人的資本経営の蓋然性が認知される現代、経済産業省により「従業員等の健康管理を経営的な視点で考え、戦略的に実践すること」と定義される健康経営の推進は、以前にも増して経営との連動性に主眼を置かなければなりません。
しかしながら、健康経営に向けた施策運用が単なるヘルスケア管理の領域にとどまり、経営成果や企業価値向上につながる投資ができていないというお悩みを持つ経営者、人事責任者も多いことと思います。
本セッションでは、これまで組織一体となって多くの健康経営施策を実践し、7年連続「健康経営優良法人」に認定され、「健康経営アライアンス」の立ち上げなど企業の垣根を超えた健康経営を推進されているオムロン株式会社 石原英貴氏と、外向的な価値創造に向かう経営戦略として、健康経営の重要性を示唆する東京大学未来ビジョン 研究センター 特任教授 古井 祐司 氏にご登壇いただきます。
オムロンがこれまで取り組んできた実践とその成果、そしてその背景にある戦略に触れながら、「企業価値の向上・持続的な企業成長の基盤となるべき健康経営の本質」について、お話しいただきます。
〇登壇者
石原 英貴 氏
オムロン株式会社
執行役員常務 データソリューション事業本部長 兼 イノベーション推進本部長
ソニー株式会社、株式会社ドリームインキュベータを経て2020年にオムロン株式会社入社。2021年よりイノベーション推進本部長、2023年12月より現職。製造業、医療・ヘルスケア、介護、社会システム等、DXで社会課題を解決するソリューション事業の立ち上げに従事。2030年までの当社長期ビジョン「Shaping the Future 2030」のビジョン策定Coリーダー。2022年冬に健康経営アライアンスの企画を立ち上げ、日本の企業、健保組合が抱える社会課題解決に取り組む。
古井 祐司 氏
東京大学未来ビジョン研究センター 特任教授
自治医科大学 客員教授
東京都生まれ。東京大学大学院医学系研究科修了、医学博士(2000年取得)。専門は予防医学、社会保障政策。東京大学医学部附属病院特任助教などを経て、2017年自治医科大学客員教授就任。2018年より東京大学未来ビジョン研究センター特任教授を兼務。2015年からは政府の経済財政諮問会議専門委員として骨太方針の策定過程にも関わる。30代で創業したヘルスケアベンチャーでの企業経営を通じて人的資本投資の重要性を認識する。
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