J-REC公認不動産コンサルタントの実力や評判をはかるには

J-REC公認不動産コンサルタントとは、不動産実務検定の認定団体である「一般財団法人日本不動産コミュニティー(略称「J-REC」)により公認された不動産コンサルタントです。彼らは、単なる不動産コンサルタントとは何が異なるのでしょうか。そして、その実力や評判について紹介します。

マスター講座を受講し課題審査と講演実技審査に合格している

不動産実務検定マスターテキスト

不動産実務検定マスターテキスト

まず、J-REC公認不動産コンサルタントは、J-RECのマスター講座(主に相続対策と土地活用のコンサルティング)を受講し、課題審査講演実技審査合格しています。どちらの審査も審査員3名以上による審査があり、当然ながら一定の基準に達していないと不合格となります。

マスター講座は全12時間。また、土地活用のワークショップが6時間あります。また、相続対策や土地活用の提案書の課題の作成方法のレクチャーだったり、講演するにあたってのレクチャーだったりも受けられます。そのほか、別途、お客様を集めるためのマーケティングの講義も受けることができます。

以上のことから、アパート・マンション経営や不動産投資のノウハウに長けているだけでなく、相続対策から土地活用までのコンサルティングのできる実務知識をマスターしている、と言えます。

不動産実務検定2級(満室経営)と1級(物件取得)の検定試験に合格している

不動産実務検定2級テキスト

不動産実務検定2級テキスト

そして、大前提として、マスター講座を受講するには、不動産実務検定2級(満室経営)と1級(物件取得)の検定試験に合格している必要があります。だれでもマスター講座を受講できるわけではありません。

2級(満室経営)では、満室経営を実現するための実務知識が体系的に網羅された内容を学びます。中心となる実務知識は入居募集と賃貸管理。その周辺知識として、法律・税務・ファイナンス・リフォーム・高齢者や外国人・シェア住居などを認定講座(全12時間)で講義を受けられます。そして、試験は4択問題で60分50問(認定講座受講者は5問免除)となっています。

1級(物件取得)では、投資用不動産を取得するための実務知識が体系的に網羅された内容を学びます。中心となる実務知識は、投資判断作りから物件情報の集め方・調査や契約・決済手続き。その周辺知識として、法律・税務・事業計画・ファイナンス・借地・競売・建築構造を認定講座(?)全12時間)で講義を受けられます。そして、試験は4択問題で60分50問(認定講座受講者は5問免除)となっています。

不動産実務検定1級テキスト

不動産実務検定1級テキスト

なお、2級と1級はどちらが先でも受講できますし、受験もできます。一般的には、2級(満室経営)→1級(物件取得)の順序となります。中には1級(物件取得)から受講する方がいますが、その際は続けて2級も受講しから、実際に物件取得に動いて欲しいと思います。なぜなら、運営方法が分からず物件を取得して「こんなはずではなかった!」「思っていたのと違う!」と後悔して相談に来られる方が後を絶たないから。

例えば、ラーメン屋を開業するにあたり「どのようにお客様を集めるのか?「どのようなラーメンを提供するのか?」この知識や準備がない状態で「どこに出店しようか?」とお店の場所を探したり貸し店舗を契約するなんて、おかしいことですよね。なぜか、投資用不動産のことになると「先に出店してからお客様を集める方法や美味しいラーメンの作り方を勉強する」とおかしなことになる方が大勢います。ご注意ください。

マスター講座受講後の課題審査の内容とは

では、課題審査とは、どのような課題であり審査があるのでしょうか。

課題審査

課題審査

まずは課題です。「相続対策のための土地活用の提案書」を作成するという課題が出されます。これまで習得してきた実務知識を総動員させて臨むことにある課題です。この課題作成に掛かる時間は、個人差はありますが1〜2週間は必要だと思われます。初めてのことですから四苦八苦しながら作成します。ですが、いずれコンサルタントとして実務をこなすにあたり、この時に作成した提案書が、さまざまなコンサルティングサービスのベースになります。試験のための成果物ではなく、実務でも使える成果物となります。

そして、審査は前述の通り、審査員3名以上で行われます。審査基準は受講者に事前に公開されます。また、提案書を作成するにあたり、事前にワークショップが開催され、どのように考え、どのように作成すべきかのレクチャーがあります。ですので、個人的なビジネスセンスに左右されず、だれしも(苦労の程度の差こそあれ)合格できるようなサポート体制が整っているます。

そのため、仮に、不合格になったとしても審査基準に合わせた解説がありますので、どこがダメでどのように直せば良いのか、アドバイスが受けられます。このアドバイスは合格するまで続けられますので、諦めなければ合格することができます。

マスター講座受講後の講演実技審査の内容とは

次に講演実技審査です。

講演実技審査

講演実技審査

講演実技審査とは、不動産実務検定2級(満室経営)のテキストうち、一部の内容について、3名以上の審査員の前で講義を行う審査です。この審査によって、不動産実務検定を教える講師としてのクオリティをはかります。

こちらも課題審査と同じように、審査基準は受講者に事前に公開されます。また、どのように準備をして、どのように話すのかのレクチャーもあります。ですので、いきなり本番! ではなく、十分に練習することができます。

また、講演実技審査での講義はビデオ撮影も行います。仮に、不合格となった場合でも、審査基準に合わせたアドバイスがあるのはもちろん、自分の講義を見直すことができますので、客観的に自己評価することもできます。そして、再審査を受けることになります。

いずれにしましても、不動産実務検定認定講座の講師としての実力はもちろんのこと、セミナー講師としての実力も一定以上の能力があると認められなければ、合格することはできません。

単なる不動産コンサルタントは自称

自称・不動産コンサルタント

自称・不動産コンサルタント

以上のことから、J-REC公認不動産コンサルタントは、コンサルティングの実務から講師としての能力まで、一定以上あることがJ-RECによって認められた(公認された)不動産コンサルタントであります。

そうでない不動産コンサルタントは、個別に実務能力だったり講演能力だったりをはかる必要があります。なお、他にも不動産コンサルタントの資格がありますが、その多くが単なるペーパー試験のみで、実技を伴う試験はありません。

となると、最悪の場合は単なる自称であり、実務能力も講演能力もない場合もあり得ます。

J-REC公認不動産コンサルタントの実力をはかる方法

とはいえ、J-REC公認不動産コンサルタントには一定以上の実力はあるとしても、J-REC公認不動産コンサルタントは1人だけではありません。また、あなたとの相性もあるでしょう。そこで、やはりJ-REC公認不動産コンサルタントの実力をはかることも必要です。どのような方法があるのでしょうか?

著書を読んでみる

まず、J-REC公認不動産コンサルタントに著書があるなら読んでみましょう。不動産実務検定の資格認定者の著書一覧はこちらです。この記事を書いている私(大友哲哉)の著書一覧はこちらです。

著書・共著

大友哲哉の著書・共著

不動産実務検定認定講座の無料体験受講に参加してみる

オンラインセミナー

オンライン受講

講座を開催している講師の中には、1時間の無料体験受講を受け付けている講師もいます。最近はオンライン開催も増えてきていますので、自宅からでも参加できます。また、移動するための交通費や時間の節約にもなっていいですよね!

開催日程や講師については、こちらから確かめてみましょう。

主催している大家塾や大家の会に参加してみる

オンラインセミナー

オンラインセミナー

全国にある大家塾や大家の会の大半は、J-REC公認不動産コンサルタントが主催者や運営メンバーになっています。それらのウェブサイトで確認して、参加してみましょう。

ほとんどの会が定期的(毎月)に勉強会を開催しています。最近はオンライン開催もあります。

大家塾や大家の会のリストはこちらのページの後半部分にあります。

J-REC公認不動産コンサルタントの評判を調べる方法

J-REC公認不動産コンサルタントの評判や口コミ

J-REC公認不動産コンサルタントの評判や口コミ

J-REC公認不動産コンサルタントの客観的な評判はどのように調べたら良いのでしょうか。それは、大家さん仲間の口コミで調べます。しかし、主催者のホームページに掲載されている「お客様の声」は、うがった見方をすると、主催者側に都合の良い声しか掲載しないでしょう。そこで、直接、お客様の声を聞く方法を紹介します。

懇親会で同じ大家さんに評判を聞いてみる

オンライン飲み会

オンライン飲み会

確実なのは、大家塾や大家の会に参加して、その後の懇親会で、大家さん仲間から直接、話を聞くことです。その集まりの会の話だけではなく、別の会の評判も聞いてみましょう。

そうした集まりに出てくる大家さんは、勉強熱心な方が多く、他の集まりにも参加したことがある人が多いものです。あなたがお持ちの問題や課題について話を聞いてもらって、どのようなコンサルタントだったり会に頼ったら良いか相談してみましょう。

最近はオンライン飲み会も増えてきています。

お客様の声・著書の書評・Googleの口コミを調べてみる

お客様の声

お客様の声

次善策としては、主催者のウェブサイトに掲載されているお客様の声ですね。その内容はもちろんですが量も重要です。またまたうがった見方をするなら、少数のお客様の声だけでは捏造も容易です。これが膨大な数があるとするなら、それは捏造ではなく単純に歴史が物語っていると言えます。

次に、著書があるなら、その書評です。主にAmazonです。Amazonは近年「書評を書いてくれたら何かプレゼントする」こうしたインセンティブを与えての書評の投稿を促すことを規約で禁じています。また、ヤラセと思われる書評を削除する方針を取りました。そのため、今、残っている書評は「実際に本を買って読んで投稿した人」である可能性が高いものです。著書は、本人の頭の中を垣間見れるものであり、知識だけでなく考え方や価値観もわかるようになります。これらに対する書評ですから、大いに参考になります。

最後にGoogleの口コミです。J-REC公認不動産コンサルタントの名前だったり、会の名称だったりで、Google検索をすると、Google上の口コミが表示されることがあります。こちらも参考になさってはいかがでしょうか。

最後は直接相談してみること!!

ですが、やはり一番は、直接会って相談してみることですね。多くの方が、初回無料で相談に乗ってくれると思います。注意して欲しいのは、無料だからといってホイホイ申し込むことはしないことです。無料なのは、その後には当然ながら有料サービスの提案が待っています(笑)。

ですので、J-REC公認不動産コンサルタントのことを、それなりに調べておいたり、競合(?)調査をしておいたりしないと、その提案内容が良いのか悪いのか判断できないと思われます。

そこで、まずは少額のセミナーに参加してみたり、不動産実務検定の無料体験受講に申し込んでみたり、少しずつ距離を縮めていくことをオススメいたします。

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