- 朝起きたら「会社に行きたくない」と思ってしまった
- 毎日憂鬱な気分で会社に行きたくない
- 会社に行きたくないのは甘え?
もやもやとした気持ちを抱えながら、毎日を我慢して乗り越えたり、どうしても行く気になれず落ち込んだりする方もいるでしょう。
そこで本記事では、「会社に行きたくない」と感じたとき、自分の心や体がどんな状態にあるのか判断する方法を紹介します。
一時的に行きたくなくなったときや慢性的に行きたくないときの対処法もあわせて紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
「会社に行きたくない」は甘え?判断する方法
「朝起きるとめずらしく会社に行きたくなかった」「毎朝、会社に行きたくないので憂鬱」前者と後者では原因や対処法が違います。
会社に行きたくないと感じた気持ちが甘えなのか、根本的な原因があるのか、まずはそれぞれのケースから判断してみましょう。
一時的に「会社に行きたくない」と感じるケース
一時的に「会社に行きたくない」と感じるときは、業務の負担や休日が関係しているケースが多いです。
思い当たることがある場合は、会社に対して不満があるというよりも、一時的にだるさを感じているだけかもしれません。
週末や週はじめ
週末の最終日である日曜日の夕方や、週はじめの月曜日の朝は「会社に行きたくない」と感じる人が多いと言われています。
とくに日曜日の夕方になると、楽しかった休日のことを思い返したり、月曜から始まる一週間を想像して憂鬱になったりするため、「会社に行きたくない」と感じやすくなるのです。
長期休み明け
毎週末や週明けに憂鬱な気分になってしまう人が多いということは、休日の日数が増えるほどさらに「会社に行きたくない」と憂鬱な気分になってしまう人が増えるといえます。
ほとんどの人は、仕事とプライベートでは気持ちや服装、人との接し方が違うでしょう。
そのため、長期休暇でリラックスしていたプライベートモードから、なかなか仕事モードに切り替えるのが難しく、憂鬱な気分になる人が多いのです。
繁忙期や残業が続いたとき
休憩もままならないような繁忙期や、残業が続いたときは心身ともに疲労が溜まり、「会社に行きたくない」と感じる人が多いでしょう。
とくに、出社しても膨大な業務や大変な業務が待っていると思うと、出社したい気分に慣れないものです。
また、心身の疲れや睡眠不足は、判断力を鈍らせたり、ネガティブな思考を生み出したりするため、疲れが原因で憂鬱な気分になっているのかもしれません。
天気が悪い日
天気が悪い日は気分が上がらないという人は一定数います。
通勤するだけでも、服や髪が濡れてしまったり、公共交通機関が混雑していたりなど、会社に行くのを想像するだけで「行きたくない」と感じる人もいるでしょう。
とくに雨の日が続く梅雨の時期は憂鬱な気分になる人も多いです。
慢性的に「会社に行きたくない」と感じるケース
慢性的に「会社に行きたくない」と感じるときは、業務内容や環境に問題が生じている可能性があります。
毎日次のような憂鬱な気分になってしまうなら、心身の状態が悪化する前に早めに対処する必要があるでしょう。
人間関係が上手くいっていない
上司や同僚との関係が上手くいっていないと、仕事が思うように進まなかったり、職場の雰囲気が悪かったりなど、ストレスや疲れが溜まりやすくなるため「会社に行きたくない」と感じることが増えるでしょう。
プライベートであれば苦手な人と関わらないことで人間関係のストレスを減らせますが、仕事では関わる人を選べません。
ときには横暴な指示を受け入れたり、無理して相手に合わせたりすることもあるかもしれません。
このような人間関係のストレスが蓄積すると、慢性的に憂鬱な気分になる可能性があります。
業務内容が合っていない
業務内容が自分の苦手分野だったり、想像していた業務と違っていたりなど、業務内容が自分に合っていないと、ストレスを感じやすくなります。
また、自分のスキルや能力と会社の業務がマッチしていないと、ミスが増えたり、業務のペースが落ちたりしやすくなります。
怒られて評価が落ちると、さらに「会社に行きたくない」と感じてしまうでしょう。
過酷な労働環境
繁忙期や一時的な残業に限らず、労働時間が長い状態が続くと、心身ともに疲弊して憂鬱な気分になってしまうことがあります。
労働時間が長引くと休息できる時間が減るほか、自分の自由時間も減ってしまいます。
疲労回復やストレス発散ができない状態が続くと、どんどん心身の状態が悪化する可能性があるでしょう。
正当に評価されない
会社の評価が適正でないと、やる気がなくなり、モチベーションも下がってしまうかもしれません。
頑張っても認めてもらえないと「やってもやらなくても同じ」と投げやりな気持ちになってしまいがちです。
また、「評価されない=期待されていない」と考え、仕事に行きたくなくなくなってしまうかもしれません。
明確な拒否反応が出たら注意が必要
会社に行きたくないという憂鬱な気持ちだけでなく、体調面に影響が出たり、いつもできていたことができなくなったりしたら、それは体からのSOSかもしれません。
もし次のような症状がある場合は、専門機関の受診を検討してみてください。
吐き気などの体調不良の症状が出る
ストレスが溜まり、体が緊張状態になると肩こりや頭痛などの症状が出る可能性があります。
また、ストレスによって自律神経が乱れると、吐き気や腹痛、下痢やめまいなどの症状が現れるケースも少なくありません。
このような症状が出たら、自分の体のピンチと捉え、ゆっくり休むのも一つの方法かもしれません。
不調が続く場合は早めに医療機関を受診しましょう。
病気の可能性が考えられる
ストレスや環境の変化によって、次のような病気にかかるケースもあります。
- うつ病:脳の機能低下や過度なストレスなどが原因となる精神疾患。気分の落ち込みやイライラ、集中力の低下に加え、吐き気や頭痛、腹痛、倦怠感などの症状が出る場合がある。
- 適応障害:就職・転職・部署移動など、環境が変わったことによるストレスが原因で発症することが多い。食欲不振または過食、倦怠感、不眠などの症状が出る場合がある。
- 自律神経失調症:生活習慣やホルモンバランスの乱れが原因で、自律神経のバランスが崩れてしまった状態。疲労感や倦怠感、めまい、肩こりといった身体症状のほか、気分の落ち込みやイライラを感じることもある。
とくに精神疾患の一つであるうつ病は、「なんとなくだるい」「朝起きられない」といった見逃してしまいがちな症状が出る可能性があります。
やるべきことができない自分を責めるとさらに悪循環に陥ってしまうため、医療機関を受診したり、カウンセリングを受けたりするのも一つの方法です。
一時的に「会社に行きたくない」と感じたときの対処法
一時的に「会社に行きたくない」と感じたときは、少し行動や気分を変えるだけで憂鬱な気持ちが回復する可能性があります。
慢性的にストレスを抱える前に、工夫して自分の機嫌をとってみてください。
思いきって会社を1日休んでみる
「出社しても業務に身が入らない」「どうしてもモチベーションが上がらない」というときは、思いきって会社を1日休んでみるのも一つの方法です。
自分が休むことによって多大な迷惑をかける場合や、罪悪感に押しつぶされそうになってしまう場合は別ですが、誰かが1日休んでもそこまで大きな支障は出ないものです。
嫌な気分でだらだらと効率の悪い仕事をするよりも、1日休んで気持ちを切り替えて仕事する方が生産性が上がるかもしれません。
モチベーションを上げて仕事に集中するための投資と考えると、罪悪感が生まれにくいでしょう。
自分にご褒美をあげる
仕事が終わったときの自分にご褒美を決めておくのも、おすすめの方法です。
ご褒美は高級なものでも簡単なものでも構わないので、無理なく自分の気分が上がるものを選んでみてください。
たとえば、「コンビニでスイーツを買おう」「ちょっと高い入浴剤を入れてお風呂に入ろう」というように、終業後のちょっとした楽しみを作ります。
普段の生活にご褒美がプラスされたことで、会社に行くモチベーションが上がるかもしれません。
誰かに相談してみる
会社に行きたくない理由には大小あるかもしれませんが、自分のなかでもやもやした感情を溜め込むよりも、誰かに話すとスッキリする可能性があります。
とくに会社で嫌なことがあった場合、誰かに相談すると新しい見方が生まれたり、自分の気持ちが整理できたりすることがあります。
相談するのが難しい場合は、紙に自分の気持ちや起こった出来事を書き出すことで気持ちが整理しやすくなるでしょう。
生活習慣の見直しを行う
睡眠不足や不摂生が続くと、心身ともに影響が出る可能性があります。
どうしてもまとまった睡眠時間が確保できない場合は、睡眠の質を高めるのがおすすめです。
寝る前にブルーライトを浴びない、食事は寝る時間の3時間前には済ませておくなど、短時間でもぐっすり眠れるように心がけましょう。
また、バランスのいい食事や適度な運動も心身の健康には欠かせません。
最近では栄養バランスを考えたミールキットや、レンジで温める冷凍のお弁当などもあるので、生活スタイルにあわせて取り入れてみるのもおすすめです。
慢性的に「会社に行きたくない」と感じたときの対処法
慢性的に「会社に行きたくない」と感じてしまうときは、心身が限界を迎える前に早急に対処する必要があります。
ストレスを放っておくと最悪の場合、働けなくなる可能性もあるため、自分からのSOSを見逃さないでください。
部署の異動や働き方の変更を打診してみる
業務の内容が合っていなかったり、部署内での人間関係に問題を抱えている場合は、人事部に部署の異動を打診してみた方がいいかもしれません。
一部でもテレワークを導入している場合は、在宅勤務の日を設けて働き方を変えてみるのも一つの方法です。
とくにテレワークの場合、通勤時間が削減できるほか、距離感を持って同僚や上司と接することができるため、心身の負担が軽減できるかもしれません。
長期の休暇取得や休職をする
会社に行きたくない日が続いたり、体調に影響を及ぼしていたりなど、心身ともに疲れている場合は長期の休暇取得や休職も選択肢に入れてみてください。
長期の休暇取得や休職は、「ますます会社に行きにくくなる」と感じるかもしれません。
しかし、ストレスや疲労を無視して働き続けると、最悪の場合、精神疾患をはじめとする病気を引き起こす可能性もゼロではありません。
病気にかかって一定期間または長期間働けなくなることを考えると、一度休んでじっくり自分自身と向き合ってみるのも有効な方法といえます。
引っ越しを検討する
自宅での時間がより充実するよう、現在よりも環境のいい物件に引っ越すのも一つの方法です。
また、通勤時間が短くなるよう、現在よりも会社に近い場所に住むと、自分の時間や休息時間が確保しやすくなります。
飲食店やスーパーなどの施設が近くにあれば、食事を用意する時間やコストが減らせるかもしれません。
引っ越しで環境が変わるだけでも気分転換になるため、慎重に検討した上で引っ越すのも選択肢の一つです。
転職を検討する
現在の業務内容や待遇、業務環境に慢性的な不満を感じている場合は、転職を検討した方がいいかもしれません。
仕事を続けながらでも、転職サイトで求人情報を検索したり、転職エージェントに相談したりすることはできます。
会社に属して仕事をしていると、視野が狭くなったり、間違った常識が染み付いていたりすることも少なくありません。
転職を検討するだけでも、現在の業務や待遇を見直すきっかけになるでしょう。
「仕事に行きたくない」と感じたときのNG行動
「仕事に行きたくない」と感じる理由は人それぞれですが、やってはいけないNG行動は共通しています。
次の3つの行動をとると後悔したり、最悪の場合、取り返しがつかなくなったりすることもあるので、気をつけてください。
我慢し続ける
「会社に行きたくない」という気持ちは誰しも一度は感じたことがあるでしょう。
しかし、ほかの人が平気だからといって、自分も平気だとは限りません。
憂鬱な気持ちを無視して我慢し続けると、心や体が限界を迎えてしまう可能性があります。
どうしても行きたくない場合は、1日だけでも休んでみたり、ストレス発散やリラックスできる方法を試してみたりなど、何かしらの対処をしてみてください。
理由を明確にしないまま会社を辞める
会社に行きたくないあまり、勢いで会社を辞めてしまうと後悔する可能性が高いです。
まずはなぜ会社に行きたくないのか、問題がある場合、改善する方法はないのかを考えましょう。
また、会社に行きたくないと感じた理由を明確にしておくことで、転職先に求める条件を絞り込みやすくなります。
もちろん、会社を辞めてからじっくり考えるのも一つの方法ですが、自分の気持ちや考えを整理しておくと前向きに進めやすいでしょう。
連絡をせずに休む
どんなに会社に行きたくなくても、連絡をせずに休むのは社会人としてやってはいけないNG行動です。
無断欠勤することによって、連絡したり、業務の分担を依頼したりなどの手間を増やしてしまうほか、信頼も失われます。
当日に休むのは言いにくいかもしれませんが、後々のことを考えてしっかり連絡はしておきましょう。
まとめ
「会社に行きたくない」という感情には、一時的な場合と慢性的な場合があります。
状況によって原因も変わってくるので、まずはなぜ会社に行きたくないのかを分析してみましょう。
一時的な場合は思いきって休んだり、ストレス発散したりするのも一つの方法です。
慢性的に会社に行きたくない場合は、我慢せずに早めに対処するように心がけてみてください。
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