な勉強法も解説していますので、ぜひ順番にチェックしてみてください。
1. 本で勉強する
経営を独学で勉強するにあたって、もっともおすすめの方法が本を読むことです。
経営で成功した著名人の知識や経験を、たったの1,000〜3,000円ほどで学べるためです。
財務やマネジメント、マーケティングなど、幅広いジャンルがあるため、求める知識に応じた本を読むとよいでしょう。
なお、効果的な勉強方法は、同じジャンルで著者が異なる本を2〜3冊読んで、共通事項を抽出することです。
複数の著者が共通して述べていることは、経営において重要になる可能性が高くなります。
お金をかけずに成功者の知識を得たい方は、ぜひ本を読んでください。
2. ネットを活用する
ネットの情報を活用するのも、経営を独学する方法のひとつです。
ネットで勉強する場合、本を読むのと異なり、まったくお金をかけなくても独学できるメリットがあります。
勉強のコツは、具体例や一次情報が述べられている記事や動画を参考にすることです。
「セールスには顧客の教育が大切」という抽象的なことは誰でもいえますが、その手法を具体的に述べられるのは経験者だけのためです。
細かい部分まで述べられていると、経営にも落とし込みやすいでしょう。
ただし、ネットで勉強する場合、誤った情報に惑わされないように注意する必要があります。
3. 実践を通して勉強する
実践を通して経営の勉強をするのもおすすめです。
経営における課題やトラブルを手探りで解決するため、単なる知識ではなく、経験しないと得られないことも身につけられます。
ただし、実践形式での勉強なので、事前に学んでいれば起こり得なかった失敗をする恐れもあります。
場合によっては、数百万規模の損害が出たり、売上を逃したりするケースもあるでしょう。
実践を通して勉強するコツは、相談できる人を作っておくことです。
経営者や税理士、弁護士などに相談できると、経営における課題を失敗することなくクリアできる確率が高くなるでしょう。
独学で身につけるべき経営の知識
独学でできる経営の勉強方法がわかれば、何を身につければいいのかという悩みも出てくるでしょう。
そこで本章では、独学でも身につけるべき経営の知識を、以下の3つ紹介します。
- 決算書が読めるだけの財務の知識
- 商品を売るためのマーケティングの知識
- 社員の能力を引き出す人材マネジメントの知識
それぞれ見ていきましょう。
決算書が読めるだけの財務の知識
経営をするならば、決算書が読めるだけの財務の知識が必要です。
決算書とは、企業の1年間の売上や利益、支出などの財務状態をまとめた書類です。
年に一度、事業年度の終了後に作成し、確定申告時に税務署に提出します。
決算書が読めると、どのような事業で売上を得ていて、何にどのくらい経費を使っているのか把握できます。
たとえば、売上に対する特定の経費の割合が高いとわかると、次年度にその経費をいくらまで抑えるか対策を打つことが可能です。
これにより、経営の安定性や成長性を向上させられます。
商品を売るためのマーケティングの知識
商品を売るためのマーケティングの知識も、経営者が身につけるべき知識です。
マーケティングを理解すると、市場や顧客のニーズを把握して、それに基づいた商品を企画・開発できます。
また、ターゲットに合わせて適切なプロモーションを打てるようになるでしょう。
マーケティングの学ぶべき知識としては、以下のようなフレームワークが挙げられます。
- 3C分析
- PEST分析
- SWOT分析
- RFM分析
- STP分析
このようなフレームワークに沿って、市場や顧客を分析すると、事業の売上が好調になる確率が高まるでしょう。
社員の能力を引き出す人材マネジメントの知識
社員の能力を引き出す人材マネジメントの知識も経営者に求められます。
人材マネジメントとは、企業の目的のために人材を適切に配置したり、社員の能力を十分に発揮させたりする仕組みのことです。
社員が増えると一人ひとりを管理することが難しくなるでしょう。
評価や育成制度を最適化させ、経営者が管理しなくてもよい体制を整える必要が必要があります。
マネジメントが適切に行えると、社員の能力を十分に発揮させたり、士気を上げられたりして、売上を伸ばすことにつながります。
経営を独学できるおすすめの本
経営を独学で行いたい方は、どのような本がよいのか知っておきましょう。
ここでは以下5つの書籍を紹介します。
- 決算書×ビジネスモデル大全 会社の数字から儲かる仕組みまでいっきにわかる
- あなたの会社が90日で儲かる!(感情マーケティングでお客をつかむ)
- 神話のマネジメント
- 究極の「三方良し」経営
- 無名の男がたった7年で270億円手に入れた物語
それぞれ順番にご覧ください。
決算書×ビジネスモデル大全 会社の数字から儲かる仕組みまでいっきにわかる
自身の会社で会計監査や企業買収支援などを行う公認会計士で、早稲田大学のビジネススクールの教授の西山茂さんが書いた本です。
決算書や財務に関する基礎知識、経営における数字のポイントなどがわかりやすく解説されています。
この本を読むと、ビジネスにおける数字に詳しくなり、投資先の事業の見極めや競合他社の分析などが容易に行えるようになります。
法人化を検討しているけど「数字に対する知識のなさに不安を感じる...」という方におすすめの一冊です。
あなたの会社が90日で儲かる!(感情マーケティングでお客をつかむ)
「日本一のマーケター」といわれる神田昌典さんが執筆した本が『あなたの会社が90日で儲かる!(感情マーケティングでお客をつかむ)』です。
同書籍は、ビジネス書ブームの先駆けといわれており、発売当初はピンクの表紙が出版業界に衝撃を与えました。
商品・サービスを販売するためには、顧客の認知を拡大させて、興味関心を引き出すことが重要であると説いています。
この本に書かれていることを実践して、売上が向上した会社は5,000社にものぼるといわれています。
神話のマネジメント
『神話のマネジメント』も、前述したマーケターの神田昌典さんが執筆した本です。
本書は、経営者が抱く悩みは同じようなパターンとタイミングで起こるとしており、それを神話に沿って解説しています。
- なぜ事業が成長し始める前には人間関係のトラブルが起こるのか
- どのようなタイミングで横領や分裂、反社関係の問題が起こるのか
このような問題は、神話パターンを理解することにより、事前に察知でき解決策を準備しておけるようになります。
マネジメントに不安がある方は、ぜひ読んでほしい一冊です。
究極の「三方良し」経営
『究極の「三方良し」経営』は、湘南美容グループ代表の相川佳之さんの本です。
湘南美容グループ代表の相川佳之さんは、弊社ともとても関係が深い経営者さんです。
湘南美容外科クリニックが美容医療業界で売上1位を達成したときに、原動力となっていた「三方良し」の考え方を紐解いています。
「三方良し」とは「お客様よし・スタッフよし・社会よし」の理念です。
本書には、この理念がどのように体現されているのかまで記載されています。
組織を大きくさせて経営者の理念を社員に浸透させたい方、自社だけが儲かるのではなく社会の役に立つことを目標にしている方は、ぜひご覧ください。
無名の男がたった7年で270億円手に入れた物語
『無名の男がたった7年で270億円手に入れた物語』は、全国にマッサージ店「りらくる」を展開する竹之内教博さんの本です。
「りらくる」が成功した裏側や、ビジネスを成功させるための重要な考え方などが記されています。
これから起業を考えている方や、組織で成長したいビジネスパーソンに向けて、成功するための手法や考え方を具体的に述べています。
YouTuberとしても知られている経営者の成功の法則が知りたい方は、ぜひ読んでみてください。
まとめ
本記事では、経営を独学で行うための勉強方法やおすすめの書籍などについて紹介しました。
経営に必要なマーケティングやマネジメント、財務などの知識は、書籍やネット、実践を通して学ぶことが可能です。
各領域の成功者のノウハウを学んで、それを経営に落とし込むと売上の向上につながります。
しかし、経営は独学で行うより、成功者に師事して直接教わったほうがうまくいく確率は上がります。
もし「独学だとちょっと不安...」と感じているならば、ラーニングエッジの「絆徳の経営スクール(MBS)体験セミナー」をご検討ください。
「絆徳(ばんとく)の経営スクール(MBS)」は、中小企業経営者に必要なマーケティングの知識や考え方などが体系的に学べるセミナーです。
「絆徳(ばんとく)」とは「あなたがよいことをするので、ずっと一緒にいられる関係性」という意味です。
自らが顧客にとって「よいこと」をすれば、顧客は自社のファンになってくれるでしょう。
そして自社の売上が上がります。
自社の利益だけを追及するのではなく、社会性・理念と経済合理性を矛盾なく両立させることが絆徳経営です。
セミナーでは実際に自社ビジネスに活用できる実践的スキルや、マーケティングによってビジネスを拡大した成功事例を学べます。
自社だけが良いのではなく、顧客や社会にとっても良いビジネスをするために「三方よしのマーケティング」をぜひ学んでください。
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