本の要約ツール7選を紹介|効率的なインプットとアウトプット方法

最終更新日: 2024/10/03 公開日: 2021/08/25

本に書かれている要点だけを掴むことで知識を得る時間をグッと短縮できます。すき間時間で学びたい、インプットをもっと効率的にしたいという方には、この記事でご紹介する要約ツールがおすすめです。

本記事では、本の要約ツールや書評メディアを紹介し、効果的なインプット方法を解説します。さらに、アウトプットしたい方に向けて、本の要約をするコツもご紹介します。

わずかな自由時間の中で効率的に知識を増やしたい方は、ぜひ参考にしてください。

本の要約でもインプット!効率的な方法とは

本の要約を読むことは、内容の要点をかいつまんで知識を得るための時短術です。忙しく過ごす現代のビジネスパーソンには、時間を効率的に使うことが必須。なかでも時間に追われる経営者は、少しの時間でも知識を増やすために、移動中や休憩などの時間をインプットに使う人が多いでしょう。

すでに実践しているかもしれませんが、本の要約ツールを紹介する前に、効率的にインプットできる方法を振り返ってみましょう。

考えながら読む

1冊の本を読むとき同様、本の要約を読む際も、常に考えながらインプットすることをおすすめします。

単に目で文字を追うだけでなく、「自分ならどうするか」「これまではどのように取り組んできたか」などを考えながら読みましょう。今後展開するプロジェクトに当てはめながら読むことも効果的です。

メモを取りながら読む

読んだ内容をきちんと理解し、自分の知識とするにはアウトプットが不可欠です。手書きでメモを取る方法もありますが、時間に追われるビジネスパーソンには、手軽なアウトプットとしてSNSの投稿がおすすめ。

所有しているスマホで本の要約を読み、そのままSNSアプリを起動してアウトプットすると、理解が深まるでしょう。

自分だけが読むメモではなく、誰かに伝えることで内容がまとまります。アウトプットをより効果的におこなえる方法です。

手軽に本の要約が読める!おすすめのアプリ&メディア

スマホアプリなら、手軽に本の要約を知ることが可能です。要約なら、1冊分を知るためにかかる時間はおよそ10~15分。時間が足りず本が読めなくても、幅広い知識に触れられます。

おおまかな内容は要約を読むことで理解できますが、実際に読みたいと感じた本があれば購入してもよいでしょう。

おすすめの本の要約が読めるアプリ&メディアを紹介します。

flier(フライヤー)

iPhoneとAndroid、それぞれに対応している本の要約アプリです。約2,000冊分のレビューと要点が読めるため、時間がない方にぴったり。

flierはプランにより読める要約の数に制限があります。プランは以下のとおりです。

プラン名月額利用料
(税込)
読める要約の数
フリープラン0円無料要約コンテンツ:20冊
シルバープラン550円無料要約コンテンツ:20冊
有料要約コンテンツ:5冊
ゴールドプラン 2,200円  有料無料コンテンツ:読み放題
flierプラン料金表

flierの魅力は、本の要約を音声で聞けることです。所長時間は1冊約15分。倍速モードは1.2~2倍まで対応しており、音声の早送りが可能です。移動の合間に聞くと時短になります。

無料トライアル期間中は7日間。ゴールドプランを体験できるため、要約の数にとらわれず多くの書籍に触れられます。

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BOOK-SMART

「本を探す時間すらもったいない」と感じる方におすすめのメディアです。毎月100冊以上の本を厳選し、要約コンテンツを発信。話題の新刊からベストセラーまで取り扱っています。

  • 年間利用料金:19,800円
  • 無料期間:2週間

BOOK-SMARTでは、本がジャンルごとに分けられている他、フリーワード検索にも対応。求めているテーマが探しやすく、アイデアを本の要約から学べます。

メール1通に1冊の要約が配信されるため、読み逃しにくいのが嬉しいポイント。プリントアウトしてまとめて目を通すことも可能です。無料期間中にコンテンツを吟味し、継続を検討するとよいでしょう。

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SERENDIP(セレンディップ)

これまで配信された本は2,000冊以上。日本語で翻訳出版されていない海外書籍の要約も読めるサービスです。

曜日ごとに、新刊書籍やベストセラーなどの要約コンテンツが新たに追加されます。新しく加わった要約コンテンツはメールで受け取り可能。時間と場所を選ばずに知識を得られます。

  • 年間利用料金:33,000円
  • 無料期間:2週間

新規会員登録で新着の5冊分の本の要約が読めるトライアル期間は2週間です。年間利用料金は、月に換算すると2,750円。

2021年7月現在で実施されているキャンペーンでは、15%オフの15,300円で利用可能です。法人利用の場合は、10名から利用人数に応じてボリュームディスカウントが適用されます。

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TOPPOINT

本の要約コンテンツを、毎月指定の住所に届けてくれる月刊誌を発行しているサービスです。1冊分はB5サイズで約4ページ。それを10冊届けてくれるため、あなたが読んだ内容を同じ会社の人にも読んでもらうことが可能です。

毎月届く10冊の要約は、新たに発行されるビジネスや教養に関する書籍、100冊の中から厳選。重要な点はコンパクトに箇条書きでまとめられ、約5,000文字で概要が綴られています。内容が頭に入りやすい要約コンテンツです。

 1年間2年間3年間
購読料13.200円24,200円33,000
TOPPOINT料金表

また、定期購読を申し込むと、オンライン上でも要約を読めます。最新号が発送される日に配信されるため、10冊分を持ち歩く必要はありません。月刊誌の内容はスマホやタブレットなどを使用し、いち早く本の要約を確認できます。

斬新なアイデアや経営のヒントが得たい方におすすめします。

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本の要約を読むなら併用!おすすめの書評メディア4選

要点を端的に紹介する要約に対し、書評は本の評価、レビューです。本の要約を読むだけでなく、感想を読者に伝えることを目的とした書評を読むことで、本の内容を深く取り入れられます。加えてフリーワード検索に対応しているため、気になる書籍の評価を検索が可能。

書評メディアの利用は基本的に無料です。本の感想や評価を読むだけであれば、登録不要でサクッと読めるため手間がかかりません。さっそく、おすすめの書評メディアを見ていきましょう。

ブックビネガー

ビジネス本の要約と書評をまとめて読めるメディアです。経営やスキル、時事、啓発などのジャンルに分かれ、テーマが表示されています。

各要約・書評ページには、本のページ数や読了の目安時間が掲載されているため、実際に読みたい本を手に取るか検討できるでしょう。

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ブクログ

実際に本を読んだ読者の口コミがわかるメディアです。感想を読むだけでなく、投稿することでアウトプットとしても活用できます。SNSのようなフォロー機能があり、関心がある本の趣向が似た読者をチェックすると、新たな本を見つけられるでしょう。

またスマホアプリにも対応しており、本のバーコードをスキャンしてアプリ内に登録でき、読書管理が可能です。

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好書好日

朝日新聞の書評メディアです。朝日新聞に掲載されたコラムに加え、本に関するニュースをチェックできます。気になる本を登録できるマイ本棚や、その日の感情で本を探せるユニークな点を兼ね備えたメディア。気分転換にいつもとは違うジャンルの本を探す人にもおすすめです。

ビジネスカテゴリでは、企業や団体のリーダーが影響を受けた本のインタビューや、各本のコラムを読めます。

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本を要約するYouTubeチャンネルは違法?

知識を得るために本の要約を配信するYouTubeチャンネルを利用する人は多いでしょう。本の要約を伝える動画の視聴は、本の内容を知るだけでなく時短術としても活用が可能です。

しかし、動画配信者の表現方法によっては本の著作権に抵触する違法となり、チャンネルが削除される可能性があります。

配信者が独自の表現を駆使して伝えているなら、法律に関する問題点はありませんが、配信者が本の要約配信をストップするケースもあるでしょう。あなたが今後も、ずっと同じチャンネルを視聴し続けられる確証はありません。

ただ、動画による知識のインプットは効果的です。動画で視覚と聴覚を同時に刺激した上で本の要約を読むと、さらに理解が深まります。

書籍を読んだらアウトプット!本の要約のコツは?

本の要約は概要をつかむことで手軽にインプットし、知識を吸収できます。

しかし、本を読んだらアウトプットして知識を定着させたりブログで発信したり、周囲に共有したりしたいと考える方もいるでしょう。

次に本の要約を行う際のコツについて解説します。

目的を整理する

まず本の要約をスムーズに進めるためになぜこの本を要約するのか、その目的を明確にしましょう。

この本で何を学びたいのか、具体的にどのような問題を解決したいのかを考えることでより効果的な要約を行うことができます。

たとえば「細々としたタスクの管理が難しく、抜け漏れが発生している」という問題を抱えているとしましょう。

このケースでは「膨大なタスクを効率的に管理し、素早く完了させる」ための具体的な方法を学び、実生活に役立てたいと目的をまとめられます。

著者が最も伝えたいこと(主題)をつかむ

次に、著者がその本の中で最も伝えたいことをつかみます。

どんなに膨大でページ数の多い本でも、伝えたいことはたった一つのシンプルな事実だったということがあるのです。

しかし、読者にそれを理解してもらうためには、様々な背景や分かりやすい例え話を使いしっかりと理解してもらう必要があります。

主題をつかむことで、要約文章を書くまでの結論までの流れをスムーズに書き進められるようになります。

章ごとに重要な箇所に線を引き要点をまとめる

次に章ごとに要約する目的を叶えるために、重要な箇所に線を引く作業を行いましょう。

そして、それらをつなぎ合わせ、章ごとに伝えるべき要点をまとめます。

この手順によって、1冊にある多くの情報の中から段階を踏んで、主題の説得力を高めるための情報を拾い集めてまとめることができます。

構成を考えてから文章を書き始める

次に、構成を考えてから文章を書き始めましょう。

いきなり文章から書き始めると無謀に話を展開してしまい、まとまりがなくなり、結局何を伝えたいのかが分かりにくくなってしまいます。

先に構成を考えることで論理が飛躍することなく、読者にとって分かりやすい内容の文章を書けます。

書き出しと結論の書き方に注意する

構成は、序論、本論、結論の順に記載してください。

まず、序論ではこの本でどのようなことを学べるのかを書き、どのような悩みや願いを持つ人に役立つかを書きます。

ここでは、最初に要約を行う目的を整理したものを活用しながら記載しましょう。

本論では、章ごとに大切なことをまとめたものを最後の結論にスムーズに結びつくよう、論理構造を確かめながら記載していきます。

最後に、結論では主題としてこの本では何を伝えたかったのかを分かりやすくまとめます。

また、この本を読むことで実生活にどのように役立つのかという知見をまとめましょう。

他者に共有する目的で本の要約を書く場合には「この本で得られる知識を使って、実生活でこのようにしてみてください」と実際に行動を促すことで、読者はより実践的な知識を学べます。

忙しくても効率的に知識を深めよう

本の要約や書評に加え、動画コンテンツの視聴を導入すると、効果的なインプットが期待できます。考えることが多い経営者であればなおのこと。単にテキストを読むだけよりも、見聞きしたものをさらにテキストで読むと理解が深まり、自分の知識を増やせます。

もし、あなたがより深い知識を求めるなら、オンラインセミナーへの参加がおすすめです。オンラインから視聴可能なウェビナーであれば、時間、場所を問わず、インターネット環境が整っているなら、いつでも有益情報を取り入れられます。

また専門家の講師による話を聞けるため、エビデンスの点においても信頼でき、有益情報の入手が可能です。

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最終更新日: 2024/10/03 公開日: 2021/08/25