長期的に安定した売上を手に入れたいなら、エバーグリーンローンチによる商品販売をおすすめします。
エバーグリーンローンチとは、オンライン上での商品販売を自動化するシステムです。
本記事では、
- エバーグリーンローンチの仕組みやメリット・デメリット
- エバーグリーンローンチの始め方
- おすすめのツール
などを紹介します。
エバーグリーンローンチは初心者でも取り入れやすいマーケティング手法です。あなたが安定した収益を見込めるマーケティングをお考えなら、本記事を最後まで読んで参考にしてください。
エバーグリーンローンチとは
エバーグリーンローンチとは、年中茂る植物のように、継続的な利益を常にもたらすマーケティング手法です。
名前の由来は「Evergreen 」。朽ちることなく青々と茂る常緑樹から名づけられました。
つまり、エバーグリーンローンチを実践すると、とめどなく売上が発生する商品販売の自動化が可能です。仕組みを構築すれば、年単位で継続できる販売システムになるでしょう。
プロダクトローンチとの組み合わせ
ローンチと聞くとプロダクトローンチを思い起こす方が多いのではないでしょうか。
プロダクトローンチを基盤に展開するエバーグリーンローンチは、詐欺のように見え誤解されやすいプロダクトローンチのデメリットを補えます。詳しく見てみましょう。
プロダクトローンチとは
プロダクトローンチとは、定期的に一斉配信のメルマガにより有益な情報を与え、見込み客の購買意欲を高めて商品を購入してもらう方法です。
一度にたくさんの高額商品を販売したい場合は、プロダクトローンチが効果的です。ただ、一過性の売上は見込めますが、その都度プロモーションを作成しなければなりません。常に手を動かし続ける状態になるため、手間と時間がかかります。
プロダクトローンチのデメリットをカバーできる
プロダクトローンチのデメリットは以下の2点が挙げられます。
- 悪評が立ちやすい
- 警戒されやすい
プロダクトローンチの定番は、映像を3つ視聴してもらい4つ目で売り込む方法です。ただ販売期間を限定するため、ウェビナーでは「買うまでは帰さない」という印象が持たれやすく、警戒されやすいデメリットがあります。
その点、長期的な販売を目的とするエバーグリーンローンチなら、悪評が立ちやすいプロダクトローンチよりもストレスが少なく、収益が安定したビジネスが可能です。
エバーグリーンローンチでは、顧客との信頼関係を築いた上で長い期間に渡り商品を販売するため、受け入れられやすいでしょう。
エバーグリーンローンチの仕組み
エバーグリーンローンチは、プロダクトローンチを永続的にする仕組みです。長期間に及ぶフローはリスクを低減できます。
小さな売上からスタートし、積み重ねていくうちにレベルアップしていくのがエバーグリーンローンチの特徴です。ただし、自動化の仕組みを構築するまでは入念な準備を重ねて打ち出すことが大切です。
エバーグリーンローンチのメリット
エバーグリーンローンチは、慣れるまで時間がかかりますが、基本的には1人で仕組み化が可能です。外注せずにできるため余計なコストもかかりません。
顧客との関係性を維持したまま継続的に商品を販売したりセミナーを開催したりすることが可能です。見込み客にハイエンドな商品を提供しながら、低リスクで堅実なビジネスを構築できます。
低コストで手間いらず
エバーグリーンローンチは、メルマガ配信から簡単にはじめられます。メールアドレスは、ひとつにつき300~500円で入手可能。SNS広告を利用すると広告費もリーズナブルです。
また、商品販売を自動化すると永続的に売上が発生するため、ほとんど手間なく収益を得られます。もちろん微細な設定などは必要ですが、常にプロモーションを作成に時間を割く必要がないため、今まで手をかけていた時間を他に当てられるでしょう。
さらに、初回の商品販売後は広告費を回収できます。エバーグリーンローンチは、オンライン上で効率よく商品を販売したい方におすすめです。
利益率が高い
エバーグリーンローンチは利益率が高いマーケティング手法です。販売した商品は、一度売れると毎回売れる確率が高まります。
「購入者は購入者を生む」という考え方のもと、プロダクトローンチを繰り返すことで自動的にキャッシュを生み出せます。つまり、常にキャッシュを発生させながら集客ができる。それがエバーグリーンローンチの特徴であり自動化のメリットです。
エバーグリーンローンチのデメリット
エバーグリーンローンチの特徴として、年中ずっと売れ続ける商品を販売することが挙げられます。そのためすぐに売上を伸ばせません。また、流行しているものや季節を限定した商品は不向きです。
短期的な売上を見込めない
エバーグリーンローンチは長期に及ぶ販売方法です。すぐに収益を求めているならおすすめできません。とくに初期段階では、仕組みを構築するために時間がかかります。
商品販売の自動化がはじまるのは、準備を整え仕組みができた後です。当初からの自動化は難しいでしょう。
流行・季節性がある商品は向いていない
エバーグリーンローンチでは、流行や季節性がある商品の販売効果が期待できません。その販売効果は、年中無休で働き続けてもらう仕組みの上で成り立ちます。
商品が常に売れる仕組みを作るためには、年間を通じて購入される商品の選定が前提です。
エバーグリーンローンチのはじめ方
エバーグリーンローンチを実行するための方法を紹介します。手間がかかると感じるかもしれませんが、販売自動化のために必要なステップです。詳しく見てみましょう。
販売する商品をセレクトする
まずは、どのような自社の商品やサービスを売りたいのか考え、1年を通して需要がある商品をセレクトしましょう。エバーグリーンローンチによる販売が向いている商品は、大きく分けて以下の2種類です。
- 買い切り型の商品
- 継続型の商品
長期的に販売が見込める商品を選定することが大切です。商品がミスマッチするとエバーグリーンローンチの効果が期待できません。
またエバーグリーンローンチでは、比較的安価の商品が売れやすい傾向があります。購入者のベネフィットを意識し、次につなげられる商品をセレクトしましょう。
Web上に販売ページを作成
顧客に響くセールスレターを作成しましょう。商品紹介だけでなく、特典や保証などの内容も盛り込みます。仮に簡単な商品紹介のページに購入ボタンを設置しても、購入をためらう顧客はいるはずです。
商品の説明を充実させ、メルマガ配信やウェビナーの視聴だけでは購入を決断できない顧客の背中を押す内容にしましょう。
ウェビナーの中身を作成
ウェビナーの内容を作成するには、型を使用するのがおすすめです。以下の3つのセクションに沿って型に当てはめながら内容を固めましょう。
- 顧客を引き込む
- 有益情報と商品紹介
- 顧客に訴求
1. 顧客を引き込む
視聴したウェビナーの特典や購入前と購入後の変化を伝えます。ウェビナー主催者がどのような人間なのかを伝え信頼感を与えると成約率が向上します。
2. 有益情報と商品紹介
顧客が「ためになった」と感じる情報を提供し、商品の説明を行います。金銭的価値やこれまで購入した人のレビューを伝えましょう。
3. 顧客に訴求
顧客が商品を購入後、どのような未来を手に入れられるかを提示し、商品の価格を伝えます。購入する理由をつけ、顧客の背中を押すセクションです。
ウェビナーのオプトインページを作成
オプトインページとはウェビナーの視聴、無料のメルマガを登録してもらうことを目的とする、縦に長い1枚のWebページです。セールスレターと似ていますが、その違いは文字数の多さやメッセージ性の高さなどがあります。
オプトインページで提供するものは基本的に無料です。このページでメールアドレスを入手し、促したウェビナーに参加してもらえれば、売上につながりやすくなります。
オプトインページではメルマガやウェビナーで知りえる有益情報に触れ、ウェビナーの場合は初来訪者が参加しやすいページを作成しましょう。
ステップメールを作成する
ステップメールは自社がもつ顧客リストだけを使用して配信します。見込み客のニーズに合わせ有益な情報を与えましょう。連続的なコミュニケーションを取り、信頼関係を築くことが目的です。
メルマガ配信を通じて顧客に促す内容は以下のとおりです。
- 有益情報
- ウェビナーを視聴・リプレイ
- 商品の紹介
ステップメールでは、有益な情報とともに特典をつけるのもおすすめです。ウェビナー開催前、開催当日、終了後にもそれぞれ配信する内容を作成しておきましょう。
トラフィックを収集する
エバーグリーンローンチに欠かせないのがWeb広告です。トラフィック(販売ページへのアクセス)を集め購入者リストを入手します。従来のテレビ、ラジオCMなどのマス広告はエバーグリーンローンチとの相性がよくないでしょう。
そのため、エバーグリーンローンチには以下のようなSNS広告がおすすめです。
- Facebook広告
- YouTube広告
- Twitter広告
初期の広告にはコストと時間をかけましょう。そのぶん広告費はかかりますが、自社の商品を知ってもらうために必要な初期投資です。時間とコストをかけて収集した顧客リストは、売上に直結します。
オプトインページまでたどり着き、メールアドレスを登録してくれた顧客はリピートして購入する可能性が高いでしょう。
エバーグリーンローンチのおすすめツール
エバーグリーンローンチを行う、おすすめのツールを紹介します。日本語化されていないツールがほとんどですが、エバーグリーンローンチによる自動化の仕組みをつくる際に役立ちます。
Webページ作成ツール|ClickFunnels(クリックファネル)
Webサイトを作るためのツールです。洗練された見た目のサイトとは異なりますが、クリックアップセル機能を簡単に使えるため便利です。
アップセルとは、顧客が購入した商品と類似した同じ種類の商品を紹介する機能のこと。エバーグリーンローンチの魅力である、利益に繋がる部分です。
期限設定ツール|Deadline Funnels(デッドラインファネル)
デッドライン、すなわち期限のことです。作成したWebページに期限を設ける際に使用します。例えば、オプトインページ上にウェビナーや販売までのカウントダウンタイマーを設置できるツールです。日本語が非対応なのは難点ですが、直感的に設定できるシステムです。
メルマガ配信ツール|ConvertKit(コンバートキット)
ステップメールの設定が簡単にできます。無料プランがあり、有料に変更しても月ごとに配信数が変動する場合も安心です。リストの数で料金が異なり、年額・月額を選択できます。
ランディングページ(LP)を作るシステムがあり、国内だけでなく海外のサービスやツールとも連携が可能です。
効果的なエバーグリーンウェビナーで顧客の流入経路を確保しよう
エバーグリーンローンチは、IT系に疎い方でもはじめられます。自動化の仕組みさえできあがれば、収益が発生する状態を作り出せます。
また、エバーグリーンローンチを行うためのウェビナーを開催するなら、過去に撮影したウェビナーよりも、臨場感があるライブセミナーがおすすめです。視聴者と同じ時間を共有することでファンが増えやすいでしょう。
自社や商品の魅力に加え、あなたの人柄もアピールすると効果的です。顧客との信頼関係を築くためにも、効果的なエバーグリーンローンチにはウェビナーが欠かせません。
セミナーズならウェビナーを簡単に開催できるだけでなく、事前の設定によりセミナー申込み者へ自動でメール送信が可能です。
さっそくエバーグリーンローンチを実行し、ウェビナープロモーションを成功させましょう!